Road to ポケモンマスター ~逆襲のポケモン編~   作:鍋奉行Lv5

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レッドとリザードンが伝説に立ち向かう
双子島の決戦もいよいよ終盤…!!


双子島~哀しみの冷凍ビーム…~

カンナ

「豪快な炎ね…フリーザー、自然の力を最大に活かしなさい!!

このマイナスに至る冷温を体に馴らすのよっ!」

 

【火炎放射】を諸に受けたにも関わらず、何故か活気に溢れているフリーザー

 

レッド

「こいつの炎を直撃したのにこんなにもピンピンしてるのは、納得いかねぇよなぁ。

リザードン、"爪遺炎"でフリーザーの急所を狙っていけ!!」

 

カンナ

「接近戦で来たわね、それなら【空を飛ぶ】でリザードンの上を取るのよ…そこから【冷凍ビーム】で撃ち抜きなさいっ!!」

 

リザードンは大胆にも空振り、頭上からまるで大量の雪を被ったかような冷たさを痛感する

 

レッド

「すげぇよ…!これが伝説!!

俺達の経験値を嘲笑うかのような強さだぜ、なぁ?リザードン!!!」

 

やられたかに見えたが、タダでは墜ちない

それがレッドとリザードンだった

フリーザーの尻尾を掴み、手繰り寄せる

 

レッド

「一緒に墜ちてもらうぜ…【メガトンパンチ】っ!!」

 

フリーザー

「!!」

 

勢いよく落下し、地面に叩きつけられる2匹

だが、フリーザーはしぶとさも伝説級だった

 

カンナ

「【冷凍ビーム】よ!」

 

地面に落ちた反動で体が思うように動かせないリザードンは凍っていく

 

レッド

「氷が炎を喰っていくなんて、常識外れだ…。」

 

カンナ

「気が抜けない相手だったわ。

でもこれで…」

 

レッド

「…へへっ、俺のリザードンはピンチの時こそ真価を発揮する!

そして、修行の果てに俺はこの現象を[猛火]と名づけた!!

やれ、リザードンっ、【大文字】だぁっっ!!!」

 

紅い焔が氷を溶かし、そのままフリーザーを飲み込む

あまりの高熱に悶え苦しむ鳴き声を発する

 

レッド

「気の毒だけど"紅蓮螺旋拳"、これで俺の勝ちだっっ!!」

 

カンナ

「ゴメン…レッド君、そしてフリーザー!

【吹雪】よっっ!!!」

 

レッド

「…んっ、何だ?目に雪でも入ったか?」

 

瞼を擦ると、レッドの手は黒く汚れていた

よく見るといつの間にか白い銀世界はなく、黒い灰のようなものが舞っているではないか

そう、焼け焦げたフリーザーの羽が散らした雪は既に美しさなど微塵も感じなかった

 

リザードン

「…っ!?」

 

レッド

「フリーザーが黒く染まって…!」

 

灰はリザードンの全身に付着していき、あっというまに覆ってしまった

呼吸できないリザードンの炎は小さくなっていく

リザードンの尾の炎の大きさは生命力の象徴…

 

レッド

「おいっ、動いてくれよ…!

返事を…返事をしてくれよぉぉっ!!!」

 

その時、硬直していたリザードンが灰を払い燃やし、フリーザーを睨みつける

 

カンナ

「こんなになってまで、まだ立ち上がるっていうの!?」

 

レッド

「よく乗り越えたな!帰ったらポケモンフードのフルコースを振る舞ってやるよ!!血沸け…"紅蓮螺旋拳・改"!!」

 

…。

 

 

 

 

リザードンは動くことなく、そのまま倒れる

 

レッド

「そうか、よく…頑張ってくれたな。

後、1歩のとこまで近づけただけで俺は誇らしく思うぜ。」

 

カンナ

「レッド君…。っ痛!!」

 

カンナの脳内にミュウツーが語りかけてくる

 

ミュウツー

「見事ナ戦イダッタゾ。

トコロデ、ソノリザードンハ、マダ完全ニ再起不能ニハナッテイナイヨウダガ?」

 

カンナ

「…一体それがどうしたっていうの!?

勝負は終わったわ!!」

 

ミュウツー

「フ…戦ッタ本人ガ一番解ッテイルダロウ?

ソイツハ今後私ガ創ル世界ニ邪魔ダ。

ココデ生カシテオイタラ、何度モ何度モ歯向カッテクル障害トナル!

ナラバ、イッソノコト今消シテオクベキダロ?」

 

カンナ

「や…めて!体が勝手に…!!

フリーザー、【冷凍…」

 

ミュウツー

「サアッッ!!

息ノ根ヲ止メテヤレェェッッ!!」

 

カンナ

「…ぐっ、これ以上フリーザーを黒く染めないでぇぇっ!

…その技を何も知らないお前が汚すなぁぁぁっっ!!!!」

 

ミュウツー

「命令ニ抗ウトハ…!

コノ女ガ発スル強イ想イガ、私ノ念ヲ狂ワシテイルノカ!?

チッ…仕方ガナイカ。」

 

サイコジャックが解け、その場に倒れるカンナ

 

レッド

「カンナさん!」

 

カンナ

「レッド君、私ったらもう少しであなたのこれまでとこれから、そして自身の夢までさえも毀損してしまう所だったわ。

願わくば公式(フェア)な状態であなたと闘いたかった…!

そして、フリーザーも自分の手で…!!」

 

レッド

「この騒動が収まったらまた手合わせお願いします!

次は敵としてじゃなくて、挑戦者として!」

 

カンナ

「これ、あなたが必要としてた羽よ。任せっぱなしになっちゃうけど、私はもう力を使い果たしちゃったみたいだから…。

私の分もミュウツーに一撃入れてきてよね…!!」

 

レッド

「必ずっ!!」

 

こうして双子島の決戦は意外な形で幕を閉じた

 

カンナ

「(レッド君、あなたは将来、カントー地方の次世代を引っ張っていく存在になると私は願ってる。

だから…どうか勝って!!)」

 

そのまま気を失うカンナ

 

託された羽をぎゅっと握り締め、ハナダの洞窟へ急ぐレッド

さぁ、残すはミュウツーのみ!!




〈読者の皆様へのお詫び〉
この物語を読んでくださってる皆様へ…
短編(after story)が始まって、長期間に渡り四天王との戦いを書いてきました。
内容を考えた当初はすんなりと終える程度に練っていましたが、考えれば考えるほどあれもこれも作品にいれたい欲が湧き、結果として単調なバトルが続くものとなってしまいました…。
ただ、この対四天王編は前作を通してのレッド達の成長を基盤におきたかったのと、ゲーム『赤・緑』をプレーしたことがある方は御存知の通り、四天王は最後の難関とも言えるステージです。
薬を使わずにはいられなかった場面や、高いレベルに苦戦した人も多い筈…笑
それを作品内で描きたかったというエゴにあります!

ここから残り数話ですが、少しでも楽しんで読んでいただけるような要素も盛り込んでいくので、よかったら引き続き閲覧していって下さい!!
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