やっぱハッピーエンド以外ありえねええええええ!!!
あの日から何年か経った。私の最愛の人が、私のために命を投げ出してまで守ってくれた日から。いくら年月が経とうと、あの日受けた傷は、決して癒える事は無い。
紫「……アルペジオ………。」
(タッタッタッ
上「社長!」
紫「甲斐…?どうした?」
上「ニュース、見ましたか……?」
紫「ニュース?」
そう言われて私はテレビをつけ、ニュースを見た。
紫「こ……これは……。」
それは……NOZAKIグループが、過去に行くことが出来る、いわばタイムマシン的な物を開発することに成功したニュースだった。もちろん……私がそれを見て思ったのは……。
紫「アルペジオ……。」
上「はい、アルペジオさんはきっと、この機械を使って……。だとするとこの時間軸のアルペジオさんはもうすぐ……。」
紫「ッ!」(ダッ
上「社長!…………社長、わかってます。貴方がどうしたいのか……でもそれは、アルペジオさんの行動を無意味にすることです。それに貴方は生き残らなければなりません。だから私は……。」
〜〜〜そして〜〜〜
紫「はぁ……はぁ……。」
この時間軸のアルペジオは今、ある野球チームのコーチをしている。私は……あの事件以降、度々その様子を見に行っていた。
紫「……アルペジオ……何処……?…………!アルペジオ!」
アル「ん……?……!?紫杏!?」
紫 「はぁ……はぁ……。」
アル「……久しぶりだね。ホントに……。」
紫「アルペジオ…………ニュース、見たか?」
アル「…………タイムマシンのこと?」
紫「ッ!」
アル「……心配すんなって!あの時の俺に言われた通り、ちゃんとお前を守ってやるから!怖がる必要なんて……」
紫「違う……。」
アル「え?」
紫「違う!私は死ぬのが怖いんじゃない!お前が……いなくなるのが怖いんだ……。」
アル「し、紫杏?」
紫「私は……お前を突き放してしまった……でも、やっぱりお前の事を忘れられなかった!大好きだったから……忘れられるわけがなかった……。そんなお前が……いなくなるのが一番怖い……。会えなくても……世界の何処かで幸せに生きているって思えるだけでいいんだ……。でも……お前が過去に行ったら!お前は……私のために……。」
アル「紫杏……。」
紫「だから……お願いだから……行かないでくれ……。私は死んだっていいんだ……沢山の犠牲を払ってきた私は……今更死のうがいいんだ……アルペジオに……生きてて欲しいんだ……。」
アル「……紫杏。」
紫「?」
(ギュッ
紫「あっ……。」
アル「……そんな事言うなよ。紫杏の幸せが、俺の幸せなんだ。だから……俺は紫杏に笑って生きてて欲しい。大丈夫だよ、俺がいなくたって、紫杏には沢山友達がいるだろ?だから……きっと大丈夫。」
紫「あ……あぁ……。」
アル「それとさ、俺の事好きって言ってくれてありがとう!すっごい嬉しい!……それで十分だよ。」
紫「アルペジオ……。」
アル「……もうそろそろ行かないと。」
紫「ま、待って!」
アル「大丈夫……必ず、守るから。」(タッタッタッ
紫「アルペジオ!……待って……嫌……行かないで…………。」
上「社長!」
紫「甲斐…………アルペジオが……。」
上「社長……。」
紫「うぅ…………ごめん…なさい……私……アルペジオとの約束守れなかった……。」
上「……社長、戻りましょう……。」
紫「…………。」
〜〜〜その頃〜〜〜
アル「……。」
?「心残りはないの?」
アル「ああ、もう大丈夫。協力してくれてありがとう、維織さん。」
維「ん……貴方は、私に翼をくれた人にそっくりだから。だから協力するの。」
アル「翼?」
維「そう……翼。…………健闘を祈ります。」
アル「……ああ。……タイムスリップ、開始!」(ギュオオオオ
〜〜〜そして〜〜〜
アル「……着いたな。……必ず守ってみせる。……あの時の俺が言うには、後10分ぐらいで来そうなんだが……。」
上「社長早く!」
紫「ああ。」
アル「来た!おい!」
上・紫「!?」
アル「伏せろ!!!」
上「ッ!」(ガバッ
(ダーン
上「狙撃!?」
ル「外した!?どうして!?」
上「社長!無事ですか!?」
紫「だ、大丈夫だ……それより……お前は……?」
アル「そんな事言ってる場合じゃない!早く車に乗り込め!」
上「彼の言う通りです。社長早く!」
紫「あ、ああ……。(あの声……そんなはずは……。)」
ル「ッ!まだ弾丸は1発残ってる!今度こそ終わりよ!」
アル「これで終わりのはず……!?(まだこっちを狙ってる!?まだ弾丸があるのか……?そんなはずは……。)」
ル「今度こそ死になさい!」
アル「紫杏!!!」(ガバッ
紫「!?」
(ダーン
〜〜〜その頃〜〜〜
紫「うぅ……ひっく…………。」
上「……社長、アルペジオさんはとても勇敢な人でした。あなたのためだけに命を投げ捨てることを躊躇おうとしない。社長は、素敵な人に恵まれました……。」
紫「でも……もう……その大切な人も……。」
「ばーか。ここにいるだろ?」
上・紫「!?」
紫「…………アル……ぺジオ……?」
アル「おう、ただいま!」
紫「ッ!」(ギュッ
アル「とおおおお!?」
紫「バカッ!!!こんなに……こんなに心配かけて!それでノコノコ出てきてただいまって何よ!!!」
アル「ご、ごめん汗」
紫「……どうして……どうして生きてるの……?」
アル「……前の俺にさ、言われたんだよ。弾丸は1発しか飛んでこないはずだって。あと……『万が一のためにシールドになるものでも持ってけって』ね。」
紫「あっ……。」
アル「そしたらなんだよ!弾丸2発目来たんだよ!?馬鹿じゃねーのあいつ!いや俺だけどさ!!シールドがなかったら死んでたわ!!!」
紫「〜ッ!うわあああああああああああん!!!」
アル「し、紫杏!?」
上「こ、こんな社長初めて見ました汗」
アル「紫杏!泣かないで!ごめん!謝るから!」
紫「……アルペジオ。」
アル「ん?」
(チュッ
アル「!?」
紫「おかえりっ……。」
アル「……ただいま。」
紫杏ちゃんprpr