とある木原の確率操作   作:々々

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閑話というか蛇足と言いますか、それほど重要な話ではないです。あと、いままでの中で一番短かったりします。

それではどうぞ!


とある一休み

 とある学区のとある場所に大きな地下街がある。外部との通信が出来ないような材質で作られたその街には約10000人の人が住んでいた。またその殆どが()()()をしている。その半数は顔だけでなく、髪も体型もほとんどが同じだった。しかし、残りの5000人は前者と顔しか似ていない。髪型も髪色も、服のセンスも、そしてスタイルまでもが違っていた。そう、それぞれが個性を持っていたのである。この街の代表が信頼できる知り合いや研究者、医者を連れてきて彼女らと話をさせる。様々な事を知った彼女たちは自分という確かな存在を確立させていった。最初の頃は人が少なかったが、今では様々な店が立ち並び大いに賑わっている。まあ、傍から見たら同じ顔の人が店員とお客なのでおかしなところはあるのだが。

 この街を作り上げた代表は日中は代表代理に仕事を任せ地上でごく普通に生活をしているが、一日に一回は必ずここを訪れ現状を確認したり、その日あった出来事を話して聞かせている。そして今は、代表室で代表代理と話をしていた。口にタバコ状のお菓子を咥え、脚を組み豪華な机に脚をあげていた。

 

「…というのが今日ここで起きた出来事です。なにか質問はありますか、と()()()1号は代表に問いかけます」

 

 彼女はこの街の一人目の住人だ。本来ならば彼女よりナンバリングの若い娘が一人目になるはずだったが、準備が必要だという話しになり、初めに彼女がこの街にやってきたのだ。そして、ミサカ1号に質問をされた代表はシガレットを噛み砕きため息を吐く。

 

「なー1号ちゃんよー、こんな格好する必要あるか?」

 

 黒いサングラスに真っ黒なコート、髪を全て上げいかにもと言った悪役である。

 

「ミサカたちが聞いた話では、裏で大きな計画を企ててる人はみなそのような格好をすると聞きました、別にミサカたちはあなたのそんな姿が見たかったわけじゃないのよ、とツンデレ風に答えます」

 

「考えてる事がだだ漏れだし、ちょっと頬を染めた程度じゃ惚れもしねえよ。あぁ、もうやめだやめ、かたっ苦しいのは苦手だ」

 

「ま、待ってください。ミサカは妹達にあなたのその姿の写真を撮ると約束してしまったのです。脱ぐのはそれからにして下さい、と止めようとしても細身のあなたに押し負けられながら静止を呼びかけます!!」

 

「分かったわかった、泣きそうな顔をなるなよ。罪悪感が生まれちまう」

 

 そして渋々写真を撮られる。

 

「ふぅ、これでミサカの威厳が保たれます、とミサカはほっと一息を吐きます」

 

「ここでは一番古参だしな。俺としては日々成長しているお前らを知るのが好きだし、その中で最も成長してるのがお前だしな。ほんっと、お前を実験室からここに移してからの一週間は大変だった」

 

「その話はもうしないでください、ミサカにも羞恥心というものがあるんですから、とミサカは赤面しながら答えます」

 

「今回はちゃんとツンデレの時よりは頬が赤くなってんよ」

 

「今日は街の方には行かれないのですか?とミサカは尋ねます」

 

「ん。すでに日が昇っちまってるし、今日は何か色々ありそうな気がするからな。今度来るときはちゃんと街を回るから許してくれって伝えといてくれ」

 

「はい、とミサカはあなたの頼みごとを全力で行うことをここに宣言します!!」

 

 代表室を出て廊下を進み、エレベーターを使って地上に出る。

 

 

 

 

 

 代表が携帯を見ると、留守番電話が入っていた。携帯を操作して留守番電話を聞く。

 

『分数さん!!!佐天さんが幻想御手を使って倒れてしまいました!!私、佐天さんのためにもこの事件を絶対に解決してみせます!!これから、木山さんと会ってお話をするつもりです。なにか分かったら連絡するので、支部にいるかいつもでも電話に出れるようにしてください!!!あと最後に佐天さんが『ごめんなさい』と言ってました。ではまた後で!!!』

 

 代表、木原分数はそれを聞いて独り言ちる。

 

「涙子が倒れたってことは他の3人もより本格的に解決に向けて活動するんだろうな。黒子はこの前の戦闘で怪我しちまったから無理だとして。確かそろそろ脳波解析の結果が出て木山が真犯人だって分かるだろうし、とりあえず超電磁砲はそのまま木山のところに向かうだろうな。問題は飾利が木山が犯人だって気付くかだよな、もしそれに気付いたらアイツは木山にそれを確かめるだろうし。それで、木山によって連れていかれるだろう。そこで超電磁砲も合流って感じかな。気付かなかったら気づかなかったできっと木山がなんかしそうだしな。んー、そうやって考えると木山はとことん運がついてないな」

 

 とりあえず支部に向かうことにした。

 

「でも、もう今回の目的は達成したからいいかな。今は次の行動に向けて休んどいてくれ。俺が伝えた確率が僅かなものでも、それでもその結果を掴み取るといったアナタの覚悟を無駄にしないためにもな」

 

 

 




どうでしたでしょうか。ちょっとした私の思い付きで原作より10000人ほど人が増えたりしました。どうしてそんな事をしたかはまた今度に回しますね。

今回で7話目なんですが、ここで『分数の外見』を書いてないことに気が付きました。今回は細身と書きましたが、それくらいしか情報が無いんですよね。みなさんはどんな風な分数を想像しているのでしょうか。是非聞いてみたいです。
だってここでいきなり、『木原分数はスキンヘッドで週に数回日焼けサロンに行ってるのか肌は綺麗に焼けている』とか、『前髪は前が見えなくなるほど長く、病的なまでに派だは白かった』なんて書いても想像と違い過ぎますよね(笑)
なので、感想欄にでも『私は〇〇な感じで想像してました』とか書いてもらえると嬉しいです!それを参考にさせてもらいたいので。

という事で、批評や誤字報告、感想、評価お待ちしております。特に感想や評価があると嬉しくなって、書き上げるのが早くなったりします。気軽にでもいいのでやってみてください。

そして引き続きヒロインアンケートやってまーーす!科学サイドが多いですが、別に魔術サイドも書いて良いですよ。まだ出てないキャラでも書いちゃっていいので、こちらもよろしくお願いします!!
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