とある木原の確率操作   作:々々

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タイトル通りなのは最後だけだったりしますが……

何故かサラサラっと書けてしまったので投稿します(笑)

ではどうぞ!!


後輩思いのとある先輩

 インデックスと上条が分数がやらかした事を問い詰めようとしたが、インデックスが人払いの魔術が解けていることに気づき、またスプリンクラーが作動したことによって消防車や野次馬が増えてきたので場所を移してから問い詰めることとなった。そして今彼らは、とある先生のアパートに来ていた。

 

「だからって、どうして先生の所に来るんですか!!」

 

 月詠小萌。二人の通う高校の教師であり、上条の担任だ。学園都市の七不思議に指定されるほどの幼女先生。

 

「言ってるじゃないですか、小萌先生しか頼れる人がいないんですよ」

 

「そんなこと言われたって、先生にも事情っていうものがあるんですよ……」

 

 生徒を大切に思うからこそ、生徒に頼まれた時は強く断れなかった。そこに分数が畳み掛ける。先ほど立ち寄ったスーパーの袋を見せる。

 

「ここに豪華絢爛焼き肉セットが有ります」

 

「仕方ないですね分数ちゃんは今回だけですよ」

 

「落ちたな」

 

「これってズルじゃないの?ねぇとうま」

 

「小萌先生ぇぇ」

 

 分数の見事な策略によって寝床を確保した三人であった。

 

 

 

 

 

 小萌が飲み物(主にお酒)を買ってくると家を出て、残った三人はちゃぶ台を囲むように座っている。

 

「まずどっから説明したらいいのかな?……血まみれのインデックスのことからがいいか」

 

 分数の言った言葉に二人が頷く。

 

「あの倒れてたインデックスは人形だ。インデックスが寝てる間に知り合いの『人形制作(ドールメイカー)』と『衣服制作(ドレスメイカー)』の二人に頼んだんだ」

 

「どーるめいかー?どれすめいかー?」

 

「それも能力なのかな?」

 

 分数の言った能力の意味がわからなく困惑する上条と、それを科学側の技術か確認するインデックス。

 

「そうだ。さっき言った能力は()()()とこちらのノウハウだけを使った物だ。ってか当麻おまえ、これくらいの英語は分かるだろうがアホか!!……アホだったな」

 

 紙に能力名を書いて説明する。それを見て上条は納得した。

 

「人形制作はそいつが見た人そのままの人形を作ることが出来る。そしてその後、そいつに決められたルートを歩かせることが出来る。まぁ着るものがないから、衣服制作に歩く教会を雰囲気で作ってもらった、って訳だ」

 

「ぶそくはソレを忘れてたってことだよね?」

 

「……はい」

 

「先輩はやる時はやるのに偶に抜けてる時あるからなぁ」

 

 せっかく色々細工をしていたのに、食蜂とインデックスとの買い物が楽しすぎて忘れていた分数は年下二人に呆れられてしまった。

 

「ま、まぁその話はもういいだろう。時間的に次の話に移らなければならないし」

 

「逃げたな」

 

「逃げたんだよ」

 

「うるせぇよ!!で、次の話だが。インデックスは俺の『確率操作』について気になるんだよな」

 

「そうなんだよ!!それは何なのか、それを教えてほしいの」

 

 うーん、と唸り腕を組み少し考える。そして考えがまとまったのか、まずは上条に話しかける。

 

「当麻、まずは俺の能力について知ってることを言ってみろ。お前の面倒を見てやった先輩の能力なんだ、わかるだろ?」

 

「…前に説明してもらったけど。あれだろ?『あらゆる事象の起こる確率を自由に変えられる』だっけ」

 

「そこに『目の前の人が言った』をつければ完璧だがな。あとは『事象が起こる確率が分かる』もあるけど。そんなところさ」

 

 一呼吸を入れる。

 

「でもインデックスが聞きたいのはそんな些細なことじゃないんだろ?」

 

「えっ!?」

 

「うん。私が聞きたいのは()()()()()それを起こしているのか」

 

 その質問の意味がわからない上条は尋ねる。

 

「どういう事だインデックス」 

 

「ぶそくが能力を使うと少しだけど魔力の発生を感じるの」

 

「つ、つまりは、分数先輩は能力者じゃ無くて魔術師ってことになるのか?」

 

「ううん、それも違うよとうま。私が感じたのはほんの少しだけ、あれだけの事象の改変をするなら魔術師が一生かけて得られる魔力がなきゃ出来ないの」

 

「大筋は合ってるな。流石は10万3000冊の魔導書を持ってると言ったところかな。うん、その通りだよ。俺の能力には魔術的要素が含まれている」

 

「私も言ってて思ったんだけど、それはおかしいんだよ!!能力者に魔術は使えない、だってそんなことをしたら……」

 

「能力者、つまりは科学側の技術で能力開発をされた人だ。でもな、俺は()()()()()()()()()()()()()()

 

 沈黙が生じる。

 

「あれ?わかんなかった?俺は能力開発を――

 

「ただいまです!!」

 

「小萌先生来たからまた今度詳しく話す。小萌せんせー、手伝いますね」

 

 疑問を残す二人を置いてけぼりにして夜はふけていった。

 

 

 

 

 

 翌日、魔術師との戦闘や初めてばかりの経験をたくさんしたなどと様々な理由で熟睡している上条とインデックスを寝せたままにして早いうちに小萌のアパートを出た。そして彼が向かった先は風紀委員第177支部だった。

 

「それで俺がいない間に何か進展はあったか?」

 

 すでに日は落ち始め、ほとんどがパトロールに行っていたためその場には分数と初春しかいなかった。

 

「昨日、木山春生さんという方とお話して捜査に協力してもらえることになりましたよ」

 

 パソコンを操作しながら返事をする。

 

「ふーん。なるほどな。ということは、黒子は今パトロールしつつその事件を追っているわけか。大丈夫かな?」

 

「きっと大丈夫ですよ。白井さん、この半年でぐんぐん成長してますから」

 

「たしかに肉体戦もこなせるようになって確実に成長はしているが……」

 

「気になることがあるんですか?」

 

「幻想御手を使った奴らは能力が向上するだろ?ってことは調子に乗って普通じゃ考えられない事をしでかすと思うんだよ。それに黒子が反応できるかどうか」

 

 分数が言い終わると支部内の電話が鳴った。その電話を初春がとる。

 

「はいこちら、風紀委員177支部です!!」

 

『初春ですわね!今幻想御手の使用者を発見しましたの、これから逮捕をしますわ。よろしければ誰かを送ってもらえませんこと?』

 

 黒子がそれだけを言うと電話が切られた。

 

「今のは黒子か?なんて言ってた?」

 

「幻想御手の使用者を発見したらしく、これから捕まえるそうです。それで、誰か手伝いがほしいらしいです」

 

 その言葉を聞くと分数は少し考え口を開いた。

 

「しゃーないか、俺が行く」

 

「けど、場所は分かりませんよ」

 

「黒子は言ってなかったのかよ…。まぁ、それでも俺の能力があれば何とかなるだろう。こんな感じでは使いたくないがそうは言ってはいられないだろう」

 

「では行きますよ『分数さんが白井さんの近くにいない』なんてことは」

 

「『俺が黒子の近くにいない確率』なんて0%だ!!!」

 

 分数の姿が第177支部から消えた。

 




基本後輩には優しい分数、あと女性にも優しい。(例外はい)

実はプロットなんて物を作ってないので年表とにらめっこして、次にどんな話にしようか決めています。いや、本当に次はどんな話にしようか迷っています。

分数の能力については先延ばしにします。ここで全部を言っちゃっても意味ありませんし、本気を出させてチート化されても扱いに困りますしね(笑)


感想や評価、誤字報告まってまーーす。
活動報告でヒロインアンケートやってるのでそちらもよろしくおねがいします!!

ちなみに、4/13に下位ですがルーキーランキングに乗ってました!!うれしかったです。



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