とある木原の確率操作 作:々々
ではどうぞ!
タイトルつけ忘れてました…
「それじゃ、今から『インデックス☆救出☆大作戦☆』を始めるぞぉ☆」
彼に良く懐いている後輩の真似をして木原は宣言する。場所は夜中の公園、きちんと近所迷惑にならないようステイルのルーンでこの場所を区切っているので音漏れの心配はない。
その場にいたのは木原、上条、ステイル、神裂、そしてインデックスだ。インデックスはいつもの修道服ではなくて先日の買い物で買ってもらった寝間着を着ていた。
「俺が『原因』になってると大体の予測をしている処を神裂に調べてもらう。それを発見したらそれぞれ準備を完了させ、上条の幻想殺しで消す。もしその時に何かが起こったら一先ずは個人で対処、と言ってもそれを引き起こした上条だけが標的にされる可能性は高いが。そこら辺はまぁ頑張れ」
上条が文句を言ってくるが無視して続ける。
「それでも、インデックスに上条が右手で触れればそれで終わりだ。これが一応の決着って事で頑張りましょー」
その場の思い雰囲気に合わない脳天気さでいる。インデックスは「おー」と木原に続き、ステイルと神裂は顔をしかめ、上条は怪我をしないか心配している。夜空を見上げ木原は思う。
――これでインデックスも救えて、この上のアレも破壊できる。一石二鳥ってことで自分を納得させるかな
時間は数日遡る。
佐天との話のあと同じ病院に入院している上条の病室に向かった彼は、病室の中で気持ちよさそうに寝息をたてる上条と、隣でパイプ椅子に座り眠っているインデックスを見た。そこで木原はインデックスの寝息が上条のものと違い荒いことに気が付いた。近づいてみると、少しだけ魔力を感じた。
―――インデックスは魔術が使えないはずじゃ
その事を知っていた木原はこの魔力の発生源を調べようとした。次の瞬間、激しい衝撃と共に景色が変わった。室内ではなく屋外へ、目を凝らせばようやく上条の病室が見える所だった。後ろを向くと木原を抱えている神裂が、左を見ると双眼鏡て上条の病室を、正確には病室で眠っているインデックスを見ているステイルがいた。これからの事が大体予想できた彼の口からするりと言葉が漏れた。
「眠い、怠い、面倒くさい」
だからといってここまで連れて来られて何もしないのも嫌である。
「神裂に昨日渡したあのファイルの内容を二人共読んだか?」
「てな感じだ。さっきのインデックスの感じも魔術によるものだと思う。記憶の圧迫であんな風になるかってんだ」
神裂もステイルも下を向く。
「それを解決する手はあるさ」
「それは何だい?」
ステイルが尋ねる。
「そりゃ、これさ」
右手を突き出して答える。しかしその意図が二人には理解されなかった。
「分かんないか。右手だよ右手、当麻の右手を使えば一発だ。まぁ、核となる部分をぶっ潰さないと意味はないがな」
「あなたの魔術ではできないのですか!!」
魔術側が科学側に頼るのは些か良くない。しかし木原は、科学側に属しながら魔術側の人間であるから一応はセーフなのだ。
「えっ、ヤダよ」
「どうしてですか!!」
間髪入れずに返答した木原の胸ぐらを神裂は掴んだ。
「俺の魔術を勘違いしてるようだなら言っておくが、俺はその出来事そのもの一つを変えてるわけじゃない。あらゆる物に干渉し確率を弄くるだけだ。ときによっちゃ、過去にまで遡って色々やるんだが」
「それだったら彼女も」
「今回の件に関しては結構過去にまで遡って数値を変えなきゃいけない。その数値を見つけ出すまでに膨大な時間がかかる、数値を変えるのは魔術だが数値を調べるのは自力だ。2日は演算しまくりのはずだ。そして仮にそれがうまくいっても今に影響が出ないようにもしなきゃいけない。さっき変えた数値がもたらす影響すべてを修正し、整えなきゃいけない。俺にそこまでの魔力は無い。まぁ諦めて当麻の右手に頼りなさいな」
話を締めくくりビルから去っていった。
そして話は冒頭へと戻る。後日目を覚ました上条とインデックスに事情を説明し、それを行う日になった。
「って事でとりあえず口の中を調べてみて。こういう意地汚い制御装置ってのは、設置した奴が簡単にいじれる様な所に置くのさ。でも、相手には見つからないとなると体の中でも外気と接するところ。そして、影響を与え大脳に近いとなると口の中だ。どうだ神裂?」
「たしかに有りました!!」
「…恥ずかしいんだよ」
それぞれが戦闘準備をする。木原の目的はインデックスの救済と、遥か上にあるツリーダイアグラムの破壊だ。
次回はエピローグと登場人物紹介です
えっ!?戦闘シーンは?
そんなもの飛ばしますよ。だって書けないですもん。地の文でそこそこやるので精一杯です
感想とか待ってまーーす。
ヒロインアンケートもやってまーーす。締め切りはGW明けまででーす!!