少年が高校で野球部に入るようですよ   作:Arupejio2

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やっぱハッピーエンド以外ありえねええええええ!!!


全ては未来(さき)のために

 

あの日から何年か経った。私の最愛の人が、私のために命を投げ出してまで守ってくれた日から。いくら年月が経とうと、あの日受けた傷は、決して癒える事は無い。

 

紫「……アルペジオ………。」

 

(タッタッタッ

 

上「社長!」

 

紫「甲斐…?どうした?」

 

上「ニュース、見ましたか……?」

 

紫「ニュース?」

 

そう言われて私はテレビをつけ、ニュースを見た。

 

紫「こ……これは……。」

 

それは……NOZAKIグループが、過去に行くことが出来る、いわばタイムマシン的な物を開発することに成功したニュースだった。もちろん……私がそれを見て思ったのは……。

 

紫「アルペジオ……。」

 

上「はい、アルペジオさんはきっと、この機械を使って……。だとするとこの時間軸のアルペジオさんはもうすぐ……。」

 

紫「ッ!」(ダッ

 

上「社長!…………社長、わかってます。貴方がどうしたいのか……でもそれは、アルペジオさんの行動を無意味にすることです。それに貴方は生き残らなければなりません。だから私は……。」

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

紫「はぁ……はぁ……。」

 

この時間軸のアルペジオは今、ある野球チームのコーチをしている。私は……あの事件以降、度々その様子を見に行っていた。

 

紫「……アルペジオ……何処……?…………!アルペジオ!」

 

アル「ん……?……!?紫杏!?」

 

紫 「はぁ……はぁ……。」

 

アル「……久しぶりだね。ホントに……。」

 

紫「アルペジオ…………ニュース、見たか?」

 

アル「…………タイムマシンのこと?」

 

紫「ッ!」

 

アル「……心配すんなって!あの時の俺に言われた通り、ちゃんとお前を守ってやるから!怖がる必要なんて……」

 

紫「違う……。」

 

アル「え?」

 

紫「違う!私は死ぬのが怖いんじゃない!お前が……いなくなるのが怖いんだ……。」

 

アル「し、紫杏?」

 

紫「私は……お前を突き放してしまった……でも、やっぱりお前の事を忘れられなかった!大好きだったから……忘れられるわけがなかった……。そんなお前が……いなくなるのが一番怖い……。会えなくても……世界の何処かで幸せに生きているって思えるだけでいいんだ……。でも……お前が過去に行ったら!お前は……私のために……。」

 

アル「紫杏……。」

 

紫「だから……お願いだから……行かないでくれ……。私は死んだっていいんだ……沢山の犠牲を払ってきた私は……今更死のうがいいんだ……アルペジオに……生きてて欲しいんだ……。」

 

アル「……紫杏。」

 

紫「?」

 

(ギュッ

 

紫「あっ……。」

 

アル「……そんな事言うなよ。紫杏の幸せが、俺の幸せなんだ。だから……俺は紫杏に笑って生きてて欲しい。大丈夫だよ、俺がいなくたって、紫杏には沢山友達がいるだろ?だから……きっと大丈夫。」

 

紫「あ……あぁ……。」

 

アル「それとさ、俺の事好きって言ってくれてありがとう!すっごい嬉しい!……それで十分だよ。」

 

紫「アルペジオ……。」

 

アル「……もうそろそろ行かないと。」

 

紫「ま、待って!」

 

アル「大丈夫……必ず、守るから。」(タッタッタッ

 

紫「アルペジオ!……待って……嫌……行かないで…………。」

 

上「社長!」

 

紫「甲斐…………アルペジオが……。」

 

上「社長……。」

 

紫「うぅ…………ごめん…なさい……私……アルペジオとの約束守れなかった……。」

 

上「……社長、戻りましょう……。」

 

紫「…………。」

 

〜〜〜その頃〜〜〜

 

アル「……。」

 

?「心残りはないの?」

 

アル「ああ、もう大丈夫。協力してくれてありがとう、維織さん。」

 

維「ん……貴方は、私に翼をくれた人にそっくりだから。だから協力するの。」

 

アル「翼?」

 

維「そう……翼。…………健闘を祈ります。」

 

アル「……ああ。……タイムスリップ、開始!」(ギュオオオオ

 

〜〜〜そして〜〜〜

 

アル「……着いたな。……必ず守ってみせる。……あの時の俺が言うには、後10分ぐらいで来そうなんだが……。」

 

上「社長早く!」

 

紫「ああ。」

 

アル「来た!おい!」

 

上・紫「!?」

 

アル「伏せろ!!!」

 

上「ッ!」(ガバッ

 

(ダーン

 

上「狙撃!?」

 

ル「外した!?どうして!?」

 

上「社長!無事ですか!?」

 

紫「だ、大丈夫だ……それより……お前は……?」

 

アル「そんな事言ってる場合じゃない!早く車に乗り込め!」

 

上「彼の言う通りです。社長早く!」

 

紫「あ、ああ……。(あの声……そんなはずは……。)」

 

ル「ッ!まだ弾丸は1発残ってる!今度こそ終わりよ!」

 

アル「これで終わりのはず……!?(まだこっちを狙ってる!?まだ弾丸があるのか……?そんなはずは……。)」

 

ル「今度こそ死になさい!」

 

アル「紫杏!!!」(ガバッ

 

紫「!?」

 

(ダーン

 

〜〜〜その頃〜〜〜

 

紫「うぅ……ひっく…………。」

 

上「……社長、アルペジオさんはとても勇敢な人でした。あなたのためだけに命を投げ捨てることを躊躇おうとしない。社長は、素敵な人に恵まれました……。」

 

紫「でも……もう……その大切な人も……。」

 

 

 

 

「ばーか。ここにいるだろ?」

 

 

 

 

上・紫「!?」

 

紫「…………アル……ぺジオ……?」

 

アル「おう、ただいま!」

 

紫「ッ!」(ギュッ

 

アル「とおおおお!?」

 

紫「バカッ!!!こんなに……こんなに心配かけて!それでノコノコ出てきてただいまって何よ!!!」

 

アル「ご、ごめん汗」

 

紫「……どうして……どうして生きてるの……?」

 

アル「……前の俺にさ、言われたんだよ。弾丸は1発しか飛んでこないはずだって。あと……『万が一のためにシールドになるものでも持ってけって』ね。」

 

紫「あっ……。」

 

アル「そしたらなんだよ!弾丸2発目来たんだよ!?馬鹿じゃねーのあいつ!いや俺だけどさ!!シールドがなかったら死んでたわ!!!」

 

紫「〜ッ!うわあああああああああああん!!!」

 

アル「し、紫杏!?」

 

上「こ、こんな社長初めて見ました汗」

 

アル「紫杏!泣かないで!ごめん!謝るから!」

 

紫「……アルペジオ。」

 

アル「ん?」

 

(チュッ

 

アル「!?」

 

紫「おかえりっ……。」

 

アル「……ただいま。」

 





紫杏ちゃんprpr
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