ハイスクールD×D モンスターでクリーチャーな俺   作:misuta

8 / 33
※処刑と言う名の蹂躙シーンがありますので苦手な方はご注意ください。


第8話

はぐれ悪魔を集団リンチと言う名の討伐をした後、

みんなは悪魔の仕事に行く為、俺は帰宅した。

昨日襲撃されたので小猫がついていこうとしたけど明るくて広い道で帰ると伝えて止めさせた。

俺の為に言ってくれるのは嬉しいけど仕事はちゃんとしないとね。

少し頬を膨らませたのが可愛いのぅ(*´∀`)

 

え、私が少し落ち込んだのでプリン食べたい?

もうお店やってないから手作りしか出来ないよ…それでいいの?

一応作れるけど、俺が作ったものでもいいのか。

やるならキッチリ作る。クッ○パッド先生の御力を借りよう!

 

 

 

何とか小猫と取引を終えて俺は帰宅する。

辻斬り変態神父には遭遇しなかったけど…あいつ悪魔の契約者を殺しそうだな。

また逢ったらとっ捕まえてリアスに出そう。

一応人間みたいだから殺したら犯罪者の仲間入りしちまう。

 

自宅のアパートに電気が点いている…?

え、泥棒? 俺の部屋に盗む物ねぇぞ?

まさか昨日の神父が嗅ぎつけたのかと予想してそっと玄関に入る。

この靴…あぁ、あの人か。

 

「おかえりなさい、剛君。勝手にお邪魔していたわ」

『お久しぶりです、麗さん』

 

部屋に入ると銀髪で眼鏡をかけた女性が座っていた。

この人は岐富 麗(きふ れい)さん。

火事で両親を亡くした俺の後見人として引き受けてくれた方だ。

親戚は怪我と障害を持った俺を気味悪がって施設に入れて縁を切りやがった。

中学3年生の時くらいから麗さんが後見人として現れ、

親戚共が奪ったと思われた親の遺産を預かっていて俺の高校生活の支援をしてくれた恩人。

今は3か月に1度くらい俺に生活費をまとめて渡しに来てくれる。

 

「帰りが遅かったけどどうしたの?」

『最近、部活を始めましてね…』

「あら、そうなの。あんまり遅いと危ないわよ?」

『はい、そこは気をつけています』

 

実は数回襲われていますなんて言えないよなー…。

この人にだけは俺も頭が上がらないし、厨二病だなんて思われたら怒られるわ!

実の子供のように厳しくも優しくしてくれる人だから親がいない俺にとっては親代わりみたいなものだ。

怒られた事?

な、ないにきまっているじゃないですか―いやだなーぼくいいこだよー。

不良数人を病院送りにしたら正座でお説教3時間コース喰らっただけだよ(震え声)

 

「じゃあ生活費はいつもの場所に置いておいたから無駄遣いしないようにね?」

『ありがとうございます』

「あとカレーも作っておいたから食べてね」

『ご馳走様です!』

 

麗さんの料理は絶品だからこれは嬉しいニュース!

しかし、こんな美人でスタイルも良くて家事も万能とか旦那さんは幸せ者だなー。

帰っていく麗さんをしっかり玄関まで送って、飯にしよう。

中辛のビーフカレーとか俺の大好物!

カレー(゚∀゚)ウマウマ

食い終わったらプリンでも作ろう。そうしよう。

 

 

 

朝、いつも通り登校するとリアスから昨日の事を教えてもらった。

イッセーが仕事しに尋ねたら家主が惨殺されていて、犯人は俺を襲った変態神父。

さらにイッセーが会ったシスターも奴らの仲間だったと。

ふむぅ、なかなかすごい展開になってきたな。

 

『シスターは悪い子じゃないんだろ?』

「えぇ、でも堕天使の仲間としているからこちらに引き込むのは危険よ」

『俺は直接会った訳じゃないから何とも言えないけど、イッセーの性格は知っているだろ?』

「そうね…きっとまた彼女と接触するわね」

『男ってのはな、本当にすべき事を見つけたら馬鹿になるもんさ。

 だから信じてあげてもいいだろ。アイツにはとんでもない可能性があるんだろ?』

 

イッセーの神器は自分の力を2倍にするものらしい。

だが、それだけならリアスが拾うのか?

実はロビー君もイッセーの内なる何かを感じているらしく、注意しろと言うくらいだ。

どうしようもないスケベな奴だがあの熱い真っ直ぐな精神だ、何かあるな。

 

「…わかっているわ。あの子は私の可愛い下僕、信じない訳ないでしょう?」

『流石の器やでぇヽ(*´∀`)ノ』

 

リアスの言葉に少し安心した俺は顔文字付きのホワイトボードを見せる。

それに対してリアスは少し拍子抜けしたのか、ため息を吐かれた。

すまんな、真面目な時は真面目だが脳内とホワイトボードは喧しいのだ。

 

「もう、真面目になったと思ったら変に茶化さないの」

『サーセン(;^ω^)』

「あと剛君にも協力してほしい事があるけどいいかしら?」

『おぅ、何すればいい?』

 

リアスの頼まれた内容を聞いた俺は即座にオッケーした。

何が起きるかわからないが、後輩が成長しようとしているんだ。

先輩が協力しない訳にもいかない。

リアスもだけど俺もそういう所は甘いみたいだ。

 

あ、プリンは全部員の分作って部室の冷蔵庫に入れた。

普通のでもいいけど敢えて牛乳プリンを作ってみた。

見た目も味も好評で小猫が嬉しそうに食べていたのを見てホッコリ。

(*´ω`*)

 

 

 

数日もしない内にそれは起こった。

 

イッセーが例のシスター…アーシアって子と遊んでいたら案の定、堕天使レイナーレが襲ってきた。

応戦するも力の差があり、やられてしまいアーシアも連れ去られた。

あの堕天使、本当に性格と根性が悪いな。

目的はアーシアの神器を自分の物にしようとしているらしい。

ロビー君が言うには神器を抜かれたらその人物は死ぬと。

 

リアスがイッセーの頬を叩いて諭すもイッセーは止まらない。

眷属も抜けてでも一人で助けに行くと豪語した。

俺は敢えて何もせずにソファに座りながら聞いている。

本気で行くのか、こいつ…殺されるようなものだけどな。

 

イッセーは兵士だからと言うが実際は違う。

俺もあの時の説明を思い出した、兵士ならではの特性を。

プロモーション…敵地ならでは戦車、騎士、僧侶、女王にもなれる万能の駒。

ただの捨て駒という訳じゃない。

そして、神器が想いの強さによって力が変わる事も教えた。

 

「急用が出来たわ。私と朱乃は少し外出します。

 遅くなるから剛君も先に帰っていいわよ」

「部長!まだ話は―」

「いい事? プロモーションしたとは言え駒1つで勝てる程、堕天使は甘くないわ」

 

説明を終えたリアスは朱乃と一緒に魔法陣へ転移した。

「プロモーションしたとは言え駒1つで勝てる程、堕天使は甘くない」か…。

制止の言葉に聞こえたろうが、佑斗と小猫は真意を把握しただろう。

俺も静かに部屋から出る…勿論帰る為ではない。

廊下に設置されている魔法陣へ入ると俺は転移した。

後輩の邪魔はさせないぜ?

 

 

 

「ほぅ、グレモリー嬢かと思えば貴様か」

 

転移した先は以前バイサーと戦った廃墟だった。

そこにはコートと帽子を纏った堕天使、ドーナシークがいた。

朱乃が既に使い魔で奴の場所を特定したのでそこへ飛ばせるように魔方陣を敷いてくれたのだ。

ここなら誰の迷惑にもならないだろう。左手に覆面を出せるようにしておく。

 

『何だよ、俺じゃ不満か?』

「喋れない?…フリードの奴が言っていたのは本当だったか。

 まぁ、貴様を殺しておけばレイナーレ様への評価が上がる」

『俺を簡単に殺せると思うなよ?』

「神器を持っているくらいで付け上がるな、人間風情が!」

「グルルルルル…ッ!」

 

向こうが光の槍を投げてきたので俺はミショナリーの覆面を被る。

被ると同時に回避行動をしてドーナシークに向けてダッシュする。

アイツはタイラントの俺しか見た事ないのでスピードに驚くもすぐに槍を手元に呼び出して俺のトンファーに応戦する。

こいつは変態神父の様な速さはないが、槍を上手く使ってトンファーを捌いている。

距離を離せば奴は飛んで投擲攻撃をしてくるだろうし、もしかしたら他に攻撃手段を隠しているかもしれない。

 

「あの時とは速さが違うが、まだ戦いの経験が少ないな!」

「グルッ!?」

「さて、貴様は空が飛べないようだが…人間と言うのは不便だな!」

 

槍を回転させて俺のトンファーを弾いた瞬間に胴体に蹴りを入れてその隙に奴は空を飛んでいく。

この廃墟はバイザーくらいの巨体が入る程の広さがある。

人間サイズが飛ぶにしても困らないだろう。

有利になったと思ったドーナシークは槍の投擲を始めた。

以前槍が降るって言った時があったけど実現しちまったよ。

 

持ち前のスピードとトンファーで避けるが防戦一方ではジリ貧…負けてしまう。

タイラントや処刑マジニでは耐久力があってもスピードがないから駄目だ。

まだ新しい覆面も出せない…とにかく考えろ!

必死に防ぐ俺の姿に奴は攻撃を緩めずに続ける。

 

「どうした? 少しは抵抗したらどうだ?」

「グルルルッ!」

「そういえば、あの下級悪魔は小娘を助けに行く気でいるらしいがレイナーレ様には敵うまい。

 話を聞いた時もそうだが、思い出すだけで腹が捩れて仕方がない!

 

 

 

 あんな幼稚な恋人ごっこで浮かれていたなんてな!」

 

 

 

ブチッ。

俺の頭の中で確かにそんな音が聞こえた。

後輩の事を、イッセーの事を、

わ ら い や が っ た な ?

 

俺の中で黒い感情が燃える。

怒りと殺意…この気持ちに反応したのか俺の力が溢れてきた。

神器は想いの強さで強くなる…こういう事か。

なら俺がしたい事はわかるな?

それに応えろ…モンスター・オブ・クリーチャー!!

 

「フシュルルルルルッ!」

「何だ…この殺意と力は!?」

「フシュッ!」

「動きが見え…ぶっ!?」

 

俺の変化にドーナシークは冷や汗を掻いていた瞬間に俺は柱に両方のトンファーを投げて刺し、

それを足場にして高くジャンプする、この一連の流れの速さに奴は反応する事は出来なかった。

ジャンプ中にタイラントに変身して顔面を思いきり殴って真下に叩き落とす。

そして着地してから背中を踏んづけて背中の羽を両手で掴む。

 

「き、貴様…やめろぉっ!」

「お゛お゛お゛お゛お゛っ!」

「ぐあぁぁぁぁぁっ!」

 

ブチブチと音を立てて羽根を無理やり引き千切った。

無論、もう片方も引き千切ると奴はさらに悲鳴を上げる。

痛いだろうな、でも止めない。

こんな少しの痛みで終わらせる訳にはいかないだろう?

光の槍を出そうとした手を思いきり踏みつけて潰す。

少しの抵抗もさせない。これは討伐や処刑でもない…暴力による蹂躙だ!

 

「がっ!?ぐぇ!?ぎゃ!?」

 

何度も奴の手足を踏み潰して動けなくする。

普通の人間なら頭が余裕でペシャンコになる破壊力だ。

少し頑丈なのが不幸な所だな、気絶すら出来ないんだからな。

尤も、気絶しても顔面を蹴っ飛ばすか殴って叩き起こすが。

 

もう動けないし意識がギリギリの様だから止めと行こう。

今度は処刑マジニに変身する。

こいつの巨大な斧を見てドーナシークは自分の未来が見えたようだ。

命乞いのつもりだろうか、こう言った。

 

「ま、待て!それだけの力があるなら我らと来ないか!?

 レイナーレ様が儀式に成功して上の方々に認められれば、貴様も良い暮らしが出来るぞ!?

 今は私を逃がすだけでいい!そしたら金でも女でも好きな物をくれてやる!!」

 

 

……

 

………は?

 

後輩を馬鹿にして、今度はリアス達を裏切れと?

そうすれば今以上の良い暮らしが出来て見逃せば好きな物が貰える?

それは素敵な提案だ。あんなアパートに住まなくてもいいし、スーパーで特売王と戦わなくてもいいな。

ふ ざ け ん な よ ?

 

俺はな、普通の暮らしが好きなんだよ。

火事のせいで家族も、家も、顔も、声も全て失って、憧れたのは普通の暮らしだ。

上の奴らに認められたいのは結構だ。

けどよ、やり方を間違えたな?

 

「悪い条件では無い筈だ! 私は必ず約束を守る!」

 

同級生と他愛のない交流をするのも、生徒会の手伝いや学校ボランティアをするのも、

イッセー達が馬鹿やっているのを叱るのも、佑斗にお勧めの本を紹介してもらうのも、

小猫と菓子を食べるのも、朱乃に美味い茶を煎れてもらうのも、リアスと勉学に励むのも、

特売王や奥様方と特売品を賭けて戦うのも、麗さんの世話になるのも!

俺が大好きな、普通の暮らしなんだよ!!

 

「だからその斧を振り上げるのはやめろ! やめてくれ!」

「ぅ゛ぅ゛ぅ゛っ!」

 

ドーナシークで必死に叫ぶも俺は斧を振り上げる。

逃げたいだろうがタイラントに滅茶苦茶にされた体は動けない。

だから見ているしか無い…この斧の行方を。

残念ながら止める気はない。

 

何故ならテメェは3つの間違いを犯した!

1つ目はイッセーの純粋な気持ちを笑った事!

2つ目はリアス達を裏切りさせようとした事!

そして、最後は…。

 

俺の暮らしを侮辱した事だぁぁぁぁぁっ!!!!

 

「ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛っ!!!!」

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」

 

 

 

ウチ、ミッテルトはグレモリーの悪魔共が裏口から出てこないか見張っていたらグレモリー家の次期当主とその眷属が現れた。

他の三下達は表から出て行ったと聞いた時は予想が外れて悔しかったッスけど、本当に邪魔になりそうな2人が目の前にいるだから問題無し。

教会にはあのイかれ神父のフリードの他に多くの悪魔祓い達がいるし、レイナーレ姉様が儀式で更なる存在へと高まればこいつらにも勝てる計算!

さすがにウチだけで相手は厳しいからカラワーナとドーナシークを呼んだ筈だったけどカラワーナしか来なかった。

 

アイツ、バックれやがったんスか!?

最初はそう思ったけど、すぐにグレモリーの眷属が魔方陣を展開して出てきたのは…。

コートを着た白いハゲ頭の大男が何かを抱えて現れた。

アイツはレイナーレ姉様に歯向かったという神器持ちの人間…当然抹殺対象ッス!

 

「剛君、その抱えている物を彼女達に見せてあげなさい」

「あ゛あ゛っ」

 

グレモリーがそう言うと人間とは思えない悍ましい声で答えた奴は抱えていた物を目の前で捨てた。

それはあまりに衝撃的過ぎるモノだった。

無理やり引き千切られたと思われる2枚の黒い翼、

血だらけで手足が砕かれたのか変な方向に曲がった四肢の血塗れの体、

そして帽子が被られていた…ドーナシークの生首だった。

その顔は恐怖に引き攣った形相をしていた。

 

「これは…どういう事ッスか?」

 

ウチもカラワーナも突然のドーナシークの死体に言葉が出なかった。

何とか発せたのがさっきのウチの台詞…。

これは戦闘というより、処刑…いや、暴力的な蹂躙だとハッキリしていた。

人間がここまでやるのかと言う程の異常性だ。

 

奴がコートから何かボードみたいのを出してグレモリー達に見せる。

すると空気が突然変わる…この殺意はグレモリーから発している物だとわかった。

カラワーナも感じたらしく急いで逃げようとするも既に結界が張られていて逃げられない。

後ろから冷たい声が聞こえた。

 

「あらあら、どこへ行く気ですの? 逃がしませんわ♪」

「貴方達…私の下僕を笑ったそうね?…万死に値するわ」

 

振り向いた瞬間には赤い光が迫ってきて何が起きたかもわからずに意識が途絶えた。

 

 

 

俺がドーナシークの死体とパーツ3点を運んで転移してから展開が早かった。

リアス達も俺がここまでやるとは思っていないようで驚いてたが、

理由をボード(何故か懐にあった)に書いたらリアスも朱乃も怒った。

俺も後輩を愚弄された為怒ったが、リアスの怒り様は違う。

彼女は情愛が深い…だから当然自分の眷属を笑われたら、滅ぶしかないな。

 

「そろそろ教会へ向いましょう。朱乃、準備して」

「わかりましたわ」

『俺も行く』

「えぇ、お願いするわ。敵地だから変身は解かないようにね」

『了解』

 

朱乃が展開した魔法陣へ入ると俺とリアスは教会へと向かった。

イッセーや佑斗、小猫達が無事であるといいが…。

もしレイナーレが元気だったらドーナシークのように【蹂躙】してやりたいが、

決着はアイツが着けるんだ。

だってリアスが言っていたのだ。

イッセーはリアス・グレモリーが誇る「最強の兵士」だと。

 




『ぅ゛ぅ゛ぅ゛(ゴマンエツー)』
『今度はどうしたコイツ(;・ω・)』
『処刑が出来て満足なんだって~』
『あ、そう(;゚Д゚)』
『趣味が断頭処刑だもん』
『予想してたけど怖い!:(;゙゚'ω゚'):』

閲覧ありがとうございます。

処刑と言うより蹂躙やっちまいました←
剛はマジでキレると何をしでかすかわからない若者です←
普段、本気で怒らないからこそ怒らせると大変な目に遭います。
皆様も知人でそういう人がいたら怒らせないようにして下さい←

それでは、また。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。