とある木原の確率操作 作:々々
あと、緑の髪の男のセリフが難しいです。
それではどうぞ!
医者の予想より早く退院することが出来た木原は、インデックスと食蜂と一緒にショッピングをしていた。二人だけだったならば学びの園の中でショッピングをするが、今回は木原がいるということで普通の買い物となった。
普通とは言っても片や様々な実験に手を貸してるエリート科学者、片や学園都市に7人しかいないレベル5の一人。そんな彼らがセブンスミストのような何でも揃うお店に行くわけもなく、知る人ぞ知る高級ブランド店に足を運んでいた。
今回の目的は前の買い物の時に買えきれなかったインデックスの物と食蜂の服だ。現在インデックスは日中は木原の部屋で家事を学び、木原か食蜂と一緒にでかける。日が沈んだ後は、上条の部屋に寝泊まりしている。キチンと上質な布団(上条のベットより良い)があり、寝相も良いため特に問題はない。上条もインデックスを妹のように扱っているため、男女の隔たりはない。もしあったなら、インデックス馬鹿な二人にいろいろ言われるためだ。
「今日もいっぱい買っちゃったわぁ☆」
「でも、こんなに買ってもらってぶそくもみさきも大丈夫なの?」
「俺達は金なら腐るほどあるからな。操祈は買うものが色々あるかもしれないが、俺はそんなに物を買わないから特にな。インデックスは気にしなくていいぞ」
すでに三時を過ぎていた。朝から買い物をしていたが、買ったものは配達されるので手荷物はあまりなかった。このあとは三人でバイキングに行く予定になっていた。
これからどうしようか話をしていると、インデックスがあるものを見つけた。
「あっ!猫だ!!」
ダンボールに一匹の猫が入っていた。インデックスは駆け寄り、猫を抱きかかえる。にゃーとインデックスの胸に頬ずりをする。
「ねぇねぇぶそく!この猫飼ってもいい?」
「うちの部屋はペット大丈夫だから飼うことは止めはしないさ。でもインデックス、ちゃんと面倒みれるのか?俺は外にいる時間が長い時が多いから、その子の面倒を見れるのはインデックスしかいないんだぜ」
そんな親子みたいな会話をする二人。そんな二人を母親のごとく食蜂は見つめていた。
「が、がんばるんだよ!!この子、スフィンクスの面倒はちゃんと見るんだよ!」
「そうか。ならいいぞ!」
「わぁーい、やったー!!みさき見てみてー!!」
「あらぁ、かわいい猫ちゃんねぇ」
食蜂に猫を見せに行った。
「スフィンクスはこうすると気持ちいいらしいわよぉ」
インデックスからスフィンクスを受け取り顎の下を触ると、スフィンクスは可愛らしい声を上げた。能力でスフィンクスの思考を読み取り実行した。
「私もやりたい!!」
食蜂から猫を受け取ろうとすると、二人の間に人が現れた。木原は食蜂の腕をとり、自分の後ろに引く。インデックスには現れた男のせいで届かなかった。
「唖然。アレのすぐ後だと言うのに、既に仲の良い者がいるのか」
「あらぁ、あなたは誰なのかしらぁ」
「漫然。それは君たちには関係のないことだ、私はこの娘に用事がある」
懐から鍼を取り出し首にさす。
「この娘に関することの一切を
木原と食蜂の体の力が抜け、目が虚ろになるのを見届けた後、男は姿を消した
数分後二人の目に生気が戻った。
「なぁ操祈」
「なぁにぃ、分数さん」
「俺さ久々にキレてんだよね。突然現れて、突然攻撃を仕掛けてきて、インデックスを連れ去ってよぉ」
「奇遇ねぇ、私も少しばっかし頭にきてるわぁ☆」
男の魔術は二人には効いていなかった。
「私の友達からたくさんの情報が来てるわ。あの男、三沢塾の理事長らしいわよぉ」
「なら殴り込みに行くか。俺達のインデックスを取り返しに。俺にしがみつけ」
「そんなことを言ってくれるなんてうれしい☆」
木原の体に思いっきり抱きつく。
「しかしなぁ、
「うっ、それは」
「どうせインデックスが言ったんだろ?『一緒に居てくれる人達をそんなふうに言ったらダメなんだよ』的な感じで」
食蜂からの返答がない
「沈黙は肯定と受け取るさ。良し、
「私の手伝いはいるかしらぁ」
「いんや。ここ最近調子いいから魔術だけでやってみるさ。んじゃ行くぜ」
二人と一匹の姿がその場から消えた。
時は加速して、もう日が沈みきっていた頃。三沢塾にて戦闘が開始されていた。先程インデックスを連れ去った男、アウレオルス=イザードの
「分数さんが自信を持って魔術を使ったのに、どうして時間がこんなに経ってるのかしらぁ」
「怒んなよー。俺だって魔術が関係ないものに使ったの、調子良くなってから初めてだったしぃ。おそらくって言ってたしぃ」
「そんなこと言っちゃうと、ある事ないこと色々改善しちゃうゾ☆」
「これが終わったら好きなだけしていいから、そろそろ真面目モードに切り替えようぜ」
大声で話をしているため、今さら変えるも何もなかった。コンコンと扉をノックし、ガチャリと扉を開け入ってくる。
「おっ邪魔しまぁす」
「ここは理事長室だから失礼しますだろ」
「ぶ、分数先輩」
「木原分数…」
「二人共よっす!インデックスを連れ戻しに来ましたー。早く返してほしいな」
「返さないと酷い目に合っちゃうゾ☆」
「悄然。先程の二人か。どうしてここにいる、確かに私のアルス=マグナで記憶を消したはずだ」
木原が上条の元へ行き、右手を動かして上条の体に触れさせ、魔術を解いた。そのままステイルの元に行き、ステイルの魔術も解くように言った。
「「そ れ は ひ み つ☆」」
ハモらせて返答する。その間に木原がアウレオルスに魔術で干渉し、記憶のロックを解く。その次に、食蜂が予め木原に教えてもらったように魔術以外の記憶を覗き、木原につたえる。
「ただな、俺とお前の魔術ってのは似ててな。少し心が乱れただけで上手く発動しないことがある」
アウレオルスは驚く。目の前の少年は科学側の人間であるはずなのに、魔術を使うのか。また、どうして自分のアルス=マグナの事が見破られたのか。
「そんなに動揺しなくていいさ。落ち着つこうぜ。一つお前の疑問に答えると、俺は科学サイドの人間だ。けど、能力を開発を受けておらず魔術が使える。そして、お前は聞きたくないことかもしれないが、インデックスはもうすでに救われている。お前が吸血鬼なんかに頼ってるうちに、さっさとそのアルス=マグナで『インデックスを救える』と思わなかったから」
「貴様に何がわかる!!ひれ伏せ!!」
アルス=マグナを発動させ、木原を床にひれ伏せようとする。一向に木原は倒れない。
「だから落ち着けって。お前の気持ちもわかってるつもりさ。だから、お前が納得するような提案をさせてもらう」
「漠然。それは一体なんだ」
「俺とお前との魔術勝負。俺が用意した課題をどちらが早く出来るか、先に10回早かったほうが勝ちだ」
アウレオルスの顔が凍る。ついでに上条、ステイル、姫神の顔も凍る。唯一平然を保てたのは予め聞いていた食蜂だけだった。
木原とアウレオルスの勝負は接戦だった。18回もの勝負の中、錬金術にかかわる鉛を金に変えたり、自ら手をくださないで具現化させたものだけで傷を付け合ったり、逆にそれを直しあったり。肉体強化をした体で指相撲をしたり。いつの間にか二人の間には友情が芽生えていた。そして最後の19戦目。木原がなんとか勝った。
「これで俺の勝ちだ。なかなかいい戦いだったよ、アウレオルス。いや、こんな呼び方じゃいけないな。名前を縮めて、アル、こう呼んでもいいか」
「こちらこそいい戦いだった。負けたのは悔しいが、それだけの価値はあった。ありがとう分数」
あつい握手を交わす二人。
「断然。おまえにならあの娘を任せられる」
そう言って部屋から出て行こうとするアルを木原は止める。
「待てよッ!そうやって逃げるのかよ!俺と本気でぶつかってきたお前なら、逃げないできちんとインデックスと向き合うんだ!今までのこと、これからのこと、そうしなければお前はいつまでも苦しいままなんだぞ!!」
「…ありがとう、分数。私はもう一度向き合うさ」
涙を流しながらアルは答えた。
そんな状況について行けない三人は部屋の隅でステイルのルーンのカードを使って遊んでいた。食蜂は二人の戦いの実況をして一人楽しんでいた。
インデックスとちゃんと向き合ったアル。その後その場にいた皆でバイキングに行った。そこには笑顔の花がたくさん咲いていた。
これがとある錬金術師のハッピーエンド。
その後アルは先生だったことを活かして、たった数日で一万人程の生徒を持つ仕事にスカウトされました。
なんなんですかねコレは…。何気に過去最長だったり。
次は『木原』の話しなので、重くてセリフが多くなると思います。
感想、質問、評価待ってまーーす!色がつくまであと一人なので、よろしくお願いします!
第二回ヒロインアンケートも設置したので、そちらもよろしくです!