Road to ポケモンマスター ~逆襲のポケモン編~ 作:鍋奉行Lv5
レッド
「ここはカブトプスで様子を見てみるか…。」
ギラリと不気味に光る鎌を舐め、ヤドランと向かい合う
カンナ
「そんなに睨まれちゃ、ヤドランも怯えてしまうじゃない。
それなら、カブトプスにも身も震えるような恐怖を魅せちゃおうかしら…!
ヤドラン戻りなさい…そして、ルージュラ、あなた好みの敵よ!!」
レッド
「(ルージュラ…初めて目にするポケモンだな。
何かポケモンにしちゃあ随分人型に近い気もするが、カンナさんが出してくるってことは高確率で氷タイプの技を使ってくるに違いない!)
カブトプス、距離をとって【水鉄砲】!!」
カンナ
「こんな豪雪地帯でその程度の水攻撃じゃあ…。」
放たれた【水鉄砲】は瞬間的に凝固して凍ってしまう
だが、カブトプスはその視界の悪い吹雪の中からルージュラ目掛けて鎌を振り降ろしにかかる
レッド
「やれっ、【切り裂く】だっ!!!」
カンナ
「じゃ、そんな能動的なカブトプスに1つ良いものあげる…!」
カブトプスが鎌を降ろす手前、ルージュラが1歩、2歩と距離を詰め、大胆にもカブトプスへ接吻をする
レッド
「なっ…!ななな何だぁっ!?」
カンナ
「ふふふ…まだお子様には刺激が強かったかしら?」
レッドが愕然としたのはキスという行為…もあるが、それよりもカブトプスが昏睡状態に陥ってしまったことだった
カンナ
「あら?積極的な男性は女子受けがいいんだけど、口づけ1つで堕ちちゃう初な子には興醒めよ…。
ルージュラ、【冷凍パンチ】で吹き飛ばしてやりなさい!!」
諸にパンチを受けるカブトプス
しかし、深い眠りからはまだ覚めない
レッド
「このままじゃルージュラの魅惑に負けちまったみたいで情けない上にだらしねぇ!
この何でも治しで起きろ、カブトプス!」
目を擦りながら、いい夢見てたかのようなとろけた顔をしている
カンナ
「もう目を覚ましちゃったの?
なら…ルージュラ、【冷凍ビーム】で完全に冷(覚)ましてあげるのよっ!!」
ヨロヨロとよろけてまともに立つことができないカブトプスに、レッドは激をとばす
レッド
「カブトプスっ!ここは夢ん中じゃねぇぞっ!!いい加減しゃきっとしろ!!!」
カブトプスは、ハッと大きく目を開き、正気に戻る
レッド
「片手の鎌を盾替わりに防ぐんだ!…今はこうするしかない。」
鎌は冷たい音をたてながら凍らされてしまい、刃物としては役にたたなくなってしまった
レッド
「(カブトプスの主軸となる武器が機能しないのなら…ここは交替させるのが正解か!?)」
カンナ
「自慢の鎌もその状態じゃ価値はないわね!
氷タイプの技の恐ろしさ、世間ももっと評価してほしいものよ。
ルージュラ、【冷凍パンチ】!!」
レッド
「(…氷って身近にあるし、危険性なんて無いと思ってたけど、時として被害をもたらすんだなぁ…って俺は何感心してんだ!!
でも、それなら凍らされたのが鎌だけなら他に方法はあるはずだ!!そう、例えば氷を新たな属性付与として考えたら相性ピッタリだろ!)
…カブトプス、凍らされてない片方の鎌で氷を研ぐんだっ!イメージは氷柱のように鋭く!!」
カンナ
「レッド君のあの諦めずに向かってくる姿勢、体が避けろと語りかけてくる!!
ルージュラ、攻撃を中断してカブトプスを誘惑するようなダンスを魅せてあげなさいっ!」
ルージュラは大人の魅力たっぷりのようなダンスで腰をくねらせ、カブトプスの集中力を逸らす
レッド
「いくぞ、"古代の剣"に氷タイプを加えた進化型EB…その名も、"古代の剣・氷依結成《アイスメイク》"!!
それとっ、その奇妙なダンスなんか目をつぶっちまえば問題ない!
…いっけぇぇっ!!!」
カンナ
「ぐっ…女性に手をあげるなんて、酷い男ねっ!
ルージュラ、【冷凍パンチ】で迎え撃ちなさい!」
再び冷気を拳に纏い、攻撃するルージュラ…それに対して逆転の発想から生まれた技を以て斬りかかるカブトプス
果たして軍配があがるのはっ!?