とある木原の確率操作   作:々々

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これにて原作3巻分は終わりとなります!!



それでは本編どうぞ!


とある決着のつき方

 

「なんだありゃぁ?」

 

「幻想殺しだ。良く親父から送られてきただろう?」

 

「へぇあれが…」

 

 10032回目の実験上である操車場で、木原二人は一方通行と幻想殺しの戦いを見ていた。最初は一方通行の圧勝であったが、一度上条が右腕を当てた時から攻守が入れ替わった。

 

「馬鹿息子が殴り飛ばされた」

 

「ちっ、俺が鍛えて体術を教える前に出て行くからあんな事になったんだ」

 

「ははは、まだそれを言うか。って、何か様子がおかしいぞ」

 

 上条に殴り飛ばされた一方通行は突然笑い出した。その声量は離れてみている二人にも届くほどだった。

 

「何あいつの笑い方。怖いを通り越して、気持ち悪いんだが」

 

「それについてはノーコメントだ」

 

 あっという間に、青白いエネルギーが一方通行の上に出来上がった。しかし、途中で形が乱れたため開放すると、その余波で上条が倒れた。

 

「ありゃプラズマか?アイツじゃねぇか」

 

「黙れ親バカ」

 

「そう褒めるな。あいつらを助けに行かなくていいのか?」

 

「あぁ。これぐらい俺の後輩たちが自分たちで解決できる。んじゃ、俺達は第一位の回収に行きますかね」

 

 

 

 

 

「歯を食いしばれよ、最強(さいじゃく)――――

――――俺の最弱(さいきょう)は、ちっとばっか響くぞ」

 

 両腕を振るって来た一方通行に対して下に潜ることで一方通行の攻撃を避ける。それを見て一方通行は追撃を掛けようと片腕を振るった。次は右腕で弾かれ、バランスを崩す。

 

 そして、上条の敵意の感じられないほど穏やかな顔を見て、少し思考が止まった。その隙を見て上条がアッパーカットを放つ。見事に一方通行は宙を舞った。

 

 吹き飛ばされた一方通行が動けなくなるのを確認してから、心身ともに極限状態だった上条も倒れる。御坂は10032号に肩を貸し、二人して上条の元へ向かう。

 

「この賭けは俺の勝ちだな数多くん」

 

「ちっ」

 

 御坂の能力によるレーダーの索敵範囲内から二人の人が出てきた。一人は顔に刺青をした御坂の知らない人物。もう一人は御坂の良く知る人物で、数日前に戦った人物だった。

 

「回収頼むよ」

 

 その言葉が御坂に最悪な未来を想像させる。

 

 レベル6になる為の研究を邪魔したとなれば、それだけで学園都市の闇に目をつけられるのは当然である。ましてや一方通行を倒してしまった。そんな上条が回収されてしまえば、きっと恐ろしい目にあってしまう。

 

 そんな考えが彼女を突き動かす。

 

「ま、待ちなさいよ!!そいつは関係ないわ。だから、回収する必要なんてないのよ!!」

 

 きょとんとした顔で分数は御坂を見る。

 

「……。何を言ってんだ?」

 

「えっ!?」

 

「回収するのは一方通行だぜ?」

 

「でもあんたは実験の…」

 

「実験には協力はしてるが、別に本気でレベル6を目指してるわけじゃないし。本当なら20000体倒すまで放置するつもりだったが、ここ最近の倒し方が残虐過ぎるからな」

 

「おい分数、回収終わった」

 

「なら行くか。しかし、気絶してる時に能力発動できないのは学園都市最強としてどうなんだ?」

 

 御坂はポカーンとしていた。この計画の重役的なポジションであり、数日前は研究所でこちらを妨害してきた彼が実は敵対していなかった。思考が全くまとまらなかった。

 

「そうだ」

 

 木原が振り返る。

 

「近くにカエル顔の医者がいる病院の救急車が停まってるから、上条と妹達をそこまで運んでやれ。じゃーな」

 

 

 

 

 

 

「しかしそんな事をして良かったのですか?とミサカはあなたの予想外の行動に驚きながら尋ねます」

 

 地下街の代表室でミサカ00001号が木原に聞いた。

 

「別にいいんじゃねぇか?そもそも父親はレベル6なんか目指してないし」

 

 事の発端は『虚数学区』だった。超電磁砲の能力を応用して、それ専用のネットワークを構築する計画をアレイスターは立てていた。もとはその様な事ができる小さな機械を学園都市中に配置する予定であった。

 

 しかし偶然その時、レディオノイズ計画が倫理的でないためボツとなっていた。そして、何故かその2つが合体し、移動可能な虚数学区発生装置の開発が主となった。研究員たちは良く分からず、クローンの性能を高めていった。

 

 まだ不幸はあり。その最中に誰かが一方通行がレベル6になる為の条件をツリーダイアグラムで演算してしまい、妹達が使われることとなった。今までの研究が役に立つならと、研究者たちはこのレベル6計画に賛同していまい、虚数学区というアレイスターの計画は崩れてしまった。

 

 木原はその尻拭いをしていたに過ぎなかった。ドリー然り妹達然り。この地下街も元はといえば、過去の木原が行った実験や、最近引き取った被験者を社会に復帰させる為に作った都市であり、妹達の為だけではなかった。

 

「ミサカ達のことをお姉さまにお伝えするのですか?と御坂は恐らく起こるであろう最悪の展開を予想しつつ貴方に問いかけます」

 

 ここでのミサカ達とは、妹達全般ではなく、死んだはずなのに地下街で生きている妹達のことを指す。

 

「それなんだよなぁ。普通に言っちゃっても良いんだけど、そうなると何の因果か分からないけど、一方通行にも伝わっちゃったりしたら不味いしな。二人には少なからずの罪悪感や反省が生じてるだろうしな」

 

 腕を組み顔をしかめて唸る。しかし、いくら考えても良案は出てこなかった。

 

「まぁなるようになるだろう。バレたら伝えるってことで」

 

 思考を放棄した。

 

「ところで、一方通行はどうなったのですか。とミサカは話を聞いて疑問に思ったことを伝えます」

 

「あいつか……。義父が能力開発、いや戦闘能力の強化を受けてるはずだ」

 

 ミサカはよくわからなかったようで、首を傾げている。

 

「体がひょろひょろだし、今回は肉弾戦で負けてたし。仕方ないことだけどね。次に会う時までに細マッチョになってるらしいからさ」

 

 けらけらと笑いながら木原は補足をした。

 

 

 

 

 

 

 

 




プロットをロクに作らず流れで書いているので、どんな伏線を張ったのか忘れたりしてるんですよね(笑)


脳内の予定では、このまま時間を進めて8月31日に焦点を当てるつもりです。
ここから少しずつ原作と変わる(予定)なので、人が離れていかないか今から不安です。オリキャラは出さないつもりですが…。




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