とある木原の確率操作   作:々々

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 ポルターガイスト編は書けませんでした…。分数のことを掘り下げようと思っても筆(指)が乗らなかったので、そのまま3巻に突入です!

 評価バーに色がつきました。評価が低くても色が付くだけで嬉しかったです。

 それと、UAとかお気に入り〇〇到達記念!みたいなのって欲しいものですか?もしそうなら書いてみたい、というか時系列を無視したものをかきたいですね。



 では本編どーぞ


とある昼下がり

 ファミレスの一角、そこには一人の男子と四人の女子がいた。一人はファミレスの中でシャケ弁を食べ、一人はサバ缶を食べ、一人はC級映画のパンフレットを読み、一人はぼーとしていた。彼女らは『アイテム』と呼ばれる暗部だ。

 そんな彼女らと一緒に座っているのは、大抵着ている制服やブランド品の服ではなく、高級そうなワイシャツに黒のパンツ、その上に白衣を着ている木原だった。

 

「あんたから直接依頼ってのは珍しいわね。槍でも降るのかしら」

 

 シャケ弁を食べながらアイテムのリーダーである麦野が言う。

 

「結局、分数が何か頼むときは裏があるってわけよ」

 

 サバ缶を突いているフレンダが便乗する。

 

「お前ら、俺が店員の注意を逸らしてやってるからファミレスの中でもシャケ弁やサバ缶食えてること忘れんなよ」

 

「でも分数も白衣で超目立ってますけどね」

 

「そんなぶそくを私は応援してるよ」

 

 イライラながら文句を言う木原に絹旗が追い打ちをかけ、滝壺が木原をフォローする。木原はかばんから紙を取り出し、麦野に見せる。今回の依頼の内容、報酬その他諸々が書かれている。それを麦野の隣に座っているフレンダが覗き見る。すると、表情がみるみると変わっていった。

 

「な、な、な、なんでこんなに報酬が高額なの!?」

 

「どれくらいなんですか?超気になります!!」

 

 テーブル越しにフレンダの持つ紙を奪い取る。そこに書かれていたのはいつもの十数倍の金額だった。滝壺もそれを見て驚いた声をあげる。

 

「今日いきなりだったし、お前らにはこれからも頼りそうだから投資だ。あとは、俺が持っててもあまり使わないからな。お前らに渡したほうが金が回って、俺の仕事も増えるってわけさ。それじゃ、今日の夜にまた会おう」

 

 自分以外の分、つまりはアイテムの分のお金もテーブルに出して木原は席を立った。

 

 

 

 時間は少し経ったが、四人は相変わらずファミレスにいた。

 

「いつも分からないけど、今回の分数は特に分からないわけよ」

 

「そういえばフレンダも麦野も分数とは超昔なじみなんでしたっけ?」

 

 いままで読んでいたパンフレットを伏せ尋ねる。隣では滝壺が寝ていた。

 

「まぁね」

 

「でも最初はアイテムとしての知り合いじゃなくて、麦野の知り合いだったけどね」

 

「麦野のですか?」

 

「なんだか仲良さ気な感じだったわけ」

 

 絹旗が麦野に視線を向けると、面倒くさそうに頭をかく麦野がいた。

 

「どうしても言わなきゃいけないかしら」

 

「超気になります!」

 

 暗部にいても男女関係には敏感なため、絹旗もフレンダも、さらには寝ていたはずの滝壺まで頷いていた。この場は逃げられないと悟り、言葉を紡ぐ。

 

「あんたらも知ってると思うけど、あいつは結構な実験に首を突っ込んでんの」

 

「超知ってます」

 

「研究者として長いことやってるからできる事なんだけど、他にも理由があってね」

 

 飲み物を一口含む。

 

「あいつ、レベル5で第三位以外の能力開発に携わったから何だけどね」

 

 その言葉に三人は唖然とした。

 

「と言っても、なにもレベル1.2からレベル5にしたってことじゃないわよ。せいぜいやってもレベルを一つ上げる手伝いをしただけよ。まぁ、それでも十分何だけど」

 

「…今のぶそくと何かちがうところとかもあったりする?」

 

 滝壺が質問する。

 

「転機があったらしく初めてあった時からまるっきり変わったわ。あくまで実験に対してだけど。一つあんたたちに教えておくわ」

 

 三人が?を浮かべる。

 

「その転機ってのは十数年前なんだけど。それまでの7年とそっからの10年だと、7年の方が多くの能力者を育ててるの」

 

「はっ?十数年前!?」

 

「あいつが裏では有名な『木原』だってのもあるけど。ここ十年のあいつは被験者のことを結構大事にしてるのよ、滝壺や絹旗がアイテムにいるのもあいつも手引だったし。そのまま腐って死ぬよりかはマシだろってね。でも」

 

 一呼吸おく。

 

「あいつは七年で、私達が今まで殺してきた人数よりも多くの人を殺したのよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

However(けれども)、私は手を引かないわ」

 

 とある研究所で木原と布束が話をしていた。

 

「とはいっても、あんたがやろうとしていることは無駄だし。今日やるのはやめといた方がいい」

 

「深くは教えてくれないのかしら」

 

「そんな事をしたら俺の首まで飛んでっちまうさ。まぁ、そんなことは無いだろうがな」

 

 忠告はしたからなと言い残し去っていった。一人残された布束は彼のことを考える。

 

―――木原分数。色んな実験に首を突っ込んでいる変人。But(けど)、『木原』としては落ちこぼれた科学者。この実験にも私が携わった学習装置(テスタメント)で首を突っ込んでるし。一方通行が殺したシスターズの後処理もしてる。Perhaps(ひょっとすると)、何か裏で企んでるのかしら。

 

 御坂が襲撃を仕掛けるまであと数時間。裏で色々していることがバレないように布束は普段どおりを演じる。

 

 

 

 その全てが木原に筒抜けであることなど知らずに。

 

 

 




 分数を俺TUEEEE!になっちゃいました。まぁ、仕方ないかな。

 シスターズと打ったら変換で妹達と出て驚きましたね(笑)

 感想とか質問まってまーす!



 あと、活動報告にて第二回ヒロインアンケートもやってるのでそちらもよろしくお願いします!!!
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