「厄介なことになったのう」
「ネコー!どうにかならないのかよー!」
スクラッチにて発狂中のジャン。それもそうだ、女性にしか動かせない現状世界最強の兵器でありジャンが最も嫌うもの、「IS」を男の身でありながら動かしてしまい、スクラッチにはマスコミの取材の許可の電話が相次いでいた。
「落ち着け、ジャン。今お主と一夏の専用機をスクラッチで作ってるところじゃ」
「せんようき?何だそれ?」
シャーフー曰く、あの騒動の5分後スクラッチ本社に妙な荷物が届いた。それを開けると中に二つのISのコアが入っていた。そして、その荷物の差出人は、
激獣ラビット拳の使い手であり、ISを世に広めた大天
「待て?何でソイツここには居ないんだ?」
「あやつは獣拳に関しても天才でのう、お主が入ってくる二年前には過激気を出せるようになっておった」
「束博士と千冬は私たちの弟弟子で、あなた達の兄弟子にあたる人物なのよ」
丁度そこに美希がジャンのゲキチェンジャーを持って現れた。
「あ!俺のゲキチェンジャー!」
「ジャンよ、これがお主の専用機『
「せっこ?」
「赤い虎と書いて赤虎。ジャンのタイガー拳の激気を込めて使えるわよ」
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スクラッチ本社地下。
「すっげー!こんな場所あったのか!!」
すると、ジャンの目の前に一夏の姿が目に止まる。
「マスタージャン!専用機はできましたか?」
「できたらしいけど、どうやって動かすんだ?」
『激気をゲキチェンジャーに込めて「獣力外装」と言えば使えるわよ』
丁度美希から通信が入った。
「よし、一夏。やるぞ!」
「はい!」
2人が向かい合い、各々の構えをとる。
「「獣力外装!!」」
ジャンの周りをゲキタイガーが走り回る。そして、それらが装甲になりジャンの周りに装着された。
「おー!すげー、赤虎すげー!!」
子供のような部分は相変わらずのようだ。
『ジャン、過激気を込めてみて』
美希からの指示に従い、過激気を込める。すると、両腕の装甲から鋭い爪が出てきた。
『要領はスーパーゲキクローと同じだから、後は大丈夫ね』
一方の一夏は激気を込めるとゲキリンライガー(一夏命名)が一夏の周りを走り回り、それが装甲になる。黒い装甲にところどころ金の装飾があるところを見ると、理央の臨気外装を意識してることが見て取れる。
『2人とも専用機に違和感は無いわね?』
「美希さん、俺の専用機の名前って何ですか?」
「『黒獅子』、と言うのはどうじゃ?理央よ」
シャーフーが会話に入ってきて一夏の中の理央に話しかける。
『フッ、オレの名前のISか』
一夏の雰囲気が目に見えて変わった。ジャンはそれに気がついたようで、どうやら一夏が理央に主導権を譲ったのだと思った。
「今の世の中はISの存在によって歪んでおる。お主がもし、獣拳が真に最強と思うのであれば、それと共に激獣拳の為に戦ってくれるかの?」
今度は臨獣殿首領ではなく、一激獣拳使いとしての。
シャーフーの言葉を黙って聞いていた理央は高らかに笑うと、
『いいだろう。オレの中で獣拳は最強だ。どんなISが来ようと「黒獅子」の前では無意味だということを証明してやる』
一夏の中から理央の気配が消える。すると、一夏がある事に気がつく。
「でも俺達の専用機ってことはまさか…」
ジャンは分からないと言わんばかりに首をかしげ、一夏は冷や汗をかきながらその返事を待つ。
『当然遠距離武器は無し。武器はもう少しチューニングに時間がかかるから己の肉体で戦ってくれる?』
黒獅子を解除した後、一夏が倒れ込んだのは言うまでもなかった。
専用機が出来て一週間後、スクラッチ本社に一通の手紙が届いた。それは紛れもなくジャンの処遇に関する手紙であり、そこにはこんな事が書かれていた。
『漢堂ジャン殿
貴方をIS学園の新カリキュラム「獣拳基礎」の外部講師兼生徒として任命します』
「ネコ、俺学校に行くのか?」
最も、ジャンは学校なるものがどんなものなのか知る由もないのだが。
「かなり遅いが、それも悪くはなかろうて。くらしの中に修行あり、学校の中にもまた、修行ありじゃ」
漢堂ジャン、かなり遅めの人生初学校生活が幕を開けようとしていた。
最近この小説における理央のキャラが崩壊してるような気がする…(;・ω・)
今明かされる衝撃の真実!束は獣拳使いだった!!(え
束さんと激獣ラビット拳、合うと思った人はいるはず。