とある木原の確率操作 作:々々
「御坂美琴、お前はどうする?」
次の瞬間、木原の後ろの壁が赤く色を変えた。それを見た御坂は緊急回避をするが、それを見れない木原はその場に立ったままだった。極太の光線が木原を包む。壁の穴から麦野が入ってきた。
「分数、アンタなに昔みたいになってんのよ」
「ちょっとあんた!分数が死んじゃったんじゃないの!?」
「こんなんで死ぬやつじゃないわよ」
「…確かに死にはしねぇが、酷過ぎやしないか?」
何事も無かったかのように木原が立っていた。御坂はあり得ない光景を目にして、目を丸くした。
「何か昔みたいになってたから、昔みたいにやってもいいのかと。穴の向こうにフレンダがいるから合流して、絹旗のところに行ってもらえるかしら」
「もとからそのつもりだったさ」
穴からフレンダが手招きしている。
「待ちなさいよっ!」
「あんたの相手は私よ」
木原に電撃を放とうとした御坂に原子崩しを放つ。無事に穴までついた木原は後ろを振り返って一言。
「いろいろ調整して威力も戦闘も殺人級だからってやり過ぎるなよ。ここで
「大丈夫よ」
「そうか」
手を振り穴へと入っていった。
「そんで、最愛はどこにいんの?」
「端末を見れば一発なわけよ」
「それが出来ねぇから言ってんだよ。サバ缶食い過ぎて脳みそくさったんじゃねぇの」
「どうして私にはいつもそんなに口悪いの…。ほい、2つ先のブロックを過ぎたあと右に曲がって3つめの扉なわけよ」
木原に背負われながらフレンダが道を伝える。フレンダは先程の戦闘で脚を負傷したため、木原が来た時は何とか部屋の外に出れたが、それからは脚が痛くて動けなかった。
麦野の指示で絹旗のもとに行く事になったが、動けないフレンダは木原に背負われることになった。しかし、木原も手を怪我をしているため、嫌々ながら『フレンダが背中から落ちる』可能性を低くして背負っている。
木原としてはこんな事で能力を使いたくないため、
フレンダの教えの通り道を進み、扉を開けると絹旗と布束、その他数人がいた。中には息絶えた者もいた。絹旗は二人が来たことに特段感情を抱かなかったが、布束は違った。
「やっぱり貴方が関係してたのね」
「超黙っててください」
布束が木原に声をかけようとしたが絹旗に止められた。
「今、沈利が侵入者と戦ってるから、被害が来る前に撤収するぞ。どうせこの建物ごと壊れるだろうから死体は放置でいいや。布束は利用価値があるから連れてこいよ」
「超了解です!」
「それと、背中に張り付いてるコレも一緒に連れて行ってくれないか?」
「イヤですよ」
「ガチトーンで拒否られたわけよ!」
「口癖の『超』も付かなかったしな。なら良いや、いつ偶然落ちるから知らないがこのままで。布束を俺に割り当てられた車に運び終わったら理后のいる車で待機で」
「ちょっと!今聞き逃しちゃいけない事が言われた気がするわけよ!!!」
その言葉を無視して木原は待機場所へと向かっていった。少し時が経ち、絹旗は言われた通りに布束を運び車へ戻った。現在木原と二人で車に乗っている。
「それで俺に何か言いたいことがあるんじゃないのか?」
「Exactly、私があそこで感情プログラムをインストールしようとした時。上位個体、20001号を通じなきゃできないと言われたわ」
「そいつについてのことか?俺は何にもしてないぜ。そいつの存在を知った時は、制御するにはやりやすいと思って止めはしなかったが」
「But,私が言いたいのはそこじゃないの。インストールが失敗した後で、『同列のプログラムは既にインストールされています』と出たのよ。これをやったのは貴方で間違いないわよね」
木原は携帯端末を開き、時間と位置を確認した。
「そこまで分かってるならいいや。これからある仕事をしてから向かうところがある。そこでこの実験のある一面を見せてやる。そこを見たら、おまえの疑問は晴れるさ」
アイテムの面々に連絡をして、車を走らせる。
目的地につくその途中で、先程いた研究所は跡形もなく崩れ落ちた。
次回は麦野と木原の過去、それと第三位vs第四位を書くつもりです。そこそこ長くなるので、投稿が遅くなるかもしれません。
ついにUAが一万に達したので、突破記念話なる物を書きたいと思います。何を書くかは明確には決まってませんが、分数の過去について、か違う作品とのクロスとかかなっと考えてます。
皆さんの意見を聞かせてくださーい。
また、感想やアンケートへの参加も待ってまーーす!
一言でも良いので、何か書いてもらえると嬉しかったりします。
それではまた、次の更新で会いましょう。