ハイスクールD×D モンスターでクリーチャーな俺   作:misuta

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大変遅くなってしまい、申し訳ありません。


第24話

 

俺とイッセーは二人してコカビエルに飛びかかる。

奴の事だ、受けてから返すやり方で応戦するだろう…ならそのガードごとぶっ壊す必要がある!

タイラントのリベンジでもあるんだ。力を貸せ、ネメシス!!

そしてタイミングは俺に合わせろ、イッセー!!

 

「ウ゛オ゛オ゛ッ!」

「何だと…昨日より、力を増してるだと!?」

「隙だらけだ…ぜ!!」

「ぐっ!?」

 

俺が先陣を切って奴に殴りかかると前のように片手でガードしてくるが、

ネメシスのパワーはスーパータイラントや処刑マジニよりも上なのでそのままガードを崩す。

奴が体勢を崩してる合間にも俺の背後にいるイッセーがそのまま飛び上がって顔面を殴る。

無論、俺はその瞬間も逃さずに追撃する。先程殴った勢いで体を捻って後ろ蹴りで胴体に突き刺す。

すると少し吹っ飛んでいくもすぐに体勢を立て直して片手には槍を出した。

 

「ははは、面白い…! 貴様らの連携は中々に面白いぞ! これならどうだ!?」

「先輩!」

「ドイテロッ! イッセー!」

 

思わぬダメージが入った事でコカビエルは笑いながら槍を投げてくる。

体育館が吹っ飛んでいるのはどうせ、こいつの槍だろう。

だったら…俺も道具を使わせてもらうぜ!

俺はイッセーを退く様に叫ぶと右手から触手が伸びていく。

 

「手から触手!?」

「ますます神器の力を手にしていますわ…」

 

リアスや朱乃達も驚くのも無理はない、こいつがネメシスの力だ。

触手が放たれた槍に絡みつくと俺は右腕を振るって槍をコカビエルに叩き込む。

だがコカビエルも両手に光の剣を出して槍を受け止めるとそれを打ち消した。

その隙にイッセーが奴へ向って飛び掛かっていく。

俺が教え込んだ格闘術を上手く駆使して戦っている。

 

「ははははは! あそこまでやるとはな。いよいよ化物だな貴様の仲間は!」

「先輩は…化物、じゃねぇ!」

「息が上がってきているぞ? 動きも遅くなってきたぞ赤龍帝ぃ!!」

「っ!?」

「!」

 

俺がここに来るまでの間、リアス達と戦ってきたのだろう。

明らかに体力が消耗している…。

イッセーの動きが鈍くなった瞬間に奴の拳が顔面に当たって俺に向かって吹っ飛んだ。

俺は咄嗟にイッセーを片手で受け止めた。

ぐったりしているせいか力が感じられない。

 

「すまねぇ、先輩…」

「休ンデロ、俺ガ戦ウ」

「はぁ、はぁ…俺は…まだ!」

「交代ダ…リアス、コイツヲ頼ンダ!」

「え、ちょっと!?」

 

無理にでも行こうとするイッセーを行かせまいと思った俺はリアスに向けてイッセーを投げた。

リアスと朱乃の二人がイッセーを受け止めるとそのまま寝かせた。

文句なら後で聞くし、詫びならいくらでもしてやる。

その前にコイツをブッ飛ばしておかねぇとな!

拳を握りしめて俺は真っ直ぐコカビエルに向かう!

 

「ヴォォォォォォォッ!!」

「まだまだ俺を楽しませろぉぉぉっ!!」

 

そこから繰り広げられるのは打撃と打撃の応酬。

互いに重く、鋭い一撃を入れてぶん殴り合う。

少しでもへばったら一方的にやられるデスマッチ…燃える!

けどこいつは2体分の体力を使うから本気で叩きのめす!!

 

コカビエルの拳に合わせて左のカウンターを顔面にぶち込むと僅かに怯んだ。

ここから一気に畳み掛ける様に殴り続ける。

ボディを打ちつけて身体を「く」の字にさせた瞬間に頭を掴んで顔面に膝を入れる。

そこから右のフック、左のショートアッパー、右のストレートのコンビネーションで思いきり吹っ飛ばす。

これで仕留めれば良かったが、流石に堕天使の幹部クラス…立ち上がりやがった。

 

「っ! 調子に乗るなよ…化物がぁぁぁ!」

 

激昂したコカビエルが翼を出すと空へと飛びだし槍を数多展開してくる。

触手で捌くには骨が折れるな…。

 

『宿主、ネメシスにも飛び道具あるよ~』

『マジか、使わせてもらうぞ!』

『OK♪地面を思い切り踏んでみて!』

 

ロビー君の言う通りに地面を思い切り踏むと下から細長い緑色のコンテナが現われた。

早速開けて中身を取り出すとズッシリと重みのある長い筒…ロケットランチャー!?

こんなもん扱い方わからねぇぞ!!?

すると右手の触手が勝手にロケットランチャーに連結して自然に構えられるようになった。

ロビー君曰くネメシスの意志が触手を通して武器に連結する事で使い方が勝手にわかるそうだ。

いやいやいや、あり得ねぇよ!?

 

そんな事していると上から大量の光の槍が降り注いでくる。

お前らが使う重火器なんだ、信じてるぞ!?

ネメシスが使うロケットランチャーにはスコープがないけど視認で行ける!

ミサイル…発射ぁぁぁっ!!!!

 

「ヴォォォォォッ!!」

 

放たれたミサイルが光の槍に当たると大爆発を起こして多数の光の槍は爆風によって砕け散った。

なんつー威力だよ…これ絶対人間が扱う物より強いだろ!?

煙が晴れない内にコンテナに入っている予備のミサイルを装填していると頭上の光が強くなった。

見上げてみると、とてつもなく巨大な光の槍が出来上がっていた。

コカビエルは冷や汗を掻いた状態で俺を睨んで叫ぶ。

 

「そこまでやるようになったとは…貴様は危険だ! 本気で殺らせてもらうぞ!!」

 

俺に槍を向けた瞬間に俺も装填を終えて構える。

ロビー君曰くあれだけ巨大な槍だと一撃で破壊できるかどうかはわからないそうだ。

再装填は間に合わないし、このまま逃げても広範囲の槍の威力で俺らは全滅。

ならばやるしかねぇだろ?

 

片膝を地面に着いて構えると誰かが来た。

おい、危ねぇから退けと言おうとしたがそいつは下からロケットランチャーを左手で支えた。

この赤い篭手は…イッセーか。

左腕のブーステッド・ギアは光を失っていない…ずっと倍加をしていたのか?

 

「オイ…」

「剛先輩、俺は強くなりたい」

「夢ノハーレム王ノ為カ?」

「それもだけど…部長達を守れる強さがなければ意味が無いんだ」

「…ココカラ生キテ帰レタラ、鍛エテヤル」

 

全くてめぇがそう言う事を言っちまったら、俺の示しがつかねぇじゃねぇか!

ネメシス、俺の全ての体力を持って行って構わねぇ!

確実にコカビエルを仕留める一発をぶち込むぞ!!

タイラントと処刑マジニは狙いがブレないようにしっかり支えてくれ!!

赤龍帝に負けるんじゃねぇぞ!!

 

「これで、終わりだぁぁぁっ!!」

 

コカビエルが槍を放つ準備が出来たのか俺達に向けて放とうとする。

見た事もない巨大な光の槍はまるで太陽みたいな明るさだが不思議と恐怖はない。

覚悟決めた後輩の前でビビる訳にはいかないだろ?

「覚悟」とは、暗闇の荒野に、進むべき道を切り開くことだッ!!

 

「行くぜ先輩!!」

『Transfer!』

 

イッセーから倍加の力が贈られる…ロケットランチャーが赤くなり砲身がドラゴンの形へと変貌した。

あの威力を何重にも倍加させたものだろ? とんでもない力が感じられる。

槍の向こう側にいる奴にぶっ放してやる!

ターゲット・ロックオン!!

 

「行クゾ、イッセェェェッ!!」

赤龍誘導弾(ドラゴン・スティンガー)!!」

「「ファイアァァァァァッ!!!!」」

 

俺が引き金を引くと龍の咆哮に似た発射音と共に放たれ、凄まじい反動に俺とイッセーは吹き飛ばされた。

放たれた赤いミサイル巨大な槍とぶつかり、そのまま貫通していき真っ直ぐコカビエルに直撃する。

そこから響き渡る奴の苦痛の叫び声と大爆発の轟音。

当然爆風も凄まじく校庭にいるリアス達も吹き飛ばされそうになるくらいだった。

 

 

 

爆風が収まってようやく立ち上がると視線の先には全身ボロボロになったコカビエルが宙に浮いていた。

かなり疲弊しているけどまだ倒しきれていないのかよ!?

俺はもう一度ロケットランチャーを装填しようとするがさっきの砲撃の反動が取れていない。

くそっ手が震えて力が入らねぇ!

イッセー達も戦闘状態になれていないしまずいぞ!?

 

「お、俺は…まだ、まだ負けては!!」

「いいや、お前の負けだ。コカビエル」

 

コカビエルが再び巨大な槍を展開しようとした瞬間、空から声が聞こえた。

すると覆っていたはずの結界がガラスみたいに砕け散って白い光が舞い降りた。

白い全身甲冑に透き通るほど綺麗な光の翼が印象的な姿だった。

あの甲冑姿…どこかで見たことあるな。

 

「白い龍…白龍皇か!」

 

コカビエルの発言に思い出した、イッセーの禁手形態に似ている。

つまりこいつも神滅具の一つ…。

するとコカビエルは先程の様に巨大な光の槍を白龍皇に放とうとする。

だが、白龍皇が片手を翳すと翼から声が聞こえた。

 

『Divide!』

 

その瞬間に光の槍が半分、また半分と小さくなっていき瞬く間に消えていった。

【半減】…? ブーステッド・ギアは【倍加】の逆となる訳か。

これが二天龍…恐ろしい能力だな。

すると一瞬で白龍皇はコカビエルに攻撃を仕掛けて一撃で倒した。

 

地面から巨大な魔方陣が浮かび上がり砕け散った…これで町は大丈夫なのか。

しかし俺らが全力でやって倒せなかったコカビエルを消耗していたとはいえ一撃…。

幸い俺達に敵意はなさそうだ。

どうやらアザゼル…堕天使のトップからの命令でコカビエルの連行が目的だったようだ。

 

その後、イッセーの篭手からの声…ドライグと白龍皇の翼…アルビオンとの会話が起きていた。

すると奴は俺とイッセーを見て何かを思ったのだろう。

最後にこう言い残した。

 

「強くなれよ、赤龍帝とそこの神器持つ人間。お前達と戦えるのを楽しみにしている」

 

そう言った瞬間にコカビエルとフリードを抱えて凄い速さで飛んで行った。

強くなれ…か。

イッセーだけじゃなくて俺にもそんな声を掛けられるとは思わなかった。

全く、俺の普通の生活はどこへ行っちまうんだか。

 

ネメシスの覆面を脱いだ瞬間、疲れが限界を超えて俺はそのまま地面に倒れて眠ってしまった。

 




『という訳でネメシスだよ!』
『色々と酷使しちまってすまない…』
『…気ニスルナ』
『コイツ喋れるの!?Σ(゚Д゚;)』
『そうだよ?だから本編でも宿主も片言だけど喋れたじゃん』
『あっそうだった(・ω・;)』
『…長クハ話センカラナ?』


閲覧ありがとうございます。


お久しぶりです。
長い間スランプに陥ってようやく書けても書き直しの連続で参りました…。
リハビリしようにも上手くいかない現状ですが放置してしまうのも申し訳ない気持ちです。これからはゆっくりリハビリしつつも連載は頑張りたいと思いますのでこんな作者で良ければこれからもよろしくお願いします。


それでは、また。
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