ハイスクールD×D モンスターでクリーチャーな俺 作:misuta
ドーナシーク襲撃から次の日、夢の中であいつらと「遊んで」いたので少しぐったりして起きる。
いや、体の疲れはないよ? 精神的にぐったりしている感じ。
慣れたとはいえ、血と錆だらけの遊園地にいるだけでも人によっては不眠症待った無しだ。
嫌な年間パスポート(無料)である。
朝は学校へ行くとやたらと騒がしい。何か事件でもあったのか?
近くの女子生徒を見たらこの世の終わりみたいな顔だった。
男子生徒は血眼みたいなすげぇ目だったし。
って何だ、リアスとイッセーが登校しているだけじゃねぇか。
「剛、お前はあいつを更生させるんじゃなかったのか?」
「そうですよ、門星先輩!もしかしたらお姉さまがアイツの毒牙に…!」
『お前ら落ち着けや(´・ω・`)』
まぁ、事情を知らないとこうなるよな。
俺も神器も無くてオカ研に入ってなかったらこの状況はビックリするわ。
てか何で俺が変態共を更生させる話が広まっているんだよ?
おい、いつ拷問と処刑をするのかとか物騒な事言うな。
俺はそんな役職に就いた覚えはねぇよ。
「「うわぁぁん、門星もぉぉぉん!」」
『うるせぇ!(#゚Д゚)』
「「ひでぶぅぅぅっ!?」」
松田と元浜が某猫型ロボットに出てくるダメガネのように泣きながらこっちに来た。
あまりに喧しかったのでダブルラリアットで黙らせた。
何か最近こいつら俺によく絡んで来るな!?
とりあえず前に寄せてきた苦情を説教するから正座させよう。
学校にエロい本とグッズを持ってくるな!
(# ゚Д゚)ゴルァッ!
「はい、先輩。約束の羊羹です」
『すまないねぇ(´・д・)』
「それは言わない約束ですよ?」
「はい、お茶ですわ」
『すまないねぇ(・д・`)』
「あらあら、それは言わないお約束ですわ」
放課後、俺と小猫は部室でお菓子を食べている。
日曜日限定の羊羹を小猫に分けてもらった…俺の好きな芋羊羹!
早速食べようとしたら朱乃がお茶を煎れてくれた、渋めで羊羹と合って最高か!
しかし二人とも打ち合わせしてもいないのにその台詞出るものなのか?
因みにリアスは俺が座っているソファの後ろにあるシャワー室でシャワー中だ。
え? 何でそんな冷静にいられるのか?
少しくらいはラッキースケベくらい発動してみろって?
やめてください死んでしまいます(社会的に)
芋羊羹を食べ終えてゆっくりお茶を飲んでいると誰かが来た。
佑斗とイッセーだった。
そういえば佑斗が迎えに行くって言っていたな。
女子たちが騒がしかっただろうに…お疲れさん。
「何だこの部屋は…って剛先輩?」
「先輩も一昨日入ったばかりなんだ」
『よろしくな、イッセー(・ω・)ノ』
「彼女は1年の塔城小猫さんだよ。こちらは兵藤一誠君」
「あ、どうも…」
佑斗の紹介で小猫は羊羹食べながら会釈をするとイッセーも挨拶をした。
ちゃんと挨拶はしないとな。
って顔に出過ぎてるぞイッセー…マスコットキャラとして人気だからな小猫は。
思えばここにいる奴は全員何かしら有名だよな。
おいおい、シャワーに気づいて鼻の下を伸ばすなイッセー。
ほら、小猫にイヤらしい顔って突っ込まれたwww
m9(^Д^)プギャーwwwwww
さてさて、リアスが着替え終えた所で説明が始まる。
オカルト研究部はあくまで仮の姿、リアスの趣味みたいなもの。
そしてリアス達が悪魔だと言うもイッセーは胡散臭いなという顔をしている。
まぁ俺も同じような反応だったから気持ちはわかる。
『イッセー、嘘くさいと思うかもしれないが本当だ』
「先輩も悪魔なんですか?」
「剛君はただの人間よ」
『I'm a normal human(■ω■)』
「…剛先輩は神器持っているからノーマルじゃないです」
『あ、はい(´・ω・`)』
小猫に羊羹を齧りながら突っ込まれる。
渾身の筆談が無駄になってしまった…orz
少し落ち込んでたら小猫が羊羹一切れくれた。
この子すごく優しい子なんです(´;ω;`)
そんなやり取りしている間に悪魔と堕天使、そして天使の三つ巴状態の話まで終えていた。
「ここまでは理解できたかしら?」
「いやー…普通の高校生には難易度の高いお話というか…」
イマイチ信じ切れていないか…ならイッセーには悪いがこの話をしておこう。
『天野夕麻…覚えているよな?』
「!?」
『デート前に俺に会っていたし、彼女の存在を俺に教えた筈だ』
「…先輩は、先輩はこの事をオカルト扱いするつもりかよ!?」
イッセーはいきなり俺の胸倉を掴んで凄んできた。
ソファに座っている俺を立ち上がらせる程の力…これが悪魔の力か。
こんな事を言われて殴らないのが優しいよな、本当に。
するとリアスは一枚の写真をテーブルに投げた。
それは登校しているイッセーと…夕麻、変装しているレイナーレだ。
「彼女は存在していたわ。天野夕麻は堕天使、昨日貴方を襲った者と同じ存在」
「だって松田や元浜も知らなくて連絡先なんかも!」
「力を使ったのよ、私が貴方のご両親にやったように」
俺は直接レイナーレの正体を見たから効かなかったんだろうな。
はたまた神器の影響か。
…ってご両親? え、リアスはイッセーの家に泊まったの?
だから一緒に登校したのか…うらやまゲフンゲフン!
俺? 朱乃の家で飯食った後に普通に家に帰ったよ?
お泊りイベント? ねぇよ、そんなもん!
「貴方を殺すという目的を達成したから彼女は自分の記憶と記録を全て消したのよ」
「何で俺を…!?」
「貴方に危険なものがないかを確認してなかったから殺したって所かしら?」
「…そういえば夕麻ちゃん、セイなんとかって」
「神器(セイクリッドギア)」
「特定の人間が有する大いなる力、歴史に名を残す人物の多くはそれを持っていると言われていますわ」
あー、ロビー君も同じ事を言っていたな。
歴史上の人物はあんな力を持っている物なのか?
ウザい兎が語りかけて来たり化物達が集う遊園地に連れてこられたり…。
って事はイッセーも?
「剛君も神器を持っているわ。彼は覆面を被る事で変身する力を持っているの」
『モンスター・オブ・クリーチャーって名前だ』
「あ、あの白ハゲ!」
『こいつはタイラント、他にもいる』
リアスが説明してくれたので俺は左手にタイラントの覆面を出す。
こらこらイッセー、白ハゲとか言うな。お前を助けたのはこいつなんだから。
他にも出せるけどそれは使う時でいいや。
そして、イッセーも神器を出そうとする。
一番強い存在…俺の場合はやはりタイラントのような存在だったな。
力を持っている奴を更なる力でブチ破るような暴君…。
だから名前もタイラントか、こいつは。
「駄目だ…やはり何かの間違いでは?」
「いえ、堕天使がそれを恐れて殺したのは事実よ」
「だとしたら俺が生きているのっておかしくないですか!?」
『お前、ポケットに魔法陣が描いてあったチラシ入れてたよな? あれでリアスを召喚したんだよ』
「そう…そして上級悪魔グレモリー公爵家の娘、リアスグレモリーの下僕悪魔として生まれ変わったのよ!」
いきなりリアスは背中から悪魔の羽をバッサーと広げた。
デビルウィングで空飛べるとかいいなー。
こっちにも空を飛べる奴はいるだろうからそいつの力が使える時が楽しみだ。
しかし、イッセーの神器…どんなのか楽しみだな。
この後は悪魔の仕事だから俺は帰っていいと言われた。
チラシ配りくらいしか手伝えないから仕方ないよな。
リアスや朱乃、小猫を呼んだのに俺が出てきたら詐欺だわなwww
寧ろ変身した姿で出てやるか?
『僕の姿で出れば大丈夫だよ!』
『寝言は寝て言えや、血塗れウサギ』
『僕がすごく可愛いからって嫉妬は良くないよ、宿主w』
『カーッ(゚Д゚≡゚д゚)、ペッ』
『汚っ!?』
ロビー君に変身したところで血塗れウサギとか誰得だよ。
可愛いとか戯言は血を綺麗にしてから言えって話だ。
一応ロビー君も戦えるらしいが、弱いだろアイツ。
遊んだ事あったけど鉄パイプで殴るだけだったから奪ってホームランにしてやった。
お、はぐれ悪魔に遭遇した裏道…もういないから通っても平気だろ。
歩いていても何もなく、静かな道だ。
人間が相手でも可愛い女の子ならともかくこんな包帯の巻いた大男相手に絡んでくる事はないだろ。
よっぽどの変質者か俺が悪魔の関係者だと嗅ぎつけるような奴くらいだw
「おやおやぁ~。そこのおにぃ~さ~ん? 貴方人間なのに悪魔の気配がしますねぇ?」
うわぁ、出たよ。これはどっちだ…両方か?
白い髪形の神父服っぽい奴が俺の目の前にいた。
目つきが明らかに猟奇殺人鬼っぽいんですけど…。
絶対殺しに来るパターンじゃないですか、やだー!
『誰お前?』
「ちゃんと話しなさいとか人に名を訪ねる時は自分から!ってママから教わらなかったんですかぁ!?」
『俺、障害で喋れないし親もいない』
「あ、それはごめんちゃい。俺はフリード・セルゼン。とある悪魔祓いの組織に所属している少年神父でござんす」
『門星剛』
やたら変なテンションの奴に捉まったな…変な小躍りしながら自己紹介するな。
とりあえず名前だけ書いておこう。
こういうタイプは変に怒らせると面倒だから話に付き合って曖昧なまま別れるのが良いな。
「もん、すたー?…面倒なお名前ですね!キラキラネームってやつ?」
『知らん、俺は帰るぞ。学生は忙しいんだ』
「そうは問屋が卸さないってもんですわ、テメェは悪魔と繋がっているんだろ?気配がプンプンしてやがるぜぇ?」
神父…フリードが懐から銃と剣の柄みたいな物を取り出した。
おいおい、エアガンだったとしても日本じゃ逮捕されんぞ?
しかも光の剣とかライトセーバーじゃね?
ここは宇宙大戦争の舞台か!?
「クソみたいな悪魔と仲良くするクソ以下の野郎には選ばせてあげるぜ?
細切れor蜂の巣…最期のオーダーはどっちぃぃぃ!?」
そう言いながら斬りかかろうと一気に飛び込んでくるフリード…すげぇ速い!?
タイラントのスピードじゃ当たりはしないだろう、ならこいつの出番だ!
左手に覆面を出して急いで被る、昨日出せなかった分まで暴れさせてやる!
剣が俺の首を刎ねようとするが寸前に止める。
「フシュルルル…!」
「こいつ姿が…もしかして、神器ですかぁ!?」
こいつは【ミショナリー】
貫頭衣を着て頭に袋を被っている人型クリーチャー。
手には伸縮する刃が付いた金属製のトンファーを持っているのが特徴だ。
こいつも喋らないし、いつも頭が痙攣しているが強いぞ?
特性はスピードとトンファーでの技!
剣戟をガードするくらいなら容易い!
「なら蜂の巣ならどーですかぁ!」
「グルルルッ…!」
「近距離の銃弾を防ぐとか化物ですかぁっ!?」
フリードが光の銃を撃つも正面ならこいつは防ぐ!
ロビー君曰くショットガンも防ぐ事が出来る程、ミショナリーの技量が高いらしい。
そして光と音にはやたら敏感な性質だからこいつには相性抜群だな。
次は俺からも行くぜ!
トンファーに付けられた刃がさらにリーチを増していく。
フリードは防戦する一方だがダメージを受けていない…それがこいつの戦闘力の高さを物語っている!
もう数えきれないほど打ち合っていると向こうも息が上がっている。
俺も少し疲れているが手を休めたら殺される…互いに距離を離すと向こうは壁の上までジャンプする。
「ふひー…さすがにこんな化物が相手なんて奇想天外予想外!
今回は退かせてもらうが次回は両方フルコースに決定!って事でばいばいきーん!」
「グルっ!?」
分が悪いと感じたのか懐から何かを投げたと思ったら強烈な光が目を襲い、思わずトンファーで遮る。
気が付くとフリードは姿を消していった。
とりあえず助かったな…ジリ貧でこっちがピンチになるところだったかもしれないのだ。
向こうが潔く退いてくれた事に感謝しよう。
『という訳でミショナリーの姿はこれだよ♪』
『………(ペコリッ)』
『こちらこそよろしくな(・ω・)ノ』
夜、眠っていつもの遊園地へ行くとロビー君の隣にトンファーを持ったクリーチャーが立っていた。
ミショナリーは丁寧にお辞儀するのでこっちもお辞儀する。
こいつは丁寧な奴だな。
ロビー君が言うには真面目で宿主の言う事には絶対らしい。
寧ろ言うこと聞かない奴がいるのか…不安だわ。
少しずつ新しい仲間が増えていくけどこれからどんな奴が出て来るのか。
…楽しみ半分怖いわぁ。
とりあえず僕は可愛いだろアピールしてくるロビー君がウザいからミショナリーに命令して顔を反対向きにしてもらおう。
『前回は出せなくてごめんな(;・ω・)』
『フシュルルル…(フルフル)』
『良い奴だなお前(´・ω・`)』
『反対向きにされて見えないよ~』
閲覧ありがとうございました。
今回から登場したクリーチャー【ミショナリー】
サイレントヒル3に出てきた2面のボスです。
ゲーム内では雑魚扱いされた奴ですが、個人的に好きなので出しました。
感想でクリーチャー希望出していただいてありがとございます!
全部は無理ですが少しでもご期待に添えられるように頑張りたいと思います!
それでは、また。