ここは結婚式の二次会会場。
とある有名なホテルの、立食パーティの会場だ。
披露宴を終えた新郎新婦、友人たち、親族たちが笑顔を振りまき会場に集まってきている。
ワイワイワイ ガヤガヤガヤガヤガヤ
「………」
身を包む喧騒に、緊張を覚え、僕は尻にキュッと力を入れる。
僕は今、様々な料理で彩られているテーブルの上に居る。
仰向けで大の字になって寝て居る。
全裸で居る。
未発達ではあるが、赤みと威厳を讃えたペニスがピィンと天を仰いでいる。
僕は料理だ。
今日という新郎新婦の結婚を祝う為に用意された、ペニスと言う名の料理なのだ。
「!」
気がつくと立食パーティが、今まさに始まろうとしていた。
緊張で頭が緩んでいたのだろうか、時間の間隔があまりにもあやふやだ。
新郎新婦がこちらに歩み来ている。
純白のドレスに身を包み、美しい女性が笑みを零している。
一見粗暴で、不器用そうだが、瞳の奥に優しさを秘めた新郎がその女性をエスコートしている。
そこには、お互いがお互いが慕い愛しあい、慈しみあう理想のカップルが居た。
.........嗚呼、なんて幸せそうなんだ。
こんな素晴らしき彼らの記念すべき大事な一日を祝う為の、僕は呼ばれたのならこんなに幸福な事はない。
思わず、頬から熱いものが伝い、口から「おめでとう」という言葉がでそうになるが、必死で堪えた。
僕の役目は彼らに祝福の言葉を投げかける事ではない。
祝う事、という点ではそれらに類似しているが、僕はペニスという料理なのだ。
料理が新郎新婦に声をかけて、いいはずがない。
食べられる事で、新郎新婦の血肉と化し、彼らの子供を構成するタンパク質の一部となることで祝福するのだ。
ペニスに、言葉は、いらない。
カチャカチャと、料理が取り分け初められた。
立食パーティの始まりだ。
新郎新婦の親族、友人達計100余名が会話を楽しみながら、料理をつつく。
白いクロスの敷かれた、僕のいる大テーブルでも、料理の取り分けが始まった。
僕の周りに置かれていたロースト・ビーフやキャビア・クラッカーなどが
赤玉ポートワインなどの酒類と共に、取り分けられ、食されていく。
周りの料理にどんどん手が着けられて行くが、僕には誰もまだ手をつけていない。
当然だ、ペニスは、メインディッシュなのだ。
宴の最後、新婦が入刀し、食べる決まりになっている。
披露宴で言う、ウェディング・ケーキ以上の価値があるのだ。
こんな大事な席で、そんな大事な役目を与えられたと考えると、
再度また、感涙しそうになったが、血が出る程歯を食い縛る事により、なんとか堪えた。
何度も言うが、僕はペニスなのだ。
ペニス と いう 料理 なのだ。
食べられる為に此処に存在している、その為に僕は生まれてきたし、いままで生きてきた。
「僕」という人格もペニス・コントロールの為以外には特に重要ではないし、ペニス以外の五体にも、さほど意味はない。
ぼく は ペニス という 料理 だからだ。
メインディッシュであるが故の悩みも当然ある。
僕が食されるのは、僕以外のすべての料理が食べ終わられ、宴の終わりとなり
新婦による、儀式が始まるその時なのだ、おそらく、それまで2時間余りある。
その2時間、ぼくはこの白いクロスで彩られた大テーブルで、
料理として微動だにせず仰向けで寝そべりペニスを勃起させ続けなければならない。
言葉にすれば簡単だが、これは中々難しい。
一般人では、こういう公衆の場では勃起を維持する所か、勃起する事自体難しいのではないだろうか。
僕も、最初はそうだった。ペニスとして、人に食される為に生まれてきたにも関わらず
人前で勃起することが、恥ずかしかったのである。
だが、それも訓練と、信念でなんとかなるものだ。
僕はこの10年間ガムシャラに訓練し、食らい付き、試練を乗り越え、
ペニス学校でも五本の指に入るほどの勃起維持力を手に入れた。
お世辞にも、大きいと言えない僕のペニスが、結婚式という大きな場を任されるようになったのもこのおかげだ。
僕たちペニスは、見た目は人間となんら変りない。
だが明確な違いが存在する、それは僕たちペニスは、人に食べられる為だけに存在し、その為に生涯を費やす事だ。
ペニスと人を振り分ける基準点は明確には存在しない、抽選に依って選ばれる。
選ばれた生まれたての赤ん坊は、ペニス学校に送られ、徹底的に教育される。
ペニスを増大させる食事法、勃起維持の技術体得、ペニス精神論教育。
一流のペニスとなる道は険しく、7割は訓練段階で「不可」と判断を下され、処分される。
ペニスとして生まれたにも関わらず、人に食される事なく散っていった数しれない同士たち......
そのペニスに成り損ねた多数の同士の屍を乗り越え、この場に残れた僕という幸福、想像に難しくないだろう。
気がつくと、辺りが緞帳を下ろしたように暗くなっている。
そした、僕の下半身、いや、僕そのものであると言ってもいい、
「ペニス」がスポットライトで照らされている。テラテラと空中に舞った埃と共に照らされている。
と、同時に、ホテルの人間が、一歩こちらに歩みを進めた。
手にマイクを持っている、司会かなにかだろうか。
体勢を崩すことは、出来ないため(なぜなら、料理は動かないものだ)視界の端で、彼を追う。
すると、彼は照らされた僕のペニスの真横に立ち、演説を始めた。
「当ホテル自慢の料理、如何だったでしょうか?
どれも我がホテルのシュフ達が材料に凝り、腕によりをかけて食った一品であります......
だがしかし、だがしかし、どれもかれも、今私の真横にある料理には叶わない、そうペニスでございます、ペニスでございます
皆様も御存知のように、この国には結婚式など大きな祝い事があるとペニスを食べる習慣が御座居ます
大きくて立派なペニスを、皆の前で食べる事で、血肉とし、精とすることで、自ら未来を祝うので御座居ます
しかし、どんなペニスでもいい訳では御座いません、中折れするペニスや、小さなペニス、剥けてないペニスなど以ての外
そんなペニスを食したら、食した方の未来まで皮で覆われたり、中折れしてしまいになります......
その為、皆様知っての通りペニスに選ばれた者達は厳しい教育を受け、厳格な審査を受け、選ばれに選ばれた者だけが、ペニスとして出荷されます
そんな、選びに選びぬかれたペニスの中でも、当ホテル苦労して、素晴らしいペニスをご用意しました、それが、こちらのペニスで御座居ます」
素晴らしい演説に、うっとりと聞き入る客人方。
彼が素晴らしい演説を終えると同時、さらに強いスポットライトが、僕の股間を照らした。
それと同時に、200余人の客人の視線が、僕のペニスに集まる。
何の罪穢無い瞳を輝かせて、ジィと僕のペニスを見る幼子。
物欲しそうな、潤んだ瞳でペニスを見る老婆。
嗚呼、こんな素晴らしい日が僕に来ようとは!
僕は基本的に人間と接する機会がいままでなかった。
僕を教育する施設の人間くらいだ。
僕にとって人間は、神に等き存在である。
そんな神に等き人間の様々な想いが篭った視線が一気に僕のペニスに集中したのだ。
.........嗚呼、こんなに素晴らしい事は、ない。
その一つの視線ごとに僕は多幸感を覚え
僕の心は沈淪の患難に付されるかのように、ある種の畏れを覚え、慄えるのだ。
視線が集った陰茎は見る見るうちに、更に硬度と増し、大きくなり
死陰のような暗澹とした魅力を増し増していくばかり。
緊張と幸福の為、発汗された汗に陰茎中が濡れ、
証明に照らされると 瑞々しい果実のように、艶かしく、輝いた。
これ以上ない程の、コンディションである。
さあ、ペニスとしての準備は今整った。
司会のナレーションと共に、宴が今始まろうとしていた。
司会の進行と共に、新郎新婦が僕のペニスに近づいてきた。
僕のペニスは多幸感ではち切れんばかりになっていて、
いつ発射してもおかしくない状況の為、誤射しないように、気を引き締める。
いよいよという緊張感が、ベトつく汗と化し、背を伝う。
花嫁が箸を手に持ち、こちらにまた一歩寄ってきた。
顔は仄かに紅潮している、羞恥を感じているのだろうか。
歳は相当若そうだ、20歳になったかどうかくらいだと推測される。
花嫁を見送る、新郎の顔は若干暗い。
自分の嫁になろう人が、己らの知人の前で、ペニスを頬ばるのだ。
勿論、銜えるペニスは、人の陰茎などとは違う、ただの儀式的な料理に過ぎない、が
姿形は人の陰茎と変わらぬものなのだ、暗い感情が渦巻、ざわつくのも無理はない。
.........だが、わかってほしい、僕たちペニスは純粋に...
君たちの未来を祝福する為に、頬ばり、食されるのだ
食される最中に悦楽や多幸感を覚えるかもしれぬ、だが、それ目的で食される訳ではない。
これは、必要な儀式なのだ、この国では女性の地位が著しく低い、20やそこらの小娘では、結婚したところで軽んじられるのは目に見えている。
なので、こういう知人の前でペニスという男性的なものを食し、身にすることで、男性をある意味克服する所を見せつける......その行為は母になる上で必要不可欠なのだ。
「ファースト・ペニ・コンタクト」と呼ばれる行為だ。
僕は思わず身をビクっと震わせる。
新婦は、相変わらずおどおどとして手つきで僕のペニスを箸で触れていた。
皮を伸ばしたいのか、皮を強くつまみ、上に持ち上げたり、
カリの部分をつかんで、辿たどしく上下にしたり、僕のペニスを弄んでいる。
そして、箸でイジるばかりで、口をつける様子がないのである。
僕は、その事に、ひどく落胆を覚えた。
僕は、こんなにも新郎新婦の事を想っているのに、食べてさえもらえないのか。
そんな出来損ないペニスなのか。
目の前が暗くなりかけた所で、思わぬ助っ人が現れた。
ペニス仕置人である。
ペニス仕置人のは、優しく、そして力強く
しきりに恥ずかしがる新婦に諭すように言葉をかけた。
「恥ずかしがるのはわかるが、
これは儀式なんだ、乗り越えなくては、妻に、母にはなれないぞ?」
「さあさあ......恥ずかしがってはいけないな、箸を持つ手を止めてはだめだよ?
どうれ、私が手伝ってやろう」
そういうと、彼女は私の金玉の片方に手をのばすと
しきりに撫でてから、ブチリとちぎってしまった。
そして、ころころを口で転がすと、口移しで花嫁の口にねじり込んだのだ。
「どうだ?クセになる香ばしく、苦々しい味が口中で踊るだろう?
それが雄の味だ、君は婚前交渉をしてないのかな?そうだ、口からだしてはいけない、噛み締め、味わうんだ」
花嫁はしきりにうなづくと、涙目になりながら、僕の金玉をゆっくり咀嚼し、ごくりと飲み込んだ。
完食し、ほうっと、紅潮した顔で面を上げる花嫁。
初めての雄の味は悪くなかったのだろうか。
その様子をパチパチと拍手で祝う、客人たち。
司会も冴えたコメントで、場を盛り上げている。
更に強まる、スポットライト。
僕は激痛と多幸感の中で、もがきながら、強く強く花嫁を見た。
僕の視線に気付いた花嫁は、フッと笑うと、
再度僕に近づき、ペニス仕置人クーに教わりながら、僕のペニスを弄びだしてはじめた。
避けんばかりに尿道の奥までつっこまれる箸の片方、
ゆっくりとじらすように陰茎周辺を舐められ、噛みちぎられる余った包皮。
不意に射精しそうになるが、いけない。
無理して我慢したせいか、精子が逆流し、破れた金玉の片方から少し漏れた、いけない。
それを見たペニス仕置人が、残らずすべて舐めとって、また口移しで花嫁の口に移し、味わせる。
今日、僕のペニスは一片足りとも残さず、花嫁に食べてもらわなくてはいけないのだ、体液といえど今のは危なかった。
そして、花嫁は意味ありげな熱い視線を僕に飛ばしながら、またもや近寄ってきた、そして、僕の陰茎に初めて直接口をつけたのである。
ちゅぱちゅぱと淫魔な音が漏れる、滴る体液や、羞恥に染まった花嫁の顔がライトで照らされて
なんとも云えない妖艶な空気を作り出した、儀式も、もう終盤である。
僕自身と云っても差し支えない或る軟い、醜く、優しい陰茎が、花嫁の口中に居る。
花嫁は、僕の反応を見ながら、強く舐めたり、時に舌の動きを弱めたりして、反応を楽しんでいるようだった。
先程まで、羞恥に身を縮めていた彼女の姿からは想像つかない姿だ、
矢張り、恥ずかしがりながらも心のどこかで雄を求めていたのだろうか。
ペニス仕置人というと、その花嫁の様子に満足しているのか、しきりに頷きながら
要所要所で、花嫁に的確な支持を出し、僕を追い詰めるのだった。
――――いくら僕が訓練されたペニスだと云っても、
射精を何度もできる訳ではない、そう易々と射精する訳には......
その僕の想いを知ってか知らずが、更に焦らす花嫁、
端的に言うと、僕は、限界、だった。
そんな限界を迎えつつある僕を見ながら、花嫁が口を止め、声をかけてきた。
「ねえ、貴方、貴方よ貴方、貴方以外どこに貴方がいるの?
ふふふ、とても気持ちよさそうだったわね、貴方はヒトでない料理なのにいけない子......
ねえ、答えてよ、あなた、今気持ちよかった?」
僕は、面食らってしまった。
なぜなら僕はペニスである、ヒトではない。ペニスはヒトと会話をしない。
声をかけられるだなんて、初めての経験だった。
「ねえ、無視しないでよ、私、知っているのよ、ペニスだって喋れるって事
ねえ、気持ちいいっていいなさいよ?だってそうなんでしょ?さあ、いいなさいよ、
‘イキそうなくらい気持ちよかったです、イキたいです'って、」
「!」
異変に気付いた新郎が、僕と新婦の間に割って入ろうとするがペニス仕置人によって、遮られる。
僕と、彼女の儀式は何人たりとも邪魔してはいけない。
彼女は、手コキを繰り出しながら、再度僕に問いかけた。
「ねえ、さっさと言いなさいよ、新郎にすら体を許していない新婦の濃厚フェラや焦らしを受けて
‘イキそうなくらい気持ちよかったです'って
だって、そうよね、そうに決まってるわ、こんなにガチガチになってるじゃない、我慢汁もすごいわ......ぬるぬる、臭いもすごい
ねえ?云って、そしてイッてもいいのよ?
目を瞑って?ゆったりと体の力を抜いて?
体全体から、白い光を吸い込むイメージをするの。ゆっくり息を吸って
さあ、息を吐くたびに、体中の力が抜けていくわ
それをイメージしながら、ゆっくりとした呼吸を続けていって、
あなたの陰茎は次第に大きな白い光に包まれていくの、イメージして
ゆっくりと、ゆったりと、息を吸う度にあなたの陰茎は白い光で満たされいく。
あなたは、光の中でとても心地の良い気持ち」
僕は、言われるがまま手コキを受けていると、もう本当に 辛抱 たまらなくなった。
花嫁の愛撫は更に激しさを増していく。
そして、思わず言葉が漏れた、魂の咆哮。
‘イキそうなくらい気持ちよかったです、も゛う゛イ゛キたいです・・・'
「はぁい、よく出来ました.........」
そういうと、彼女は熱く、湿った息を絡ませ、僕の陰茎に吹きかけながら、近寄り、
二、三度クンクンと臭いを嗅ぐと、一人納得したような表情を浮かべ、再度陰茎を銜えた。
そして、カリの部分で銜える力を強め、妖艶で意味ありげな笑みをチラッと一瞬こちらに向けて、思いっきり歯を立てた。
ミシミシと陰茎の肉を圧迫する歯の感触、次いで襲い来る鈍く熱い痛みと悦楽。
ギリギリギリギリと歯は、着実に僕の陰茎の肉を削り、千切る、血が止めどなく溢れ出てくる。
僕は多幸感に襲われ、かちかち体を震わせ。顔は火のように紅くなった。
肉を食いちぎられ、咀嚼される独特の間隔。
勢いを増しまるで噴水のようにあふれる出血。
次いで、軟骨を削るゴリゴリとした間隔が、神経を伝い電撃と化し、襲い来た。
僕のペニスが、カリの部分で食いちぎられようとしている。
僕のペニスが、カリの部分で食いちぎられようとしている。
僕のペニスが、カリの部分で食いちぎられようとしている。
僕のペニスが、カリの部分で食いちぎられようとしている。僕のペニスが、カリの部分で食い
ちぎられようとしている。僕 のペニスが、カリの部分で食い ちぎられようとしている。
そう思うと僕は、もう我慢ならなかった。火のように熱く、氷のように冷たい悦楽......
耳の音でゴリッという一際大きな音が響いた。ペニスが完全に食いちぎられた音である。
カリの上の部分から先を花嫁に食いちぎられた目の前の光景を視認した後僕は、我慢できず、射精してしまった。
食いちぎられた事により、大きく口を開けた射精口から噴水のように、放たれる僕の精。
その黄色味で白い液体は血が混ざり、なんとも云えない妖艶な色になっていく。
全身が、勢いを帯びたその液体を浴びて、ぬとぬと温源でジンワリ温められて、温かった。
鉄と精の匂いが周囲に広まり、射精の心地よい音が空間を支配する。
花嫁はその様子を見てさらに興奮したのか、僕の残った睾丸も素手で引きちぎり、
笑いながら手で絞り、漏れた液体を体中に浴びて、狂ったようにくるくる周りながらなめとって、笑っていた。
こうなると、僕もちょっとでも、手を憩める暇はない。
一刻も早く、僕の陰茎機能が残っている内に残った精を彼女の放ち、肉を食べてもらわなくてはいけない。
白と赤の体液をぐるぐると掻き廻わされている彼女は、そんな僕の気持ちを汲んでくれたのか
残った陰茎も、残らず食いちぎって、むしゃりと咀嚼してくれた、口の端に血を滴らせながら。
ペニスを失ったペニスの僕は、その光景を見て、微笑む。
新郎と近づき、新婦を抱きしめる。
司会が言葉を発す、周囲はライトアップ、客人は拍手をおしまず祝福する。
精と鉄の臭いの中、宴は盛大に幕を閉じたのだ。
カラカラと転がる車椅子に乗せられて、僕は焼却場に向かっている。
役目を終えたペニス(......といっても僕にはもうペニスは無い訳だから、ペニスですら無い訳だが)
は速やかに焼却処分される決まりなのである。
カラカラと死に向かう、車椅子に乗せられていても、僕の心に絶望や恐怖など一片も無い。
僕の、ある意味僕より、僕自身である、ペニスはきちんとヒト食べてもらえたのだ。
新婦は、あの儀式の中で、確かに男性を超える成長をしたし、それを周囲に認めさせる事も成功しただろう。
僕は、僕の生きている意味を満たすことができた。
これは、ペニスより上位種であるヒトですら、中々なし得る事ではない。
ヒトは、生涯通じて目標すら見つけられない者が多数なのだ。
それを考えると、僕はとても誇らしい気持ちになる。
胸を張って、志半ばで死んでしまった同士たちにあの世で会えるというものだ。
カラカラと車椅子は焼却場に近寄る。
僕は想像する。
僕のペニス、僕自身を食べた新婦の今後の人生を想像する。
性の喜びを知った彼女は新郎と性行為を繰り返すだろう、そして子供が生まれる。
僕のペニスを食べた新婦は、僕のペニスを構成していたタンパク質で、子供を成す。
それは、ある意味僕なのではないだろうか、僕自身であるペニスを構成していた物質を作り替えできるのだから、
僕は一つ悦に浸る、僕はペニスに生まれて、本当によかった。
カラカラと車椅子は死に近寄りつつある <了>
いや〜疲れました。15歳JKなので疲れ倍増ですね
僕の初めての作品読んでください!