島風は旅に出るようです。   作:delled

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7.始まりの楽園(5)

 荷物でも放り込むような乱雑さで、シャノンの体は車に押し込まれた。

 

「今なら苦しませずにとどめを刺してやれるのに、お偉方の考えることはわからないな。」

 

 まるでモノを扱うような男の様子を見ながら首をすくめた少女は、次に背後を振り返る。そこには、うずくまったまま震えているもう一人の男の姿が見えた。仕方ねぇな、と呟いて彼を助けてやるべく歩み寄ろうとすると、二台の車それぞれから数名の男が現れて、彼をリムジンに乗せてしまった。

 その驚くほど手際の良い処置は、要はこうなることを予測していたということだろう。一人二人の重傷者、あるいは死者すらも勘定に入っていたというわけだ。少女を含めた男たちの一連の行動は、ここまでで精々2分といったところ。シャノンが大きな声を上げたから、早めに引き上げる必要があった。

 

「……ったく、まどろっこしいな。」

 

「早く乗れ。」

 

「はいはい、わかってるって。」

 

 欠伸を漏らしながらに答えた少女はのんびりとした足取りで車に乗り込んだ。車内には5人ほどの男が乗っている。もう一台の車も同様だった。男たちは全員陸軍の歩兵師団員である。数名の偵察員が深海棲艦の動きを監視し、隙があれば速やかに確保して基地へと連れ去る。あまりにもシンプルな作戦であり、偶然に頼らざるを得ない部分が大きかったが、それが一日目にして成るとは、随分と楽ができたものだと少女は思う。

 車の窓には外からの視界を妨げるフィルムが貼られていて、マジックミラーのようになっていた。少々暗く映る窓の外をぼんやりと眺めていたが、海沿いはともかく山道の景色はそう面白いものでもない。

 少女は自分の隣に座らされたシャノンを見つめる。先程の一撃で肺を痛めたからであろう、口の端には血が流れた跡が残っている。しかし、呼吸はすでに健常者のそれと変わらない穏やかなものに戻っていた。深海棲艦が持つ驚異的な再生能力の証左だ。彼女が持っていたトートバッグは軍人たちが回収してしまったが、その中身は野菜と少しの酒だったと記憶している。凶悪な深海棲艦が買うものにしては、あまりに庶民的過ぎた。そのうえ、彼女は海軍の職員や艦娘たちと普通に暮しているという。当然、過去に艦娘たちが戦った深海棲艦のような破壊活動は行っていないのだろう。だとすれば、この病的な程白い肌と、整った顔立ちを持つ娘は敵なのだろうか、という疑問が少女の胸に去来する。シャノンと自分たち、どちらが悪かと言えば、客観的に見てこちらの方がそうであろう。溜息を漏らして、手の平を自分の額に当てた。考えても仕方が無い。ここまでやってしまった以上は、あとは終らせるしかないのだと自分に言い聞かせるように。

 車は程なく陸軍の施設に到着した。海軍施設同様、厳重な警備が敷かれたゲートをいくつか通り抜けて、少女を乗せた車が向かうのは演習用のグラウンド。広さは四辺それぞれが2キロメートル程、山麓の土地を切り拓いて造ったらしく、地面は若干傾斜している。敷き詰められるように植えられた背の低い芝によって、辺り一面は淡い緑色に染まっていた。麓特有の強い風に揺さぶられ、豊かな芝は海のように波打っている。

 車から降りて、そんな緑の海に立つ。純白の上着とチェックのミニスカートも、風に煽られて大きくなびく。一人の軍人が車からシャノンを運び出し、無造作に放り投げた。放物線を描いて強かに落下するはずのシャノンの体は、しかし地面にぶつかる直前に空中で静止して、重さを感じさせない程に柔らかく芝生の上に横たわった。人間の行為で傷つくことのない、深海棲艦の特徴である。

 

『……君の優秀さには感服するよ。彼女の後継者は、君と考えるべきかな。』

 

「運が良かっただけだ。それに、任務はまだ終っちゃいないんだろう?」

 

 グラウンドに設置されたスピーカーから聞こえる師団長の声。カメラやレーダーらしきもの、用途のわからない機械まで、周囲には様々な機器が設置されている。恐らくこちらの声も届くのだろうと、少女は言葉を返した。

 

『そうだね。だが終ったも同然だ。後は、彼女を天国にお送りしてやるだけで良い。』

 

「天国、ね。まぁ、地獄送りになるのは僕たちだろうからな。」

 

『まさか。これは 宗教的善行だよ。彼女に平穏を与えてやるのだから、ね。』

 

 少女はゆっくりと首を振って肩をすくめた。自分には理解できない価値観であるし、何より彼自身本当にそう思って発言しているわけではないのだろう。少女はゆっくりと歩き出す。視線の先には気を失ったままのシャノンがうつ伏せに横たわる。

 

「なぁ、本当に素手で殺さないといけないのか?僕の艤装さえ使えれば、一撃で終わりじゃねぇか。」

 

『それは認められない。艤装展開によって海軍側に察知されることは確実なのでね。』

 

「――はっ。そもそも戦闘自体認められてねぇよ。」

 

 横たわるシャノンを眼下に見る。規則的に上下する胸が、彼女がまだ生きていることを示している。先の攻撃で絶命してくれていれば良かったのにと思う。奥歯を噛み締めて、シャノンの腹部をブーツの爪先で蹴り上げた。加減はしたが、それでもシャノンの体は5メートルは吹き飛んで、地面に叩きつけられた。

 

「……ンっ。くァ、痛っ……何、コれ。」

 

 蹴られた痛みで目を覚ましたシャノンは、苦痛に呻きながらも両手を地面について上体を必死に起こした。四つん這いに近い姿勢で起き上がろうと試みるが、息ができない程の不快感が胸を駆け上がり、三回ほどに分けて血交じりの吐しゃ物を芝生の上に吐き下した。唇を拭い、力無い視線で横を見上げる。立ちはだかる少女は、先程スーパーの駐車場で殴られた相手だとわかった。やはり見覚えこそないが、今回も彼女に蹴り飛ばされたことは間違いがなかった。震える膝を両手で押さえて、どうにか立ち上がったシャノンは、未だに胸を満たす吐き気を堪えて、少女をまっすぐに見つめる。

 

「ここ、ドこ? アナタ、誰……? アタシ、何カ悪いこトした?」

 

「いいや、何もされてない。僕がお前に悪いことをしているんだ。」

 

「どうシて……?」

 

「お前が深海棲艦だから、なんだろうな。」

 

 少女は一歩、右足を踏み出した。その動作には何ら特別なところはない、シャノンにも見てとれるくらいに自然な一歩。なのに、右足が踏み抜いた地面は火薬が爆ぜたかのようにひび割れ、飛び散った。思わず顔を逸らしたシャノンの脳裏に、得体の知れない危機感が過ぎる。すぐさま前を向き直ったシャノンの視界に映るのは、手を伸ばさなくても触れられるほどの間合いに一瞬で詰め寄った少女の姿。瞬きよりも短い一瞬で、5メートル以上の距離を詰められたのだ。またしても無駄な動き一つなく、まっすぐに伸ばされる手の平。とっさに交差させた両腕で少女の手の平を受け止めたものの、シャノンの体は弾かれたかのように打ち上げられた。一度目の地面への激突で、体が鈍い音を立てたのをシャノンは自覚した。反動で跳ね上がった体は、再度地面にぶつかって背中をはげしく引きずった。どこが痛むのかわからないくらいに、全身が痛かった。それでも立ち上がろうと試みたが、体を支えるはずの腕が動かなかった。仰向けに横たわったまま、顔を横に向けて右腕を見ると、肘から先があらぬ方向を向いていた。

 

「……っ、痛いヨ。ドク……。」

 

 目尻には涙が溜まり始める。状況は何一つ理解できないままなのに、もう晴妃に会えないかもしれないという直感だけは思考を埋め尽くしていた。そうか、とシャノンは理解する。確かに全身は痛むし、意味もわからず殴られるのは怖い。けれど、今どうしようもなく涙が止まらないのは、痛みからでも、恐怖からでもなくて、晴妃と別れるのが寂しいのだと。

 

 一方の少女は、手の平を見つめたまま立ち止まっていた。胸を埋め尽くしていく暗い感情、それが何かは考えたくなかった。重い足取りでシャノンに歩み寄る。少女を見上げる赤い瞳は焦点を定めかねたかのように震えていた。自分は何をやっているのだろう。先代の艦娘たちも、このような気持ちを抱えていたのだろうかと、奥歯が軋むほどに噛み締めた。

 

「アタシ、死んジゃうんダ……。」

 

「痛くないように、するから……。」

 

 あれからどれくらいの時間が経ったのだろう。西の山に陽が沈み始めていることを、力なく動かした視線でシャノンは理解した。そして、自分に影を落とす少女を見上げる。青い瞳は、何故だか辛そうに見えた。今にも声をあげて泣き出しそうな小さな子どもと同じ顔だと思った。こんな日が来ることを考えなかったわけではない。自分は人間ではないし、晴妃や由希子のように艦娘でもない。その敵であった存在なのだから、消えてしまった方が良いのかもしれないと思ったのは一度や二度ではない。

 

「ごメんね。」

 

「なんでお前が謝るんだよ。わけわかんねぇよ。」

 

「なんとナくダよ。そレとも、ファックって罵ってアげた方が良カった……?」

 

「そうだな、そっちの方がありがたい。」

 

「ごめンね……。」

 

「わざとやってるだろ。」

 

 シャノンは力なく口端を吊り上げて笑みを浮かべる。そんな表情が見ていられなくて、少女は視線を少しだけ逸らしながら、その場でしゃがみこんだ。手の平をシャノンの首筋に宛がい、その膂力で軽々と持ち上げる。少女の右手一本でシャノンの体は吊り下げられる。首に食い込む少女の指は、確かにシャノンの気道を塞いでいた。

 

「ゴめん……。ごはん、作ってあげラれナかった。」

 

「……。」

 

 少女は下唇を噛み締めて、何も言わないように努めた。口を開けば、ある言葉を吐いてしまいそうだったから。今の自分が、そんな卑怯な言葉を漏らすことは許せなかった。強く噛み締め過ぎて裂けた下唇から一筋の血が顎を滴り、地面に落ちる。シャノンの首筋、その白く柔らかい皮膚に、さらに指を強く食い込ませる。夜の匂いを含んだ冷たい風が吹き抜ける。柔らかくなびくシャノンの髪が、沈みつつある夕日を照り返すのが眩しくて、少女は瞳を閉じた。次に顎を滴り落ちたのは、透明な水滴だった。

 

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 一通りの実験が完了する頃には、17時30分を少々過ぎてしまっていた。ラボを出た途端、由希子と晴妃のスマートフォンが同時に鳴動する。二人揃ってそれぞれに届いたメッセージを確かめた。

 

「ありゃ、あの子買い物に行ったのね。私に言ってくれたらバイク出したのに……。」

 

「多分、邪魔をしたくなかったんだと思いますよ。」

 

「でも、一時間半以上経ってるわね。もう帰ってる頃よ。」

 

 そんな二人の予想とは裏腹に、晴妃の自室はシャノンがいれば点いているはずの灯りは消されたままで、室内は薄暗かった。即座に晴妃はシャノンに電話を入れたのだが、電源が入っていないというメッセージが流れるだけだった。

 

「おかしいなぁ……もうとっくに戻っていても良い頃なのに。」

 

「どこか寄り道をしているんでしょうか。」

 

「あの子、連絡をせずにそういうことはしないもの。」

 

 リビングで所在無く立ったまま、晴妃は腕を組みながら眉間に皺を寄せる。

 

「GPSのログを確かめてみるわ。シャノンのスマホ、移動履歴が残るようになってるの。」

 

 晴妃は手早くスマートフォンを操作する。こんなときにどうすれば良いかわからない由希子は、歯痒い思いを感じながら、視線を足元に伏せていた。

 

「近くのスーパーが最後の記録みたいね。ちょっと行ってくるわ。」

 

「待って。私が行きますから、晴妃さんはシャノンを待っててあげてください。入れ違いになるかもしれませんから。」

 

「……オーケー。頼むわ、由希子。」

 

 晴妃はシャノンのGPSデータを由希子のスマートフォンに送信する。それを確かめた由希子は、任せてください、と笑顔で答えて足早に部屋を後にした。

 一人残る晴妃は、なんとなく落ち着かない気分に溜息を漏らす。普通に考えれば、大したことではないはずなのだ。スマートフォンを落とした、そして何らかの理由で帰宅が遅れているだけ。なのに、何故だか不安で仕方がなかった。もし一人だったとしたら、冷静に対処できていただろうか。それを思えば、勝手なことは承知の上で、由希子がいてくれて良かったと思う。今更になって、立ちっぱなしであったことに気づいた晴妃は、緩慢な動作で椅子に腰を下ろした。

 

 陽は西の方に見える山に沈んでしまった。時刻は間もなく18時といった頃。海軍施設のゲートを出た由希子は、既に宵闇の幕が下りつつある空を見上げてから、前を見据えて走り出す。ジョギングくらいの速度から、一歩ごとに加速させる。潮の匂いを含む夜風を感じながら、どこまでも速く走れそうな両足に力を込めた。陸上部員の中距離走、それくらいのスピードに抑えて、由希子は店までの道のりを駆け抜ける。所要時間は三分といったところ。食料品店はまだ営業をしているようで、駐車場には多くの車が停まっている。スマートフォンの液晶画面に映る地図を確かめて、シャノンの記録が最後に残された、まさにその場所まで歩み寄った。

 

「ん、何もなさそうだけど……。」

 

 アスファルトの上をくまなく探してみるものの、何かが落ちているという様子はない。しばらくの間そうやって周囲を探していた由希子に声をかけてきたのは、この店の従業員らしい女性だった。

 

「何か、お探しですか?」

 

「あ……えぇっと、私の友達が、スマートフォンを失くしちゃったみたいで。GPSを見ると、最後の反応がこの辺りだったんです。」

 

「あら、確か落し物で預かってますよ。でもあれ、車から投げ捨てられたって、発見したお客様が言ってましたけど……。」

 

「それかもしれません! そのスマートフォン、見せてもらうことはできますか?」

 

「えぇ、もちろん。どうぞ、ご案内します。」

 

 少々拙い英語であったが、彼女には伝わったらしい。案内されるがままに、食料品店の従業員用エントランスから事務所へと案内される。大きな店だけあって、事務所もかなりの広さであったが、どうやら彼女以外に人の気配はない。他の従業員は売り場に出ているのだろう。来客用の椅子へと促されて、座ってしばらく待っていると、彼女が画面の砕けたスマートフォンを持ってやってきた。

 

「これがそうですね。お客様のお友達のもので間違いありませんか? 投げ捨てられただけでなく、故意に壊されたような状態ですが……。」

 

「はい、多分間違いないです。」

 

 ウサギの耳を模したカバーが着いたスマートフォン。まったく同じ機種で、同じカバーを使った別の誰かのものという可能性もあったが、状況から見て間違いないだろう。由希子は唇に指を添えて考える。車からこれが投げ捨てられたとすれば、単純にシャノンがどこかで落としたところを拾われただけだろうか、と。できることならそうあって欲しいが、最悪の可能性を考えるなら――。

 

「ただ、壊れているとは言っても、お渡しするにはお友達ご本人の身分証明が必要で……。」

 

「はい、そうなりますよね。また明日にでも、友達と一緒に伺います。ところで、その車って、どっちの方へ行ったかはわかりますか? その、被害届を出したくって。」

 

「それなら、西出口から出て行ったとのことですから、方向としては西になりますね。監視カメラの映像もご提供できればよかったのですが、どうにもカメラの死角を通っていたようで……。こちらから警察に連絡を入れましょうか?」

 

「いいえ、十分です。ごめんなさい、お忙しいところに。」

 

「こちらこそ、お役に立てたなら光栄です。」

 

 椅子から立ち上がり、彼女に頭を下げてからその場を辞すと、もう外は随分暗くなっていた。由希子は晴妃に電話をかけることにする。もしかしたら、シャノンは既に由希子と入れ違いで帰ってきているかもしれないから。

 

「もしもし、由希子です。」

 

「由希子、シャノンは!?」

 

「それは……。」

 

 晴妃の第一声だけで、まだシャノンが戻っていないことがわかってしまった。言い淀んだ由希子の様子を察して、晴妃が言葉を続けた。

 

「焦っちゃってるわね。ごめん。何かわかったかしら?」

 

「シャノンのスマホ、このスーパーの駐車場で車から投げ捨てられていたんです。その車、西の方に向かったって……。」

 

「西の方……確かに、その方向にはあまり治安の良くない住宅街があるんだけれど、でもね。そこら辺のごろつきの十や二十、あの子の敵じゃないもの。」

 

「ですよね。関係、ないのかな。」

 

「ごめん、由希子。これ、何の根拠もないわよ。でも、気になるの……。西の方向と言えば、もう一つ心当たりがあってね。陸軍の、基地があるのよ。」

 

「陸軍……。わかりました、行ってきます。」

 

「待って、下手したら捕まっちゃうわ。ただの思いつきだし……。」

 

「私を捕まえられる人って、葵さんを除いて地球に何人いましたっけ? 大丈夫、様子を見て何もなかったらすぐに帰ってきますから。」

 

 得意げな声色で言う由希子。ほんの少しでも可能性があるのなら、すべてしらみつぶしに探せば良い。今、由希子の速さはそのためにあるのだから。

 

「力を貸してもらっても、良いかしら?」

 

「もちろん。晴妃さんは、お部屋で待っててください。シャノン、帰ってくるかもしれないですから。」

 

「ありがとう、由希子。お願いね。」

 

 電話を切った後、由希子は店の建屋から少し離れた空き地まで走った。雑草が茂り、街灯の灯りも届かない寂れた空間。少々乱暴に扱っても問題はなさそうで、今は願ってもない場所であった。空き地の中央に立ち、両手をそれぞれ腰の辺りに構えた由希子は、一度ゆっくりと息を吐く。ほどなくして、星をばら撒いたかのような白金色の粒子が足元から渦を巻く奔流となって由希子を包み込んだ。無数の光が爆ぜて、風に乗って夜空へと舞い上がる。竜巻のように吹き荒れる眩いばかりの風は、由希子が―島風が―一歩踏み出したと同時に、その体へと流れ込むように消えた。

 

「よし、行こっか。」

 

 スマートフォンには、陸軍基地の情報が晴妃から届いていた。距離にして50キロメートル程。

 

「安全に走って五分くらいかな。一緒に帰ろうね、シャノン。」

 

 晴妃の勘が当たるかどうかはわからない。しかし、陸軍の基地とやらにいなければ、この島中を調べてやれば良い。由希子は不敵に笑みを浮かべる。次の瞬間、空き地は静寂を取り戻す。最初から誰もいなかったかのように、由希子の姿は夜風に消えた。

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