東方紅三姉妹   作:陸也

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ドーモ、ミナ=サン。リクヤです。
こっちの更新がしたくてたまらなくてもうひとつがおろそかになってしまってますすいません。
2週間に1回以上は更新するようにします。
ではどうぞ。


2.スカーレット家

サニアルが生まれてから5年が経った。

その間には特に異常などない、平和な毎日だった。

ただ、サニアルの成長は異常だったと言うべきか。

生後たった1ヶ月で泣くことはほとんどなくなり、

半年でハイハイするようになった、

1年経つ頃には一人で歩き、レミリア達が知らないような難しい言葉も片言ながら話すようになっていた。

 

まあ、至極当然である、彼女には10余年の前世の知識があるのだから。

 

もちろんそんなことなど知らない家族達は驚いていた。

両親には「天才だ。」と誉められ、

この子は将来吸血鬼を束ねる存在になりえるかも知れん、とまで言われていた。

紅い姉達は、親があまり自分達に向いてくれず、サニアルに少し嫉妬していた、

それでも可愛い妹には変わりはない、一緒に遊んであげたりしていた。

 

 

そして今日はサニアルの5歳の誕生日である。

吸血鬼は5歳になると翼が現れる。

両親とレミリアは吸血鬼らしい蝙蝠の翼、

フランドールは枝のような翼に水晶のような色とりどりに輝く物がついている吸血鬼らしからぬものだった。

サニアルもまた、吸血鬼らしからぬものであった。

形、硬質などは吸血鬼のそれと変わりはない、

しかし色が、吸血鬼の黒いそれとは真逆の、

彼女の髪色と同じ、純白の翼だった。

 

────────────────

 

「本当不思議よね、貴女達の翼って。」

「お姉様はお父様やお母様のと同じだもんねー。」

「私のも色以外はレミリアお姉様のと同じだけどね。」

 

3人の少女が互いの翼を見て話している。

──余談だが、サニアルは初めは「僕」と言っていたが両親に言われ「私」に直した。

 

「でもフランお姉様の翼は色んな色があって綺麗だよ!」

「ありがとうサニアル!ぎゅ~!」

「く、苦しいよフランお姉様。」

 

「・・・私の翼は誉めてくれないのかしら?」

 

一人蚊帳の外にになっていたレミリアがふてくされたように言う。

 

「レミリアお姉様はその黒い翼と冷静さが合わさって最強にかっこよく見えるよ!」

「あ、ありがとうとだけ言っておくわ。」

 

レミリアは腕を組み冷静に返したがよっぽどうれしかったのだろう、

無意識にか翼をパタパタとはためかせていた。

サニアルの隣でフランが「ちょろい。」と言ったのは秘密だ。

 

───────────────

 

サニアルの誕生日から1週間経った。

紅三姉妹はディナーの後、中庭で空を飛ぶ練習をしていた。

実際は3人とも翼を使わずとも飛べるのだが

サニアルは翼を用いた飛翔のスピードアップ、

フランとレミリアは翼を用いた飛行はもう手慣れたもので、あとは苦手分野を特訓するだけだった。

レミリアは、小回りの効く飛行を得意とするが、直線的な飛行の加速に欠ける。

逆にフランは、直線的な飛行の加速を得意とするが、小回りの効く飛行に欠ける。

サニアルがある程度翼を用いた飛行に慣れてきた頃を見計らい、3人で次の練習に進む。

 

─────────────

 

レミリアはフランとサニアルに、

フランはレミリアとサニアルに、

己の得意とする飛行の仕方を教えている。

 

「妖力をこうやって翼に纏わせて性能を上げて、あとはただ単に重心を移動させるだけよ。」

「お姉様は簡単に言うけれどそれ、早々とできるものじゃないよ・・・。」

「んーっ!えいっ!やーっ!」

 

可愛らしい掛け声をあげて練習するサニアル見てほっこりしながらフランは文句を呟く。

妖力を纏わせるだけ、ただそれだけの事だと思うが、

実際にやってみるととても難しい。

左右の翼に均等に妖力を纏わせたつもりでも、ほんの少しばかり強さが異なる。

その僅かな違いで性能に差ができてしまい、

細かな飛行に支障が出てしまう。

レミリアがそれを簡単にこなしているのは、

彼女は妖力の扱いに関しては大人顔負けの天性の才能を持っていて、それが小回りの効く飛行を可能としている。

フランはそのような才能を持ち合わせていないため

練習するしかない。

姉の才能に文句を垂れつつ、彼女は練習を始めた。

 

 




お気に入り登録なさってくれた方々ありがとうございます!
なるべく早く更新できるように頑張ります!
さて、作中に書き忘れゲフンゲフン紹介されてなかった
スカーレット家のプロフィールを少々書いておこうかと。

お母様:レグナ・スカーレット
(サニアルが5歳の時で)約2000歳
感情を読む程度の能力

お父様:リヴェド・スカーレット
(サニアルが5歳の時で)約2300歳
揺らす程度の能力(決して卑猥な意味ではない)

レミリア・スカーレット
(サニアルが5歳の時で)15歳
運命を操る程度の能力

フランドール・スカーレット
(サニアルが5歳の時で)10歳
ありとあらゆるものを破壊する程度の能力

サニアル・スカーレット
5歳
????程度の能力(作中で出します)


とりあえずこんな感じてすね。
他に気になる点があればお答えします。
感想、評価お待ちしております。
フランちゃん可愛いよフランちゃんprpr。
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