VRMMORPGで死神に挑む……それで、レベルって何?   作:ディアズ・R

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投稿~いえ~い。
遅くなって申し訳ない。
あと、ちょっと短いかも。
そして、先に言っておく。
次回もいつになるかわかりません!すいません!

今回初めてっポイ次回予告!
PVPイベントするお!

では、本編どうぞ~


死神との戦闘と言う名の戦争。

今日は、桜にとって初めてのダンジョン攻略である。

特に理由があってやるわけではない。

なんとなくである。

ダンジョンに足を踏み入れると、最初に目に入るのが蜥蜴戦士(リザードナイト)だった。

このダンジョンは蜥蜴洞穴といい、クリアできれば初心者を卒業でき、中級者を名乗れるぐらいの強さである。

つまり、この蜥蜴戦士を倒せば桜はレベルアップ。

初のレベルアップが目の前にいるのだ。

レベルアップ知らない桜は、とりあえず武器を構える。

だが、このゲームは桜のレベルアップを拒んだ。

蜥蜴戦士が自身の後ろを一度振り返り、急いで巣穴であろう小さい穴に潜ってしまったのだ。

そして、蜥蜴戦士の振り向いた先には、桜的に見なれた死神に追われる一般プレイヤーだった。

 

「アァァァァァ!!!そ、そこの人!!逃げてぇぇぇぇぇ!!!」

 

逃げていたプレイヤーは女性で、赤と青のオッドアイと輝く銀髪が目立つ、小柄で可愛い系の女性。

名前は邪鬼眼。

桜は【ソニックステップ】を使って邪鬼眼とすれ違い、死神へと襲いかかった。

双剣で踊るように斬りかかる。

死神は桜の攻撃から、ローブを使ったり鎌を使ったりして防ぐ。

桜はハンマー、大鎌、双槍、トンファー、鋼糸、ブーメラン、大剣と様々な種類の武器を使い死神へと攻撃を仕掛ける。

数十分で死神のHPの一割を削り切った。

ちなみに、邪鬼眼は撤退済みである。

普段死神と戦う森と違いここには天井があるので、桜的にはかなり戦いやすい。

壁や天井を足場にし、死神と空中戦を繰り広げる。

一時間後には、HPがもうすぐ3割まで削られる所まで来ていた。

 

そして、今までの空中戦で描いた巨大な魔方陣を発動させる。

この魔法は桜が作り上げたとんでも魔法である。

この魔法、普通の奴は使わない。

何故かというと、この魔法は魔方陣でしか発動できないうえに、敵の魔力を使用するからだ。

これだけ聞くとむしろ使うだろと思うだろうが、圧倒的な欠点が存在した。

敵の魔力を使用する際、敵に触れる必要があるのだ。

前衛職でも後衛職でも使えることは使えるが、前衛職なら普通に攻撃した方が良いし、後衛職は敵に近づく必要性が無い。

しかも魔法陣を描くためには、20回触れる必要があり、一回触れるごとに魔方陣を描いていかなければならない。

これだけの条件だと、桜以外使う者はいないだろう。

ただ、この魔法は欠点だけではなく利点も存在する。

それは、威力とヒット数だ。

流石に、桜のステータスで死神相手に威力は期待できないが、ヒット数は重要である。

桜の攻撃は死神に対して1ダメージしか与えられない。

なので、攻撃回数だけが頼りなのである。

そして、この魔法のヒット数は最大100である。

何故最大なのかというと、触れた回数と触れていた秒数を足した数がヒット数になるからだ。

桜は魔法発動にあたり、触れた回数20回と触れていた秒数が合計50秒で、魔法ヒット数70回である。

ただし、この魔法とて当たらなければ準備の無駄である。

時間制限有りの設置型の魔法なので、魔法発動と同時に死神へと突貫する。

そして、自分諸共魔法で死神を吹き飛ばす。

このゲームは物理なら自分を攻撃できるが、魔法で自分を攻撃することはできないのだ。

なので、自分に当たってもダメージはゼロであるのだ。

ただ、自分が燃えたり爆発したりするのは、普通許容できないはずだ。

例えダメージが無いとしても、本能的に恐れるものである。

そのことを考えると、桜は普通とは程遠いということだ。

まあ、それはかなり前から分かっていたことであるが。

ちなみに、この魔法の名前はラッテスが【代償魔法】と名付けた。

もちろん最初の犠牲者はラッテスである。

最大ヒット数である100をくらったのもラッテスである。

 

それはさておき、今の魔法を当てたことで死神のHPの3割を削りきった。

ここで死神は漆黒のオーラを纏い始めた。

この漆黒のオーラは【死への旋律】と呼ばれる死神固有のもので、HPが7割~5割の時に発動し続ける。

効果はガードとレジストが半減し、代わりにアタックとマジックが二倍となっている。

桜からすれば、むしろ好都合でしかない。

 

銃や鎖鎌などの遠距離型の武器を使って、30分程度でHPを半分まで削った。

そのころには、このダンジョンの入り口は穴が開いていたり、抉れていたり凄い有様だ。

まるで戦場跡の惨状である。

ちなみに、地形破壊は一定時間で元に戻る。

 

ここで漆黒のオーラが真紅のオーラへと変化する。

【鮮血の断頭台】というまたもや死神固有のもので、効果はガードレジスト半減、アタックマジック三倍、スピード二倍とちょっとふざけ始めているモノである。

効果時間はHPが5割~3割の間である。

流石にスピードが倍になったので、避けるのがかなり大変そうである。

大変そうなだけで、避けているのが桜らしいところである。

そして、残りHP3割を切ったところで大鎌に串刺しにされる。

復活(リスポーン)地点に戻される前に見たものは、真紅のオーラから赤黒い血の様なオーラを纏う死神であった。

ホームと化している復活地点で、桜は考える。

自分に足りないものがアレであると。

そう、自己強化だ。

もしあそこで死神が出なければ、もっと簡単に強くなれたであろうが、結果はこの通りである。

というわけで、今日もラッテスと特訓である。

 

 

 

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

 

 

 

邪鬼眼は死神から逃走に成功した後、訓練所でラッテスと言う名のおっさんと強化魔法を練習している桜を、木に隠れるようにして見ていた。

お礼を言いたいがそれは結果論であり、自分がやったことはMPK(モンスタープレイヤーキル)でしかないから、桜の前に出辛いのである。

真剣な表情の桜を見て、顔を赤くしている場合ではないのだ。

邪鬼眼は厨二病を自称しているが、実際は頭のネジが緩い天然でしかない。

どうするかウジウジ悩んでいると、背後から声をかけられる。

 

「なあ」

「ひゃい!?うにゃぁぁぁぁぁ!?」

 

背後から声をかけたのは桜だった。

さっきまで訓練所の真ん中にいたのに、訓練所外にいる自分の背後に何時移動したのか、混乱してその疑問が頭の中を埋め尽くす邪鬼眼。

パニックになり、結果土下座した。

 

「え?」

「先ほどは大変申し訳ありませんでした!!私のせいで死に戻りさせてしまい、本当に申し訳ありません!!何でもするので許してください!!」

「先ほど?……?」

「あ、あれ?死神に、ヤられたんですよ、ね?」

「……あぁ~そう言えば、アイツを誰かが連れてきてたんだっけ。謝らなくてもいいよ。俺に足りないモノもわかったから、得しかしてない」

「え、えぇ……」

 

まさかの得発言で完全脱力する邪鬼眼。

桜に一般プレイヤーの常識は通用しないのだ。

ちなみに、ラッテスは空気を読んでか離れたところで待機している。

 

「でも、私が申し訳なくって……あ!良ければフレンド登録してください!困ったことがったらコールしてくだされば、どんな犠牲を払ってでも解決してみせますから!」

「そう?……わかった」

 

どうしてもというなら、死神を誘き寄せるエサ役でもやってもらおうと考えている桜。

意外と鬼である。

 

「で、では、私は落ちますね!また!」

「またね」

 

ログアウトした邪鬼眼は、完全に素で話していたことに気が付いて悶絶する。

そんな邪鬼眼と桜の出会いだった。

その後の桜は、強化魔法でラッテスと鬼ごっこをするのだった。

 

 

 

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇

 

 

 

桜が強化魔法の確認をしていて、ステータスを開いている時に称号が増えていることに気が付いた。

死神関連とおまけがあった。

 

 

◇◇◇

 

 

【死神を追う者】死神に対して先制攻撃をした回数が100回以上

アタック+250

マジック+250

スピード+250

ラック-50%

死神遭遇率大上昇

【死神に刻みし者】死神に対して半分以上のダメージを与えた。

アタック+50%

ガード-50%

マジック+50%

レジスト-50%

対死神限定称号

【?】死神に対して適正外レベルの無傷で三割以上のダメージを与えた。

条件を満たしていないので閲覧不可

ヒント・死神の装備の二つを手に入れろ。

【?】死神に対して適正外レベルの無傷で半分以上のダメージを与えた。

条件を満たしていないので閲覧不可

ヒント・死神の装備の三つを手に入れろ。

【?】死神に対して適正外レベルの無傷で七割以上のダメージを与えた。

条件を満たしていないので閲覧不可

ヒント・死神の装備の四つを手に入れろ。

【武具の覇道】25種以上の武器を一回の戦闘で使用。

特殊アビリティー【換装】使用可能

常時有効

戦闘中武器の変更をするごとに全ステータス一%上昇

称号使用時のみ有効

 

 

◇◇◇

 

 

おまけが桜限定のモノな気もする。

死神関連の持っている称号と手に入った称号を見ると、死神の装備が欲しくなる桜だった。

今桜が欲しいのは死神特化であることから、【死神に刻みし者】の称号を装備した。

桜は気が付いていないが、現在の桜のステータスでその称号は無駄である。

【死神を追う者】か【武具の覇道】を装備した方がかなり有利だが、それを指摘してくれる者はいなかった。

そしていつもの森へ行き、死神に向かっていった。

この時削れたHPは一割で、桜の予想では森の死神の方が強い!となった。

実際はどの死神も同じで、称号によるステータスの上りが減ったことによる能力不足だったのだが、それにも気づかない。

今日も一日、桜のプレイヤースキルに磨きがかかったのだった。




今日のGM

「おぉ~桜君ついにレベルアップか?」
「レベルアップしたら死神とか余裕じゃね?」
「はぁ~あんた等は何もわかってないっすよ。いつ、桜君がレベルアップすると錯覚していた?」
「「は?……なん、だと!?」」
「桜君はいつか必ず、LV1で死神を倒す。これが|運命(ディスティニー)」
「おい、死神が押されてんぞ」
「え?彼って人間だよね?新人類とかじゃないよね?」
「相も変わらず惚れ惚れするほどの動きっすね!」
「嘘だろ……あのスピード差でなんで勝ってんだよ?」
「パネェ、桜君マジパネェ」
「うっは!スピード強化がないとやられっぱなしっすね!攻撃力強化しても防御力低下じゃ、まあ変化ないっすよね~」
「いや、可笑しいって……げ、スピード強化してもギリギリ避けてやがる」
「ニュータイプだな、間違いない」
「あ、負けちゃったすね。まあ、最後の三割は全能力三倍の鬼畜仕様っすからね~そこまでいけるだけでも、プレイヤースキルが狂ってるっすよね~」
「……それで済むか?」
「死神も大概だが、彼もぶっ飛んでるな~」
「あとは、桜君が死神装備を手に入れれば完全チート化が……もう待てないっすよ!」
「なあ、あの称号」
「おう、アレな」
「?どうしたっす……か……」
「「お前、勝手に追加したな?」」
「……………ぼ、僕は悪くない」
「よし、反省文800字詰め原稿用紙10枚と勝手に追加した部分の報告書社員全員分な♪」
「もちろん仕事もサボるなよ♪」
「ギャァァァァァ!!!」
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