前編から見ることをオススメします。
アル「さ、さら!無事でよかった!いやー、もういきなり声をかけられるからびっくりしちゃったよ!汗」
サラ「スミマセン、驚カセルツモリハ、ナカッタンデス。」
アル「まあ、無事ならいいよ!安心した〜。」
サラ「…………アルペジオ君。」
アル「ん?どうした?」(ドサッ
アル「ちょっ!さら、何を!」
さらが不意に俺を押し倒したのだ。一瞬の事で戸惑ったが俺は直ぐに抵抗することはできた。しかし、さらの手が俺をがっちりと押さえつけていて離れられない。前までのさらには……こんな力はなかったはずなのに…………。
サラ「……ネェ、アルペジオ君。私今、トッテモ幸セナンデス。」
アル「し、幸せ?な、何を……。」
サラ「コノ身体ヲニナレテ、私ハコノ上ナク、幸セナンデス。」
アル「ッ!」
俺は、認めたくなかった。さっき、さらと初めて会った時、その姿を見て、薄々勘づいていた。けど、認めたくなかったんだ。
アル「さら……お前……。」
サラ「フフフ、アルペジオ君ガ私ト同ジニナレバ、ズーット一緒ニイラレルンデスヨ?ズーット、ズーット。ナニモ……辛イコトモナク。」
アル「…………確かにな。」
さらの言ってることは正しい。俺がさらと同じ境遇になれば、きっと永遠に一緒にいられるだろう。俺だって、本音を言えばそうなりたいさ……けど……。
アル「………じゃない。」
サラ「エッ?」
アル「お前じゃない……俺が好きなさらは。……俺が好きなさらは……優しくて、笑うと可愛くて、それに……どんなに辛くたって、どんなに悲しい事があったって、絶対に逃げずに前向いて歩いて生きていける強い奴なんだよ!俺の大好きな『さら』は、今の『サラ』じゃない……。」
そう言って俺は、無理矢理サラから離れた。
サラ「…………。」
アル「悪いけど俺はゾンビになるつもりは無いよ。俺は紫杏と……荷田と、皆と逃げるんでな。」(タッタッタッ
そうして俺は、一目散に走り出した。振り返ろうとは思わない。振り向いたって、そこにさらはいないから……。
〜〜〜そして〜〜〜
荷「あっ!アルペジオ君でやんす!」
アル「あっ!荷田!紫杏!」
紫「アルペジオ!無事でよかった。」
アル「ここはもう駄目だ。早いとここの学校から脱しゅ」
?「ソウハイキマセン。」
3人「!?」
声のする方を向くと、そこには数え切れない程のゾンビがいた。そして一番先頭にいたのは……
アル「……サラ。」
サラ「……酷イ……酷イ。アノ時……私ニ……好キダッテ……信ジロッテ……言ッタノニ……!」
紫「芳槻!?」
荷「わわわ!アルペジオ君!何とかするでやんす!」
アル「違うぞ二人共…。あれはさらじゃない。」
紫「芳槻じゃない?」
サラ「酷イヨ……酷イ酷イ酷イ酷イ酷イ酷イ酷イ酷イ酷イ酷イ酷イ酷イ酷イ!!!シンジテタノニ!!!ダイスキナノニ!!!」
紫「……確かにアルペジオの言う通りのようだな。あれは芳槻じゃない。」
荷「か、完全に別人でやんす……(ガクガク」
アル「サラ……。」
サラ「……ハ、ハハ……。モウ、イイデス。貴方ガナント言オウガ……貴方達ヲ私達ト同ジ存在ニスルコトニ、変ワリハアリマセン……。」
アル「ッ!」
紫「逃げるぞ!早く!」
荷「わかってるでやんす!!」
サラ「逃ガシマセン……。」
アル「っ!回り込まれたぞ!」
サラ「フフフ、モウ、終ワリデス。」
荷「ああ、まだ見てないアニメがいっぱいあったのに(泣)」
紫「くっ!ここまでなのか……?」
アル「くそっ!」
サラ「ツカマエタ。」
アル「うわあああああああああ!!」
(ガバッ
アル「はい!全滅ー!!!……あれ?」
ここは……俺の家?…………夢だったのか……?
アル「なんだよ夢オチかよー!つまんねぇの。どうせならゾンビになったらどんな感じになるのかぐらいは知りたかったわ!…………まあ、」
つまりは誰もゾンビ化してないし、サラも……さらのままだってことだよな。それなら……夢でいいか!
〜〜〜そして〜〜〜
アル「何時もの学校。何時もの登校時間。やっぱり夢だったんだな。」
さら「あっ、アルペジオ君!」
アル「さ、さら!あ〜本物のさらだ〜泣」
さら「ど、どうしたんですか汗」
アル「ううん、なんでもないよ。それより、お前が俺と同じ登校時間とは珍しいな。」
さら「あっ、はい、ちょっと……聞きたい事がありまして……。」
アル「聞きたいこと?なんだ?」
さら「えっとですね……。」
「アルペジオ君は、永遠を、望みますか?」
そう言って彼女は、妖しげな笑みを浮かべた。
ホラーだよ!全員集合!