白虎日和(はくびより)   作:ルーペの大科学実験室

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はいはい。最近ハクのことばかり考えてる自分がちょっと怖いプ二丸さんです。
今後の更新は、毎週水曜日の午前2時20分です。「水曜朝のプ二丸(220)」と覚えてくださいね。
今回2話目ですね。書き上がったのは日曜日の22時46分ですよ。1話目の次の日ですww
今回はちょっと展開が急ですけど・・・多めにみてください。
では、ゆっくり読んでいってくださいね。


1.始まりは突然やってくるもの

「よっし。とりあえず一体進化完了っと。」

「おつかれさま。そろそろ出かける準備しよっか?」

「え?まだお昼ですよ?」

「せっかくだから買い物とかしてからってことになったんだよ。」

「穂積ちゃんもそろそろ新しい服欲しいと思って。」

「え?自分はいいですよ。」

「10代の女の子が毎日ジャージだなんてだめだろ。」

「はーい。」

 

 というわけで半強制的にお買い物にいくことになってしまった。まぁ、たまにはそういうのもいいかな?

私は、部屋に上がって寝間着のジャージから白っぽいワンピースに着替えた。このワンピース、裾や袖に黒いレースが縁取ってあってとても気に入っている。一応春になって暖かくなってきているけど、まだ寒いこともあるので上着を持って、鞄の用意をしてリビングへ降りた。それから、全員の準備が終わるのを待ってからルーペさんの車で30分くらい離れた大型ショッピングセンターへ向かった。車の中では、運転手のルーさん以外全員パズドラをやっていたのは言うまでもない。

 

「みなさん。着いたよ・・・。」

 

ルーさんの声で気が付いた。ちょうどハクをレベルマックスにし終わったところだった。私たちは車を降りて、服屋さんのユミクロへ向かった。ここは結構高いけどそれなりにいい服が多い。あったかい肌着は私たちの生活必需品だ。今日はタイツと靴だけ買ったけど。

次に向かったのは、ふわふわ系の服で有名なリサリサ。ロリータ系の服が多いのでお兄ちゃんたちは入りづらそうだったけど、茂吉お兄さんが着いてきてくれた。ここでは二着のワンピースを買った。セールとはいえ合わせて1万円の出費は辛い。またしばらく貯金しよう。

お店から出てきたらちょうどルーペさんと和樹お兄ちゃんも買い物を済ませてきたところだった。時刻は3時54分。まだ時間が早い。そこで私たちはショッピングセンターの中のスターズコーヒーで暇をつぶすことにした。窓際の席が空いていたのでそこに座ることにした。外はさっきまで晴れていたのに今は曇ってだいぶ暗くなってきている。近いうちに雨が降って冷えてくるだろう。上着を持ってきていて良かった。にしても本当に雲一つ無かったし、天気予報は晴れで、降水確率も10%だったのに。予報は絶対じゃないってことかな?

 結局私たちは1時間近くスターズコーヒーに入り浸ってパズドラしていた。その結果私のハクは、火ハクと闇ハクまでに進化した。地味に進化素材を集めておいて良かった。

 そして、店を出ると外はすっかり土砂降りになっていた。ところが私たちはそれ以上に目の前の光景に驚愕し、びしょ濡れになっていることすら忘れて呆然と立ち尽くしていた。

 

「なに・・・あれ・・・。」

 

私たちの目の前には、どず黒い赤の鎌を持った2mはあろうかというカマキリがいた。その上、私たちの姿を見るなりこちらを狙っているような仕草で近づいてくるのだ。あまりの恐怖で足がすくんで動けなくなってしまっていた。そんな私を見て和樹お兄ちゃんが私を守るようにして立ってくれた。でも、カマキリの怪物は、お兄ちゃんには目もくれずに、私に向かって鎌を振りおろしてきたのだ。私はとっさにタブレットの入った鞄を前に出した。怖くて思わず目をつむっていたが、それでも何かしらの強い光が発生したのは分かった。その瞬間だった。

 

カァンッ!!

 

何かの金属のようなものがぶつかり合う音がした。タブレットに当たったとしてもこんな音はしない。それに仮にタブレットが当たった音だとすれば少なからず衝撃が伝わってくるはずだ。私は、何が起こったのか確認するためにそっと目を開けた・・・。

 そこには・・・『霊護の白虎・ハク』がいた。よく見ればハクだけではない。バステト、ラクシュミー、そして、赤ソニアもいた。信じられない光景に一瞬思考回路が止まった。だが、ハクの視線の先を見てハッとした。そう、さっきの金属音は4人がカマキリの鎌からバリアっぽいもので守ってくれた時の音だったのだ。

この状況・・・どうしよう?そう思った時、私は右手に妙な違和感を覚えた。見るとそこには闇ドロップを模した飾りのついたブレスレットが淡く紫色に光っていた。飾りの部分に触れると、私の体にじんわりと暖かな力が流れてくるのが分かった。その力を感じたと思ったらなんかこう・・・プリキュアの変身の時みたいになった。それで、かっこうがハクっぽくなった。髪の毛はさすがに黒髪ロングのまんまだったけど、それ以外はハクそのもののかっこうだった。これ・・・どうしたらいいの?とりあえず戦った方がいいの?とりあえず立ち上がってみたらハクが振り返った。思いっきり目が合った。びっくりしたけど、そのおかげで何となくなにをしたらいいのか分かった気がした。私はハクに向かって頷いてから、となりまで行った。その後バリアっぽいものは砕けて消えてしまったけど、ハクが攻撃をしてくれて相手がひるんだのでその間に攻撃準備することができた。

 

「ありがとうハクさん。」

 

そう言って私は手を前に出して集中した。そうするとエネルギーの塊が発生した。それをボールを投げるようにして放った。それはカマキリに真っ直ぐ向かっていって直撃した。カマキリは苦しんだあとに青く発光して煙のようになって消えていった。そのあと私の姿は元に戻った。後に残された私たちはとにかく車の中へ急いだ。これ以上雨に打たれていたら風邪をひいてしまうかもしれないからだ。

幸いルーペさんの車はワゴン車で、8人乗ることができた。運転席にルーペさん、助手席が和樹お兄ちゃんで、前の席に左からバステトさん、ソニアさん、茂吉お兄さん。後ろはハクさん、私、ラクシュミーさんという感じで座った。

私たちはとりあえず家に帰り、いろいろと状況整理することにした。

 




ここまで読んでくださってありがとうございます。
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それでは次回もゆっくりしていってくださいね。
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