如何にして隊長を尊敬している戦車道に対して真面目な黒森峰女学園機甲科生徒達は副隊長の下着を盗むようになったか   作:てきとうあき

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当然ネタバレだらけなので本作品を全部読んでから推奨


この作品における登場人物の原作との相違点を含む紹介とその後の話

 

◆あんこうチーム

 

基本的に原作とそれほど違わないが所謂みぽりん総受けとなっており、依存も強い。

原作終了後は様々なルートがあるが、みほが大学進学する場合は基本的に同じ大学に一緒に進学する。

みほが進学後も大学選抜等で戦車道を続けたり、プロになるルートでも同様。

いずれの場合も実績を詰んでいるので入学・入団時の評価は高いが本作中でも述べたように西住みほの指揮に最適化されており、他者の車両に配属されると途端に素人レベルになる。

その為、実質的にみほ車の専属員に。

潰しが効かないので本来なら欠陥員だが、みほ車での能力と実績が高いので許されている。

 

 

 

・五十鈴華

 

みほには名家で伝統ある流派の生まれと言う点から強い共感を覚えている。

実母から「敷居を跨がないで頂戴」と言われた時は表面上は平静を装っていたが、母の事は深く愛していたので内心では大きくショックを受けていた。

そんな中でみほの主導の下で戦車道を通して己の華道の枠を広げる事が出来、結果的に母と和解できたことでみほに強い感謝を感じる。

その後、戦車道によってと言うよりはみほの常人には無い感性に触れる事によって自分の華道の世界が広まっている事を理解し、みほに強い依存心を抱く。

プロになる世界線では華道と戦車道が互いに影響しあって高まっていく事により、二足の草鞋を見事に履きこなしていく。

 

 

 

・武部沙織

 

基本的には閑話の【私が最初の友人】のまま。

気が利くよい奥さん兼お母さん。

 

 

 

・秋山優花里

 

基本的には閑話の【ちょきりちょきり】のまま。

高校卒業後はある世界線によっては行動的なところが馬が合ったのか、斑鳩と一緒に戦車道雑誌の記者となり、良きコンビとして専ら人気選手となった西住みほの記事を専門として活動する。

 

 

 

 

・冷泉麻子

 

作品内で唯一みほと同レベルの天才。

一度見た者を暗記する 一回の説明で理解するといった天才は他にもいるが、マニュアルを見て知った知識を即座に運転と言う行動に試行する事無く齟齬も無く反映させるのは明らかに常軌を逸している。

ただし、みほが使う側の天才とすれば麻子は使われる側の天才であり、何でもできたが故に何かをするという事に何の達成感を得られなかったが、唯一自分を道具として最大限に活用してくれる使用者であるみほに依存している。

その依存度は作中でも説明があるようにあんこうチームの中で最も高い。

故に基本的にどの世界線でもみほと一緒に行動しようとする。

 

 

 

 

 

◆大洗のその他

 

此方も基本的に原作とそれほど相違点はなく、みほへの好感度が高い程度。

ある特殊な世界線ではみほの指揮下での行動で最適化されているが為に、高校生の時の戦車道での活動が忘れられず、就職しても何処か刺激が足りない日々を送っている中で

みほが小さなプロチームを設立したと聞いて全国から集まってくると言うルートがある。

 

 

 

 

 

 

◆聖グロ

 

・ダージリン

 

西住姉妹が好きすぎる人。

元々はみほだけのファンだが、決勝戦を控えて意外と可愛い所があると知ってからまほも中々面白いと興味を持つ。

みほに対する執着は強く、世界線によっては外伝の様にあの手この手でブリカスっぷりを発揮してみほを手中に収めようとする。

作中において最もみほ良く理解している人物であり、劇場版時間軸の大学選抜戦では原作通りに各校に短期転校を使った援軍を提案するが、

他校の隊長が「流石に大洗も8対30の殲滅戦で大学選抜が相手は無理だろう」と救援に向かう中で、彼女は「8対30で如何にして西住みほが勝つか」を見るのと「彼女の指揮下で戦う」という機会を得るかで最後まで迷っていた。

 

 

・ローズヒップ

 

未来の可愛い忠犬その4かその5くらい

多分浅見と仲良くなれる。

 

 

 

 

 

 

◆他校

 

此方も基本的に原作とそれほど相違点はなく、みほへの好感度が高い程度。

……というのも大学選抜戦で実際にみほの指揮下で戦うまで。

 

 

 

 

 

 

 

◆黒森峰

 

・逸見エリカ

 

幼い頃に西住みほと出会ってしまったが故にその後の人生が大きく狂ってしまった。

本人は秀才どまりで凡人に過ぎず天才には勝てないと思っている。

それは正しくはあるが、作中でもあるように多感な時期にみほの戦車に乗り、強烈な初体験を経てみほの異常面に僅かに触れることでみほの世界を限定的に理解できた数少ない人物。

西住みほの思考を三次元の立方体とすれば普通人の思考は二次元で面と言う形でしか知覚できず、西住みほの思考を何とか理解しようとするには立方体を平面状の展開図にする事でその表面上の思考の形を理解する事ができる。

しかし、エリカはおぼろげであやふやだが西住みほの思考を立方体のままで理解できる。

みほが大学進学し大学選抜に入るルートでは念願のみほの副官の地位に着くこととなる。

その後、みほがプロ入りする世界線では一度だけだが、本気で勝負に臨んだみほに唯一土をつけた事のある人物となる。

大学生活では共学化した為に先に入学していた斑鳩と協力し、みほの周囲をいろんな意味で守る事になり苦労が耐えなかった。

 

ちなみに決勝戦最後の平手打ちは全国中継の下で行われたので敗者から勝者への暴力行為と一時期問題になったが、その後のやり取りもしっかり全国中継されていたので全国から生暖かい目で見られる事によって厳重注意程度で解決した。

 

 

 

 

・浅見

 

小柄な忠犬1号。

多分、桂利奈ちゃんと相性が良い。

実際にはやらないだろうがみほがフリスビーを投げると喜んで取ってくるだろう。

 

 

 

・赤星小梅

 

エリカとみほが仲良くしている所を見ているのが一番幸せガール。

大学でエリカとみほが同棲し、エリカがみほの副官になった事に本人以上に喜んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

◆西住流

 

・西住まほ

 

大学世界線ではみほとエリカと同じ大学。

島田愛里寿が卒業していた場合は大学選抜の隊長をしていたが、みほに隊長の座を譲り自分はエリカと同じ様に副隊長や副官となる。

その人事は周囲を驚かせたが、本人は誰かの指揮下で戦うなど生涯で大学選抜戦ぐらいだったので非常に楽しくやっている。

大学卒業後の世界線ではエリカがみほと結婚してくれればなし崩し的に自分も含む3人で住めるだろうと、みほと一生一緒に過ごすためにエリカとみほの同姓婚を画策している。

みほがプロ入りしないルートでは自分がみほを一生養っていくつもりであった。

 

 

 

・西住しほ

 

みほを愛していたがその愛し方が少しだけ世間ずれていた良いお母さん。

といっても接し方や教育に関しては厳しくもしっかりした物であり、姉妹両方とも良識人に育っているのは間違いなく彼女の教育方針による物。

彼女のみほに対する「一生手元に置く」はまほを戦慄とさせたが、経緯や対処法としてはあるいみ至極全うな物かもしれない。

本編時間軸では棚上げにされた状態なので、まだみほの戦車道を認めておらず、劇場版時間軸ではむしろ大洗廃校を望んでいた。

その為、会長単体の説得は効果を挙げなかったが、みほ自身が直接対面し、「もう決勝戦みたいな事はしないし、させない。ああいう事そのものを起こさせないのが私の戦車道だから」と説得。

それをどう証明するのかという問いに対して大学選抜戦での試合を通してとみほが返した事で「では私が納得しなければ即座に高校も辞めさせて連れ戻しますよ」という条件を突きつけるがみほはそれを了承する。

結果的に認める形になるのだが結局の所は娘に甘いんですよねと菊代に指摘される。

 

 

 

・井手上菊代

 

基本的にはお嬢様思いの使用人で幼い頃からお世話していたみほの事を実の娘同然と思っている。

実は作中に登場した中では最もみほに執着している人物。

基本的には平穏だがあるルートでは勘当(と言う名の実家に帰って来いコール)を真剣に受けとめてしまい、ボロアパートで仕送りすら全額返しながらひもじく生活をしているみほの元に「お暇をいただきまして」と世話にしにくる。

そのまま巧妙にみほの信頼を勝ち取りながらも、西住しほには虚実を交えた報告をして状況を操作して最終的にはみほに絶縁宣言をさせて養子に迎える。

 

 

 

・西住流のクソババア(表現:斑鳩)

 

 

西住の分家の中でも最も影響力を持つ古参。

当然、立場的には当主である西住しほの下だが、その経歴の長さと実力によって家元と言えども軽くは扱えない。

容姿は美人が美しく年をとっていったという表現が似合うほど老いてもなお美しく、気品と優しさが相席しているような御婦人。

が、当然だがそれはあくまで外面であって中身は戦闘民族九州戦車乗りの西住一族。

ただ無礼なだけの奴は心底嫌いだが、気骨のあるははねっ返り娘やじゃじゃ馬は好きなので、そういう見所のある娘はよくちょっかいを出したりからかっている。

そういう意味では幼少の頃のみほには一番目をかけており、よく構っていた。

見かけは優しそうなおばあちゃんであるが、少しでも本性を出すと怖がられたり距離をとられたりされるが、それでも物怖じしないみほの事はかなり気に入っていた様子。

最近では自分に噛み付いてくる者などそうおらず、誰も彼も畏怖してくるので、クソババアと呼んでくる斑鳩は退屈していた時に見つけた絶好の玩具として大いにからかって遊んでいる。

 

 

 

 

 

 

◆島田家

 

・島田愛里寿

 

作中未登場。

西住みほと冷泉麻子に最も近い存在。ギフテッド。

幼少の頃から知性面精神面共に同年代を抜きんでおり、早々に飛び級をしていく。

学業面でも戦車道面でも同年代はおろか母以外の人物相手に苦戦すらもしてこなかった。

その事もあって冷泉麻子と同様に現実に飽いていたが、そこに初めて自分と同じ思考をする同類を見つける。

その上、「誰も自分に立ち向かってこない」事から「諦めず立ち向かい続ける」ボコに没頭していたが、これも初めて趣味が合う人物を見つける。

この両名が同一人物だった事が解り、その人物に初めて敗北と言うものを味あわせられ、何かに挑戦する、目標を見つけるという事を与えてくれたその人物に依存していく。

 

 

 

・島田千代

 

作中未登場。

井手上菊代の項目にて「作中に登場した中では最もみほに執着している人物」と記したが、作中に登場していない人物も含めると島田千代は同率一位となる。

傾向としてはダージリンに似ているが、彼女を更に狡猾かつ抜け目無くした感じ。

昔、まだ互いに若い頃に西住しほに恋心を抱いていたが、その思いを告げる前にしほが結婚。

その後に家が結婚相手を半ば強制的に選んでくるが、想いと未練を断ち切る為に島田千代も結婚。

時は流れて娘の愛里寿が彼女を打ち負かした西住みほを頻繁に家に連れてくるようになる。

当初はしほとは顔に面影はあっても性格が違い過ぎるので、早熟すぎた娘に年相応の笑顔を浮かべさせてくれる事への感謝しか感じなかった。

あるルートでは家に訪れるうちに不意に何となくみほに「私の事をママと思ってもいいのよ」と言ったところ遠慮しながらも甘えてくるようになり、その姿に何ともいえない感情を抱くようになり、その時ははただの「ごっこ遊び」だが、いずれ本当に娘に出来ないかと画策する。

 

 

 

 

 

 

 

◆メインキャラクター

 

 

 

・斑鳩拓海

 

この作品における狂言回し。

基本的には彼女の視点で話が進んでいく。

実力と才能的には一流と言っても差し支えないが、あくまで一流止まりで本当のトップクラスの超一流には及ばない

世界線的には多岐に渡り、秋山と一緒に戦車道雑誌の記者をやったり、どこぞのババアに無理やり西住流に入門させられて厳しく修行をつけられて妹様の右腕になったり、みほの菊代さんポジになったり色々である。

大学選抜・プロルートではみほの乗員は基本的にあんこうチームだが、時々彼女たちを休ませて斑鳩を乗せる事がある。

そういう時は相手チームが詳細に研究してきている時なので普段とは違うみほの車両の動きに相手は混乱する事になる。

色々拗らせたと思ったら浄化されたりと其方の方も多岐に渡る。

一つ間違えれば病みルートに行く事間違いなし。

後輩の面倒見が良く、細かいことは気にしない性質なので意外に下級生からの人気は高い。

本編最後で吹っ切れていたのでもはやみほの下着は必要ないのだが、かといって「貴方の下着です。ずっと持ってました」と返すわけには行かず処遇に困って結局今でも右胸ポケットにある。

名前の元ネタは「斑鳩」が白と黒を切り替えて進むシューティングゲーム「斑鳩」から。

操縦手という事で「D-LIVE」の主人公の「斑鳩悟」からも。

また、白と黒の要素からパンダが好きで、操縦手という事で頭文字Dの主人公の「藤原拓海」からも。

 

 

 

 

・西住みほ

 

原作でも本作でも主人公。

超重力源でブラックホールでその超重力で関わった人物を全て引き込んでいく。

ここまでの人物紹介でみほについての人物像はすべて外から見た者で、その内面描写は本編である1シーンを除いて一切されていないのでその真意は不明。

そのまま天然で心優しく意図せず人を惹きつけてしまうのか、それとも実は全て計算の上で人の心を弄んで楽しんでいる悪魔なのかも不明。

魔改造されているといえるが、原作でも関わった人物からの好感度は軒並み高いし、戦術面でも大洗の戦力でプラウダや黒森峰と戦うなんてムリゲーなのは間違いないので余り変わっていないといえば変わっていない。

こちらも主人公と言うだけあってその世界線は多岐に渡る。

戦車道の活動をすっぱりやめてどこかの戦車道スタジアムで正体を隠しながらビール売りのアルバイトをしながら生計を立てて、たまたまであった西住みほのファンである少女に正体を隠したまま戦車道を教えてあげる……という世界線もあるかもしれない。

 

 

 

 


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