Phantasy Star Fate    作:ラトヤ

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お久しぶりです。FGO祝第一部完結
ラストは感動の嵐



年末は忙しかったですが何とか投稿出来ました。

では13話どうぞ。


第13話 ~真実~

「まずは自己紹介からだな。私はマリア。六芒均衡の2をやらせてもらっている。そしてこいつが私の馬鹿弟子のサラだ。」

 

「ちょっと!何よその言い方!まったく…私はサラ。事情があってアークスじゃないんだけどよろしく。」

 

そしてゼノも自己紹介を終わらし、

 

「エミヤシロウです。」

 

「ほ〜あんたが、」

 

マリアはシロウの名前を聞くとなんだか興味深そうな顔をした。

 

自己紹介を終える。

 

「そろそろ本題だ。まずは40年前に倒したはずの巨軀が何故存在してるのか……それは倒せなかったからだよ。」

 

 

そのからマリアが語ったのはアークスの表の歴史には出て来ていない裏の歴史。

 

巨軀を倒すことはできず、当時の六芒均衡の5、初代クラリスクレイスの命を犠牲になんとか封印したのだ。

 

 

「アークスや市民を安心させるために倒したという嘘をついたのか?」

 

「あぁ最大戦力を犠牲にまでして倒せなかったとなれば市民は不安に陥り、アークスはダークファルスを倒せない存在と思い込んでしまう。このことを知ってるのは六芒均衡とアークスの上層部の一部の人間だけだ。あんた達もこの話をここ以外でするんじゃないよ。」

 

シロウはマリアが何故アークスシップではなく、ここで話たのか理解した。

 

「もし話たらどうなるんだ?」

ゼノが疑問を投げかけた。

 

「それは…「口封じに殺される」」

 

その疑問に答えたのはシロウだった。

 

「驚いたね、知ってたのかい。そうだ。秘密を知ってしまった者は上層部お抱えの始末屋に殺される。」

 

「俺は2人、その標的になった可能性がある者を知ってる。1人目は地質学者のロジオさんだ。」

 

シロウは話した。彼がナベリウスの地質を調査している最中に異変を見つけ、上に報告したあとに死んだこと。そして自分が彼の研究室に忍び込んで聞いたことを。

 

「それは十中八九、口封じに消されてるね。」

マリアがシロウの話しを聞き、頷く。

 

「そして2人目はあんただゼノさん。先ほどその始末屋らしき者から奇襲を受けた。ゼノさんなんか心当たりはあるか?」

 

「心当たり……あるな。」

 

ゼノは少し考え、答えた。

 

「俺は10年前の事件について調べているんだ。」

 

「10年前の事件……あの大規模なダーカーの襲撃のことかい?」

 

ゼノは首を縦に振る。

 

 

 

「俺はその事件を調べていてある事に気づいた。他の襲撃と比べて圧倒に多い被害と行方不明者数」

 

その言葉を聞き、シロウとマリアは厳しい顔になり、サラの顔が曇った。

 

「俺はそれに疑問を覚えていろいろ調べた結果、何らかの形でアークスの上層部が関わっていることが分かった。」

 

当時ゼノが現場に到着した時には多数のダーカーの侵入を許してしまっていて、避難も十分に終わっていなかった。それが多くの被害を生んだ。

 

アークスはダーカーの侵入の感知が遅れてしまったためにこのようなことになってしまったと発表したが、調べていくうちにそれが意図的に行われたことが分かった。

 

「それで始末屋に命を狙われたと」

 

「ああ、そうだろうな。だが逆にあの事件には上層部が関わっていることが確定したわけだ。」

 

ゼノは今はすでに無い切られた傷を撫でながらそう答える。

 

「嬢ちゃんが助けてくれたおかげだ、ありがとうな。」

ゼノは頭を下げ、サラに感謝の言葉を述べた。

 

「そういえばゼノさんの傷はまだ治ってないと言っていたな。あれはどういうことだ?」

 

シロウが思い出し方のようにサラに問いかける。

 

「それはね、あなたの傷ついた器官が治るまでその働きを肩代わりしてるのよ。」

 

シロウもゼノもその言葉に驚いた。そのような技術は聞いたことが無いからだ。

 

「じゃ嬢ちゃんが俺の傷を肩代わりしてくれてるのか?平気なのか?」

 

「私じゃ無いわ。私はある事情でとある人と繋がっていてあなたに私のフォトンを流し込んで一時的にその人と繋がりを作ったの。だからあなたの傷を肩代わりしてるのは私じゃなくてその人よ。」

 

「それが君たちの会話に出て来たシャオか。」

シロウが聞くと

 

「ええそうよ。」

 

「他者の生命活動を肩代わりするなど聞いたことないぞ。

そいつは何者だ?」

「………それは言えないわ。けど心配しなくてもあなたに不利になるようなことを彼はしないわ。」

 

「そうか、なら仕方がない。無理やり聞き出すわけにもいかないし。まぁ命があるだけマシだな。それよりも俺には気になることがあるんだな〜」

 

ゼノがシロウを見る。

 

 

「…シロウ。巨軀との戦いの最中に使っていたあれはなんだ?」

 

「ゼノ坊何があったんだい?」

 

ゼノはシロウと巨軀の戦いで見たものを話した。

 

「ただ武器を転送したんでしょ」

サラが言う転送とはアークスが開発した武器の転送技術だ。アークスは基本的には携帯する武器は1つだ。しかし中には状況によって武器を切り替えながら戦うアークスもいる。その武器の持ち運びを楽にしている。登録さえしていれば武器を転送してくれのだ。

 

「いや、あれは転送じゃない。転送はもっと時間がかかる。」

 

そう転送は時間がかかる。新たな武器が少しずつ転送される。その間は無防備になる。敵が目前に迫っている状況で転送によって武器を切り変えるのは自殺行為だ。

 

「わかった話すよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は魔術使いなんだ。」

 

 

 

 

 

 

「魔術使い?……魔術って古い文献などに載ってる今のフォトン技術の元となったあれかい?」

 

「ええそうです。俺の使える魔術は投影魔術です。」

 

「「「投影魔術?」」」

 

「投影魔術とは見たことのあるものを、俺の場合は武器を複製することが出来るんです。」

そういいながらシロウはその手に一本の大剣を投影した。

「おい、それは……」

「ええ、そうです。ゼノさんを剣を複製しました。」

ゼノはそれを手に持ち眺めながらまったく同じだとつぶやいた。

「武器なら何でも複製できるのかい?」

マリアがシロウに疑問を投げかけた。

「はい、その構造さえつかめれば可能です。」

全ての武器が投影できるわけではない。その構造がわからなければ投影はできない。

英雄王ギルガメッシュが持つ乖離剣エアがそれだ。

 

「へ~、ならこいつはどうなんだい。」

マリアは右手を挙げる。

そうすると武器の転送が開始された。

送られてきたのは1本の斧だ。

シロウには見ただけでわかる。あれはただの武器ではない。神造兵器ではないかと。そう思えるほど存在感を醸し出していた。

 

「それは創世器ですか。」

「ああそうだ。私の創世器『閻斧ラビュリンス』だ。」

創世器は破格の性能を得た六芒均衡の専用武装である。

というより創世器を扱えるものが六芒均衡に選ばれる。

 

シロウは解析をかけてみるが全く構造が見えない。

まるで武器自体が意思を持っているかのようにこちらの侵入を拒んでいる。

 

「無理そうです。俺にはそれが武器とは思えない。投影したとしても見た目だけ似せた中身が空っぽの贋作が出来るだけです。」

 

 

「そうかい。武器とは思えないか。それが分かるだけで大したものだよ。」

 

マリアはラビュリンスを見てカラカラ笑いながら答えた。

 

そこへゼノが疑問を投げかける。

「なぁ魔術って遥か昔に失われたはずだろ。じゃあなんでシロウはその失われた魔術を使えるんだよ?」

 

「それは……」

シロウは悩んだ

ここで真実を言ったところで信じてもらえるのか、と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふ。」

 

少年の笑い声が聞こえる。4人は正方形のキューブの上を見る。そこには足をぶらぶらさせながら座っている少年がいた。少年はそこから飛び降りるとこちらに近づいてきた。

 

「シャオ!なにあんた結局出てきたの!まったくさっき『僕の正体は二人には秘密にしといてね』って言ったくせに!」

 

「うん、いったね。そっちの方が面白いかなと思ってね。実際サラが二人に説明しながらいろいろ悩んで考えて面白かったよ。」

 

少年は悪戯を成功させた子供のような笑う。

 

「あんたって本当にむかつく!私の心を勝手に覗くな!」

 

「仕方がないじゃないか。僕と君との関係上ね。」

 

「あーもう!………はぁ言い合っても仕方がないわ。こいつが言っていたあなたの傷の肩代わりをしているシャオよ。」

 

サラは諦めてゼノとシロウに紹介をする。

 

「よろしくね。ゼノ。そしてエミヤシロウ。いや、こう呼んだ方がいいかな---------

 

 

 

 

『異世界の錬鉄の英雄』さん」

 

「「異世界?!」」

 

サラとゼノが驚いていた。マリアは少し驚き、なんだか納得したような表情を浮かべていた。

 

「なぜそれを知っている?」

 

「僕はシオンの縁者()なんだ。だから君のことも彼女から少し聞いているよ。」

 

「そういうことか。ああそうだ。俺はこことは別の世界から来た。俺が元いた世界では神秘性は少なからず残っていて魔術も残っている。俺がこの世界に来たのも、その魔術の到達点の副産物だ。」

 

その後シロウは自分がここはできた経緯を大まかに話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シ、シロウさん!無事だったんですね!」

 

「ええ、心配かけてすみません。」

 

俺はマリアさんとアークスシップに帰ってきた。帰還した時刻はすでに12時を超えていた。そこへ受付カウンターの女の子が話しかけてきた。

 

どうやら俺とゼノさんは行方不明の扱いになっていたようだ。

 

ゼノさんは帰ってきていない。

ゼノさんの目的を達成するにはこのまま行方不明の方が動きやすい。それに一度命を狙われているのだ。アークスに戻ったところでまた命を狙われるだけだ。マリアも残るように言ったので、ゼノはあのまま龍祭壇に残った。

 

始末屋はゼノを殺したと思っているだろう。

実際あのままではゼノさんの助かることはなかった。

 

問題はその姿を見てしまった俺だ。

もしかしたら次は俺が標的になるかもしれないな。

 

俺のところに始末屋が来るなら対処できる。あの少女の能力は厄介だが一定距離まで近づけば感知できる。

 

元の世界で執行者の中には気配遮断や暗殺まがいことをしてきた輩はいた。

これくらい対処できなければ俺は生きてはいないだろう。

 

しかしもし俺ではなく周りにその目が向けられたらどうするかだ。

 

「一番危ないのは……」

 

そんなことを考えながらロビー入るとベンチに俯きながら座っている人を見つけた。

 

目が合った。

 

するとすぐにその銀色の髪を揺らして走りってきて俺の胸に飛び込んできた。

 

「シロウ……よかった無事で。」

 

シロウの胸を顔を埋める。

 

「エコーさんから聞いて、シロウが時間稼ぎのために残ってまだ帰って来てないって、シロウが居なくなるじゃないかって心配だった」

 

 

「そうか、すまないなマトイ。」

 

マトイがシロウを見上げる。

マトイの瞳には涙が浮かんでいる。

 

「私を1人にしないで……1人は嫌なの。とても寒くて怖い。私はもう一人は嫌……」

 

マトイの肩が震えている。

シロウはそっとマトイを抱きしめる。

 

「俺はマトイをひとりにしないよ」

 

「本当?」

 

「あぁ約束だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




シャオとサラは確かこんな感じの設定だったような、間違えていたら書き直します。





とうとうこんな駄作にも評価に色が付きました!!
評価して下さった皆さんありがとうございます!!
作者のモチベーションが上がりました!

では皆さんよいお年を!
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