とある木原の確率操作 作:々々
後半にも一回投稿して、アンケートとかもやってくつもりです。
では本編どうぞ
「どうしてアンタがコイツとつるんでるのか聞いてもいいかしら」
「わたくしも聞きたいですわ分数さん」
現在病室には木原、食蜂、御坂、白井の四人しかいなく、他の四人は飲み物を買いに行った。そんな質問をされても木原は食事を続けた。
「どうしてって言われても、昔から仲が良かったとしかな」
「ジャッジメントとレベル5がそう関係を持つもんですか」
「あら、御坂さんはしらないのぉ。分数さんは研究者なのよ」
最後の一口を食べさせ終え、食蜂が言う。
「コイツが研究者?」
「そういや、レベル5で能力開発に携わって無いのは超電磁砲だけだったか」
「分数さんってそんなにすごい研究者でしたの…」
白井も知っていたことに御坂が突っ込む。
「黒子、あんた知ってたの?」
「えぇ、能力が伸び悩んだ時に相談しましたら手伝ってくれましたの」
「『空間移動』系統の能力ってまだわからないことが多くて、専攻してる人でも分からないことが多いんじゃないの」
「ですのでそこまで期待してはいませんでしたの。悩みを相談して、心を落ち着けたかったのが一番でしたの。しかし、分数さんは翌日に数十枚の紙を持ってきてくれましたの。中身を見てみると学園都市にいる58全ての人の空間移動能力者のデータから得た、共通する点や異なる点。もちろん個人名は書いていませんでしたが、あのような情報は普通は見られませんの。そして、最後には普遍的は空間移動の演算式、つまりは3次元から11次元が書いてありましたの」
「その前に空間移動の演算を俺の演算に組み込もうとしてな、いろいろ調べた後だったから見せたわけよ。なかなか見当たらないとこだが、普通にネット上にあるし、見てる人は見てる奴さ」
その言葉に御坂は驚いた。いや、呆れたのほうが正しいだろう。自分の能力を向上させるためだけに、他の分野を専攻する人よりも極めてしまった彼に。
「次は何の研究をするんですかぁ?」
食蜂が尋ねる。
「あらかた一通りは終わってるんだが、次はAIM拡散力場かな。レベルアッパーの件で気になった事があるし、それに次に能力開発する子もそれ系統だしな」
「それって一体誰なんですぅ?」
「私も気になるわ」
「教えてくださいまし」
「仮にだ、お前らの知らない奴の名前を上げたところでお前らはどうするんだ」
呆れた顔で木原は返答する。
「そんな言い方をするって事は、私達の知ってる人ってことですねぇ」
「言っちゃえばそうだが、そいつが言うまで俺は教えるつもりは無いぜ」
「ということは買い物に行った四人のうちの誰かの可能性は高いですわね。その中だとシスターの子が怪しいですので」
「そうね。初春さんも、佐天さんも無いだろうし。あのバカは、無いわね」
二人が誰なのかを話していると、廊下を走る音が聞こえてきた。飲み物を買いに行っていた四人が帰ってきたようだ。しかし、見てみると初春一人しかいなかった。
「どうしましたの初春。それに、病院では静かにしないといけませんのよ」
そんな初春を軽く叱る白井だった。肩で息をして初春は喋り出す。
「さ、さささ佐天さんが!!」
「佐天さんがどうしたのよ」
「能力者になりました!!!!」
「「エェーーーーーーー!!!!」」
こうなると予想できた木原と食蜂は耳を塞いでいた。周りの病室に後で謝りに行かせようと木原は心に決めた。
「そんなわけで俺は涙子の能力開発をするから。できるだけ自由な時間、特にお前らとの時間は削らないようにするさ」
そのあと戻ってきた三人を加えて、御坂と白井と初春に説明した。その説明中佐天は照れくさそうにしていた。
「でも本当に大丈夫なの?AIM拡散力場といえば、学園都市の最先端と言っても過言じゃないのよ」
「そのへんは大丈夫よぉ。昔の分数さんならともかく、今の分数さんは」
「それはどういう意味ですか?」
「なに、昔と違って今はちゃんとした設備もあるし最先端でもきちんと安全にやれるってことさ」
突然の食蜂からのキラーパスを丁寧に処理した。
―――操祈、あまり昔の事は喋るなよ
食蜂睨みを効かせる。
「しかし、佐天さんもついに能力者ですかー」
「まだレベル0だけどね」
「同じレベル0でも、何の変化も起きない上条さんからしたら羨ましいがな」
佐天の話題でみんなが盛り上がっている。
―――こりゃ、真面目にやらなきゃいけないな。
本来ならばゆっくりと気が付けばレベルが上がっていた、というような感じにしたかった木原だが、こんなふうになったからには目に見え、感じられる様な速さで開発をしていかなければならなくなった。
―――『木原』を捨ててからの初めての能力開発か。他所からちょっかいかけられないようにしておかないと。俺が『木原』抜けて結構経つが、まだ俺を戻そうとしている奴らもいるし。
「操祈コイツラが持ってきたフルーツ盛り合わせから何個か切ってくれ。腹減った」
御坂がいるため食事が持ってこれないので、そう提案した
「分かりましたぁ」
「アンタにできるのかしら」
食蜂に御坂が言う。普段の二人の関係からすればいつもどおりの出来事だ。
「御坂さんは私の事をどう思ってるのかしら。家事洗濯、食事作りと大抵のことは出来る女子力はあるんだゾ☆」
「俺が一から教えてやったんだけどな」
「分数さんは黙っててください!」
綺麗にりんごの皮を剥き、数個に切り分ける。
「でも、これぬるいわよ」
「ありがとな超電磁砲。『りんごがぬるい確率を零にして、ついでに適温の確率をMax』に変えますっと」
皿の上のりんごが全て適温になる。
「ねぇねぇ、分数!いつものセリフの言い方がいつもと違うんだよ」
「あぁ。昨日のごたごたの性か、少し能力が上がったんだよ。人が言った事象に一つ追加できるようになった、前まではそれが起きるようにセリフを作ってたがそれがいらなくなったんだ」
食蜂にりんごを食べさせてもらい、インデックスの教える。実際は科学側に魔術を使えるようになった、ということだがこの事実は誰にも言わなかった。
誰にも言わなかった(思考を覗かれてる)
そこそこ伏線も張れたので満足です。
二巻とポルターガイストで一話ずつ使って、3巻に入っていきますよ。二巻の方は軽めに行って、ポルターガイストではある木原さんをボコボコにしてもらいます。
感想とか評価とか、アンケートの参加とか待ってまーーす!
誤字とかあったら教えてください!!