ハイスクールD×D モンスターでクリーチャーな俺 作:misuta
結局、教会組との模擬戦はイッセーも祐斗も負けてしまった。
祐斗はやはり聖剣に意識がいっぱいでスピードも活かせずに真正面から戦えばそうなる。
こればかりは本人次第となるから俺にはどうしようもない。
早く吹っ切れてくれる事を祈る。
んで、イッセーなんだが…。
スケベ心が発動しやがったのか【洋服崩壊】狙おうとしたが小猫が紫藤にそれを教えた。
小猫曰く「女性の敵」…まぁ、そうだろうな。服だけが吹っ飛ぶとか嫌だわ。
んで紫藤も勿論それが嫌だから必死に避ける。
そして事件が起きた。
イッセーが突っ込んだ先にアーシアと小猫がいて二人に触れてしまった。
んで転んだ際にうっかり発動して二人の服が弾け飛んだ。
いや、「ありがとうございます!」じゃねぇよwww
あ、小猫のアッパーが決まったぁぁぁぁぁ!
全く、こいつもいつか矯正させないとな。
とりあえず素っ裸のアーシアと小猫に俺の制服のシャツと下に来ているTシャツを被せといた。
サイズがデカすぎてごめんなー。
小さい女の子がダボダボしたシャツを着てるって何かエr…何でもないですよ朱乃さん!
とりあえず小猫は俺のTシャツを着ながら匂い嗅ぐのやめてくれ。
汗とか野郎の匂いは文句言わないで…え、違う? 安心する匂いがする?
よくわからんが嫌じゃないならいいが。
朱乃は俺の身体をガン見しているけど気にしないでおこう。
制服は魔力で復元させられるとか便利すぎぃ!
結局イッセーが立ち上がって続けるも聖剣が掠っただけで力が入らなくなり倒れた。
本当に悪魔にとっては有害としかならない剣なんだな。
二人はそのまま聖剣を戻して立ち去ってしまった。
コカビエルを相手に命を引きかえてでも聖剣を奪還もしくは破壊する…か。
俺も人の事は言えないが馬鹿な真似をしやがる。
それも神の名の下にか?…下らねぇ。
『神なんて不明確なのにしか縋りつけないなんてかわいそうだよね~』
『…神器がそれ言ってもいいのか?』
『まぁ、僕らは特殊だからね。それに僕の可愛さの方が神の愛とやらより有益でしょ?』
『( ゚д゚)、ペッ』
『久々にやられた!?』
ロビー君もこう言うくらいだ。
宣教師という名を持つミショナリーも別に神はどうでもいいらしい。
え、という事はこいつ何の宗教の宣教師なんだ?…少し気になる。
まぁ、俺に力を貸してくれるなら何だっていいか。
そして、祐斗は聖剣を追う為にリアスの許から離れると決断した。
当然、リアス達は反対するも祐斗は黙って出て行ってしまった。
部室は暗い空気に包まれて俺も溜息しか吐けない。
どうすりゃいいのかと。
結局そのまま解散となり、家に帰ると丁度誰かと鉢合わせた。
俺よりデカい体躯をしている魔法少女のコスプレ…ミルたんだ。
スーパーの袋を持っている所を見ると買い物帰りなんだろう。
「あ、門星君おかえりだにょ」
『ん? ミルたんも買い物帰りか』
「そうだにょ、スーパー【セイキマツ】で特売していたにょ」
『今日特売の日だったか。すっかり忘れていたわ』
「門星君、もしかして悩みがあるにょ? ミルたんで良ければ話を聞くにょ」
一目で悩んでいるのを見抜かれたか…。
たまに俺が悩んでいるとミルたんは見抜いて相談に乗ってくれる。
間違った事を言っても怒らずに優しく諭してくれるし俺より家事がすごいし…どこまでハイスペックなんだこの人は。
すぐにイライラしてしまう俺より人間の出来が違うよな。
『ちょっと人間関係が拗れて…後輩が目先の目的に先走って孤立になりがちな状態なんだ』
「なるほどだにょ。門星君は優しいから他の人の問題もすぐに解決しようと動くことがあるから少し待ってみるにょ」
『事態がどう転ぶかわからない状況だから動かずには居られなくて』
「待つ事は悪手ばかりじゃないにょ。その子の事を考える子は他にもきっといるはずだにょ。
だから他の子達が門星君に助けを求めて来たら動けばいいと思うにょ」
詳しい事を話してもいないのにあっさりとアドバイスをしてくれた。
普段は魔法少女らしい仕草が多々見られるけど、こういう時のミルたんは真面目に答えてくれる。
確かに祐斗の事を考えているのは俺だけじゃない。
あいつらもきっと何か考えているんだろう…。
『なるほど…何か少し気が楽になったよ(´-ω-)』
「それは良かったにょ。門星君ならきっと解決できるにょ」
『ありがとう、ミルたん。お礼に今度グッズ集めの手伝いするわ』
「ほんと!? それはすごい助かるにょ!」
という訳で、魔法少女ミルキースパイラル7オルタナティヴの限定版フィギュアの買い物の手伝いをすることになった。
チラシを見せて貰ったけど今のフィギュアはよく出来ているな。
家には家事をこなすフィギュアサイズの奴は3体いるけど。
最近、暇な時はテレビで文字や格闘技の勉強もしているらしい。
次の日の放課後、スーパー【サザンクロス】で買い物を終えて帰っているとメールが来た。
携帯を見てみると小猫からだった…新作スイーツの情報か?
えー何々?
『教会の二人組を拾ったので先輩の家でご飯食べさせてください』だって?
( ゚Д゚)
( ゚Д゚ )
( ゚Д゚)
(; ゚Д゚)ファッ!?
いや、本当にどういう事だ!?
飯食わせろって…材料は買い物したばっかりだからあるからいいけど。
とりあえず今から帰って作るから連れてこいって返信してっと。
急いで帰るぞぉぉぉぉぉっ!!
ε≡≡ヘ(;゚Д゚)ノ
「何だこのオムライスは…卵がとろっとろのふわっふわでデミグラスソースも美味すぎる!」
「お米に味噌汁…それに豚肉の生姜焼きなんて最高すぎるわ!!」
『麻婆豆腐とチンジャオロース出来たぞー。
(;・ω・)』
「ご飯のおかわり下さい! 特盛で!!」
「私にも白いお米を貰えるか!?」
『はいよー(;-ω-)』
という訳で俺の家で大食い大会みたいな食事風景が広がっている。
余ったら俺の夕飯にしようと思って作っているがすげぇ勢いで食い尽くしている。
作っている方としてはここまで一心不乱に食べている所を見ると何か嬉しいわ。
将来は料理人になって食堂でも開こうかなと考えてしまう。
「やっぱり先輩の作る料理はすげぇな」
「最近は凝ったお菓子も作りますしね」
「料理だけじゃなくてお菓子も作るとか門星先輩の女子力凄すぎだろ…」
しかし…イッセーと小猫はともかく、まさか匙までいるとは思わなかった。
ソーナの指示で動いているとは思えないから…独断で?
うわぁ…後が怖いぞ。まぁ、もしもの時は出来る限りの弁護はしてやるよ。
あいつの事だから俺の必死の弁護も一蹴しそうだけどな(震え声)
炊いておいた釜の米を全て食い終わった二人は食後の祈りを捧げていた。
俺へ神の祝福を祈られても、だったらこの火傷や障がいを治してくれ。
って言ってもどうせ出来やしないんだから祝福なんてどうでもいい。
結局買ってきた食材を全部使ったし作るの疲れたから夕飯は牛丼屋にでも行こう(白目)
片付け…ゴムレス達がやってくれているから楽だわ。
ゼノヴィアがお茶を啜って一息ついたところで本題が始まった。
ここでイッセーが出した提案は聖剣奪還・破壊の協力を申し出た。
この様子だとリアス達には何も言ってねぇな…イッセー達は。
全く…困った後輩達だ。
俺がリアスや朱乃、ソーナに告げ口するかもという可能性を考えていないのだろうか?
そんな事考えていたら話は纏まったようだ。
一本くらいなら任せてもいいと…まさか飯で釣れるとは思わなんだ。
いや、向こうとしても戦力が多い方がやりやすいと判断したか。
聖剣使いは言え二人しか寄越さないとか教会側は楽観視しすぎだろ。
相手は堕天使の幹部だろ?…俺も加わった方が良いか。
「この件は剛先輩も協力をお願いします」
『…お前、リアス達に何も言わずに俺には飯食わせろとか手伝えとか少し身勝手じゃないか?』
イッセーが俺に頭を下げて頼んできたが、はいそうですかと簡単に受けられる内容じゃねぇ。
悪魔の世界に大問題になり兼ねない事はわかっているんだろう。
敢えて俺は一度突き放してみる…ピリピリした空気に小猫と匙は顔を青くする。
そりゃあそうだ。俺が怒っている時と同じ空気なんだから。
教会組も冷や汗掻いている中、イッセーは真っ直ぐな目で言った。
「甘ったれた事言っているのは承知してますし、説教も制裁も受けます…だから!」
『祐斗の為に協力してくれって事だろ?』
「…はい」
『はぁ…( -ω- )どうせ、駄目なら動くしかねぇか。
わかったよ、手伝ってやる』
「ありがとうございます!」
本当は最初から受ける気でいた。ミルたんのアドバイス通りになるとは思わなかったし。
ただ、これはデカい騒動になり兼ねない事だ。半端な覚悟は許されない。
俺よりも怖いリアスやグレイフィアさん、はたまたサーゼクスさんが出てくる事だってある。
そんなリスクを背負えるほどの覚悟があっての事かを訊いてみたが…。
どうやら愚問だったようだ。
俺だって祐斗は可愛い後輩であり大事な仲間だ、出来る事はやってやる。
携帯を取り出して皆に伝えた。
『そうとなれば祐斗を呼んでおく。これ以上は狭くなるから公園だ』
『あれ? 宿主は話し合いしないの?』
祐斗を公園に呼んでイッセー達が向かう中、俺は家に残ってロビー君達の世界にいた。
不思議そうに俺を見るロビー君は首を傾げながら話しかけてきた。
俺は錆びたベンチに腰かけるとエイリアンが寄ってきた。
こいつは見た目に合わず、意外と甘えたがる…涎は垂らすなよ?
エイリアンの頭を撫でながら俺は問いに対して答えた。
『俺はあいつに伝えるべき事は伝えた。これ以上はしつこいだけだ』
『ふーん。ところで次の敵は堕天使の幹部でしょ?』
『コカビエルな…幹部だからドーナシークやレイナーレとは比べ物にならない強さだろうな』
『そりゃあそうだよ~。油断はしないでよ?』
ロビー君は呆れ半分な声で言いながら俺の隣に座る。
おい、この錆びたベンチが壊れないか?
というかこの遊園地は血と錆だらけとかやめて新装しろ。
匠を呼べ、匠を。
『わかっている( -ω-)』
『頑張っているもんね、宿主は。このまま行けばステップアップできるよ♪』
『ステップアップ…禁手か?』
『そう! 赤龍帝に負けていられないよ!』
神器が神滅具と張り合っても仕方ないと思うのにロビー君は何故か燃えている。
別に俺は羨ましいとは思っていないのにな。
俺がこうして仲間と居られるのはお前らが力を貸してくれたからなんだぞ?
感謝はしているんだぞ? 恥ずかしいから言わないけど。
イッセーから無事に祐斗が協力してくれるようになったと連絡が来た。
小猫も必死に説得してくれたそうだ…よくやったぞお前ら。
そして匙も祐斗の過去を聞いて号泣しながら協力すると約束してくれた。
涙もろいけど男らしいな、ソーナの前でもそうした方がいいぞ。
んで、今俺らは何しているかと言うと…。
『神父の格好でフリード達をおびき寄せる…か』
「似合っていますよ、先輩」
『ありがとよ…嬉しくねぇけど(;゚Д゚)』
以前、レイナーレ達が拠点としていた廃教会で集っていた。
神父の服を着ている俺と小猫は外で見張りをしている。
俺のは着るには小さいので神父服を羽織って帽子を深く被って包帯が見えないようにする。
全員が用意できたみたいだから早速二手に分かれる事にした。
イッセー・小猫・祐斗・匙は町の東側を。
ゼノヴィア・紫藤、そして聖剣の余波を受けない俺で西側を回る事にした。
何かあれば携帯で連絡を取り合うようにして別れた。
「門星 剛」
『何だ?』
「兵藤 一誠から話は聞いている。神器で戦えるそうだな?」
『あぁ、堕天使や悪魔とも戦った事がある』
「悪魔の協力者じゃなかったら教会で働かないか誘ったのに残念~」
『信仰心はねぇから諦めてくれ』
俺らは人が少なそうな場所を歩いて辺りの警戒をしている。
一応、囮として俺も祐斗から一本の魔剣(軽いだけ)を借りてそれに布を巻いて偽装する。
これで何か釣れればいいが…すると指導の携帯から音が鳴った。
どうやら向こうの方で釣れたみたいだ。
俺は二人のように速く動けないから先に行ってもらうしかねぇな。
『先に行け! 俺も後を追う!』
「わかった。イリナ!」
「えぇ、ではお先に!」
二人がすごい速さで向かっていくのを見送ると俺もロビー君のナビで向かおうとする。
ミショナリーに変身して全力で走り抜けば何とか間に合うだろう。
けれどロビー君が言ったのはイッセー達の方向じゃない。
俺に降りかかるであろう何かの方向と避けろと叫ぶ声だった。
『宿主! 上から攻撃、避けて!!』
咄嗟に偽装した剣を捨てて左へ飛び込むと小さい光の槍が俺が立っていた場所へ突き刺さっている。
光の槍…だと!?
こんな攻撃してくるのは堕天使だよな。
という事は上には…?
「ほぅ、人間のエクソシスト風情にしてはよく避けたじゃないか?」
5対、つまり10枚の黒い翼の堕天使…こいつがコカビエルか!?
おいおいおいおい…いきなりラスボスが現われるとか聞いてねぇぞ!
幸い俺がまだ聖剣をもっているエクソシストだと思っているのか?
ここで退いたら奴はイッセー達の方へ行くだろう。
…覚悟を決めるしかねぇ!!
「その聖剣を渡してもらおうか? 力を封じて隠そうとしても無駄だ」
地上に降りてきたコカビエルは俺を睨みながら威圧してくる。
ブラッドのおっさんよりもやばい雰囲気があるとしか言えない。
俺は羽織っている神父服と帽子を投げ捨てていつもの制服姿になると右手に覆面を出す。
こいつは融合している暇すらない…だとしたらこいつで相手だ!
タイラント、最初からスーパー化だッ!!
「お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ!!」
覆面を着けた瞬間に全身の筋肉が膨大・硬化して両手から鋭い爪が飛び出てきた。
スーパータイラント…融合無しで制御できるクリーチャーで最強のパワーだ。
スピードや耐久も高いからコカビエルとも戦えるだろう。
そう思ってはいる。
「何だ、ただの囮か。俺は神器とやらに興味は無いが暇つぶしだ、相手になってやろう」
俺が剣を使わずにスーパータイラントになった事でコカビエルは少し落胆している様子だったが、
暇つぶし程度で俺と戦おうとしている…腹立つが戦力差はそういう事だ。
だったら殺意全開でぶっ飛ばさせてもらうぜ。
行くぜタイラントォォォォォッ!!
「お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ!!」
「簡単に死んでくれるなよ、人間?」
『まさか堕天使の幹部と鉢合わせになるなんてねぇ』
『………』
『ザ・キーパーどうしたの?』
『………』
『嫌な予感がする?…大丈夫だよ、多分ね』
『………?』
『僕らの宿主はそんな簡単には死ねないよ♪』
閲覧ありがとうございます。
新しいクリーチャー? 出せませんでした(土下座)
剛はいきなりのコカビエル戦に新たなクリーチャーを出す余裕が無かったので単独で最も力が出るスーパータイラントを選びました。
尚、勝てるかどうかは別です←
次回は必ず新クリーチャーを出したいと思います…いや、出します(断言)
それでは、また。