初めまして。
読んでいただけただけで幸いです✾
ポケットモンスター、縮めてポケモン。
この世界の不思議な不思議な生き物達。
海に、森に、街に、いたるところに暮らしている。
人間と協力をし、時には対立をする。
そして、ここは世界から隔離された島。
変わり者の研究者と私しか人間はいない。
でもここには友達、ポケモンがたくさんいる。
寂しくはない。
ここにいるポケモン達は様々な理由から島に来た。
それは私も例外ではなかった。
◇◆◇◆◇
太陽が空高くに昇っている。
部屋から晴天の空の下に私は勢いよく飛び出した。
予定は未定。
朝から続く勉強を終え、友達に合うべく駆け出す。
その姿を見つけた友達、1羽のポッポが私の傍に舞い降りる。
ふわりと、やわらかに草原の上に降り立つ。
「元気にしてた?」
「ポッポッ」
翼を大きく羽ばたかせながら私に答える。
ただこの時、私にははっきりと
『もちろん』
とポッポの言葉が理解できた。
私はポケモンの言葉が、言いたいことが、人の言葉のように理解できるのだ。
「みんなはどこ?」
『南の森にいるわ』
そう答えると私を案内する様に、私の前を飛んでゆく。
私もポッポに続くように走り出す。
私達の暮らすこの島は小さく、私の足でも1日あれば1周することができる。
研究所を兼ねた小さな家、それに森に池がある。
ポケモン達はモンスターボールに入れられることなく島中で自由に暮らしている。
自由であるが、この島を出ることがない。
それは私も同じで、長年外の世界を知らないなめ出ていくことが怖いのだ。
だが私はもうすぐ旅立つ5日後に13歳の誕生日を迎える。
外の世界では10歳になると大人として認められ、ポケモントレーナーになる事ができる。
そして故郷を旅立つ。
私は外の世界を知らないから13歳になったら旅立とうと先生と約束した。
先生とは私を育ててくれたこの島にいるポケモンの研究をしている博士だ。
はっきり言って変わり者。
『あと5日ね』
不意にポッポが話しかける。
『寂しくなるわ』
はっきり言って私は不服だ。
私はこの島を出たくない。
「行きたくない。」
ぽつりと言葉がこぼれる。
『大丈夫、あなたなら』
森へと足を踏み入れ、スピードを落とし先へ進む。
ポッポも私に合わせスピードを落とす。
なぜ、いまさらなのか。
ぐるぐると暗い気持ちが胸の中で渦を巻く。
外の世界が怖くて仕方が無い。
友達と離れてまで外の世界に行く意味があるのだろうか?
私は別にポケモントレーナーになりたくない。
むしろ友達が傷つくのが嫌だ。
『さぁ、着いたわ』
私の不安を振り払うようにポッポの声がする。