ハイスクールD×D モンスターでクリーチャーな俺   作:misuta

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第21話

 

「おはようございます、剛君」

「おはようございます」

『ソーナと椿姫、おはよう。歩きながら読書は危ないぜ?』

「大丈夫ですよ、心配には及びません」

『と言いつつ本を仕舞ってくれるとはさすが会長だな~。なぁ、椿姫』

「ふふ、そうですね」

「二人とも、茶化さないでください」

 

朝、いつも通り登校しているとソーナと椿姫に声掛けられてそのまま一緒に登校している。

歩きながら片手で本を開いているのでやんわりと注意すると大丈夫と言いながら本を仕舞うソーナ。

俺は褒めて椿姫に同意を求めると少し微笑んで答えてくれる。

クールに装っても頬が少し赤いぜ~?

(・∀・)ニヤニヤ

 

あまりからかうと後が怖いから程々にしておかなければって痛い!?

俺が悪かった! 謝るから脇腹を抓るのは反則だろ痛い痛い!!

椿姫も隠れて笑っていないで助けて!?

そんな馬鹿なやり取りしている間にも学校に着こうとしていたが…。

 

「…!」

「会長?」

『どうした?』

 

突然立ち止まったソーナに俺も椿姫も立ち止まってどうしたのかと訊いた。

忘れ物でもあったか? と思ったが校門の前に見慣れない格好をした二人組が立っていた。

白いフードを被った二人組…しかも青い髪メッシュの方は布に巻かれた大きい物を背負っている。

…何だこいつら?

 

「…聖剣?」

 

ソーナの呟きに俺と椿姫は一気に警戒をする。

聖剣を持っているとなるとこいつらは教会側か堕天使側だな。

まさか他の生徒がいる中でドンパチするつもりじゃないよな?

考えていると二人組は俺らに声を掛けてきた。

 

「失礼、学園の生徒会長であり、シトリー家の者で間違いないか?」

「えぇ、ソーナ・シトリーは私ですが」

「私達は教会から派遣されたんだけど、この学園にいるグレモリー家の次期当主さんとお話がしたいの」

 

教会関係者がリアスと話がしたい? しかも聖剣を持ってか?

本気で事を構えるつもりじゃねぇだろうな?

だが、もし本気でそうするならソーナに態々話がしたいなんて言う事はない。

それでどうする気だ?

 

「…わかりました。では、明日の放課後に彼が案内します。

 彼は人間ですからその方が心配はないかと」

 

うわーい、俺に丸投げ! /(^o^)\ナンテコッタイ

まぁ、悪魔側の協力者だけど人間だから斬られることは…フリード的にはアウトなんだよな。

ロビー君、聖剣で滅ぶ危険性がある奴いるー?

万が一があると怖い。

 

『いないけど斬られたらダメージは受けるからね』

『そうか、サンキュー』

『宿主、油断は禁物だよ?』

 

ロビー君と少し話していると二人組は俺に視線を向けている。

明らかに異端者を見るような目だ。

見た目で判断されているのは慣れているからいいけどな。

とりあえず、自己紹介しておくか。

 

『門星 剛だ。喋る事が出来ないから筆談で申し訳ない』

「カトリック教会所属のゼノヴィアだ」

「プロテスタント教会から来た、紫藤 イリナよ」

『明日、俺が案内するから夕方前にここで待ってて欲しい』

「わかった、では我々はここで失礼する」

「また明日~」

 

俺は明日の待ち合わせを決めると二人は立ち去っていく。

…信仰の為なら人間すら斬り捨てるかのような雰囲気だったな。

あぁいうのは妄信的で怖い。

俺みたいに自分の生活を愛する考えになれないのかね?

神様なんざ助けてもくれないってあの火事で思い知ってる。

 

「いきなりごめんなさい、剛君」

『別に案内くらいならいいけどよ』

「リアスには私から話しておきますので、決して周囲に口外しないで下さいね」

『はいよ。さっさと教室へ行こうぜ』

 

少しばかり不安を抱えながらも俺は二人に教室へ行こうと促す。

また祐斗が荒れなければいいが…そこはフォローするしかないな。

可愛い後輩の為だ…おい、BLを想像した奴は正座しろ。

エイリアンの唾液を飲ませてやる!

 

 

 

教室に入るとリアスから昨日の祐斗の様子を訊かれた。

厳しく叱った手前、心配だったんだろうな。

ちょっと喧嘩しちまったが心配はない。

時間はかかるだろうから様子を見るしかないと伝えた。

 

『お前は主なんだ。叱る時は叱る、褒める時は褒める。それをしっかりすればいいだけだ』

「そうね…祐斗の事、また頼めるかしら?」

『あぁ、そのつもりだ。野郎の事は野郎に任しとけ』

「ありがとう、剛」

 

本当は聖剣の事とか色々あるが、今は黙っておこう。

教会の奴らの話と言うのは恐らくフリードが持っている聖剣の事だろう。

そう考えると堕天使側が聖剣を盗んだという事になるのか。

悪魔の殲滅が目的か…危険だな。

 

「剛? どうしたの?」

『いや、今日のスイーツをどこで買うか悩んでたわ』

「あんまり食べすぎると太るわよ?」

『グレイフィアさんと同じ事言わないでくれ…』

 

この前、買い込んだプリンがバレてそう言われたんだから…。

とりあえずお子さんにどうぞって3つあげたけどさ。

グレイフィアさんとサーゼクスさんのお子さん、

ミリキャス君は写真を見せてもらったけどお二人にそっくりだわ。

赤い髪はサーゼクスさん、顔はグレイフィアさん譲りだな。

さぞかしすごい良い子なんだろうな~って褒めたら嬉しそうだった。

 

向こうも俺の事は話を聞いていて会いたいと言っているそうだ。

よーし、お兄ちゃん思いきり遊んでやるしお菓子も作っちゃうぞ☆

その時までにお菓子作りの腕を上げておかなければ。

パウンドケーキでも焼くかーと考えていると先生が来たので授業に入る。

先生、いくらデカくて目立つからって俺ばかり指すのはいじめですか?

 

 

 

 

 

 

『この部屋にグレモリー嬢が待っている。くれぐれも粗相が無いように』

「あぁ、わかっている」

「案内ありがとうね」

 

次の日の放課後、俺はゼノヴィアと紫藤の二人と合流して旧校舎へと案内する。

オカ研部室の扉の前まで案内してから俺は一応注意していく。

まぁ、こいつらがこれを守るかどうかはわからんが。

俺はノックしてから扉を開ける。

 

『部長、件の教会からの使徒を連れて参りました』

「ご苦労様、剛。下がっていいわよ」

 

俺は二人を連れてきた事をリアスに報告してから一礼する。

人間ながらもこんなデカい奴を従えているんだとちょっとしたアピール(俺発案)をしとく。

その後、朱乃が二人をソファまで案内してお茶を出していた。

俺は万が一の際に備えて扉の傍に立っておく。

さて、どんな話が聞けるかと例の手帳とペンを用意しておく。

 

すると静かに扉が開くと祐斗が入ってきた。

早まった真似をするなよ?

それを伝えるように祐斗を見ると頷いてくれた。

少し落ち着いたところで会談が始まった。

 

 

 

7本あったエクスカリバーの内6本は教会側が保管されていた。

エクスカリバーが大戦で壊れてしまい、その欠片を集めて7本の剣を作ったのは祐斗から聞いている。

しかし堕天使側に3本を奪われてしまい、取り返すべくやってきたと。

犯人は既に分かっているらしく、堕天使の幹部クラスであるコカビエルの仕業だという事。

 

コカビエル…サーゼクスさんの話と一致したな。

聖剣を使って何かをしようと企んでいるって事か…今の段階でまとめて送っておこう。

一通り書いて静かに手帳を閉じて文面を送る。

俺のデカい手に隠れているから誰もこのマジックアイテムには気づかないのは幸いだ。

 

二人とも、聖剣を持っている事から二人だけで取り返そうとしているのか?

ゼノヴィアの布に巻かれている破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)と、

紫藤の腕のアクセサリーに化けている擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)。

それぞれ能力がある訳か…フリードが持っているのも何か能力があるんだろう。

祐斗、そんな怖い顔で聖剣を見るな。

殺気を放っている祐斗を軽く小突いて注意する。

 

そして要件と言うのは、ざっくりと言っちまえば悪魔側に手を出すなという事。

教会本部の意向はもし堕天使と手を組んで聖剣をどうにかしようと言うのならば悪魔を滅すると。

…随分なな物言いでイライラする。流石にリアスも怒っている雰囲気だ。

グレモリー家の次期当主であり、魔王様の妹だぞ?

そんなプライドを投げ捨てる様な真似をするはずがない。

 

どうやらゼノヴィアもそんな馬鹿な真似はする筈がないとわかっていたらしい。

だが、それは教会側には一切協力しないという事。

聖書にも出てくる堕天使を相手に聖剣を持っているとはいえ2人だけで勝てるのか?

奥の手があるのだとしても厳しいんじゃないかと思う。

 

まぁ、それは俺の知った事ではない。

荒れるかと思った会談は何とか無事に終わり、2人が退室しようとした矢先…。

立ち止まって何を見ているかと思ったら、視線の先にはアーシアがいた。

これにより事態は荒れる事となった。

 

 

 

「もしやとは思ったが…アーシア・アルジェントか?」

「は、はい…?」

 

突然掛けられた声に私はしどろもどろに答えました。

何か用でもあるのでしょうか?

けれど次に返ってきた言葉は胸が苦しくなる思いでした。

 

「まさかこんな地で、魔女と出会う事になるとはな」

「あー、貴女が魔女になったという元聖女さん?

 堕天使や悪魔をも癒す力があるといって追放されたとは聞いてたけどまさか悪魔になっていたとはねぇ」

 

魔女…教会から追い出されるまで散々と浴びせられた言葉。

私は俯いて体を震わせる事しかできませんでした。

言い返せない事で、私はさらに言葉の雨をこの身に受けてしまう。

 

「聖女が悪魔になるとは…堕ちれば堕ちるものだな」

「ねぇ、アーシアさんはまだ主を信じているの? 悪魔に身になってまで?」

 

悪魔になっても、私はまだ捨て切れていません…ずっと信じていましたから。

どうにかそう答えると目から涙が止まりませんでした。

主に祈っても激しい頭痛はしますし、聖書を読んでも同じように頭痛がします。

それでも、私は捨て切れませんでした。

するとゼノヴィアさんがこう言いました。

 

「なら、私達に斬られるといい。例え君が罪深くとも、我らの主は救いの手を差し伸べてくださる筈だ」

 

ゼノヴィアさんがそう言って私の目の前に立って剣を掲げようとしました。

やはり、こうなる事が私の宿命なのでしょうか?

そう思った矢先に私を守るように立ち塞がったのは…イッセーさんでした。

 

 

 

「ふざけんじゃねぇ!!」

 

さっきから言いたい放題の二人組にブチ切れそうになった瞬間。

イッセーが小猫の制止を振り切ってゼノヴィアの前に立つ。

どうやら俺の前に我慢が出来なくなったようだ。

それを見た俺は逆に少し冷める事が出来て良かった。

 

「てめぇ達で勝手に聖女だと祀り上げて置いて…アーシアなぁ、ずっと独りぼっちだったんだぞ!」

 

…そうだったな。

イッセーがアーシア自身を見て、接した事で孤独から解放したんだ。

独りがどれだけ辛かったのかを理解してあげたのもアイツだった。

 

「聖女は神の愛だけで生きていける。友情や愛を求めている時点で聖女の資格など無かったのだ」

「何が信仰だ、神様だ…アーシアの優しさを理解できない連中なんて皆、馬鹿野郎だ!」

「君はアーシア・アルジェントの何なのだ?」

「家族だ! 友達だ!! 仲間だ!!! お前らがアーシアに手を出すのならお前らを全員敵に回してでも俺は戦う!!」

 

素晴らしい覚悟を見せてくれたイッセー…流石じゃねぇか。

本当にこいつはこういう時に決めてくれる。

その覚悟は俺も乗らせてもらうぜ?

ロビー君、お前らもその時は暴れてやろうぜ!

 

「なら僕も混ぜてもらえるかな?」

「祐斗…」

 

あぁ~やっぱり来ちゃったか。

リアスが心配するから大人しくしてて欲しかったが無理だよな。

このままバトルに入るとまずいからとりあえず一旦場を仕切るぞ?

手を思いきり何度か叩くと注目を一気に集める。

 

『そこまで戦いたいなら模擬戦で白黒つけろ。ただし殺す事は厳禁だ…いいな?』

 

俺がホワイトボードで書いた内容にイッセーや祐斗、教会の二人組が頷いた。

全く、粗相するなと言ったのにしまくるしイッセーも熱くなるし祐斗も暴走するし。

これでルール守らなかったらプッツンしてぶん殴るからな?

教会? そんなの関係ねぇよ。信仰なんざこれっぽっちも興味ない。

そんなのよりコンビニのスイーツの方がよっぽど救われるわ。

 

とりあえず朱乃に周囲の結界を貼るように頼んで、イッセー達は外へ出て行った。

俺は深呼吸してイラつきを落ち着かせてからリアスに頭を下げた。

 

『勝手に決めて、すまない』

「いえ、ここで暴れられるよりはいいわ…寧ろ感謝するわ」

『ぶっちゃけ、イッセーがあそこで出なかったら俺がブチ切れていた』

「…そっちの方が拙かったわね」

 

俺もそう思う(他人事)

いや、その前にリアスもキレそうになったじゃん?

なんて余計な事を言うと怒られそうだから言わないけどね。

とりあえず少し呆然としているアーシアの頭を撫でる。

 

「ご、剛さん…」

『イッセーの言う通りだ。お前にはイッセーだけじゃない、俺らもいる。

 過ぎ去った過去に囚われるな。前を見て堂々と歩けばいい』

「は、はい!」

『いい返事だ。ほら、イッセーと祐斗を見守りに行こうぜ』

 

俺のメッセージにアーシアは返事して俺と外へ出る。

…小猫、俺のをシャツを引っ張るな。伸びる。

え、頭撫でられて羨ましい? いや、お前いつも要求してくるだろうが。

自分からやるのがズルい?…後でやってやるから。

 

 

 

 

 

 

俺らも外へ出ると朱乃がちょうど結界を貼っておいたくれたみたいだ。

こんな所誰かに見られたら大騒ぎだ。

するとゼノヴィアと紫藤が羽織っていた外套を脱いで戦闘態勢に入ろうとしていた。

うわぁ、身体の線が浮き出ているスーツとか何かエr…痛っ!?

おい、朱乃と小猫は何で俺の腕と脇腹を抓ってイテテテテテテテテ!?

 

「あらあら、剛君?(暗黒微笑)」

「先輩の馬鹿…」

『((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル』

 

鍛えているのに何で明確に痛い所を知っているんですかねぇ?

俺もイッセー程じゃないけどそういうお年頃なんですよ…あ、すいません黙ります。

だから雷撃とグーパンを引っ込めてくれると僕すんごい嬉しいんですけど!?

俺、人間だから死んじゃうよ!?

 

気を取り直して改めて見てみる。

ゼノヴィアのエクスカリバー・デストラクションは布を取り払われた。

鍔の部分が斧、そして幅広いの刀身は重そうだが名の通り破壊力がありそうだ。

それを軽々と扱えるという事は純粋にパワータイプか?

 

そして紫藤のエクスカリバー・ミミックもアクセサリーから日本刀のような剣に変わる。

刀身を変えたり姿そのものを変えられる特性なら紫藤はテクニックが高いと見ていい。

祐斗とイッセーはこれをどう戦うつもりだろうか?

 

『全員準備できたか? 先程も言ったが殺す事は許さん』

「あぁ、わかっているよ」

「上にバレたらお互い大変だもんね」

「それに先輩にぶっ飛ばされたくないですし」

「………」

『祐斗』

「…はい、わかっています」

『…よし、合図は出さないから好きに始めろ』

 

俺は全員の了承を得るとそのまま下がってリアス達の許へ戻る。

すると4人はそのまま戦い始めた。

後は俺が出張る事が無いのを祈るだけだ。

やはり祐斗は冷静さが欠けているから魔剣創造の特性とスピードを活かせてない。

イッセーは素手で戦うから聖剣に触れないように戦うから不利だな…ん?

 

あいつ、何か狙っていないか?

 

 




『そういえば、剣を使う奴っているのか?』
『いるよ? ミショナリーも一応刀剣使いに入るけど』
『へー、他にどんなのが?』
『腕にブレードを仕込んでいる子とか大きい刃物を扱う子とか』
『絶対まともな騎士とか剣士じゃねぇだろうな(゚Д゚;)』
『当たり前だよ、クリーチャーだもん』


閲覧ありがとうございます。


コカビエル戦が遠い(白目)ぶつけるクリーチャーは決まっているんですけどねぇ。
その前にケルベロスを蹂躙するクリーチャーも考えておかないと←
皆様のリクエストがあって助かります←
次回は展開次第ですが新しいクリーチャー出せるように頑張ります!


それでは、また。
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