Road to ポケモンマスター ~逆襲のポケモン編~   作:鍋奉行Lv5

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ミュウツーの暴走を止めるべく…
そして、傀儡と化してしまった四天王を救うべく…
今、レッド達のカントーの未来を懸けた戦いが始まる!!


無人発電所~喰うか喰われるか…~

~無人発電所~

 

イエローVSキクコ

 

キクコ

「フンッ、オーキドが育てた愛弟子がどれくらいのものか見てやろうかね…。

まぁどうせ、あたしには敵わないだろうが?」

 

イエロー

「(さすがキクコさん、ただならぬ妖気を満ちている…!

齡70にして未だ実力衰えない現役のトレーナーなだけはあるな。

僕の勝てる確率は限りなく低い…でもっ!!)」

イエローの頭の中に、ミュウツーにやられて寝込んでしまったオーキド博士の姿が浮かぶ

 

イエロー

「僕はやらなくちゃいけないんだっ!!」

 

キクコ

「あんな、ポケモンとほのぼの過ごしてる温厚馬鹿のどこがいいのかねぇ。

ポケモントレーナーたるもの強くなくちゃいけない、そうだろう?

オーキドとは昔から方向性の不一致で親しく交わる事はなかった…犬猿の仲さね。」

 

イエロー

「えぇ、少しばかりは聞いてます。

それでも博士は…」

 

キクコ

「いらん話をし過ぎたようだ。そろそろバトルを始めよう、その為にわざわざ出向いたんだろう?」

 

イエロー

「…っ!!その通りです、あなたを倒して、そして救ってみせます!」

 

キクコ

「それは楽しみだねぇ。

バトルはフルバトル形式だよ。あんた達が言うポケモンの研究っていうのが、強さの前には無意味であることを証明してやるさね!!

行きな、アーボック!!」

 

イエロー

「頼んだよ、バタフリー!【サイケ光線】だっ!!」

 

キクコ

「避けるんだ。」

 

アーボックはスルスルッと体をうねり、簡単に【サイケ光線】の攻撃線上から外れる

 

イエロー

「(速い!!)」

 

キクコ

「【毒針】で攻撃だよ!!」

 

イエロー

「(避けれる数じゃないな!ここは…)【吹き飛ばし】で凪ぎ払うんだ!!」

 

【毒針】の攻撃は凌げたものの、キクコは既に次の指示を送っていた

 

イエロー

「なっ…!!バタフリー、後ろだ!」

 

キクコ

「反応速度が遅いぞ?アーボック、【穴を掘る】からの【毒針】!!」

 

地面から這い上がってきたアーボックに気づかず、バタフリーの背に大量の針が刺さってしまった

しかし、四天王の持つポケモンはイエローの想像を絶した強さであった

 

不敵に笑うキクコ…

 

キクコ

「この子の【毒針】の針には抗体ができない特別な毒を含んでいてね、毒タイプのポケモンと言えどジワジワと効いていく代物なんだよ。」

 

イエロー

「つまりは、長期戦にもちこむのは不利…ってことですか。

(ならば、仕留めるにはやはり相性抜群の【サイケ光線】!まずは、その隙を作り出す!!)

バタフリー、"胡蝶の夢"っ!!」

 

確実にアーボックの動きを止めるべく、バタフリーのEBを繰り出す

そして、イエローの作戦の第一段階は見事に成功した

 

キクコ

「成る程…、これがお前さんが開発したというEB。ユニークな発想とそれを現実のものにできるポケモンとの絆が鍵となる技。」

 

イエロー

「これで直撃ですっ!【サイケ光線】!!」

 

キクコ

「だが、惜しい事にあたしのアーボックはそれ以上の"強さ"を持っている!」

 

バタフリー

「!?」

 

イエロー

「どうしたんだバタフリー!?

【サイケ光線】を撃つんだ!」

 

キクコ

「フフ…撃てないんだよ。

バタフリーの様子を見てみな?完全に怯えちゃってるじゃないか。

あたしのアーボックの【蛇睨み】にね!!」

 

アーボックの独特なお腹の模様のそれが鋭く睨みつけることで、自然とバタフリーの動きを封じたのだ

そう、蝶は気づかぬ内に入ってはならない蛇の巣穴(テリトリー)に入ってしまっていたのだ

 

キクコ

「【溶解液】での毒殺、【巻きつく】での絞殺…どれがお望みかい?

とは言っても、毒の効果で自然死するのも時間の問題だがね?

決めたよ、【噛みつく】で噛み殺してやりな!!」

 

イエロー

「(これが、四天王…。今まで戦ってきた相手の中で一番強い。

けど、どうしてだろう、心の底から燃え上がるような思いが伝わってこない。

それは僕に"強さ"が欠けているから?それとも、彼女の戦い方に抵抗があるから?)」

 

その時、イエローはワタルの言葉を思い出す

 

ワタル

「 このゲーム…ここにいる全員、各々が死力を尽くさない限り勝機はない。

厳しい言葉をかけるようだけど、1人でも手を抜いたら…終わりだ。」

 

イエロー

「(そうだ…ああだこうだと余計な事を考えること自体が僕の本気を妨げていたのかもしれないな…。

そう、ただ勝つことを信じて!)

バタフリー、【念力】で自分の脳内に暗示をかけるんだ、目の前の模様はただの面白い落書きだって!!」

 

キクコ

「そんな幼稚な発想で…」

 

バタフリー

「!!」

 

イエロー

「よし、恐怖を克服すればこっちのもんです!!

向かってくるアーボックを【サイケ光線】で返り討ちだぁっ!!」

 

【噛みつく】で突っ込んできたアーボックを至近距離から放つ【サイケ光線】が吹き飛ばした

…アーボック戦闘不能

 

イエロー

「おっしゃってくれたじゃないですか、ユニークな発想が僕をここまで強くしてくれたんです!」

 

四天王相手にまずは一勝と、幸先いいスタートをきったイエロー

この調子をキープできるか!?

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