とある木原の確率操作   作:々々

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タイトルが思いつきません。どうしましょう…。
例のごとくタイトルは後半の方のみに適応となります。

昨日のお気に入り数日が過去最大でした、嬉しかったです!!

それではどうぞ!!


とある魔術の木原分数

 無事に幻想御手事件は解決を迎えた。木山の身柄を警備員に預ける。その際に木山が御坂に『妹達』に繋がるような内容を行った時は内心焦ったが、まわりの人にはばれていなかった。数人の負傷した警備員と一応の検査が必要という事で初春が救急車によって病人に運び込まれることとなった。警備員も撤退し、その場には二人しか残っていなかった。

 

「ねぇあんた、木山と知り合いだったの?」

 

 ふと御坂が木原に問いかける。先を歩く木原は振り返らずに答える。

 

「そうだが?どうかしたか超電磁砲」

 

「いや、あんたがあの事を知ってるのか知りたくて…」

 

 あの事とは木山が幻想御手によるシステムを使って樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)の真似事をする原因となった事だ。

 

「あぁ、知ってたぞ。というか今回の幻想御手の制作には俺も関わったし、実際の制作者は俺と木山だしな」

 

 今回の木山の逮捕は『公共施設の破壊』が原因となっており、幻想御手は全く関係がないのだ。

 そう言い終えると木原の体がぐるりと回った。ベルトのバックルなどの金属を能力によって基点とされ御坂によって行われた。胸ぐらを掴まれる。

 

「あんた、それでどれだけの人が苦しんだと思ってるの!!」

 

 御坂が睨み、声を張り上げる。しかし木原は依然として態度を変えない。

 

「何を言ってるんだ超電磁砲。俺は制作しただけ、木山はそれをばらまいただけ、つまり使った奴の自己責任だ」

 

「そんなの言い訳に過ぎないわ!!」

 

 感情が昂ぶり、漏電している。

 

「大体そんな『音楽を聞くだけで能力が上がる』なんて甘い話に裏がないわけが無いだろうが。そこら辺がわからない奴は屑なんだ。しかし、使用者の中にはそれでもいいから能力を一度は使ってみたくてどうしようもない人だっていたのは事実だ。わざわざ学園都市まで来たのに、なんの能力もありませんって事は誇れる事じゃない、むしろ逆だ。そういう感情は高能力者、特に超電磁砲レベルになると全く分からないものだ。勝者が勝手に敗者の気持ちを語るんじゃねぇ!勝手に理解してる風に話すんじゃねぇ!そんな所だろう。っと、一応テメェじゃなくて俺の後輩の為のフォロー何だが、涙子は少なくともさっきみたいな感情は持ってないさ、アイツはお前たちに憧れてたのさ、私もああなりたい、皆の役に立ちたい、その一心で幻想御手を使ったのさ。その気持ちと今回の能力を使った経験があれば近いうちに能力者になれるとは思うがな。それじゃ俺はこのまま風紀委員本部に行くからな、じゃーな超電磁砲」

 

 木原の姿が消える。残された御坂は木原の言葉を受け止めることで精一杯だった。

 

 

 

 

 

 日がすっかり落ちた頃、木山は数日ぶりに小萌先生の元に行ってインデックスに会いに行こうと思っていた。と言っても、木原はほぼ毎日の様にメールをしているし、一回は電話をした。話を見て、聞く限りどうやら当麻とインデックスの関係が深まり、インデックスが当麻の事を意識している様にも思えると言うのが彼の感想である。それを食蜂に話したところ、親が娘に抱く感情と一緒と言われてしまった。

 そんな彼はインデックスとのメールで銭湯に行ったという事を知ったので、迎えに行こうとしている。いつものようにビル群歩く。無意識の内に右に曲がろうとした体を()()()()正面に戻す。するとその瞬間、目の前で殺気が爆発したのを感じる。それでもいつもと同じように歩いて行くと、ぼろぼろになった上条とこの前あった魔術師に気がついた。

 

「おいおい、なにやられちゃってるんだよ当麻くんよ。そんなんじゃ可愛らしいお姫様(インデックス)を守る騎士(ナイト)に何か成れっこ無いぜ」

 

 その発言に上条は反応することはなく、木原は気絶していると分かった。そして魔術師はいきなり現れた声の主を見て驚く。

 

「いつからそこにいたのですか。確かあなたの能力ではそこまでの事を単体で出来る筈が無いのですが」

 

「そう簡単に教えるわけが無いだろうが。つーか、テメェの方こそどこの誰だよ。人の事を勝手に調べたんだそれくらいのことは教えてくれるだろうな?」

 

「イギリス清教必要悪の教会(ネセサリウス)所属の神裂火織です」

 

「俺のことは知ってると思うが木原分数だ。一応大能力者なんて呼ばれてはいるが、おそらくテメェとの戦闘ではコレはやくにたたないだろうな聖人」

 

「ほう、私が聖人であることを知っているのですか」

 

「そりゃ、こっちには魔術のスペシャリストがいるからな。知識だけに関してだけどさ」

 

 聖人とは、世界に20人といないと言われる、生まれた時から神の子に似た身体的特徴・魔術的記号を持つ人間の事だ。偶像の理論により、『神の力の一端』をその身に宿すことができ、聖人の証『聖痕』(スティグマ)を開放した場合に限り、 一時的に人間を超えた力を使うことができる。

 

「一応俺として、テメェに負けたクソほどにも可愛くない後輩の敵を討たなきゃいけないんだが、そっちの覚悟はいいか?」

 

「この男のためですか。インデックスのことはいいのですか?」

 

「わすれてた」

 

 沈黙が生じる。

 

「ん゛ん゛、言い直しますよ。俺はこのクソと可愛らしいインデックスの為にテメェを倒す。てめぇが倒れたらどうしてお前らがこんなことをしているのかを聞く、てめぇか勝ったら何でも聞いてやらぁ。インデックスを返せ、だろうが何だろうがな」

 

「随分威勢が良いですね。まるで自分は負けないとでも思っているみたいですが」

 

「俺は勝ち目無い勝負はしないつもりだ。さーてーと、始めますか」

 

 神裂は腰の刀に手を添える、木原はポケットに手を入れそこに突っ立っているだけ。

 

「いくぞ魔術師、fatum000(運命は我が手に)

 

 木原が()()()を言い、戦いの火蓋が落とされた。




数日に一回の予定が予想に反して連日投稿出来て驚いています。これがいつまで続くことやら…。基本的に一時間弱ほどぶっつけ本番で書いてるので、その時のテンションによって話しの内容とか木原の口調が変わったりしてしまいます。

ということで、誤字脱字報告、評価、感想待ってます。特に感想や評価が貰えるとやる気が数倍になるので、気軽にやって貰えると嬉しいです。

引き続きやっているヒロインアンケートもよろしくお願いします。
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