あと少しで
テスト期間
ただただメンドウ
疲れるのだ
「君のポケモンは。」
レッドさん、声が小さいな。まあ、ゲームではどっかの山頂にいて、喋らないはずだし、仕方の無いことかな?
「お前、ポケモン協会の奴だな?」
「・・・。」
「ならちょうどいいや。今ここでお前を倒して、俺が世界一って事を証明してやる!行けっ!ガブリアス!」
「ガブッパァ!」
うげ、ガブリアス!?ギルガルドに、メガガルーラに、ガブリアス…。
「ま、真面目にやってたら負けてた。」
「今さらなに言ってんの。」
「…それもそうだね、メイコさん。」
「二人とも、彼は?」
「え、えーと、あの人の名前は『レッド』。」
「ポケモン協会のトップらしいわよ?」
「へぇ。強いんだね。」
あ、レッドさんがモンスターボールを手に取った。
「ププリン。行って。」
「プッピー!」
あ、ププリン。可愛い。じゃなくて!
「れ、レッドさん!勝てるんですか!?」
「やってみなきゃ分からない。」
「ぷ、あっはっはっ!プ、ププリン?ガブリアス相手に?あはははは!気でも狂ったの?あはははは!」
確かにそういわれてもおかしく無い。そんな選出だ。ココドラとか、ダンゴロとかならまだしも。
「いやでも、フェアリータイプ入ってるんじゃ。」
「そもそもの種族値が違いすぎるわ。それにドラゴン無効ったって、ガブリアスはじめんタイプが入ってるわ。」
「そっか。となると、何らかの布石?」
「分身タッチで次のポケモンで…かしら。」
「いや、彼の目はあのププリンで倒すと言ってる…気がする。」
Nさんはレッドさんを食い入るように見つめている。
「やっちゃえガブリアス!『どくづき』!」
ガブリアスが右手を紫に光らせて、ププリンに突きつける。
「回れ。」
レッドさんはそれだけを呟いた。
ププリンが回転して、ガブリアスの『どくづき』を
「プリャッ!」
「ガブァッ!?」
「は、はぁ!?」
レッドさんは静かに指示を出す。
「ププリン、触って。」
「プッチ。」ペタ
「ガ…ブゥ~。」
ガブリアスの目がハートに変わる。何でだ?
「あ、『メロメロボディ』ね。」
「そうか、ププリンの特性だね。」
「『メロメロボディ』…えっと、触れた相手を『メロメロ』の状態にするんだよね。」
ププリンの特性とか、さすがに覚えてなかったよ。
「ガブリアス!?しっかりしろ!」
「ガブゥ~アー。」
「ププリン、怪我は?」
「プッピィア!」
「となると、すながくれか。」
「・・・あのププリン、本当にポケモン?」
「え、どういうことですか、Nさん。」
「ププリンの心からは『楽しみ』と『信頼』しか感じないんだ。普通、『恐怖』があって当然なのに・・・。」
「へ?」
「ついでにいい?あんたたちはあのププリンの言葉を理解出来なくて幸いだと思うわよ。あいつ、修羅よ。」
「え、ええ!?」
あんな可愛いププリンが、修羅!?
「見た目に騙されるなってことね。」
「ガブリアス、『ストーンエッジ』だ!」
だが、ガブリアスはメロメロで手が出せない。
「ププリン、『どくどく』からの『ハイパーボイス』。立ってたら『こごえるかぜ』だ。」
そこからはププリンがガブリアスをボコボコにする光景が延々と続いた。
「メロメロで動けなくしてから猛毒状態にしてボッコねぇ。」
「修羅の意味が分かったよ。これはエグい。」
たまにガブリアスが行動できても、全て回転して受け流される。
そして、ガブリアスが倒れた。
「ガブゥア…。」
「く、くっそ!だったらキノガッ」
「そこ!ポケモンバトルを止めなさい!」
短パン小僧がモンスターボールを投げるより先にシッポウシティからジュンサーさんが走って来る。
「うげっ。い、命拾いしたな!次は絶対勝ってやる!じゃあな!」
短パン小僧が逃げ出そうとするが、メイコさんが立ちふさがる。
「だーーーれがあんたを逃がすと思ってるの?」
「はん!逃げ場なんて幾らでも…」
「逃がさないよ。」
Nさんが短パン小僧の襟首を掴む。
「あ、てめ、ずるいぞ!」
「君!ここで初心者狩りしているらしいわね!それもジムバッチを不正に手に入れるなんていくら子供でも目に余るわ!逮捕します!」
1635文字です。
力尽きた。