二人は仲良し? ミント&ヤンヤン   作:新六毛

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時に因果応報! ミント&ヤンヤン

「ねぇ 見てよミント! まるでドーナツの天の川よ!」

「まさに、ぱないのぉ~ …ね!」

 

隣町の製菓工場を見学に来たミントとヤンヤン

ローラーレーンの上を行くお菓子の大行列に興奮を抑え切れない二人

まだまだ子供なのである

 

「ちょっとおトイレに行って来るわね」

 

ミントの声に、チョコシャワーを浴びるコーンに夢中のヤンヤンは曖昧な返事を返すのみ

天井に据えられた監視カメラのレンズだけが不気味な光沢を湛えていた

 

 

 

『チョポチョポチョポ…』

 

洋式便所に腰掛け放尿するミント

製菓工場見学の醍醐味は、普段食べているお菓子の製造工程を垣間見れる事だけではない

其処此処のラインで製造しているお菓子を試食出来る事にもある

今日も入場以来、ドーナツ、カステラ、チョココーンと大好きなお菓子を満喫した

ジュースもふんだんに振る舞われた

お菓子工場は子供達にとってまさに天国なのだ

 

「ちょっと飲み食べし過ぎちゃったかな…」

 

パンパンのお腹を擦って独り言ちるミント

次の瞬間、唐突にその腕と腹が拘束された

 

「キャァッ!!?」

 

便座の裏から伸びた金属のアームがミントの身体を捕らえる

 

「な、なんなのぉっ!?」

 

最後まで言い切れなかった

凄まじい加速重が襲い来る

便座が壁ごと勢い良く回転し、ミントは隣室に強制移動させられたのだ

だがそこはもうトイレではなく、金属の機械構造が剥き出しの薄暗い空間だった

 

『ガチャン!』

 

すぐ背後で何かが噛み合う様な音がした …かと思うと急激な浮遊感がミントを襲う

 

「な、なんなのよ!!」

 

ミントは中空に浮いていた

腹部と両腕を拘束され、闇の中を浮かんでいた

 

「ちょっ…! 誰か…!」

 

一体何が起きたのか?

状況も飲み込めないまま、今度は後方への慣性が働く

数瞬を経て、再び辺りが明るさを取り戻す

リズミカルな金属音が周囲で響く

そこでまたくるりと回転させられた

目の前に広がるのは、つい今しがたまで涎を流して見学していたお菓子の製造ラインだった

 

「なんなのっ!? なんなのよぉ!?」

 

視野の隅から何かが近付く

それが新たな金属アームだと気付いた時には、それにミントの両足首ががっつりと捕捉されていた

 

「痛っ!?」

 

手足を掴むアームがミントを中空で大の字にさせる

何かのアラームがなって、製造プラントのランプが青色に変わった

 

「うわぁぁぁぁっ!?」

 

再びミントの身体は己の意思とは無縁に動きだす

高速での前進

眼前に大きな幾つものブラシが回転する機械が迫る

 

「いやぁっ! と、止めっぇ!?」

 

絶叫空しく、彼女の身体はブラシの間に飲まれた

 

「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!? 痛っ痛っ痛っ!?」

 

全身を強烈な力で擦られる

その刺激から解放された時、そこには真っ裸のミントが居た

 

「きゃぁぁぁぁっ!?」

 

悲鳴の終わる間もなく、今度は猛スピードで落下する

 

『ドボンッ!』

 

熱湯のプールだった

バブルが湧くその中を頭まで沈められ、更に前進する

 

「ぷぺぽぽぽっ ぷるぱぱぱっ」(熱い! 死ぬ! 苦しい!)

 

意識がブラックアウトする寸前、再び宙に舞い上がる

 

「ぜぇ… ぜぇ… ぜぇ…!?」

 

息を整える時間も与えられない

金属のノズルが迫り、強烈な風が吹き出してくる

ミントの身体に付いた水滴と、着衣の切れ端を吹き飛ばされる

 

「うばばばばばばっ!?」

 

止まったと思ったら、再び高速前方移動

数瞬の後、急ブレーキで止まった場所は猛々と熱気が立ち込める槽の上だった

グツグツと煮え立つ液体が足の下に見える

 

「や… やめてぇ……」

 

それが油だと直ぐに分かった

これに漬けられれば流石にただでは済まない

 

(私… お菓子じゃない…!)

 

ミントも漸く自分が菓子扱いされている事に気付いた

何者が何の為にこんな事をするのかは分からない

ただ、このままではミントは、トランス脂肪酸まみれの腹持ちの良い何かになってしまう事は事実だった

だが、ここでもミントの願いと意思は無視される

するするとミントの身体は下降し、煮え立つ油面へと近付いて行く

火照る程の熱気が全裸のミントを包む

 

「や、やだぁ!? お爺様! ヤンヤン! リオォォォッ!!」

 

爪先が油に浸る… と思った瞬間、ミントの両足が高々と持ち上げられる

股を広げられ、爪先は頭の上まで掲げられる

煮え立つ油の上で屈辱の開帳ポーズを強いられるミント

 

「いや~ん!?」

 

極限の状態のでも令嬢としてのプライドを捨てられないミントは、無駄な抵抗と理解しつつも身体を捩る

だが、そんな彼女の儚い抵抗は一瞬で終わりを迎える

 

『ドスッ!!』

 

「ぶこぉぉぉぉぉっっっ!!!」

 

目にも止まらスピードとはまさにこの事だろう

それは閃光に等しかった

ボクシンググローブを装着した金属アームが、ミントのがら空きのボディを臍穴の上からクリーンヒットした

体重(?)の乗った重い一撃

それは全くの無防備だったミントの柔らかい腹に、存分にめり込んだ

目の前に星が飛んだ

 

「くうっ…… ぼおっ…… ばあっ……」

 

ゆっくりとミントは白眼を剥いていき、口角から胃液がぽたぽたと垂れていく

そして……

 

『ポタッ… ポタッ… ブババッ… ビリリッ…!!』

 

広げられたミントの股の間から茶色の塊がこぼれ落ち、油の中に消えた

 

『ジュワワワ…』

 

何も知らない者なら食欲を掻き立てられただろう

油の跳ねる心地よい音を響かせて、ミントが放り出した排泄物が油の中で踊る

ゆっくりと金属アームがミントの腹を離れる

その陰から、すっかり赤黒く変色した下腹部が現れた

ガックリと頭を垂れて失神するミント

 

『ドスッ!!』

 

無慈悲な第二撃がミントの意識を連れ戻す

同時に再び大便を油の中にぶち撒ける

 

『ドスッ!!』

『ドスッ!!』

『ドスッ!!』

 

無慈悲なボディブローはミントの腸内が空っぽになるまで続くのだった

 

 

 

 

 

「さぁ 当工場自慢の最新作、ミントのコロコロウンチ揚げ! たんと召し上がれ!」

 

椅子に拘束されたヤンヤンの口に、金属アームがコロコロウンチ揚げを運ぶ

雁首をふって必死に抵抗するヤンヤンを、別のアームが抑えつける

 

「いやぁぁぁぁ……」

 

更に別のアームによって開かされた口に、ミントのコロコロウンチ揚げが詰め込まれていく

その全てが収まると、素早く口は閉じられ、アームによって強制咀嚼が開始される

ヤンヤンは椅子の上で鯖の様に身を痙攣させ、そして気絶した

 

 

 

謎の組織が運営するお菓子工場…

そこでは度々、見学者の子供が姿を消すという…

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