ハイスクールD×D モンスターでクリーチャーな俺   作:misuta

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第5話

俺は兵藤 一誠。

 

昨日から変な事の連続で正直混乱している。

確かに昨日は天野 夕麻(あまの ゆうま)ちゃんとデートした筈。

しかし、今日になって姿も形もない。

電話番号やメールアドレスも無ければ誰も存在すら覚えていないという。

松田と元浜にも紹介した筈なのに知らないの一点張り。

寧ろおかしくなったのかと心配されたとか心に来るぜ…。

剛先輩なら…!

そう思って探してみてもどこにも見当たらない…明日なら会えるだろう

 

そして気のせいか、朝がすごく怠い。

月曜日の怠さだと思うけど何か力が入らないくらい嫌になる感覚。

その代わりに夕方になると変に力が溢れてくる様な気がする。

さっきまで松田の家でDVD鑑賞会していたけど視力と聴力が変に研ぎ澄まさられている。

何かがおかしい…俺の体はどうなっちまったんだ!?

 

無我夢中で走って辿り着いたのは昨日のデートへ行った公園…噴水壊れていたっけ?

そんな事を考えていたら昨日の夢みたいな感覚…気が付くと後ろにはコートの男がいた。

 

「これは数奇な物だ」

 

男が不気味にそう言って睨んだ瞬間に俺は咄嗟に逃げ出した。

全力で走り続ける…とにかく逃げないとやばい事はわかっている。

コートの男は夕麻ちゃんのような黒い羽根を広げて俺の前に立ちはだかった…!

 

「下級な存在はこれだから困る…ふむ、主や仲間の気配無ければ消える素振りも魔法陣も無し。

 貴様、はぐれだな? なら殺しても問題ないな」

 

コートの男が光の槍を出して構える…俺はまた逃げ出そうとしたが槍が放たれた。

同じ殺される夢ならあんなオッサンより夕麻ちゃんのような可愛い子の方が…!

槍が俺に刺さろうとした次の瞬間だった。

 

「う゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ!」

 

獣のような咆哮が聞こえたと同時に俺は誰かに抱きかかえられ、地面に転がった。

おかげで槍に刺されることはなかったが同時に危機が舞い込んできた。

何故なら、俺のすぐ近くに白い肌をしたハゲの大男が俺を見下ろしていたからだ…。

めちゃくちゃ怖ぇよ…!

 

 

 

 

 

( ・ω・)ノ <ウィ~ッス!

あ、すいません。門星です。

昨日あれだけ腹に大きい穴が開いていたイッセーがちゃんと生きている。

どうやらリアスが悪魔の駒を使って転生させたらしい。

あれ、不良品じゃなかったんですねぇ(;゚ω゚)

え、だとしたら俺が不良品だって?

HAHAHAHAHA…面白い事言ってくれた君には夢の中で血と錆だらけの遊園地であいつらと遊ぶ権利を与えよう!

あの遊園地で血塗れウサギや多数の化物と握手!…ただし全力で握り潰されるけど。

 

リアスの部長命令としてイッセーと接触はしないで見守っていて欲しいと言われた。

どうやらあの堕天使が自分がいた記憶と記録を消したらしくイッセーが混乱している。

俺を探していたようだが、残念ながら簡単には見つかってあげられないぞ☆

 

『宿主、さすがにキモいよw』

『ウザ―(゚Д゚)―ッ!!』

『新パターン!?』

 

あのウサギめ、変な茶々入れてきやがるようになったな。

ウザレベルが上がったら着ぐるみの顔を反転させて混乱させてやる。

おっと話が逸れた。

まぁ、俺が全部の事情を話したって訳が分からなくなるに決まってる。

下手したら俺が厨二病と言われる…後輩から冷たい目で見られるとか死にたくなるぜ?

 

俺がこそこそとイッセーを見張っていたら不審に思われるだろう。

そう思って同級生達には変態共を更生させる為に見張っているって伝えたら皆に応援された。

さらには生徒会長にすげぇ期待している顔で応援してくれた…いつか本当に更生させないとなぁ。

「変態共を更生させる」「後輩も守る」

「両方」やらなくっちゃあならないってのが「先輩」のつらいところだな。

 

放課後、イッセー達は松田の家でエロDVD鑑賞会するらしい。

うらやま…ゲフンゲフン!

部長命令をきっちり遂行しないと!

張り込みにはアンパンと牛乳とは言うが、俺にはお握りと緑茶がある。

朱乃が用意してくれたんだけどこのお握りは美味い!

梅干し、鮭、おかかとかシンプルで最高ですわ。

 

あ、イッセーが出てきた。

勘付かれると面倒だから息を殺して見張る…ストーキングミッションだ。

こちら、門星…ターゲットが移動、追跡する!

そういえばもしお巡りさんに追跡している所を見つかったら何て言い訳しよう…。

 

イッセーの奴、足が速いな…ロビー君のナビが無ければ見失っていたわ。

ここは昨日の公園…あいつやっぱりあの堕天使の事を引きずっているのか。

初めての恋人に上げて落とされる所か殺されるとかトラウマじゃ済まないぞ。

あの堕天使、今度会ったら顔面が変形するくらい徹底的に殴らないとな。

 

『他の子も遊びたがっているよ? 皆あれは酷いって怒っているし~』

『あぁ、それはご愁傷様なレベルだわ…てか意外と優しいのなお前ら』

『ん?…宿主、来たよ!』

 

ロビー君の声に俺はダッシュで公園へ駆け出す。

やっぱ見えない壁…結界が邪魔している。

なら、変身だ。タイラント!

変身した俺は見えない壁に向けて拳を思いきり振るうと一部が砕ける。

そこに両手を入れて思いきり広げると何とか体が入った。

イッセーの声が聞こえる…あとは男の声?

堕天使は他にもいるのか!?

槍を放とうとしている…間に合ぇぇぇぇぇ!!

 

「う゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ!」

「うわぁっ!?」

 

一気に跳んでイッセーを抱えて地面に転がる。

イッセーがいた場所には青い槍が刺さっていた…ギリギリセーフ!!

俺は立ち上がって堕天使が攻撃してこないか警戒しながらイッセーを見る。

え、何でそんな怖がるのよ(´・ω・`)

 

…あ、俺今タイラントだった。

無表情で白いハゲの大男が見下ろしていたらそりゃあ怖いわな。

こいつ自身は真面目で良い奴なんだぞー。無口で威圧感があるけど。

プルプル、ボクワルイタイラントジャナイヨー(棒読み)

 

「何奴…コートにグローブの大男?

 そうか、貴様がレイナーレ様に手傷を負わせた奴か!」

 

コートの堕天使が槍を構えながら俺を警戒する。

レイナーレ?…あぁ、あの堕天使の本名か。

やっぱり夕麻は偽名か。

イッセーを騙して殺した奴の名前なんざ興味なかったわ。

 

「堕天使に歯向かった罪は重いぞ、レイナーレ様に代わって殺してやる!」

 

さて、パワーなら全然負ける気がしないが堕天使は空を飛ぶからな。

タイラントだとスピードと軽さが無いからこいつの出番か?

左手に新たな覆面を出そうとした瞬間、向こうも槍を放つが背後から赤い光が槍を弾く。

…どうやら必要無さそうだな。

 

「この子達に手を出さないで頂戴?」

 

リアスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

公園突入前に連絡しておいて良かった…ワンコールのみが緊急連絡だと言われていた。

えっ使い魔を寄越せばいいだろって?

俺 人 間 (#´∀`)

 

「何奴だ!?」

 

堕天使は咄嗟にリアスに向かって槍を投げて来るが小猫が弾いた。

え、強くね?…あ、戦車だったわこの子。

そうには見えないけど小柄な女の子が怪力ってギャップは嫌いではない。

寧ろロマンだ!

 

「貴様ら…ぐぉっ!?」

「うふふ♪」

 

弾き返された槍を掴んで一気に向かってきたが雷が落ちて堕天使は飛ばされた。

え、朱乃って雷出せるの?…悪魔って何でもありなのね。

何で部員の能力を知らないって?

後で教えるって言われたから知らなかったんですー。ほんとですー。

 

「赤い髪…そうか、グレモリー家の者か?」

「御機嫌よう、堕ちた天使さん」

「この土地は次期当主の管轄という事は…そいつらはそちらの眷属か」

 

俺は眷属じゃないんですけどねー。

落ちた帽子の埃を払いながら堕天使は

 

「この子達にちょっかいを出すなら容赦はしないわ」

「今日の所は詫びよう、だが下僕を放し飼いにしない事だな。我々が散歩がてらに狩ってしまうかもしれん。

 特に大男の方は私の上司に歯向かったのだ…あり得ん話ではないぞ?」

「ぅ゛ぅ゛ぅ゛…」

 

堕天使が飄々と語りながら最後に俺を睨む。

散歩がてらか…なら俺も同じ感覚でお前らを見つけたら潰していいんだと捉えるぞ?

全く、喋る事が出来たらこういう挑発が出来るんだけどねぇ。

返事代わりに唸って威嚇しておこう。

(「・ω・)「 ガォー

 

「ご忠告痛み入るわ。私の方ももし同じ真似したら躊躇なくやらせてもらうから、そのつもりで」

 

リアスの目つき…あぁ本気だわ。

学校の時も一度やると決めた事にはやり通す意志が強かったからな。

この子達って俺も入っているんだよね…人間とはいえちょっと悔しい。

心身の鍛錬をもっとやらないと。

 

「その台詞…そっくりそのまま返そう。グレモリー家の次期当主よ。

 我が名はドーナシーク…再び見えない事を願おう!」

 

堕天使、ドーナシークはそう名乗ると飛んで消えた。

ロビー君から気配が消えたと知らせが来たのでとりあえず一安心だな。

俺はタイラントの覆面を外して元の姿に戻る。

するとイッセーが声を上げた。

 

「ご、剛先輩!? リアス先輩達も何で…夢だとしても訳がわからねぇよ…っ!?」

『あ~…落ち着けイッセー(;・ω・)』

「さすがにこの状況で落ち着けないわよ、小猫」

「えいっ」

「デュクシッ!?」

『当て身!?Σヽ(°Д°;)ノ』

 

完全に混乱しているイッセーをどうにか落ち着かせようとするが全く聞こうとしない。

リアスは仕方ないという感じに言うと小猫がイッセーの首筋にチョップした。

恐ろしく速い手刀、俺でなきゃ見逃しちゃうね!

何かこれ言うと生きたまま魚に食われそうだからやめとこう…。

 

「彼は私が預かるわ。剛君も一日お疲れ様、お蔭で助かったわ」

『役に立つ事が出来て何より( ・ω・)b』

「剛君も戦えるのは知っているけど、無理して戦おうとしちゃ駄目よ?」

『あれ、気づいてたか(;-ω-)』

「部長としてもクラスメイトとしてもちゃんと見ているのよ、私は」

 

クスッと笑いながらリアスはイッセーを抱えた小猫と一緒に魔法陣へ入ると消えた。

全く…敵わないなぁ。

あぁいう事言われると断れないとかチョロいな俺は。

┐(;´∀`)┌ ヤレヤレダゼ…

 

「うふふ、リアスがそう言ってくれるのは剛君が大切な仲間だからですわ」

『あれ、朱乃も一緒に帰ったんじゃなかったのか?』

「せっかくですからお夕飯をご一緒にと思いまして。一日あの子を見守っててお疲れでしょうし」

『お握りも貰ったのに飯もとか…ありがたやありがたや(-人-)』

「あらあら、では私の家へどうぞ♪」

『ゴチになりますっ!』

 

このあとめちゃくちゃ飯をご馳走してもらった。

俺より料理が上手くて美人と飯食えるとか最高かよ。

やはり日本人なら和食だな。

お 米 食 べ ろ ! !

 




『なぁ、ロビー君。アイツ出せなかったけど落ち込んでない?』
『ちょっとガッカリしてたけど大丈夫そうだよ~』
『すまねぇ(;・ω・)』

閲覧ありがとうございました。

ドーナシークが出てきました…アニメ版の声とか最初の雰囲気は好きですよ。
なのでいつかは剛と戦う時が来るかもしれません。
どのクリーチャーと戦わせようかな(ゲス顔)

次の更新も早く出来るように頑張りたいと思います。

それでは、また。
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