俺は竜王、誇り高き麻帆良の覇者   作:ぶらっどおれんじぃな

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今回は別視点です。


ぼうけんのしょ そのいち

「おきなさい、おきなさい、私のかわいいネギ」

 

 やさしい声にいざなわれ、僕は寝ぼけまなこをこする。だんだんと開かれていく視界、金の髪がゆらゆら揺れていた。

 

「今日はとても大切な日。あなたが一人前の魔法使いになるために麻帆良へ旅立つ日でしょう」

 

 ベッドの傍らに座り僕の頭を撫でるネカネおねえちゃんの言葉に、眠気がだんだんと薄れていく。

 

 そうだった。メルディアナ魔法学校を卒業して、今日僕は一人前の魔法使いになるための試練を受けるために日本に行くんだった。

 ばっと布団をはねのけて、僕はベッドの上に立ち上がる。

 

「うん! 僕、必ずお父さんみたいな魔法使いになってくるよ!」

 

 にへへと笑って誓いを立てればネカネおねえちゃんは心配そうな声。

 

「ネギはナギさんの子、優秀なことはよく知っているわ。でも心配よ……あなたはまだ九歳じゃない」

 

「大丈夫だよっ」

 

 そう言うと僕は枕元に立てかけている杖を握り、あの雪の日に見たお父さんの顔を思い出しながら口を開く。ピンチになれば現れてくれた、どこからともなく現れてくれた、僕を助けてくれたかっこいいお父さんの姿を。

 

「僕のことはきっとお父さんが見ていてくれるはずだから!」

 

 そんな僕の言葉にネカネおねえちゃんは少しだけ寂しそうな顔をすると、そうねと頷きながら立ち上がった。

 

「知らない土地で新しい生活を始めるのは大変だと思うから、何かあったらすぐに連絡してくるのよ」

 

 いたわるような声に僕は嬉しくなる。

 

 僕が一人前の魔法使いになるために出された最終試練は『麻帆良で先生をすること』。そのために日本語の勉強もしたし、先生として恥ずかしくないようにスーツも買った。イギリス紳士の一人として、僕は日本でも頑張るよ。

 

「貴女、失恋の相が出ていますよ」

 

「なんだとこのガキーッ!」

 

 頑張るよっ!

 

 

 

○●○

 

 

 

 あのガキどこに行ったとぐるぐる辺りを見渡してみても、特徴的な赤毛と長い杖は私の視界に入らない。

 

 はぁ、なんであんなガキが私たちの担任教師になるのよ。そのせいで高畑先生は担任から外れちゃうし、あのダンディな振る舞いが毎日見られなくなっちゃったし。学校に行く楽しみが半分以上消えちゃったわ。

 

 そのうえ魔法使い! まほうつかい! MAHOUTUKAI!

 

 なんなの? この世界の神様は私にいたずらがしたいの? 大好きな人がいなくなって、代わりにうっとうしいばっかりのガキが担任になって、私と同じ部屋に住むことになって、そのうえ魔法使い。漫画の世界なの?

 

 ……まぁあいつはあいつで目的があって、そのために日本にガキのくせにひとりでやってきて、頑張って慣れない先生してる。その努力は認めるわ。私ばっかり授業であててくるのには納得していないけどね!

 

「なんですかこれはーっ!」

 

 今日は木乃香が気合入れて晩御飯作ってくれるって言っていた。だからあいつを探して麻帆良の中をあっちにふらふら、こっちにふらふら。やがてたどり着いた世界樹が頭上を覆う広場で、あいつ――ネギの叫び声が耳に入ってきた。

 

「ネギーッ!」

 

 鼻に入ってくる食欲を刺激する香りにますます今日の晩御飯が楽しみになりながら、私はあいつの名前を呼びながら駆けていく。

 ネギはぷんすか頬を膨らませて、広場にある屋台のひとつ『超包子』の椅子に座る男の人に詰め寄っていた。

 

 ぽんとネギの肩に手を置いて、男の人の方に視線をやれば特徴的な紫の髪と金の瞳があった。

 

「げっ、『麻帆良の悪竜』」

 

 近くにはうめき声をあげる男の人たちがたくさん。その原因になっているに決まっている男を私は知っている。

 

 『麻帆良近寄っちゃいけない人ランキング』堂々一位の高校生――竜崎辰也。なんでも中学生をカツアゲしたり、高校生をイジメたり、大学生を殴り飛ばしたり、先生を空き教室に連れ込んでいやらしいことをしていたり……と他にも悪い噂の絶えない、近寄っちゃいけない相手だ。

 この前ドッジボールで勝負したウルスラのおばさんたちなんかとは比べ物にならない、麻帆良で普通に生活するなら出会わないことが一番の危険人物。

 

 そんな相手にネギはくってかかっていた。

 

 だから私はネギの肩をぐいと引き寄せて、お餅みたいにやわらかい頬を両手で挟み込みながら小声でささやく。

 

「帰るわよネギ、関わっちゃダメな人間ってのはどこにだっているものなの」

 

「でも、僕は教師として……」

 

「でももすともないの! いいから帰るわよ!」

 

「でもこの人は悪い人ですよ!」

 

「頭のおかしい悪いやつでも関わっちゃいけない頭のおかしさなの!」

 

 だんだん語気が荒くなる。でもだってと聞き分けのないネギにだからガキは嫌いなのよ、とむかむかしていれば大きな身体が私とネギの間にねじ込まれた。

 

 なんなのだと顔をあげれば視界をふさぐように手が添えられて――私は空へと舞いあがった。

 

「おねえちゃぁぁぁん!」

 

 涙目になりながらぐんぐん空へ向かっていくネギと同じ速さで上へと進む私。地面ははるか下、紫の髪の毛ももう点のような小ささになっていて。

 

 ああ、私飛んでるんだ――そんな場違いな考えが頭の中をよぎればかさり、緑色のクッションが私たちの身体を受け止めた。

 

 ふぅ……麻帆良の町並みはやっぱり綺麗ね。夕日の沈む空を眺めて現実逃避して、足下を確認してみれば太い枝と大きな葉っぱ、ぐすぐす涙目のネギが目に入った。

 

「アスナさぁん」

 

「はいはい、怖かったわね」

 

 ガキは嫌いとはいっても泣いてるガキをイジメる趣味はない。てことで飛びついてぐずつくネギを抱きしめてやりながら、カタカタ震えていた身体を落ち着かせる――飛んだのよね私、世界樹の上まで、あの男に投げ飛ばされて。

 

「やっぱりあの人、悪い人ですよぅ」

 

「そうね、頭のおかしい悪いやつだわ」

 

 だから、私はがぁーと震えを吹き飛ばすように叫ぶ。ガキの前でそんなみっともない姿は見せられないから。

 

「ムカつくやつだわ! 最低なやつよ!」

 

「すごくすごーく悪い人ですよっ!」

 

 同調するネギと視線を合わせて私は拳を突き出す。

 

「私たちで退治するわよっ! アンタ魔法使いなんでしょ!」

 

「はいっ! 一緒に退治しましょう!」

 

 がっちりネギと握手してみれば、いつの間にか震えは止まっていた。

 

 麻帆良に来た最初の日、ガキのくせに妙に大人びた顔であんた言ってたわよね――『魔法は万能じゃない、わずかな勇気が本当の魔法』だって。

 

 だったら私にそんな勇気をくれるアンタは本当で本当の魔法使いなのね。

 

 

 

○●○

 

 

 

 びゅーんと空に飛び上がっていくのはうちと同室のふたり。くそったりゃーなんて女の子が言っちゃあかん声を出しながら飛ぶアスナと、次こそはーなんて小さい子供にしてはえらい強い眼をして飛ぶネギ君。

 ぎゅいーんと米粒みたいにちいそうなってしもうた。はわー、見上げたら首が痛いわ。

 その原因となっとる人はぱくぱく五月ちゃんの出した料理を食べていた。おいしそうな匂いやわぁ。

 

 ……あかんあかん、うち今日はやることがあってきたんや。

 

「あのー」

 

 てくてくその匂いのもと、紫の髪の男の人に声をかける。ふり向いた彼はお皿を離すことなくうちを見ながら首をかしげていた。

 

「うち、近衛木乃香って言います」

 

「こらご丁寧に、竜崎辰也だ」

 

 うちはこの人を知っとる。悪い噂が流れてて、それで耳にしたこともあるんやけど、それとは別でうちはこの人のことを知っとる。

 やけどまずはふたりのことからや。

 

「あんなー竜崎さん、何があったんかよーわからんのんですけどあのふたりをいじめるんは止めたげてほしいんや」

 

 ここ最近、毎日アスナとネギ君は竜崎さんに世界樹の上まで投げ飛ばされとるらしい。アスナは猪突猛進なとこがあるからなんや悪いことをしたんかもしれんけど、びゅんびゅん投げ飛ばされてええとは思えんからな。それにネギ君は子供さんやし。

 

 うちが知っとるこの人は、無茶苦茶なところはあるらしいんやけど、そんな悪い人やないらしい。そう――うちの大切な友達がゆーとったから。

 

「ふえ?」

 

 そないなことを考えとったらうちの頭に竜崎さんの手が置かれる。お父様みたいにおっきい手やわー。

 

 気づけばうちは空におった。

 

 ひゃああー、と叫べば下の方から必死な声がうちの耳に飛び込んでくる。

 

「お嬢様ぁああぁぁぁっ!!」

 

 それはうちの大切な友達の声で――せっちゃんは背中にきれいな白い羽を広げながらうちの身体を抱きしめた。

 

「お嬢様っ! このちゃん!」

 

 泣き出しそうなせっちゃんの表情に、うちは思わず顔がほころんでしもうた。

 

「えへへっ、久しぶりにこのちゃんゆーて呼んでくれたな」

 

「あのっ、そのっ、これはっ!」

 

「せやけどきれいな羽やなぁ……せっちゃんは天使さんやったんやね」

 

 うちの言葉にせっちゃんは、竜崎さんのことをいろいろ教えてくれとったせっちゃんは、本当に泣き出しながらうちをゆっくりと世界樹の上に運んでくれた。

 

「木乃香っ、桜咲さんっ、二人まで……って何その羽? モフモフしていい?」

 

「はわわわっ、大丈夫ですかっ?」

 

 アスナがわさわさせっちゃんの羽を触っとっても、ネギ君がおたおた三人の周りをまわっとっても、せっちゃんは子供みたいにうちの胸に顔をうずめて泣いとった。

 そんな小さな、大切な友達の頭を撫でながら、うちはただただ幸せやったんや。

 

 

 

○●○

 

 

 

 のどかが恋をしたらしい。

 

 その相手は私のクラスに来たネギ先生で、そんなネギ先生は私たちを今回のテストで学年一位にすれば正式な教員になれるそうなのです。

 しかし私たちのクラスは毎回学年でビリかブービーかを競う成績。学年でも有数に頭のいい人たちがいるのですが、同じように学年でも有数におバカな人たちが揃っているせいなのです。まぁ私もその中に含まれているので何とも言えないところなのですが。

 

 そんな私たちのクラスは今、図書館島に来ているのです。テスト期間中、勉強のために訪れている生徒たちがたくさん目に入ります。その中でもとりわけ人だかりのある場所に私は進んでいく。

 

「あら、綾瀬さんどうかしたの?」

 

「パスポートを使わせていただくのですよ」

 

「そう、なら仕方ないわね。はーいみんな聞いて、今回は発見者が使うということで図書館島伝説の自習室は利用できないからねー」

 

 司書さんの言葉に生徒はぶつぶつ文句を言いながらもその場か立ち去っていく。そして私たちのクラスだけになってから、司書さんはガラガラと本棚の近くにあったエレベーターの扉を開けました。

 

 エレベーターで降りた先にはらせん階段。それを降りてゆけば水にぬれても何故だかふやけない本が仕舞われた本棚があたり一面に立ち、机と椅子が規則的に並べられた広い空間が広がっていました。

 

「さ、どうぞなのですよ」

 

「綾瀬さん、ここは?」

 

「昔、魔法の本があったところなのですよ」

 

 魔法の本、とネギ先生がびっくりした様子だったが、私もかつて心躍らせたその本はもうすでにここにはない。今では何故か勉強がはかどるということでテスト期間中には生徒がごった返し、整理券を配って抽選会を行って利用者を決める伝説の自習室となっているのです。

 

 私はこの場所を利用するための永久パスポートを持っている。理由は簡単、私がこの場所の発見者となっているからなのです――本当のところはまるで違うのですが。

 

 ここの本当の発見者は麻帆良で有名な竜崎さん。彼は宿題を抱えて毎日のように図書館島の机でうなっていたのですが、ある日を境にとたんと見なくなったのです。

 

 そんな彼を見つけたのは私が一人、図書館島の新たな場所を見つけようと探検部の活動をしていた時。彼はいつものようにかばんをぶら下げて、単語帳片手にてくてく歩いていたのです。

 いったいどこへ――そう思ったところに私に不幸が襲ったのです。多分ジュースの飲みすぎでしょうが、私は強烈な尿意を覚えたのです。ぷるぷると内股になり、顔を真っ赤にトイレを探そうにも探検中ですから近くにはなく――気づけば目の前に彼がいたのです。

 

 彼はぶっきらぼうに便所か、と短く告げると私を抱えて風のように走り出したのです。ごうごうと風が頬を切り、私はこの場所にたどり着いていました。

 

 トイレに駆け込み用をたして出てくると、竜崎さんはいつも私が見かけていたようにうんうん唸りながら宿題をしていました。

 

 私に気づくと彼は着いてこいと、それだけ告げてずんずん進んでいきました。らせん階段を上った先には安置されているようにふわふわ浮く本が一冊と、本を守るように石像が立っていたのです。

 

 後から先輩方やのどかやハルナたちとこの場所を訪れたとき、すでにその本はなく、代わりに粉々になった石造の残骸があったのです。

 

 あれ以来、竜崎さんに会うと話しかけているのですが……どうにも私は邪険にされているようなのです。彼が言うに、お前と一緒にいると俺のプライベート空間が消えちまう、とのことでした。

 

 おそらく彼は私たち図書館島探検部の知らない場所で、いつものように宿題片手にうなっていることなのでしょう。

 

「では皆さん、学年一位を目指して頑張りましょう!」

 

 ネギ先生の声にクラスの人たちは教科書を広げ、テスト勉強に取り組んでいきます。

 

「ねっ、ネギ先生! 私に何かお手伝いをすることは……」

 

「宮崎さんは優秀ですからね、できない人たちのお手伝いをしてあげてください」

 

「はいぃっ」

 

 顔を真っ赤にしながら駆け寄ってくる親友の姿を見ながら私は考える。

 あの時、次にこの場所を訪れたとき、ふわふわ浮く本はなくなっていたのです。調べてみれば何でもそれは読むだけで頭のよくなる魔法の本だったとか。

 でもそれが嘘であったならば、次に来た時も本があってもおかしくないはずなのです。それに先ほどのネギ先生の反応――もしかしたら、という感情が私の好奇心をくすぐるのです。

 

「夕映、頑張ろうねっ」

 

「はい、頑張るのです」

 

 とはいえそれはまた今度の話。まずは目の前の親友の手助けをすることが先決です。

 

 そして今度、竜崎さんに出会ったら意地でもついて行ってやるのです。彼の行くその先には、もしかしたら私の知らない世界が広がっているかもしれないのですから。

 

 

 

○●○

 

 

 

 おれっちは今、歴史の目撃者になっている!

 

 目の前で繰り広げられる戦いは、おれっちの経験したどんな修羅場よりも――パンツを盗みに入って追われたことよりも、麻帆良で兄貴を探してお風呂に入った時よりも、もっともっと危なかった。

 

 戦闘は紫髪の男と金髪の女――兄貴たちがさっきまで戦っていたエヴァンジェリンの二人で行われていた。

 

 不肖アルベール・カモミール、世話になったネギの兄貴の手助けをしようと麻帆良を訪れてみればまさかの『闇の福音』に狙われているって状況。魔法使いのなまはげなんかとやってられっかー、と逃げ出そうにもアスナの姐さんにひっぱたかれて泣く泣く協力する羽目に。

 くぅーっ、おれっちがなにしたってんだ!

 

 まぁ兄貴はアスナの姐さんと木乃香の姐さん、それと刹那の姐さんの三人と仮契約をすることになったから、おれっちの懐はあったまったんですがね。

 

 そんなこんなで逃げる訳にもいかず、エヴァンジェリンとガクブルで対決してたんですが……意外や意外、兄貴たちは善戦してたんすよ。アスナの姐さんがエヴァンジェリンの従者を抑えて、刹那の姐さんがエヴァンジェリンを抑えて、兄貴がデカい魔法を打ち込む――そんなとこまで追い込んでいたんすよ。

 

 そこに現れたのが紫髪の男。おれっち思ったね、死んだわって。故郷に妹一人残し、おれっちは打ち捨てられた躯になるって。

 

 だけども男の方は兄貴たちには興味がなかったみたいで、伝えられた通りばくりと頭からおれっちたちを食べちまうようなエヴァンジェリンになっちまって、怪物になったやつを引き連れてどこかに行っちまった。

 

「追いかけましょう」

 

 そう言いだしたのは刹那の姐さんだった。止めときましょうって――そうおれっちは叫びたかったけどガタガタ震えるのどではそれがかなわず、気づけば木乃香の姐さんの頭に乗ったおれっちの身体はそのまま怪物ふたりの戦闘を見る羽目になっちまった。

 

「『氷神の戦鎚』」

 

 巨大な氷の塊が紫髪の男の上に落下する――やべぇ……そんなエヴァンジェリンも十分やべぇがなんであの男、普通に受け止めて投げ返してんだ?

 

 落ち着けおれっち、落ち着け……そうだ! こんな時にはまほネットにでもスレ立てして落ち着こう。

 タイトルは『闇の福音が戦ってるとこ見てんだけど質問ある?』っと。

 

 おっ、早速返答が……ソースを出せ? 写真撮ってのっけてやるよっ!

 おおおっ! 大盛り上がりだな、祭り状態だぜ。

 

 1乙? 1感謝? へへへっ、もっと盛り立ててやる。

 

 と、カメラをふたりの方へ構えてみればいつの間にか紫髪の男はいなくなっていて――代わりに紫の鱗のドラゴンがその場にいた。

 

 そしてやつは口を開け、世界を貫くような咆哮がおれっちの鼓膜をぶち破った。

 薄れゆく意識の中、砕け散ったカメラとPCを見送りながらおれっちは思う。

 

 本当に、おれっちがいったいなにしたってんだ!

 


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