Road to ポケモンマスター ~逆襲のポケモン編~   作:鍋奉行Lv5

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無人発電所~小さき姿に映る憧れ~

サンダーのEBがイエローとピカチュウに放たれる

 

イエロー

「ピ…ピカチュウ…?」

 

イエローも被弾を受けて重傷

そして微かに息をするピカチュウ

 

キクコ

「だから言ったではないか…!

あたしにどう責任とれっていうんだい。」

 

イエロー

「キクコさんが悩むことじゃありません…っ!!

これは紛れもなく僕自身の判断で挑んだ闘い。初めはこのゲームに参加することに不安しかありませんでした。

でも、レッドさんや他の方にいつまでも任せてばかりじゃダメなんです…。

博士の助手になると決めたあの日、レッドさんやグリーンさんを驚かせるような発見をしてみせると誓った!

それを叶えるのに自分が2人の後ろを歩いていては、いつまで経っても到達できない。

誰かがやってくれるのを待つんじゃない、"僕が"やらなくちゃいけないんですっ!!」

 

キクコ

「!!!」

 

~それは、何十年と昔のある日~

 

オーキド・キクコ、共に新人トレーナー

 

キクコ

「あんたもまた腕を上げたみたいじゃないか!」

 

オーキド

「お前にだけは負けないさっ!」

 

キクコ

「それにしても…、そのコイキングってポケモン、ただ跳ねてばかりで手持ちに入れてても足を引っ張るだけじゃないか!」

 

オーキド

「はぁ、見る目がないなぁキクコは。

俺はな、こいつに実はとんでもない潜在力が秘められてるんじゃないかって思うんだ!」

 

キクコ

「ふぅん…私にはただの観賞用の鯉にしか思えないけど!笑」

 

2人が旅をする最中、トレーナーとバトルをすることに

 

オーキド

「(くっ…あのサイドンかなり手強い!!

俺の残りはコイキングただ一匹。)

頼むぞ、コイキング!!」

 

だが、当然のようにコイキングはサイドンの圧倒的な破壊力に跳ねてばかりでどうすることもできない

 

キクコ

「(だからそんなポケモンは役に立たないって言ったのさ。)」

 

オーキド

「まだだ…!!俺はこいつを最後まで見捨てない!

だから…俺にチャンスをくれぇっっ!!」

 

その時、コイキングの体が白光

見る見る内に巨大化していく…そう、これぞ鯉の滝登り!

その言葉を象徴するかのようなポケモンに生まれ変わった

 

キクコ

「何だいその姿はっ!?」

 

オーキド

「俺の読みは外れてなんかいなかった!

…決めた、お前の名前は'ギャラドス'だ!!

いくぞギャラドス、【龍の怒り】だ!!」

 

見事、勝利するオーキド

 

キクコ

「…オーキド、あんた。」

 

オーキド

「なぁ、キクコ、俺は感動したよ。

こんな変化ってまだまだ色んなポケモンにも起こり得るのかなぁっ!?」

 

オーキドの目はキラキラと光っていた

 

キクコ

「し、知らないよそんなの。」

 

オーキド

「決めた!俺、ポケモンを研究する博士になる!

…そんでもって、ポケモンの第一人者になってやる!!

誰かがやってくれるのを待つんじゃなくて、俺のこの手でそれを成し遂げてみたいんだっ!!」

 

キクコ

「そんなのポケモントレーナーとしての腕が鈍るだけだよ!?

それでもって言うなら、勝手にしな!」

 

~~~

 

キクコ

「(それからあいつは本当に有言実行してみせた。

あたしの手の届かない場所にまで…。

そんなあいつをいつしか嫉妬してたのかもしれないねぇ、それをあたしはいつまでも…。)」

 

イエローはゆっくりと立ち上がり、バッグからある物を取り出す

 

キクコ

「(仕方ないじゃろ、ライバルに憧れてたなんて素直に認めれる人間などおらんだろうに。)」

 

イエロー

「キクコさん、確かに僕はトレーナーとして、研究者として未熟で…、先輩方からすればまだまだ実の青い若輩者。

だからっ!いつまでも先輩達に教えられてばかりじゃいられない…!!!

いつか必ずやってくる'世代交代'に備えて僕達はスキルアップしなくちゃならないんです!」

 

キクコ

「世代…交代。」

 

イエロー

「この闘いはそれを証明するための第一歩となる!

いくよ、ピカチュウ!!これが僕の研究成果…"磁石"だぁぁっっ!!」

 

ピカチュウの尾に取りつけられたその道具に、発電所内の膨大な電力がピカチュウに注がれていく

 

キクコ

「それはっ!?」

 

イエロー

「電磁場を発生させ、周囲に存在する目に見えない電力さえも吸収できるよう改造した、特殊な磁石です。

この磁石がピカチュウの技の能力を上昇させる…!突っ込むよ、ピカチュウ…【電光石火】!!」

 

キクコ

「サンダー、お前も充電するんだ!

最大出力の"天地雷鳴"で迎え撃つんだよ!!」

 

イエロー

「ぅおおおおっ!!"帯電する尻尾"っ!!!」

 

若き芽は容易く摘まれないよう根を太く成長させる…

いつか立派に花開くために…

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