翡翠の罪、星の罰   作:山匠

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渡せなかった手紙

ユーノ君、まだなんか?

 

 

 

 

ユーノ君、あれからもう8年やで。

もうそろそろええんちゃうか?

 

 

 

いつまでそうやって一人で抱え込むんや。

ユーノ君が悪いんやないんやで?

もうええやろ。

 

 

なのはちゃんの近くに居てもええやろ。

 

 

いくら私たちが言うても、理由がない限り近づきもせんのやろうけど。

 

 

 

今度、新しく部隊を持つことになっとる。

なのはちゃんも声かけとる。

ユーノ君も来てくれんか?

 

 

こんなん受けてくれるはずないけどな。

今のなのはちゃんとユーノ君は見てられん。

 

 

 

どうやったら二人を助けれるんやろうか。

私やうちの子たちを助けてくれた二人を。

 

 

 

 

あんなに助けてもろたのに。

私にはなんもできん。

 

 

 

お願いや神様。

私を助けてくれたんや。

あの二人を助けることもできるやろ?

 

 

 

お願いやけん。

私にもなんかさせて。

いつもなにも出来ん。

いつもいつも私は間に合わん。

最後になって知る。

助けれても少しだけや。

 

 

 

 

それをなんとかするために作る機動六課やけどほんまに助けれるんやろか。

身近な苦しんどる二人すら助けれん私が。

何年も近くで見ることしか出来んかった私なんかに。

 

 

 

 

苦しんどるんなのはちゃんとユーノ君やのに。

泣いとることしかできん。

 

 

 

二人には絶対知られんように明るく仮面をかぶらなな。

会うたびに傷ついた顔をする二人を見て泣きそうになるんをばれんように。

 

 

 

 

私にもなんかさせてよ。

お願いやけん。

もう傷ついとる二人は見とうないんや。

 

 

 

 

 

私にはなんも出来ん。

 

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