翡翠色のアスタリスク   作:サバ缶みそ味

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タグに入れてませんでしたが色々と要素があります。

本日の要素が嫌いな人はごめんなさい(;´・ω・)





ドキ!?やばいやつらの鳳凰星武祭!!
友達とボッチと時々おかま


亨介は必死に身を隠していた。どうしてこうなったのか自分でも少々後悔をしている。刀藤綺凛の為に彼女と決闘をし勝利したその日からかれこれ3日ほど経過していた。在名祭祀書にも登録されていない生徒があっという間に序列1位になってしまったのである。このニュースはすぐさま学園中に知れ渡る。その結果、サインを求められるわ、決闘を申し込まれるわで多くの学生に追われている毎日に変わってしまったのだ。一方でユリスやレスター達は亨介に決闘を受けろとしつこく迫る事はなくなり一緒に練習をするにまで至る。

 

 

 しかし、約1名はいつも通りであった。亨介の頭上からあの高笑いが響く。

 

「フハハハハ!!亨介!この俺と勝負するがいい!!亨介は序列一位→帝王が亨介に勝つ→このサザンが学園最強→『まさに帝王!!』となるのだ!さあ、隠れてないで出てくるのだ!!」

 

「フハハハハハ!!」とサザンが高笑いしながら通り過ぎる。まさにしつこいの極みである。亨介は高笑いの声が聞こえなくなると安堵のため息をつく。このままでは授業を受けることができないどころか期限が迫っている鳳凰星武祭にエントリーすらできなくなってしまう。こうなったら意地でも身を隠し続けてなんとかタッグを組んでくれる人を探さねばと決意をした

 

 

「‥‥ねえ、何してるの?」

 

突然亨介の真上から少女の声がした。見上げれば膝まである灰色の髪を黄色のリボンで後ろで二房にくくり前髪は顔にかかるほどの長さで特に右のもみあげ辺りは先のそろえた状態で長い、薄茶色の瞳をした少女がいた。彼女の手には亨介が身を隠すために使っていた迷彩柄の段ボールを持っている。

 

「え、えーと…真夏のサンタクロースじゃよ?(裏声)」

 

「え!?サンタクロース!?」

 

ああ、この子、アホの子や…。少女は亨介をサンタクロースと思っているのかキラキラと目を輝かせていた。あまりにも嬉しそうに見つめるので罪悪感に負けてしまった。

 

「…すんません、嘘です。」

 

「うぇ!?そうなんだ…‥」

 

案の定、はしょんぼりとして肩を落とした。ああ、なんだろう、この罪悪感は…亨介はとりあえずしょんぼりしている少女を撫でる

 

「ほ、本当は千利亨介という者だ」

 

「千利亨介…あ!もしかして序列1位になった人だ!」

 

症状は再び目を輝かせ嬉しそうに亨介を見つめる。これはまずかったか、まさかネットオークションで金儲けのためにサインを求められるか、ポケ〇ンのトレーナーみたく目があったら勝負を挑まれるのか亨介は焦った。少女は元気よくお辞儀をした

 

「あ!私は中等部1年生の『七海清霜』っていいます!よろしくお願いします!」

 

「ど、ドーモね…」

 

「亨介先輩!すこし聞いてもいいですか?」

 

「ん?どった?」

 

元気よくあいさつをしたと思えば清霜と名乗る少女は急にもじもじとして亨介に質問をした

 

「あ、えと‥刀藤さんと決闘をしてて…刀藤さんは強かったですか?」

 

「?ああ。綺凛ちゃんは強かったな。いや、すんげぇ強かったぜ。」

 

「そ、そっかぁ…かっこよかったなぁ‥あ、あの!じ、実は亨介先輩にお願いがあります!」

 

亨介は恥ずかしながらも大声で話す清霜のお願い事を聞いた。その内容を聞いて亨介はニシシと笑った。

 

「なーんだ、そういうことか。なんなら俺が手伝ってやるよ。」

 

「あ、ありがとうございます!それじゃあ、ここは中等部の中庭ですし、さっそく刀藤さんに会いに行きましょう!」

 

「え!?ここ中等部なの!?」

 

授業もすっぽかして必死に隠れていたのでここが中等部だとは知らなかった。しかもちょうど授業のチャイムが鳴り響く。これはまずい。もし風香に見つかったら授業サボリ+ロリコン疑惑で捕まってしまう。ほかの風紀委員にも見つかったら通報されかねない。

 

「な、なあ。放課後にでも…」

 

「さあレッツゴー!」

 

亨介の意見は無視され清霜はその腕を引っ張っていく。ああ、神様、仏さま、綾斗さま、見つかりませんように…!

 

 

「ふう…」

 

授業が終わり、廊下側の席に座っている刀藤綺凛は一息をついていた。これから鳳凰星武祭に向けて綾斗達と練習を行う予定であった。しかし、かれこれ3日も練習に顔を出していない亨介が気になって心配であった。

 

「綾斗先輩やユリス先輩も教室にも顔を見せていないって言ってましたし‥亨介先輩、どこにいったんですか…?」

 

「ドーモ、綺凛チャン。お久しぶりデス」

 

突如亨介が廊下の窓を開けて顔をのぞかせてきた。突然のことで綺凛は大声を出して驚く

 

「ひゃ、ひゃわあああああっ!?きょ、亨介先輩!?」

 

亨介は苦笑いで手を振る。綺凛の大声でクラス全員が亨介に注目していたのであった。

 

「ここじゃあ野暮だし、場所を変えないか?」

 

このままだと無慈悲な通報をされかねないので亨介は綺凛を連れて中庭へ移動をした。

 

「あ、あの亨介先輩。この人は…?」

 

綺凛は亨介の後ろから自分のことを見つめながら顔を覗かせている清霜が気になっていた。亨介は清霜を綺凛の前へ引っ張る。

 

「ほら、恥ずかしがらないではっきり言いな?」

 

「あ、あうう…え、えと‥私、七海清霜っていいます!か、刀藤さん!わ、私とお友達になってください!」

 

「ふえ!?」

 

突然の申し出に綺凛は驚いた。

 

「私も…強くなって、1番になって、『ある夢』を叶えるために戦いたいという目標がありました…そんな時、入学してすぐに序列一位に上り詰めた刀藤さんの戦いを見てかっこいいと思ったんです。まっすぐに、真剣に、戦っていた刀藤さんと仲良くなりたいと思っていたんですが…あのこわいおじさんに睨まれて、うまく話しかけることができなくて…それから、刀藤さんが1人で学校に来るようになったので何かあったのかなと思って声をかけようとい、今に至る次第で…な、なにかお力になれないでしょうか!?」

 

あたふたと必死に恥ずかしながら説明する清霜に綺凛はそんな彼女に微笑む

 

「清霜ちゃん、顔を上げてくださいです。私はまだまだ強くなんかないですよ。あの時はずっと自分の意志でなく誰かに作られた道を通っていただけでした。そんな時、亨介先輩が私に自分の力で道を切り開いて進まなければいけないと教えてくれたんです。おかげでこうして自分の意志で戦うことができたのです」

 

それに、こんな近くにも私の力になりたい人がいたなんて気が付きませんでした、と綺凛は清霜の手を握り彼女に笑顔を見せる。

 

「私のこともお名前でよんでください、せっかくの友達なんですから」

 

「綺凛ちゃん…!!」

 

清霜は涙をふき取り笑顔を見せて綺凛と笑いあった。いい眺めである。新たなる友情に、子猫同士がじゃれあうような雰囲気に亨介はほっこりとしていた。突然、風香のドロップキックが亨介に炸裂した

 

 

「はーい、きょーすけ。さっそく3日間の授業サボリおよびロリコン疑惑であんたさんを懲罰房に連れていきゃーす」

 

「ま、待て!3歳差だぞ!?アウトなのか!?ほっこりしただけでアウトなのか!?」

 

「もんどーむよーです」

 

手錠を構える風香を前に亨介は綺凛と清霜を抱え込んで必死に逃げ出した。

 

************

 

「あ、あの!七海清霜です!よろしくお願いします!」

 

練習場にて清霜は綾斗とユリス、紗夜にお辞儀をした。逃げ回ると埒が明かないので練習場へ逃げ込むことにした。丁度良く綾斗達が練習を始めるところだったので『練習をするために彼女たちを呼びに行った』という口実で逃れることができる。

 

「亨介、3日間もどこに行ってたんだい?」

 

「綾斗…これが『逃走中』だ」

 

「いや、意味がわからないよ…」

 

「…清霜ってもしかして七海礼郷の娘さん?」

 

紗夜は清霜に尋ねた。それを聞いた清霜は何度もうなずいた

 

「は、はい!礼郷は私のお父さんですが…ご存知ですか!」

 

「うん、おとーさんの研究を手伝ってくれた人で、たしか今も落星工学の研究をしてて戦闘砲撃型煌式武装『戦闘艤装』と『戦闘戦艦』シリーズを開発しているって聞いてる」

 

七海礼郷。かつては沙々宮創一と共に煌式武装を開発をしていて、彼の下を離れた後艤装を身に着けて戦闘を行う戦闘砲撃型煌式武装『戦闘艤装』を開発し、今では大艦巨砲主義満載の大口径砲撃装備『戦闘戦艦』シリーズを開発をした。過去にその『戦闘戦艦』を身に着け鳳凰星武祭にて優勝を飾った生徒がいたほどである。

 

「大艦巨砲主義はロマン。清霜、バッチコーイ!」

 

「紗夜先輩も戦艦は好きですか!私も戦艦が大好きです!」

 

紗夜と清霜は仲良くハイタッチをした。そんな様子にユリスは呆れてため息をついた。

 

「亨介、また変わったやつを呼んでくれたな」

 

「ん?それでもいいやつだと思うぜ?」

 

「まあそれは否定しないさ…ま、よろしく頼む」

 

そんな時、亨介の携帯端末が鳴った。何事かと思えばクローディアから連絡が来ていた。端末をつけるとクローディアはややくたびれたような様子を見せていた。

 

「ちょ、クローディア、どうした?なんかすっげーくたびれてるけど!?」

 

『…亨介、聖ガラードワース学園からある生徒があなたに会いたいと来ていますわ』

 

「は?聖ガラから?」

 

「何鶏ガラみたいに略しているの…」

 

綾斗とユリスは呆れて亨介を見た。聖ガラもとい聖ガラードワース学園。秩序の象徴たる太陽の輪『光輪』を校章とする規律と忠誠を絶対とした校風を持つ所謂騎士道精神真っ盛りの学園である。

 

「しかし、クローディア。アルルカントは別として、この期間は他校との交渉は厳禁ではないのか?」

 

ユリスの鋭い質問にクローディアはため息をつく

 

『ですので何度もお断りをしたのですけど…その方は意地でも亨介に会いたいと帰って頂けない様子でして…はっきり申しますと、面倒くさいのでお通ししました』

 

そんな様子に綾斗は苦笑いをした。

 

「ちょ、面倒くさいって…クローディアが匙を投げるなんて珍しいね」

 

「亨介先輩っていろんなお友達がいるんですね!」

 

「綺凛ちゃん、ごめんけど色々と違う。…心当たりがねえんだけど?」

 

『まあ見てくださればわかります。今お通ししますね?』

 

クローディアの合図とともに練習室に扉があき、そこへ金髪のストレートロングで金色の刺繍が施された真っ白い

軍服とチャイナ服が合わさったを合わせた様なスーツを着た目つきの悪い男が入ってきた。

 

「フフフフ、亨介。邪魔するぞ?」

 

「邪魔するんならかえってー」

 

「あいよー」

 

亨介の一言にその男はくるりと回れ右をして練習室から出て行った。数分してから男が戻ってきた

 

「いやいや、貴様に用があるのだ!1年ぶりだな、亨介!」

 

「どちら様ですか?」

 

亨介の真顔の質問に男は黙ってしまった。しばらく沈黙な空気が漂っていたがすぐさま男は反論した

 

「貴様といいクローディアといい、忘れたとは言わさんぞ!中学3年時、貴様とクローディアはこの俺にさせたあの屈辱は忘れてはいない!」

 

「クローディア、知ってる?」

 

『まあ知ってるといえば知ってるんですけど…些細なことでしたので…』

 

「ほら、思い出せって!あの時俺は『赤穂浪士は27人』って連中に語っていた俺を貴様らは『47人だしw知ったか乙w』と論破して辱めた!」

 

「ああ!‥‥誰?」

 

「シンだよ!聖ガラードワースの『サザンクロス』の古川シンだ!」

 

ギャーギャーと喚くシンを見てユリスはため息をついて睨んだ。

 

「こいつが聖ガラードワークスの運営母体の一つ『サザンクロス』のリーダー、シンか。規律と忠誠とは反対のような男だな」

 

「それで…シンは亨介に何か用なのかい?」

 

綾斗の質問に待っていたかのようににやりとシンは笑い亨介に指を向ける

 

「フフフフ、聞いたぞ亨介。貴様はこの学園の序列一位になったそうだな?」

 

ユリスはぴくりと反応してシンをじろりとにらむ。まさかこんなにも早く情報が行き渡っていたとは。この男も油断してはならない

 

「…もしかしてそれ言いに来ただけ?」

 

「……」

 

シンはぴたりと動きを止めた。彼の額に汗が垂れている。あ、これは警戒しなくてもいいやつだ。ユリスと彩斗はあうやくずるりとこけそうになった。

 

「ふ、ふん!貴様がそんなに強かろうと、この鳳凰星武祭ではこの俺に勝てると思っていたら大間違いだ!」

 

「クローディア、なんでこんなバカを通したの?」

 

『ごめんなさい、亨介。ほっといてたら厄介と思いまして…』

 

「亨介先輩って面白いお友達がいるんですね!」

 

「すっごいなー!さすがは亨介先輩だよ!」

 

「綺凛ちゃん、清霜ちゃん、こいつ違うんだよこれ」

 

「というより貴様も出場するのだな?」

 

「その通りだ、リースフェルト!貴様らもこの俺が引導を渡してやろう!」

 

あれ、なんだかこのセリフ聞いたことがあるような…綾斗達は思った。

 

「シン、鳳凰星武祭に出るのならタッグパートナーを見つけたか?」

 

「ヱ?」

 

「知らなかったの?鳳凰星武祭はタッグを組まないと出場できないよ?」

 

「ぬふううううううっ!?」

 

綾斗の説明を聞いてシンは突然跪いた。ユリスは呆れてシンをじっと睨む

 

「一応聞くが…あてはあるのか?」

 

「…どうやらここまでのようだな…」

 

シンはふらふらと立ち上がりふらふらと練習室から出て行こうとしていた。ああ、これ当てがないんだこれ。

 

「だが、貴様らには負けんぞ…サラバダッ!!」

 

どこからともなくテレッテーという音楽が流れるかのようにシンは出て行った。

 

「…いいパートナーが見つかるといいですね…」

 

「綺凛ちゃん、優しいんだね…」

 

「っていうかあいつ何しに来たんだのやら。まあライバルは一人消えたってところかな?」

 

「しかし、亨介。お前も出場するならパートナーを見つけているのか?」

 

「大丈夫だ。今日でも綺凛ちゃんに頼もうとおも…」

 

綺凛の方を見ると彼女は申し訳なさそうに亨介を見ていた

 

「…え?綺凛ちゃん?」

 

「亨介先輩、ごめんなさいです!」

 

「きょーすけ、遅かったね。刀藤とは私と組むことになった」

 

紗夜は亨介にピースサインを見せる。

 

「ま、マジで!?じゃ、じゃあ清霜ちゃん…」

 

清霜の方を見るとにへへーと清霜は申し訳なさそうに笑う

 

「ごめんなさい、亨介先輩。私、ひと月前に神通先輩とタッグを組むことに…」

 

亨介はぴしりと固まってしまった。

 

「まて、七海。今、神通先輩といったがもしかして『二水神通』か!?」

 

ユリスはぎょっとして清霜に聞いた。清霜はこくりと笑顔でうなずく

 

「ユリス、その二水神通さんって知ってるの?」

 

「綾斗、二水陣神通は『明鏡止水』という二つ名を持ち、『冒頭の12人≪ページ・ワン≫』のレアケース『番外位』の実力を持つ生徒だ。今は誰も見かけていないというが…」

 

「そのことでしたら神通先輩は『ちょっと外で修行してくる。大会前には帰ってくるから』って言ってました」

 

「あの人ならやりかねないな…」

 

ユリスは頭を抱え込んでため息をついた。綾斗は真っ白になっている亨介が気になった。その時、フハハハハハ!!と高笑いとともにサザンがどや顔で入ってきた。

 

「フハハハ!!ロンゲが来ていたと聞いたぞ亨介!」

 

「サザン、ちょっとこい!」

 

はっとした亨介はいそいでサザンを引っ張り練習場を出て中庭まで連れて行った。

 

「フハハハハ、ついにこの俺と闘う気になったか!さあこの帝王に跪くがいい!!」

 

「サザン、俺に勝負を挑んで勝手に帝王になっても構わん。だが一つ聞こう。この勝負に勝ったならお前は鳳凰星武祭に出るのか?」

 

「愚問、この学園の帝王ならば全大会制覇!そしてアスタリスクの帝王となるのだ!」

 

「…ねえ知ってる?鳳凰星武祭はタッグじゃないと出れないんだぜ?」

 

「なにっ!?」

 

亨介の問いに知らなかったサザンは動揺した。狙いを定めた亨介はさらに追い打ちをかける

 

「ねえ、パートナーいる?いないと出れないよ?」

 

「ぐ、ぐぬううっ!!」

 

「そこで提案だ。サザン、俺と組め」

 

「こ、この帝王!誰の手も借りぬっ…!!」

 

「手を借りるんじゃない。共同するだけだ。俺は出場できるし、お前は優勝して帝王になれる」

 

それを聞いたサザンはにやりと笑った。『帝王』というキーワードには弱いようだ。

 

「‥‥フフフフ、いいだろう。ひとまずは貴様と手を組もう。だが!貴様を倒すのはこの帝王だからな?」

 

どこぞのサイヤ人の王子のようなセリフをたたいてサザンは亨介と手を組むことになった。

 

 

**************

 

「てなわけで、サザンと組むことにしたぜ」

 

翌日、食堂にてこれまでの流れをユリスたちに話した。するとユリスは亨介にラリアットをかました

 

「亨介、お前はバカか!!よりにもよってあんな意味の分からない奴と組むんだ!?風香とか英士郎とかいるだろう!?」

 

「だって、風香は『風紀委員の仕事とクローディアさんの手伝いで出れねーです、ごめんなせー』て、英士郎は『こっちの方が面白いからw』って」

 

「ふん、ユリスは面白い事をいうなぁ…?」

 

サザンはいつの間にか綾斗達の輪の中に入っており、ドヤ顔で甘口のカレーライスを食べていた。昨日クローディアに報告したらものすごい呆れた顔で『あなた達バカですか?』と言われるほどであったがあまり気にしていないようだった。

 

「まあ、せいぜい頑張るのだなぁ下郎共」

 

「サザンも油断して足元を掬われないようにね」

 

「私たちもいんどーを渡してやろう」

 

すぐに順応している綾斗と紗夜にユリスはため息をついた。そんな時、綺凛と清霜がやってきた。

 

「亨介先輩、みなさん、こんにちはです!」

 

「あの、今日はクインヴェール女学園のエリアで鳳凰星武祭の前日イベントとして『スイーツフェスタ』が開かれるんです!皆さん今日は昼までのようですし…よろしかったら行きませんか?」

 

「へーそんなイベントがあるんだ」

 

「珍しいな…クインヴェールでそんなイベントがあるとは聞いたことがないぞ?」

 

「今まではなかったんですけど、今年に新しい活動があってそれが好評でしたのでこのようなイベントを開いたようです。」

 

クインヴェール女学園。冀望の象徴たる名もなき女神「偶像」を校章とし、学園で唯一の女学園である。明るく煌びやか校風で、入学条件に能力と学力と『容姿』を重点に置いており、アイドルのようなかわいらしい美貌を持つ生徒が多く。アイドル活動をしていると言われている。しかし、近年にクインヴェールに『アイドル学科』に、新しく『ビューティー学科』と『スイーツ学科』という学科が加わるという新しい動きがあった。

 

「フハハハハ!この帝王、甘いものには目がない!さっそくスイーツとやらを食いに行くぞ!」

 

「俺も行こうかなと思うけど、ユリスはどうする?」

 

「な、あ、綾斗も行くのか!?」

 

「せっかくの誘いなんだしみんなで楽しもうよ?」

 

「さっすが綾斗。じゃあ私と二人きりで行こうか」

 

「なっ!そうはさせんぞ沙々宮!綾斗とは私と行くんだ!」

 

「ちょ、腕を引っ張らないで!?」

 

ギャーギャーと綾斗の腕を引っ張るユリスと沙々宮に亨介はやれやれとため息をついた

 

「それじゃあ綺凛ちゃん、清霜ちゃん、ついでにサザン。あのおバカ共はほっといていこう…」

 

~*~

 

スイーツイベントは多くの人が行き交っていた。テントの露店にはシュークリームやマフィンなどの洋菓子や羊羹や練り菓子の和菓子などが並び、どのスイーツのデザインも美しく、食べるのがもったいないくらいであった。

 

「こりゃまたすげえな」

 

「ふぐふふいあlhヴぁjがいおあ;ふぁ!(訳:フハハハ!この帝王の口に合う甘さだ!)」

 

「お前は口にためながらしゃべるんじゃない」

 

「でも、珍しいね。クインヴェールでこんな大規模なイベントを開くなんて」

 

クインヴェールは大会成績は下位の常連であるが、主にはアイドル活動の方に尽力をしており、『アイドル学科』が主に動いていたが、新しく加えられた『ビューティー学科』や『スイーツ学科』はあまり動いていなかったがこのイベントは『スイーツ学科』が主催であった。清霜は情報誌を広げて指さす

 

「そのクインヴェールの『スイーツ学科』にある生徒が入学したとたんとても大人気になったんですよ。たしか…」

 

 

「はーい!皆さま注目するデス!」

 

すると大きなブースで緑色のマフラーを首に巻いた小柄の金髪の黒と緑のデザインされた服を着た少女がマイクを持って声を出した。

 

「今日は我らがクインヴェールの『スイーツ学科』のイベントに参加していただき誠にありがとーデス!司会は私明星恋歌デース!そして、本日の主催者で、スイーツ学科の首席、『シャルモン』こと『蓮華・ピエール・アルフォンゾ』デス!」

 

ブースの煙から出てきたのは大きなフルーツケーキを運ぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おかまだった

 

 

鍛えられた体格とスキンヘッドといういで立ちながらもバサバサのつけまつ毛つけた所謂おねえ系な男だった

 

「みなさーん!Bonjour!(こんにちは!)今日は、(ワテクシ)のスイーツを是非堪能してくださいましー!」

 

クインヴェールの生徒もこのイベントに来た人々も大きな歓声を出した。一方で亨介たちはぽかんとしていた

 

 

「……なあ、クインヴェールって女学園だよな?」

 

「わ、私に聞くな!というより!あ、あれはありなのか!?」




本日の要素

清霜ちゃん  艦コレ  水上どっかんはありません 戦艦は好きです


古川シン   北斗  CV古川登志夫氏 古川(登志夫)+シン

明星恋歌    突然歌いませんデス  age14 82/56/83


蓮華・ピエール・アルフォンゾ  ライダー要素は全くなしです。 おかまは強キャラなので好きです
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