ラブライブ!~化け物と呼ばれた少年と9人の女神の物語~   作:そらなり

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どうも、そらなりです。

年末なので何かしたいと思った結果、こんな話が出来上がってしまいました……。ですが後悔はしていません!

黒バスのファンディスク見てたら作りたくなっただけなんで……。ちょっと落ちが迷走気味ですが年末感覚で読んでくれたらなと思います。

それでは……『おしゃべりでもしようか』


おしゃべりでもしようか

ここはたまに学校帰りにみんなで行くファーストフード店。

 

空也「なんだかここに来るのも久しぶりだな」

 

穂乃果「最近はずっと練習ばっかりだったもんね」

 

ことり「あ、海未ちゃん一緒に注文しよ?」

 

海未「そうですね。9人分となると時間がかかりますし、少し分けていきましょうか」

 

にこ「じゃあ私が席を確保しておくわ。希、フルーリー1つお願いね」

 

希「ええよー」

 

絵里「……私何にしようかしら?」

 

花陽「凛ちゃん、真姫ちゃん、私たちは私たちで注文しようか?」

 

凛「凛はラーメンバーガーがいいにゃ!!」

 

真姫「じゃあ私が払っておくわ」

 

空也「なぁ穂乃果は何にするんだ?」

 

穂乃果「私? うーん……。空也君に任せるよ。私の好きそうなのにしておいて」

 

空也「はいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの注文が終わってみんなが席に着いた。

 

にこ「それで、空也は何で急にみんなでここに集まろうだなんていったのよ?」

 

真姫「確かにね。別に話すだけなら部室でもいいと思うけど」

 

穂乃果「だけど、こういうお店でお話しするのも楽しいよね!」

 

ことり「そうだね! 穂乃果ちゃん」

 

空也「あ~、えーっと……」

 

にこ「何よ? はっきりしないわね……」

 

希「どうしたん? 言いにくい事なら場所変えよっか?」

 

空也「いや、そう言うわけじゃないんだけど……」

 

凛「だったらはっきり言うにゃ!!」

 

花陽「そうだよ、空也君!」

 

空也「じゃあ言うぞ?」

 

みんなが息をのむ

 

空也「……おしゃべりでもしようか?」

 

笑顔で空也は言う

 

9人『え……?』

 

空也「あ、いやだって最近はスクールアイドルの事ばかりだったし、普段できないような他愛もない話がしたいなって思って」

 

穂乃果「アレ? 空也君、ちょっと嘘ついたでしょ?」

 

真姫「それだけで私たちを集めたの!? って穂乃果は何でそんなことが分かるのよ!?」

 

空也「あぁ、ぶっちゃけ建前だ。本当はせっかくの初めての番外編だしどーでもいい話がしたいんじゃー!!!」

 

海未「急に何を言ってるんですか!?」

 

空也「番外編なら何やってもいいって聞いたから」

 

絵里「それはどこ情報なのよ!?」

 

空也「自称僕は影さん」

 

穂乃果「あ~ぁ、あのファンディスクのやつか」

 

ことり「穂乃果ちゃんは知ってるの!?」

 

希「で、どうして空也君はそこまでおしゃべりがしたいん?」

 

空也「だって毎回本編だったんだぞ!? いわば休みなしだぞ!? 俺たちだって休んだっていいじゃないか!! そうだよな!! 希!!」

 

希「せやな~」

 

絵里「でもおしゃべりって何について話せばいいのかしら?」

 

凛「あ! そう言えばどういう風に穂乃果ちゃんたちがスクールアイドルになろうと思ったのか聞いたことなかったにゃ!」

 

花陽「あ、確かに。廃校阻止のためにっていうことは知ってたけどどうしてスクールアイドルが思いついたのかっていうのは聞いたことなかった」

 

穂乃果「あ、そうだっけ?」

 

空也「良いぞ、もっとおしゃべりだ~」

 

ことり「空也君、うるさい。少し黙ってようか?」

 

空也「はい……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海未「それで、私たちの始まりについてですか……」

 

穂乃果「確かそれは私たちが2年になって少ししてから朝会でことりちゃんのお母さんから廃校になるっていうのが発表されてから始まったんだよね」

 

空也(この話のことだよ)

 

海未「そうですね。その後掲示板に貼られた廃校の知らせを見て穂乃果は気絶してしまったんですよ?」

 

ことり「あの時は空也君が穂乃果ちゃんをお姫様抱っこして保健室に連れて行ったんだよね~?」

 

花陽「素敵!!」

 

空也「…………」

 

にこ「もしかしてことりが黙れって言ったから話さないんじゃないの?」

 

ことり「あ、じゃあ普通に話すのだけはいいよ?」

 

空也「……はい」

 

空也「確かにあの時は俺が穂乃果を保健室に連れて行ったな。ベットに寝かせてたら急に飛び起きて、廃校のことが夢だったんじゃないかーとか言ってたな」

 

穂乃果「うぅぅぅぅ……そのことはいいから次!!」

 

空也「仕方ないな……。それで教室に戻った後は」

 

ことり「廃校を阻止するならどうすればいいかを会議したんだよね」

 

海未「その会議中に来たのが……」

 

絵里「……私でした……」

 

希「うちもいたな~」

 

空也「この時の絵里はひどかったな~。めちゃくちゃ怖かったな~」

 

絵里「空也、Заткнись(黙れ)

 

空也「…………」

 

ことり「確かあの時は私に話を聞きに聞いたんだよね?」

 

絵里「えぇ。理事長の娘であることりなら何か知ってるかもしれないと思ったから」

 

希「うちはその付き添い。あの時のえりちは何をしでかすか想像もつかんかったんよ」

 

ことり「この時に穂乃果ちゃんが本当に廃校になるのかを聞いたんだよね?」

 

穂乃果「うん! そしたら絵里ちゃんが『あなた達が気にすることじゃないわ』って言うんだよ!?」

 

絵里「あの時は本当に余裕がなかったのよ~……」

 

凛「この時から絵里ちゃんはあの絵里ちゃんだったんだにゃ……」

 

海未「空也も空也です。廃校を阻止しようとしていることをいきなり絵里に打ち明けるのですから……。あの時、心臓が止まりかけましたよ……」

 

空也「あの時も言っただろ? お前たちが逃げないようにするためだって」

 

真姫「相変わらずえげつないことするのね」

 

空也「え、そうか?」

 

穂乃果「でも、あれがあったからやらないと! ってなった気がするよ」

 

ことり「確かに!」

 

空也「しかもこの後は俺以外にもやらかしてるからな」

 

希「そうなん?」

 

空也「あぁ、海未この後の事教えてやってくれ」

 

海未「えぇ。話の流れで私たちは音ノ木坂のいいところを探そうとしたんですよ。それでことりがいい成績を残した部活をピックアップしてくれたのですが……」

 

真姫「ですが……?」

 

海未「確かあの時の部活が……」

 

空也「珠算関東大会6位、合唱部地区予選奨励賞、ロボット部書類検査で失格」

 

絵里「……確かに最初の二つくらいだったわね。うちの学校で成績が良かった方の部活は……」

 

にこ「それより失格をピックアップするってどういうことなのよ!?」

 

ことり「だって~……」

 

花陽「まぁまぁ……」

 

空也「それで、その日は全くアイディアは浮かばずに終わったんだよな」

 

穂乃果「うん。それで各自家で自分なりに考えてみようってことになったの」

 

穂乃果(この時の話だね)

 

絵里「へ、へぇ~。でその時4人はどんなことを考えてたの?」

 

ことり「ことりはお母さんに何とか話を聞こうと思ったけど全然話してくれなくて、何もできなかったよ」

 

海未「私もです。考え着くのは学校で考えたことだけで新しいことは何も……」

 

空也「俺は現在ある部活でいい成績を残すか、爆発的に人気があったスクールアイドルに手を出してみるのもいいかもなって考えてたくらいだ」

 

穂乃果「私は雪穂の持ってたUTX高校のパンフでスクールアイドルってどんな奴なのかって興味が出たくらいかな……って空也君はスクールアイドルに目を付けてたの!?」

 

花陽「さすが空也君です!」

 

希「でも、アピールポイントがないんやからいっそのこと自分で作るっていうのは当然かもしれへんな」

 

空也「まさに希の言った通りの考えだ。正直スクールアイドルだけにこだわる必要はなかったって考えだったのかもな、当時は」

 

海未「でも、穂乃果がスクールアイドルの案を出したから、今こう言う風にスクールアイドルをしているんですよね」

 

ことり「そうだね!」

 

空也「……はぁ、そろそろ振り返りも飽きてきたな」

 

にこ「やめなさい、真姫。その拳を下ろしなさい」

 

空也「真姫! やめて! 乱暴しないで!!」

 

真姫「私の声でそんなこと言うなぁぁぁぁ!!!」

 

真姫の右ストレートが空也の頬に直撃する。

 

空也「ぐはぁっ……」

 

空也「真姫、ひどいじゃない。空也を殴るなんて」

 

空也「そうですよ。いくら腹が立ったからと言って公共の場でそういうのは……」

 

絵里と海未の声が聞こえ、真姫は2人のことを見るがどうやら喋っていない様子だった。つまりこのことから予想できることは一つだけ……。

 

真姫「みんなの声で遊んでるんじゃないわよ!! いい加減にしないと殴るわよ!!」

 

空也「いや、殴った後に言うことじゃないだろ」

 

ことり「空也君、そろそろやめようか?」

 

空也「いやだね! もう少しおしゃべりしようぜ!!」

 

穂乃果「清々しく言っても空也君のやってること結構最低だからね!!」

 

空也「なん……だと……!?」

 

凛「みんなの声で遊んでるんだから言い訳できないにゃ」

 

空也「そんな……ひどいよ凛ちゃん……」

 

凛「……あ、その、えっと……」

 

にこ「そう言うのをやめなさいって言ってるの!! 空也!!」

 

花陽「……なんか急に騒がしくなったね」

 

希「でも、こういうのがうちらやん?」

 

絵里「確かに……。けどそろそろ本格的に止めないとまずいんじゃないかしら?」

 

海未「そうですね……。じゃあ私はこの枕を空也に向かって投げます」

 

空也「海未!? その枕一体どこから出した!?」

 

海未「問答無用!!」

 

海未の投げた花陽命名『超音速枕』は見事空也の顔面にクリーンヒットした。激突の瞬間には衝撃が周りにいた穂乃果たちを軽く吹き飛ばすほどの威力。それは先ほどの真姫の拳以上の威力を持っているのは火を見るよりも明らかだった。

 

実際、枕が当たった後空也は膝から崩れ落ち、白目をむきながら気絶したのだった。

 

その後、残ったμ'sは空也を席に寝かせてから、ガールズトークをし始めたという。しかし、その内容は空也の知らないこととなった。

 

 




今年も1年ありがとうございました! ……と言っても半年ぐらい更新していなかったんですけどね。ちょっとまだ映画編を書く準備ができていないのでもう少しお待ちください。ごめんなさい。

今年はこんな雑談回での締めくくりになりますが来年以降、復帰できるように誠心誠意社畜を頑張りますので応援よろしくお願いいたします。……学校とバイトの掛け持ちは結構辛いのですよ……。

今まで以上に身を削って頑張りますのでどうか生暖かい目でこの作品と、他の作品たちをよろしくお願いいたします!!

今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします!

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