今回で白猫プロジェクトの二次創作も2話目です。
最後にアクセル君のプロフィールのようなものも乗せているのでよければ目を通して言ってください!
「なるほど…アクセルさんは1人で3年も冒険を続けているんですね」
「ん〜時々誰かに力を借りたりしたけどな…」
挨拶を適当に済ませると話を聞かせてくれとせがまれ流されるままに俺はアジト内に連れていかれた。
中は小さな喫茶店のようでギターやピアノなどの楽器がいくつか置かれている。
手頃な椅子に座り当たりを見回しているとどうぞ、と声がかかり一杯のコーヒーとそれに合うのお菓子が差し出された。
コーヒーはそこらのコーヒーよりも美味しかった…やはり誰かといると違うのだろうか…
それからしばらくはアイリスとキャトラからの質問攻めにあった、話せることは話しているうちに旅の事について聞かれた。
「でも1人で旅するってすごい事ね…」
「と、忘れてた、正確には俺は1人じゃないな
ずっと後ろに奴がいる」
答えているうちにコーヒーの味のせいで忘れていた同居者について思い出す。
「え?どういう事ですか?」
当然の反応だろう、後ろを何度見ようとそこには誰もいない。
見えない、の方が正しいだろうか。
詳しくは後で、といって話を一旦切る。
窓の外を見ると1人で剣を振る赤髪がいた。
鍛錬なのだろうか…
あの少年が飛行島の主…
そう思うとどれほどの実力者なのか気になってくる。
コーヒーを飲み終えアジトを後にする、赤髪の近くに行くと彼は剣を止めこちらを見る。
「?」
「いや、邪魔して悪いな、飛行島の主さんの実力が見たくてさ
暇なら俺と勝負しないか?」
「…♪」
彼は基本無口だ、だが何を伝えたいのかは不思議と表情で解る。
喋れば早いのに、そうは思うが彼にも事情があるのだろう。
一定の距離を開け向き合うがシュウが剣を構えるが相手は武器を構えない。
相手の様子に気がつくとアクセルははっと思い出したような顔をする。
「悪い悪い、俺の戦い方教えてなかったな。
俺が以前魔法学校に寄った時にいくつか魔術を覚えてきたんだが俺の適正が少なくてな、だがそのうちの一つが結構使いやすくてさ、これなんだわ」
簡単な詠唱を終えると彼の背後にいくつかの波紋のような模様が現れる。
その中から棒のようなものが生えてくる。それは…
「驚いたか?これが俺の使える僅かな魔法の一つでな、これさえあればこの中に武器だろうと道具だろうと収納できる、まずは…これで行くか…」
彼が波紋から武器を掴み引き抜くと瞬時に彼の手に装着される。
手の甲と手首を守る作りのガントレットだ、それを付け終えるとファイティングポーズを取る。
彼は武闘家なのだろう。
改めて赤髪が剣を構えると同時に2人が地面をける。
アクセルが勢いに任せて右の拳を打ち出すが赤髪は冷静に件を振り下ろす、手を切られないように甲で受け止め左を打ち出す脇腹に当たる…寸前に赤髪は体を捻り最小限のダメージで抑えすぐさまバックステップで距離をとり体制を立て直す。
赤髪よりもわずかに地面に足が付くのが遅かったアクセルは相手の出方を見るためにその場に留まりいつでも返せるように構えを解かない。
2人の体温が上がっていく。
先の打ち合いでお互いの力が解った。
俺はにっと笑うと再び距離を詰めるために走り出す。
数メートルまで近づいたところでさらに加速し飛び蹴りを放つ。
赤髪は余裕を持って回避するが最初から回避をさせる前提に放った技だ。
地面に足をつけると瞬時に赤髪の足元に回し蹴りを放つ、綺麗に当たるが長い間冒険していただけあって倒れるまでには至らない。
次の攻撃は確実に当たる、そう確信し必死に葉を食いしばり鳩尾を剣で守る…
だが飛んできた拳は予想外の動きをした。
「っ…ラァ!」
開かれた右手は赤髪の頭をつかみ強引に転倒させる。
踏ん張りが聞かない体制になり完全に無防備になる。
追い打ちに左の拳を伸ばし力を込めて脇腹に入れる、赤髪の口から抑えた悲鳴と息が吐き出されるが容赦なく同じ場所に蹴りを入れる。
数メートル飛んだところで止まり痛みに耐えるように顔を歪ませるがふらふらと彼は立ち上がる。
まだまだやれる
彼の目はそう言っていた。
今度こそ仕留める、そう口にすると赤髪はさらに熱くなる。
2人以外の時間が遅くなるような感覚。
いや、戦っている自分たちさえも遅く感じる。
その後にアクセルが放った4発の拳を赤髪はすべて避け最後にカウンターとして横薙ぎの一撃を入れる。
必死に避けようと体を傾けるが剣の切っ先が掠める。
斬撃は服に遮られ体までは届かなかったものの当たったという事実は赤髪の心を軽くする。
「…なら…これでどうだ……エンチャントポイズンッ!」
短い詠唱を終えると右手に紫色の光が灯る。
ポイズンの名の通り光の招待は毒だ。
緩んでいた赤髪の心をその言葉が引き締める。
片足を引き両手の拳を固める…それに合わせて赤髪もぐっと剣を握り準備万端といった表情でこちらを見る…
数秒後、再びアクセルが地面を蹴り飛ばしかなり低い姿勢で突進した。
転倒ギリギリの姿勢だが体重が乗ってか前に進むスピードは先程とは比べ物にならない程に速い。
すぐさま赤髪が守りの姿勢をとり左手の一撃を受け止めるが二発目の右から伸びる攻撃を受けきれずに腹に入る。
そのまま地面を踏み込み体を起こしながらアッパーのように殴りぬけ浮き上がった赤髪の顔を掴み容赦なく地面に叩きつける。
完全に決まったと思い背を向けた直後…ジャリッと剣を地面に突き立てる音がした。
まさか…そう思いながら振り向くと毒に犯されながらも…苦痛に顔を歪めせながらも立ち上がる赤い獅子がいた。
まだやらせてくれ、声には出さなかったが彼はそう言っている。
直感的にそう思った。
面白い…なら…
懐から解毒剤を取り出し彼に飲ませると少しは楽になったようだ。
途中アイリスの回復魔法を受けるためにお互い回復を挟む。
再び獅子は剣を構える。
先程の一撃を受けて耐えられた以上俺も本気を出さなくちゃな…
拳を外し再び波紋の中に収納し日本の剣を取り出す。
「俺の本職はクロスセイバーだ…順手の、な
最近はギルドの規制も緩くなったおかげで堂々と使えて助かるわ。
さて…俺は本気を出すつもりだが…赤髪、アンタも本気を出しな、なんか隠してるだろ」
他のクロスセイバーを名乗る者達とは違い順手で2本の剣を構えながら問いかける。
赤髪は苦笑いして頬を指でかいたあと息を整える。
そして…闇の力を開放する。
その力をアクセルは特に驚くことなく眺め、そしてにっと頬を歪ませる。
負けられない。
そう思った。
約3年に渡る度で何度も思ったことだがここまで本気を出すのは珍しい。
最後にアレを使ったのはいつだったか…
目を閉じ中に潜む奴を呼び出す。
「闇の力…ねぇ、面白いじゃん…ならこっちも面白いの使おうか…
…いくぞ……鬼化第一形態っ!!」
具現化した鬼武者を再び取り込み天狗の仮面と肩鎧が装着される。
面を邪魔だといいながら右の耳の少し上に押しやり赤髪に向き直す。
彼は驚いたように目を丸くしながらも嬉しそうに微笑んだ。
剣を打ち合う音は日が暮れるまで響き続けたらしい。
用語説明
前回と同じように原作知識がない方向けです。
興味が無い方はスクロールしてください。
白猫プロジェクトのあらすじ
アストラ島と呼ばれる小さな孤島の浜辺で冒険家を目指す赤い髪の少年が剣の鍛錬をしていた。
そんなところにほかの島からやってきた金髪の青年、冒険家兼考古学者のカイルが船に乗って現れる。
彼は古代文明を調べるために世界を旅しているらしい。
そしてアストラ島を調べるために2人の冒険が始まる。
森の中を進むうちに銀髪の少女アイリスと人の言葉をしゃべる白猫のキャトラと出会い冒険は賑やかになるが森の奥の遺跡で事件は起きる。
遺跡の最奥の部屋に巨大なドラゴンが眠っていたのだ。
3人は協力してドラゴンを倒すも遺跡は崩壊し始める。
とある理由で遺跡から出ることがきさできなくなったカイルに見送られながら……「俺も後からお前達を追うさ……振り返るなよ主人公」
その後アストラ島の中心の街が地面と離れ飛び上がる。
島の名を飛行島と変えて。
多少違いはあると思いますが大まかなあらすじはこのような感じです。
・闇
その名の通り闇、世界を悪い方向へ導く悪の組織ポジション
闇に飲み込まれると理性を失い本能のままに戦うことになる。
主人公はあることをきっかけに50%の闇の力を操れるようになる。
アクセルさんのこーなー
前の話になかったこの話の主人公アクセルの紹介です
アクセル(性は不明)
性別 男
年齢 17
身長 165cm程(本人は気にしてる)
体重 50kg程 (痩せ気味だと言われ本人は気にしてる)
髪型 長めのスポーツ刈りをさらに少し長くし全体的に少しツンツンとした髪型、黒髪
職 ドラゴンライダーを除く全職
出身 黙秘
魔法(本人は魔術と呼んでいる)
適正 毒、収納、炎
相棒 鬼武者(慶次)アクセルはけーちゃんなどと呼んでいる