Road to ポケモンマスター ~逆襲のポケモン編~   作:鍋奉行Lv5

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暗い深海に光差し込む…!!


双子島~冷凍ポケモン・フリーザー!~

レッド

「届け…届いてくれぇ!」

 

ブクブクと海面に泡が発生したかと思うと、次の瞬間、【高速移動】で勢いよく水上にサンダースが飛び出してきた

 

カンナ

「…敵に塩を送っちゃったかしら?

それでも構わない!今この勝負を心の底から楽しんでる自分がいるなら…っ!!

ラプラス、もう一度【波乗り】で沈めてあげなさい!!」

 

レッド

「鳥肌が立ってくる!これは寒さなんかじゃない…、四天王を前にして、この俺がもしかしたらもしかするとっていう武者震いで高鳴ってるんだ!!

やれる、今なら…。サンダース、電気を1箇所に集めて放つイメージで【10ボルト】だっ!!!」

 

カンナ

「どんなに電撃をぶつけてもこの子の【リフレクター】に死角はない!」

 

レッド

「サンダース、諦めるな!一点をぶち破れ!!」

 

ラプラス

「ーーーっ!!!」

 

激しい一点攻撃により、難攻不落と思われた巨大な要塞に穴が空こうとしている

 

レッド

「でかい壁を…四天王という強大な壁を撃ち砕けぇぇっ!!」

 

そして、僅かながら小さな穴が空き、そこから電気が流れ込んでいく

効果抜群のラプラスは双子島の岸にあげられ、波は水煙を上げてうねる

しかし、その目はまだ死んでなかった

 

カンナ

「これが四天王の意地よっっ!!

ラプラス、【冷凍ビーム】!!」

 

レッド

「避わして"雷脚一閃"!!」

 

外れた【冷凍ビーム】が氷山の一角を虚しく削る

そして、見事レッドはラプラスを撃破

 

カンナ

「本当…あなたは私を飽きさせないわね。」

 

レッド

「カンナさんから直接言われるなんて光栄です!

俺、チャンピオンリーグ辞退した後、打倒・親父を掲げてがむしゃらにカントーを駆け回った。

その間に多くのトレーナーと交えてきたけど、夢に近づくような試合は1つも無かった。…今日、あなたを除いてねっ!!!」

 

カンナ

「…。」

 

レッド

「ラプラスが倒れた今、あなたに残されたポケモンが何なのかは知りませんが、こっちにはエースのリザードンが万全を期してます。」

 

カンナ

「それでも…あなたは勝てないわ。」

 

小声で呟くカンナ

その顔は下を向き、無念さが滲み出ていた

 

レッド

「…カンナさん?」

 

カンナ

「ごめんなさい、レッド君。

あなたの期待を裏切ることになるかもしれない…。

けど、私にはどうすることもできなかった!」

 

レッド

「急に何だって言うんですか!?

裏切るとか、急に謝ったりするなんて…俺にはさっぱり理解できませんよっ!」

 

カンナ

「白空に舞え…フリーザー!」

 

透き通るような羽…

長くた靡く尻尾…

双子島に伝わる伝説、フリーザー

 

レッド

「こっ、こいつがフリーザー!!

今まで見てきたどのポケモンよりも、優美だ!

…って、いやいやいや!どうしてカンナさんがフリーザー持ってるんですか!?

遂にゲットしたんですね!!早く報せてくれればいいのにぃ、カンナさんったらつれない…」

 

事情を全く知らないレッドは能天気に喋る

 

カンナ

「これは、私の実力で捕まえたフリーザーじゃない。ミュウツーが私に託したの…!

あなた達を倒すための手段として!!」

 

レッド

「そんな…!」

 

カンナ

「 私の夢は踏みにじられたも同然。

けれど、私が弱かったがために招いた事態。

悔しい…!悔しい…はずなのに、心の奥底で嬉しかった自分がいる!

初めてフリーザーの入ったボールを手にした瞬間、それを自覚してしまった。

だから、全力で戦うことが今の私にできるフリーザーへの、そして私自身の夢に対しての最大の償い!

レッド君、お願いできるかしら?」

 

レッド

「人の夢を簡単に潰すようなやつは許さねぇ!!

相手が伝説?なら俺はそいつを倒して新たな伝説築いてやるっ!

待ってろミュウツー、カンナさんを救ってお前を倒すっ!

サンダース、【ミサイル針】!!」

 

カンナ

「【鎌鼬】で迎撃よ!」

 

風の刃が針を吹き飛ばし、サンダースに届く

しかし、効果はいまひとつ…サンダースは余裕だった

 

レッド

「(伝説とはいえ、威力が飛び抜けてる訳じゃないのか?)

"雷脚一閃"でフリーザーの背後から攻撃だ!」

 

カンナ

「【白い霧】で姿を眩ましなさい!」

 

レッド

「またこの展開かよぉ…、この吹雪と【白い霧】の相性が良すぎてこっちの技があたらねぇ。

フリーザーの出方を待つしかねぇな。」

 

その時、サンダースの死角から【冷凍ビーム】が放たれる

 

カンナ

「音もなく静かに狩るのがフリーザーの持ち味。

通常の攻撃は並程度だけど、氷タイプの技に関してはカントー地方で肩を並べるポケモンはいない!!

サンダースを見てみなさいっ!」

 

レッド

「サンダースっ、脚が凍傷して立てないのか!?

くっそぉ…動けないなら、【スピードスター】だ!

これなら位置は把握できてなくても…」

 

カンナ

「【吹雪】!!!」

 

全てを無に帰すかのごとく、かき消す

サンダースは寒さに耐えきれず戦闘不能

 

レッド

「視界は最悪、耳も遠くなる…。

カンナさんはこの環境に馴れてる…。

こりゃあ条件的に俺が不利…ってそんな理由で負けましたじゃ済まねぇ!!

俺はリザードンを信じるまでだ!!」

 

カンナ

「お出ましね!」

 

レッド

「ここ一帯の氷を全て溶かしたって構わねぇ、お前の胃袋に溜まってる炎を消化する勢いでいくぞ!【火炎放射】っ!!」

 

リザードンの炎は伝説相手にどこまで燃えることができるのか!?

遂にレッド最後のポケモンが出陣する!

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