ラブライブ!~化け物と呼ばれた少年と9人の女神の物語~ 作:そらなり
前回は、穂乃果が廃校を阻止するための動き始めましたね。
それでは、空也たちの物語をお楽しみください。
空也side
その後穂乃果が学校に登校しての昼休み。
穂乃果「ねぇ、見て見て見て~!」
午前の授業をまじめに受けてないと思っていたら……、何かを調べていたようだが、やはり……。
海未 ことり「「うん?」」
空也「はぁ~、やっぱりか」
空也の考えていたことが当たっていた。
穂乃果「アイドルだよ! アイドル! こっちは大阪のスクールアイドルでこれは福岡のスクールアイドルなんだって!」
しかし、その内容は短時間にしては調べられているほうで穂乃果の覚悟が感じられた。空也は、覚悟をしていた。それは、彼女たちがどんな道に進んでもサポートをするし、頼られたら自分から進んで行動してもいい。
そんな覚悟が空也にはあった。よってこれからは、彼女たちがスクールアイドルという答えを見つけたのなら、そしてその覚悟があるのなら絶対に最後まで自分にできる最大限のことを行いサポートをしよう。
空也「確かに。俺も少し調べてみたけど、スクールアイドルは人気があるな」
この言葉で空也は、穂乃果の案を肯定する。
穂乃果「そうなんだよ! それで人気の子がいる高校は入学希望者も増えてるんだって! それで私考えたんだ~、あれ?」
穂乃果は、やっと現状の違和感に気が付いた。
……そう。海未がいないのだ。
穂乃果「海未ちゃん!?」
教室を出てからまだ時間がたっていないため、扉から顔を出せば海未の姿がすぐに目に入る。
海未「うぇ!?」
ばれるとは思っていなかったのか、海未はしまったという顔をする。
穂乃果「まだ話は終わってないよ~!」
海未「わ、私はちょっと用事が……」
海未は、穂乃果が何を言おうとしているのかが予想がついていた。
穂乃果「いい方法が思いついたんだから聞いてよ~!」
空也「ってここまで来たらもう言ってるようなもんだろ」
そうあの雑誌を見せた時点で答えは見えており穂乃果が言おうとしていたことは、もはや誰にだってわかっていることだったのだ。
海未「そうですね。どうせ私たちでスクールアイドルをやろう、なんて言い出すつもりでしょ?」
穂乃果「海未ちゃんと空也君エスパー!?」
穂乃果は、気づかれていなかったのかと思っていたのか空也たちが思った以上に驚く。
空也 海未「「誰だってわかるわー(わかります)!」」
息がぴったりなツッコミを受け、少し穂乃果が驚くが今はそんな事はどうでもいいと言わんばかりに話の続きをする。
穂乃果「だったら話は早いね。今から先生のところに行ってアイドル部を作ろ!」
海未「お断りします」
穂乃果は、反対されるとは思っていなかったのか驚いてしまう。
穂乃果「なんで!? だってこんなに可愛いんだよ!? こんなにキラキラしてるんだよ!? こんな衣装普通じゃ絶対に着れないよ!?」
穂乃果は、自分の感じているであろうアイドルになることのメリットを言い出すが海未はそんなことよりも……。
海未「そんなことで本当に生徒が集まると思いますか?」
そう本当に成功するかが気になっていたのだ。
穂乃果「うっ……。それは人気がでなきゃだけど……」
海未「その雑誌に載ってるようなスクールアイドルはプロと同じくらい努力し、真剣にやってきた人たちです。穂乃果みたいに好奇心だけで初めてもうまくいくはずはないでしょう」
海未は、穂乃果の持っているスクールアイドルの雑誌を指さし自分の考えを言う。しかし、それは俺の考えのそして夢の否定でもあった。
空也(海未、そうじゃない。そうじゃないんだよ。)
だから空也は告げる。海未の間違えに。
空也「ちょっと待った。海未、大抵やろうとすることって好奇心から始まらないか?」
海未「何を言ってるんですか? 空也は」
海未は、空也の言ってることが分かっていないため首をかしげる。
空也「いや、自分の夢とかさ最初は単なる好奇心や憧れから始まって、そこから努力するかしないかでうまくいくかどうかが決まるんじゃないか?」
そう、これは空也の持論。作詞家になりたいと思ったのは、単なる好奇心だ。知り合いが作った詩に憧れ、好奇心が生まれ目指すようになった。
海未「そっそうかもしれませんが…、はっきり言います。アイドルはなしです!」
穂乃果「…………」
それでも海未は、別の感情でもあるのか空也が言ったことを理解しても賛成しようとはしない。あっさり賛成してくれると思った穂乃果は、少しばかり落ち込んでしまった。
side out
同時刻
絵里side
生徒会長である絵里は、理事長に話を伺うべく理事長室に来ていた。
コンコン
理事長『どうぞ?』
理事長の許可が出たので中に入る。
絵里「失礼します」
理事長室に生徒会長と希が入室する。
生徒会長は、聞きたい内容を聞くべく話を切り出す。
絵里「生徒会としても学校存続のため活動をしていこうと思います。発表には、”入学希望者が定員を下回った場合廃校という決定をせざる負えない”とありました」
希「つまり定員を上回れば、廃校する必要がないということですよね?」
自分が聞きたいことを聞いてみる。
南ママ「確かに……。ですがそう簡単に生徒が集まらないからこそこの結果なのです。何か良い方法があるのですか? 思い付きだけで行動しても簡単に状況は変わりません、生徒会は今いる生徒の学園生活をより良くすることを考えるべきです」
しかし、理事長は絵里たちの提案を受け入れてくれない。
なぜ受け入れてくれないのかわからなかった生徒会長は、感情を押し殺すことができずに
絵里「でもこのまま何もしないわけには!」
と声を荒げてしまう。
希「えりち!」
そんな生徒会長を副会長である希が引き留めた。
そこで自分がやってしまった失敗を理解する。
絵里「あ! …………」
しかし気持ちだけは伝わったのか
南ママ「ありがとう絢瀬さん。その気持ちだけありがたく受け取っておきます」
と帰ってきた。
絵里「…………」
なぜ理事長は、生徒会で動くことを許可してくれないのだろうか?
生徒会長はそのことばかりを考えていた。
side out
空也side
空也「こんなところで何をやってんだ? 穂乃果」
昼休みアイドルになろうと話をしていた俺たちは、海未に考えを拒絶されてしまった。
アイディアを出した穂乃果は落ち込んでしまい、探していると屋上で穂乃果を見つけた。
穂乃果「空也君……。スクールアイドルっていい考えだと思うんだけど…」
海未に考えを否定されてしまったことで少し自信を無くしてしまったようだ。
空也「まぁ、海未だからな、しょうがないさ。俺は賛成だぜ。何もしないよりいいし、可能性はあると思う。お前らはその、可愛いんだしな……」
おっと……。あまり見せない穂乃果の顔を見てると本音がうっかり出てしまう。
穂乃果「え?」
どうやら聞こえてしまったのか穂乃果はその言葉に反応する。
しかしそんな中どこからかピアノの音がしてきた。
♪~♪~
それは全く聞いたことがなく完全に初めて聞く曲だった。
さすがに話を逸らすのは難しかったのでこれを口実に話をそらそうとしよう。
穂乃果「それって……」
空也「しっ! なんか聞こえないか?」
穂乃果「え? あ! 確かに」
穂乃果にも聞こえたのかその音に耳を傾ける。
そこでアイドルを提案してみた穂乃果にある提案をする。
空也「見に行ってみないか?」
穂乃果もこの曲が気になったのか、
穂乃果「うん、わかった」
賛成してくれた。
そうして空也と穂乃果は音がしている、音楽室に向かった。
音楽室では、ピアノで弾き語りをしている1年生がいた。
???「♪~ さぁ、大好きだばんざ~い、負けない勇気、私たちは今を~楽しもう、
大好きだばんざ~い、頑張れるから~、明日に手を振って~、ほら~、前むいて~ ♪~」
思わず聞き入ってしまうほど、歌声がきれいだった。歌声に聞き入るのはこれで2度目だ。
穂乃果「きれいな声……」
パチパチパチパチ
歌が終わり素晴らしい演奏だったので思わず2人で拍手をする。
しかし見られているとは思っていなかった演奏者は、驚いてしまう。
???「ん、ヴぇ……」
それでもそんなことお構いなしだと穂乃果は思いっきりドアを開ける。
ガラッ
穂乃果「すごいすごいすごい! 感動しちゃったよ」
穂乃果は、初めて歌を聞いて感動したのかとても目が輝いていた。
空也「あぁ、とてもいい歌声だった」
空也も本心から思ったことを口にする。
しかしほめなれていないのか、それともただ恥ずかしいだけなのか、照れながら
???「べっ別に……」
謙遜に近い言葉を発する。
穂乃果「歌上手だね~! ピアノも上手だね~! それにアイドルみたいにかわいい!」
アイドルに必要なことをある程度満たしている彼女に穂乃果は、そんな感想を持つ。
???「……!?」
さすがにアイドルみたいなんて言われるとは思っていなかったようで突然のことで驚いてしまう。
しかし、驚いているのはきっと名前も知らない先輩が急に音楽室に入ってきたのも原因だと思った空也は、
空也「おい! ごめんな。俺は時坂空也。そしてこっちが幼馴染の高坂穂乃果。キミの名前は?」
穂乃果「よろしくね!」
穂乃果を注意しながら自己紹介をした。
???「え? あぁ、西木野、
彼女の名前は、西木野真姫というらしい。西木野ってことはおそらく西木野総合病院の関係者だろう。
空也「あぁ、よろしく。西木野さんは1年生だね?」
真姫「えぇ」
きっとこの後の穂乃果の言いだすセリフは、アイドル関係のことだろう。アイドルみたいとか言ってたからな。
案の定穂乃果は何か話したそうにそわそわしている。そして穂乃果は口を開く。
穂乃果「あの! いきなりなんだけど、あなたアイドルやってみたいとは思わない?」
きっと穂乃果が精一杯考えた勧誘なのだろう。
しかしそれは、普通の人には戸惑ってしまう方法だった。
真姫「え……? 何それ、意味わかんない!」
スタスタスタスタ
やはり真姫は、話を聞かずに出て行ってしまった。
穂乃果「だっだよねぇ~。はぁ……」
結構本気で勧誘してたのか出てしまったのと同時に肩を落とす穂乃果。
たぶんこれからは、もう少し落ち着いてしつこくいかなければ真姫の心は動かないだろう。
そこで空也は、穂乃果にアドバイスをすることにした。
空也「穂乃果、焦り過ぎだ。もう少し落ち着いて説明したほうがいい。まぁ、難しいと思うけど落ち着きながら内容を伝えてしつこく交渉しに行くのがいいと思うぞ」
そんなアドバイスを聞いた穂乃果は
穂乃果「うん! わかった!」
ものすごく元気な声で答えてくれた。
しかし、もうこの音楽室でやることはなくなってしまった。
ならさっそく活動を始めてみてもいいかもしれない。
空也「じゃあ練習でもしておくか? ダンスの」
スクールアイドルには、歌とダンス両方が必要となる。完全に初めてな穂乃果は、少しでも多く練習する必要がある。
やることを予測してなかったのか
穂乃果「え? どこでやるの?」
場所が見当たらなかったのかそんな質問が出る。
空也「中庭でいいんじゃないか? 俺が見ててやるから」
何を隠そう俺、時坂空也は、ダンスの経験がある。中学校時代にクリスマスパーティーでダンスを踊る必要があったため練習してことがきっかけで、最近は、趣味になってきている。
穂乃果「ほんと!? じゃあ早速行こー!」
練習できると知って穂乃果は俺の手を引っ張り中庭に行こうとする。
空也「おい、そんなに引っ張らなくたって行けるから大丈夫だって」
やっぱり穂乃果は本気でアイドルをやるようだ。
ようやくμ'sのメンバー全員を登場させることができました。
やっと動き始めた穂乃果たち。それに突き動かされる彼女たちは、今後何を考え何を思うのだろうか…
次回もお楽しみに。それとアニメ2話分までは、週1で投稿しようと思います。
それではまた次回にお会いしましょう。