小説自体全然初心者なので、至らぬ点はあると思いますがどうか許してください^_^;
俺が桜並木を歩いていると、風が俺のくせ毛を揺らす。
桜舞い散る春。大量の社畜が誕生する時期である。まあ俺は専業主婦になるから一生関係ないか。
俺の名前は比企谷八幡。若干目が腐ってる普通のぼっちだ。
俺はふと、腕時計に視線を落とす。時計の針は8時10分を指していた。
比企谷「やべ、遅刻しちまう」
俺は自分の通っている上星高校へ向けて足を急がせた。
上星高校。至って普通の高校だが、今俺はそこで快適ぼっちライフを過ごしている。
ぼっちと言えば、俺のクラスである2年A組には俺と同じくぼっちの奴がいる。
湯神裕二。野球部のエースで実力もあるのだが、かなりのマイペース家で、人に合わせることをしないやつだ。
それが原因でかクラスで人と話してるのをあまり見かけない。って、俺も人の事言えないんだけどな。
そうこうしているうちに、時計の針が始業時間を示そうとしている。
比企谷「まぁいいか」
俺は歩く速さをいつものペースに戻す。今からどう急いだところでもう遅刻だ。遅れてしまうのならば、多少早く着いたところで大差はないだろう。
まああれだ、何事も諦めが肝心。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺がクラスの扉の前に辿り着いたのは、始業のチャイムがなってから少し後だったのだが、クラスの扉の前には一人の少女が立っていた。
知らない顔だな。
そもそも俺、クラスメイト全員の顔覚えてないけど。
クラスの前にいるんだからうちのクラスのやつなんだろうな。
比企谷「入らないのか?」
俺が声を掛けると、相手の少女は体をびくりと反応させる。
綿貫「え?」
相手は不思議そうな顔でこちらを見ている。
なんだ?俺の顔に何かついてるのだろうか?
綿貫「ここのクラスの人なんですか?」
クラスメイトの顔を忘れるなんて、さてはこいつもぼっちか。
というかそれよりも。
比企谷「そうだが、入らないならどいてくれないか」
綿貫「あ、ごめんなさい」
俺が言うと、彼女はそう言い道を開ける。
彼女の素直な対応になぜか若干申し訳ない気持ちになりつつも、俺は彼女の前を通り扉に手をかけた。
綿貫「あっ、でも今から…」
彼女の声が俺に届ききる前に、俺は扉を開けてしまった。
先生「では転校生、入ってきたまえ」
比企谷「は?」
先生と生徒全員の視線が俺に集まる。
な、なんなんだ?ぼっちは人の視線に弱いんだぞ?
俺は後ろにいる彼女の方を見る。
綿貫「え、えっと」
落ち着け、落ち着いて頭の中を整理しろ。今の状況をなんとかする最適解を見つけるんだ。
先生は転校生と言ったな。つまり後ろの彼女は転校生というわけか。
比企谷「せ、先生、転校初日でクラスの場所が分からなかった彼女を連れてきました」
俺は考えぬいた挙句、苦し紛れの嘘しか思いつかなかった。
先生「ほう、俺がクラスの前まで案内したはずなんだが?」
で、ですよね〜。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
比企谷「はぁ」
放課後。俺は廊下を歩きながらため息を吐く。
早く帰って今日負った傷を癒すためにアニメを見る予定だったのに、俺は学校中を歩きまわっていた。
綿貫「あ、あの」
今朝の転校生。綿貫ちひろと言ったか。俺は今彼女に学校の案内をしている。
案内ってもそんな広い学校でもないし、それくらい一人で回らせろよ。綿貫自身も俺なんかと一緒だと嫌だろうに。
俺は視線だけ彼女の方に向ける。
綿貫「なんかごめんね、案内させることになっちゃって」
彼女は申し訳なさそうに声をかけてくる。別に綿貫が謝ることなんてなにもないはずなのにな。
比企谷「まあ遅刻した罰だし」
そう、俺は遅刻と、ついでに嘘を吐いた罰として、綿貫に学校を案内するよう先生に命じられたのだ。
綿貫「あ」
綿貫は急に足を止めた。なんだろうか?俺は足を止め彼女見る、綿貫はグラウンドの方を見ていた。
俺もグラウンドの方を見ると、野球部が練習をしている、その中にはぼっち仲間(?)湯神の姿もある。
綿貫「湯神くんって本当に野球部のエースやってるんだ」
どうやら綿貫は湯神が気になるようだ。しかしあいつは俺たちの手に負えるやつじゃない。
比企谷「ああ、実力もかなりのものらしい」
今の野球部は湯神頼りと聞いている。エース湯神によるワンマンチーム。湯神にかかっている負担はきっと大きい。
俺が歩き出すと綿貫も歩き出す。
綿貫「比企谷君は湯神くんの友達なの?」
友達なんてできたことねぇな。まあ高校に入ってからは作ろうともしてないけど。
比企谷「そんなんじゃねぇよ。そもそも俺には友達がいない」
ってなにカミングアウトしてんだ俺。
俺はやらかしたと思い、綿貫の様子を伺う。すると綿貫はなぜか嬉しそうな顔をしている。
なんなの?俺に友達がいないと嬉しいの?
俺が怪訝な顔をしていると、綿貫が突然俺の手を取ってくる。
比企谷「なっ」
綿貫「私も友達まだいないんだ!よかったら友達になってくれない?」
なんなのこの子?突然手を取ったと思ったら友達になろうだと…!
俺は綿貫の顔を見る。どうやらふざけて言っているわけでもないらしい。
比企谷「お前は俺みたいなやつと友達になるの抵抗ないのかよ」
俺が言うと、綿貫は不思議そうな顔をしてこちらを見る。
綿貫「なんだかんだ言いながらこうして学校を案内してくれてるし、抵抗なんて全くないけど」
なんだよ、いいやつじゃねぇか。うっかり惚れそうになっちまったぜ。
俺は彼女の手を眺めながら、頬を掻いて答える。
比企谷「たしかに綿貫はいいやつみたいだし、友達の一人や二人いた方が学校生活も楽しくなるかもしれないしな」
綿貫「じゃあ…!」
比企谷「だが友達にはなれない!なぜなら人との関係は弱さになってしまうからな!」
俺はそれだけ言うと、また歩き始めた。後ろにいる綿貫も少し遅れてから歩みを進める。
綿貫はボソッと、一言だけ言葉を発した。
綿貫「へ、変な人…」
俺たちはその後、何事もなかったかのように学校案内を終わらせたのだった。
小説という形にすらなれてない気がしますね…。少なくとも次からはもう少し文字数増やします。