ポケモン「絵描き」の旅【未完】   作:yourphone

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久しぶり
お元気ですか
またどうぞ

~投稿者、久しぶりすぎて前書きに何を書くか忘れるの巻~



特異点~神との邂逅~

雲の上。なんだか雲の色がピンクっぽいオレンジだ。ふかふかで美味しそう。

 

「……あー、夢? ってことはまたあのくそジジイが出てくんのかしら」

 

横から声。見ると、俺よりも背が高い女の人が居た。紺色のセーラー服なんて着てる。

……いやまさか、ね。

 

「あの~、もしかしてメイコさんですか?」

「うん? 誰よあんた……え、ブール? あんたもしかしなくてもブールよね?」

「う、うん」

「はぇ~」

 

ほっぺをつつかれる。耳を触られてからほっぺをむにーっと引っ張られる。その後ひょいっと持ち上げられた。

 

「はー、軽いわねー。ちゃんとご飯食べてたの?」

「えっと、うん。一応……好き嫌いは無かったけど」

「部活は何してたん?」

「え? ……あー、小学生だから部活はまだ」

「あ、そうだったわね。んじゃあクラブか何かは?」

「ポケモンやりたかったから何も」

「ふーん」

 

メイコさんからの矢継ぎ早な質問になんとか返していく。

 

「……かなり猫かぶりねーあんた」

「そういうメイコさんは変わらないよね」

「でしょ?」

 

そんな風に笑ってて悪いけど、褒めてないよ。

 

「さーて」

「うわっと」

 

ポイ捨てしないでよ! 俺がゴミみたいじゃん!―――口には出さないけど。

 

「こんの……くそジジイー! さっさと出てこいやー!

「うわっ」

 

うるさっ! 人の姿なのにペラップの時よりうるさい!

と、後ろで咳払いが聞こえた。慌てて振り向くと、黄色く縁取(ふちど)られた銀色のローブを着てる男の人が居た。凄い……なんていうか……神々しいな。

それに、なんかアニメとかに出てきそうなぐらいイケメンだ。爽やかっぽいのに目付きがとろんとしてて影もありそう。

 

「ふむ、予想以上に元気だな。勿論、予想通りでもあるが」

「あん?……あんた誰よ」

「我が誰か、か。神だ。或いは、(なんじ)たちの同類だ」

 

神? 同類? どういう……うーん?

 

「同類ってことはあんたも転生者?」

「うむ」

「それにポケモンってこと?」

「そうだ」

「ポケモンなのに人の姿なん?」

「そこな子供も人の姿である。そして今の汝もまた、人の姿である」

 

子供……いや、そうだけど。っていうか俺さっきから何も喋ってないや。

それになんとなくこの人……いや、このポケモンの正体も分かった気がする。

メイコさんも少しやりにくそうにしてるから、助けなきゃ。

 

「あのー」

「なんだ」

「名前は何て言うんですか?……アルセウスで良いんですか?」

「ほぅ?」

 

男の人―――アルセウスが、面白そうに俺の顔を見てくる。

 

「何故そう思った? また、何時(いつ)気付いた?」

「……初めから色で大体予想はついてました。あとポケモンで神なんですよね?」

「うむ」

「なら、アルセウスしかないです」

「……」

 

アルセウスが初めて口をつぐんだ。柔らかく微笑んでるのに、なんだか寒気を感じる。

 

「成る程。我も年老いる訳だ。いや、若者とはいと賢きものよ。我の正体を一目で見破ってみせる」

「ちょっと。そこのガキがポケモンバカなだけで三割ぐらいのわ・か・も・のはあんたの正体なんて気付かないわよ」

「ふむ。そういうもの、か。安心するがいい。汝もまた、我から見たら若者だ」

「そ、そう?」

 

メイコさんの顔が真っ赤だ……はっ! もしかしてメイコさん、アルセウスが好きなのか!?

 

うんうん、アルセウス強いからね。全部のタイプでタイプ一致技を出せる訳だし。ただ、プレートを集めるのが本当に面倒で……。それに配信ポケモンだから新しい方のポケモンだとチート使わなきゃ出てこないし。

 

「んじゃなくて! なんであたしたちはここに居るわけ!? あたしだけならまだ夢だって言えるけど、こいつも居るし!」

「うむ、それは汝らがあの存在し得ない場所に近付いたからであろう」

「それってグレールインズのシン……えー、シンギュラーポイント、のことかしら?」

「うむ」

 

存在し得ない、か。……存在し得ない場所に住む人も、存在し得ないのかな? それは、なんか嫌だな。

 

「そしてまた、あの場所が汝らに近付いたというのも有るだろう」

「ワケわかんないわね」

「あの、それで、僕たちはいつ戻れるんですか?」

 

話が終わりそうに無かったから割り込む。うーん、流石に無遠慮だったかな?

 

「ふむ。()ぐにでも戻れる。或いは、永遠に我の元に居る事も出来る」

「それはどういう……いや、どうすれば戻れるんですか?」

「寝れば良い。()しくは、起きるが良い。これは所詮、夢で有るが故に」

 

……。

 

「メ、メイコさん。つまりどういうこと?」

「つーまーりー。こういう、こと!」

「うごふっ!?」

 

鳩尾にメイコさんの膝蹴りがめり込む。一瞬、目の前が真っ暗になり―――

 

 

~○~○~○~○~○~

 

 

「……ールさん……ブールさん!」

「う……ドブゥ?」

「良かった、ブールさん……!」

 

目を覚ますと同時に、レナさんが抱きついて……のし掛かってくる。うぐぅ……重い……。

 

「はっ! あ、その、ごめんなさい!」

「うぅん、いや、大丈夫だよ」

 

体を起こす。周りを見回すけど、どこかの家の中だということ、ベッドが少し硬いということぐらいしか分からない。っていうかここどこ?

 

「おや、目が覚めたのかい?」

 

ぼんやりしていると、青い髪の男の人が部屋に入ってきた。

 

「はじめましてブールさん。私はタツヤといいます。貴方の活躍はテレビでよく知ってますよ」

「あ、はじめまして」

 

ベッドから降りてペコリと頭を下げる。ファンの人かな?

 

「さて、起きたばかりですまないのですが……娘が欲しければ私を倒して見せてください」

「お父さん!?」

 

レナさんが叫ぶ。……うん? え、あ、はい?

 

「レナさんのお父さん!?」




2269文字です。

そうそう、気が付いたらUAが30000(さんまん)を越えていたので番外編書きますね。
テーマは『残酷な現実』……って感じで
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