Road to ポケモンマスター ~逆襲のポケモン編~ 作:鍋奉行Lv5
他の追随を寄せ付けない圧倒的な力を前に、イエローを始めとする熟練トレーナーはやられてしまう
カントー地方の未来はどうなってしまうのか!?
~マサラタウン~
イエローの急報を受け、グリーンと炎児はマサラタウンにてイエローと合流していた
グリーン
「ハナダシティの洞窟か…、そういやぁ俺も昔入ったことがあるが、あそこに生息するポケモンは危険すぎるぜ?」
炎児
「そこにそのフジって人と、オーキドさん、ジムリーダーのカスミちゃんが取り残されている訳だな?
そんじゃ一刻も早く助けにいかないとっ!!」
イエロー
「そうしたいんですが、この3人が助太刀したところで勝てるかどうか…。
僕はこの目で見たんです、ミュウツーの力を侮ってはいけませんっ!!
これだけの戦力を以てしてもやられるでしょう。」
グリーン
「くそっっ!どうしたらいいんだ。
こっちも今朝から大事件が起きてるっていうのにっ!」
イエロー
「何かあったんですか?」
グリーン
「四天王のシバさん、カンナさん、キクコさんの3人が行方不明になったっていう報せがジム本部から届いてな。
調査も難航してるらしいんだ…。」
炎児
「あっちでもこっちでも事件が起きやがって!
一体今このカントー地方で何が起きてるってんだ!!」
イエロー
「…分かりました、行きましょう、ミュウツーを倒しに。」
グリーン
「けど、お前さっき戦力が足りないって…」
イエロー
「足りなければ、足すまでです。
炎児さん、ワタルさんに連絡できますか?」
炎児
「そうか!四天王の中でもあいつの名前が無かったってことは、ワタルは無事かもしれない。
…いや、もしかしたらニュース見て、既に単独で動いてるかもしれねぇな!?」
グリーン
「そうなると、後はアイツだな。炎児さん、レッドは携帯買いましたか?」
炎児
「いやぁ~、旅立ちの日まで何も言ってなかったから、持ってないだろうな!
まぁ、レッドは今回宛てにはならないだろう、そういうこともあるっ!!」
イエロー
「レッドさんが居ないのは致命的ですが、待ってる時間がありません!
ワタルさんに連絡がついたら、すぐに向かいましょう!!」
ワタルへ電話したところ、炎児の予想通り既にジョウト地方を離れ、カントー地方に上陸しているとのことだった
グリーン
「これで戦力は最低限整ったってところか?
爺ちゃん、フジさん、カスミさんが心配だ…急ごうっ!」
~一方、カントー地方上空~
レッド
「おい、今の情報は確かなんだな!?
四天王の3人が行方不明だなんて、どうしたってんだ!?」
歌美
「分からないけど…、ネットのトップニュースに挙がってるってことは間違いないと思う。
何だか嫌な感じがするわ!レッド、取り敢えずマサラタウンに急行するわよ!!」
レッド
「あったりめぇだぜ、ピジョット超特急で飛ばしてくれ!!」
場面は変わり、ハナダシティ洞窟前に到着した3人
そこへワタルも駆けつけ、カントー地方最強のトレーナー達が一同に集結した
ワタル
「ここに、そのミュウツーと呼ばれるポケモンがいるんだね?
僕も噂にしか聴いた事がなくて伝説とばかり思っていたが、実在していたなんてね…。」
炎児
「へっ、どんなポケモンだろうと危害を与えるような凶暴な奴は懲らしめなきゃいかんな!!
…さぁ、中へ入るぜ!?」
4人は次々と襲い来るレベルの高いポケモン達を破竹の勢いで蹴散らしていく
そして、あの場所へと到着する…
現場はかなり荒廃しており、オーキド、フジ、カスミの3人はボロボロの姿で倒れていた
グリーン
「爺ちゃんっ!!」
倒れたオーキドを抱きかかえ呼び掛けるも、返事はなくぐったりしている
その先には腕を組み、堂々と立ち尽くすポケモンがいた
グリーン
「…お前が、ミュウツーか?」
ミュウツー
「イカニモ!ホゥ…ソコソコ洗練サレタトレーナー達ヲ呼ビ寄セテ来タカ。
コイツラノ二ノ舞ニナラナイヨウ、セイゼイ足掻イテクレタマエヨ!」
ワタル
「オーキド博士や、カスミ君でさえ手も足も出せないなんてね…。
実力を試すまでもない、本気でいかないとねっ!!!
出てこいカイリュー、【高速移動】!」
ワタルが指示を出してコンマ数秒の内に、ミュウツーの背を捉えた
イエロー
「ワタルさん、ミュウツーに攻撃技は通用しません!
いくら威力のある技でも【リフレクター】で返されてしまいますっ!!」
ワタル
「成る程…、その情報だけでもやれる事が一気に増す!!
カイリュー、【電磁波】だっ!」
ミュウツー
「!?」
あまりの早さに呆気をとられたミュウツーは簡単に麻痺してしまう
それを千載一遇のチャンスと見たワタルと炎児がすぐさま追撃を加える
ワタル
「【叩きつける】!!」
炎児
「リザードン、【炎の渦】と【爆裂パンチ】をMixっっ!!
"煉獄烈破拳"!!」
間に挟まれたミュウツーは呻き声をあげる
グリーン
「さすが…、あの連携があれば恐いものなしだっ!!」
炎児
「ナイスな立ち回りだったぜ?」
ワタル
「炎児さんこそ、完璧なタイミングでした!」
ミュウツーは倒れている
そう…こんなにも呆気なく
その時、イエローはフジの言葉を思い返す
イエロー
「っ!!違う、これで終わりな筈がない!
ミュウツーがこんなにも簡単にやられる訳ないんです!!
あの時だってそうだった…、僕達は試されていたんだっ!!」
ミュウツーの体が発光しだし、みるみる内に治癒されていく
そして何事もなかったかのように立ち上がる
ミュウツー
「フム…、痛イトイウヨリカハ痒イトイウベキカナ。
サッキノ3人ト比ベレバ大分腕ガ立ツナ。
ソレデモ所詮ハコノ程度、悲シイカナ今ノ一撃カラ判断スルト、私ノ力ハ貴様等ノ5倍ハアル!」
グリーン
「5倍か…、涙が出るほど遠い数字じゃないな。
そんじゃ俺の数値も掛けてみるか!?
カメックス、スペシャルアップと【ハイドロポンプ】をMix!!
"噴錘の巨砲"《シンカーキャノン》っっ!」
ミュウツー
「鬱陶シイナ。」
カメックスのEBを片手で弾くミュウツー
ニヤリと笑い、【サイコキネシス】で重量感あるカメックスを意図も容易く宙にあげ、吹き飛ばす
ミュウツー
「何度モ何度モ…分カラナイノカ?
同ジコトヲ繰リ返シテ、人間ハ知能ガ低イトミエル。」
ワタル
「事態は思ったより深刻だ。イエロー君、君は3人を一先ずマサラタウンに連れてってくれないか?
これより先は残酷な戦いになるだろう…、巻き添えを加えたくないからね。」
珍しくワタルから笑みが消え、真剣な表情になる
ミュウツーに劣らない威圧感を放っていた
イエロー
「ケンタロス、3人を背に乗せてマサラタウンに向かおう!
3人共、気をつけて下さいね…必ず戻って来ますからっ!!」
ワタル&炎児&グリーン
「ああっ!!」
イエローと負傷者3人が現場から離脱し、ミュウツーと3人が対峙する
ミュウツー
「ソンナニ睨ムナ、状況ハコチラガ格段ニ有利デアルコトヲ知ラナイノダロ?
…ココラデ1ツ、ゲームヲシナイカ?」
炎児
「ゲームだと?お前の遊びに付き合ってられる程、ゆっくりはしてられねぇんだよ!!
こっちはこっちでやらなきゃならねぇことが他にあるんだ!」
ミュウツー
「フフフ…モシカシテ彼等ノ事カナ?」
ワタル
「何っ、まさか!?」
降りかかる災難…
ミュウツーが口にした彼等とは!?
そして、不吉なゲームが始まろうとしていた!