ラブライブ!~化け物と呼ばれた少年と9人の女神の物語~ 作:そらなり
誕生会を盛り上げるために準備を始めていく。そして新たなオリキャラが登場の予感?
それでは、今回も新たな出会いをする彼女の物語をご覧ください!
真姫side
誕生日プレゼントを買うべく凛と真姫は一緒に集合場所に向かった。その場所は風見学園。正門前で約束をした人物を待っているとその人物が走ってやってくる。
通学路から駆けてやってきたさらはほほを少し赤く染め汗をかきながらやってきた。
さら「すいません。遅れてしまいました」
集合時間ぎりぎりになって来たさらは待っていた真姫と凛に対して謝る。
さらの謝罪に対して真姫はさらに話をする。
真姫「いいのよ。私たちも言うほど待っていないし。そうでしょ、凛」
同い年ということで取材の時から仲が良くなり始めた真姫たち1年生組とさらと葵。真姫はさらに対して待っていないことをアピールする。
そのアピールは間違えではなかった。
凛「真姫ちゃんの言う通りにゃ。さらちゃん」
確かに待ったのは本当だった。真姫たちはさらが来る5分程度しか待ってはいない。
その言葉だけでさらは十分に救われた。
さら「ありがとうございます。真姫ちゃん、凛ちゃん」
感謝するさら。本来ならここに葵もいたのだが、アルバイトということで来ることができなかった。
そういうことはしょうがないと割り振り真姫は今日の事さらにもう一度頼むことにした。
真姫「じゃあさら。今日は案内をよろしく頼むわ」
仲良くなり始めた証拠なのかなかなか素直になれない真姫もさらのことを名前を呼び捨てで言う。
頼られたさらはもりもりとやる気が出てきた。
さら「任せてください! 今日はぬいぐるみが買えるところと音楽関係のお店でしたね」
今日行きたい店はあらかじめ行きたい場所を聞いていたさらは確認のため凛たちに聞いてみる。
さらの言っていたことは正しいため、
凛「うん! お願いします。さらちゃん」
笑顔で凛は改めてさらにお願いをした。
さらの案内で凛の行きたがっていたぬいぐるみ専門店にやって来た。
さら「着きました! ここがいろいろな動物のぬいぐるみを置いているお店です。特に犬と猫が多く取り扱っています」
ここにたどり着いたさらは元気に店の紹介をする。
そしてその店の説明で聞いた中で凛が即座に反応するキーワードがあった。
凛「猫⁉ 凛はここでいいにゃ! というかここがいいにゃ!」
それが猫だ。凛はその単語を聞いた瞬間ものすごいスピードで店の中に入っていく。
さらは駆けていく凛に少し驚く。
さら「凛ちゃん! 語尾から察してはいましたがやっぱり猫が好きなんですね」
しかし驚きはすぐに収まった。どうやら予想はついていたようだ。
それを近くで見ていた真姫は少しあきれながら、
真姫「ああなった凛は少し止めるのが難しいわね。さら、どうする?」
あの状態になった凛はアイドルやお米のことになると周りが見えなくなる花陽に似ているところがある。
凛が言ってしまった店を見ながら顔を赤くしたさらが真姫に話しかけてくる。
さら「あの……、少し恥ずかしいんですが私もここで買い物をしてもいいでしょうか?」
どうやら自分もここで買い物をしたかったらしい。
その様子からして真姫は予測するものがあった。
真姫「あら? さらも猫が好きだったの?」
特にというフレーズをつけるくらいだからこの店のその動物が好きなのはよくわかる。
真姫の予想は当たっていたようで、
さら「はい! かわいくないですか!?」
食いつき気味で真姫に猫が好きなのをアピールする。
さらの問いかけに同調する。
真姫「そうね。じゃあ行きましょうか?」
一刻も早く店に入りたいさらを連れて真姫も一緒に店の中に入った。
凛とさらの買い物が終わり店から出てくる。
凛「ほわぁ~。凛は幸せにゃー」
店から出てきた凛はほほを緩ませて幸せそうな笑顔になっていた。
そしてそれは凛だけではない。
さら「私も幸せです~」
凛と同じ猫好きのさらも同じくらいの笑顔で店から一緒に出てくる。
その2人の顔を見た真姫は、
真姫「2人ともすごく幸せそうな顔ね」
なんとも微笑ましい光景からか優しい笑顔を見せていた。
真姫から指摘されたことでようやく自分の世界から戻ってきた。
さら「は! すいません。自分の世界に入ってしまってました!」
気が付いたことで恥ずかしくなり顔を赤くして真姫に謝る。
しかしそんなことは真姫には関係なかった。
真姫「いいのよ。頼んでいるのはこっちなんだし」
真姫の言う通り案内を頼んでいるのだからその案内する本人も楽しんでくれなくては罪悪感に似た感情を真姫たちは感じてしまう。そのため楽しんでくれるのは一緒に買い物に来てくれたことに対して喜びを感じる。
真姫がフォローをしているときだが、
凛「そうにゃー。ネコさんがこんなにいっぱいいるんだからしょうがないにゃー」
凛はまだ自分の世界から戻ってきていない。
一応そんな凛はある程度置いておいて次に行く場所を訊ねる。
さら「えっと次は……、音楽関連っていうことですがCDショップで大丈夫ですか?」
音楽関連ということしか前もって聞いていなかったため一応なじみがあるCDショップを提案する。
そのさらの提案は真姫には十分だった。
真姫「えぇ。あとは私自身が決めるから連れて行ってちょうだい」
様々な種類のあるCDショップなら何かあるだろうだろうとの判断でそこに行くことにした。
さらは場所が決まったことで最初と同じように張り切り、
さら「はい。それでは行きましょう!」
自分の世界から一向に帰ってこない凛を引っ張りながら真姫の目的地に向かった。
真姫の要望でCDショップにやって来た。
さら「どうぞ。確かオレンジランジの新曲も出ましたしいろいろありますから見ていってください!」
かなり大きいショップに連れてこられた。
真姫はさっそく店の中で買いたいものを選びに行く。
真姫「えぇ、少し待っててくれるかしら?」
断りを入れてすぐに店に向かう。
そんな真姫を先ほどようやく本調子に戻った凛が送り出す。
凛「真姫ちゃん! 行ってらっしゃい!」
凛に後押しされ少し足早に店の中に向かう。
真姫「じゃあ行ってくるわね」
待たせたくないからなのかだんだんと歩くスピードが速くなり店内に入る。
真姫が店から出てくる。しかし手に持っていたのは何の曲も入っていないCDのセットだった。
さら「どうしました? 曲の入っていないCDを買って?」
真姫の買ったものの理由がよくわからなかったさらは真姫にその買い物の意味を聞いてみることにした。
聞かれた真姫は素直に答える。
真姫「なんかプレゼントする人にピンとくるものがなくて、自分で作ることにしたわ」
ピンとするものがなかったためほかのもので妥協するのではなく自分できっかりと作ることにした真姫はからのCDをを買うことにしたのだ。
聞いたさらだが、その答えに驚く。
さら「自分で作るって……? 曲を自分で作るんですか!?」
急に曲は作るといわれればそう反応するのは当然ではある。
しかし、できる人からすると真姫の発言は普通のことだった。
真姫「なに驚いてるのよ。昨日の取材でも言ったでしょ? 作曲は私の仕事だし」
昨日の取材でも言った事だからなのかさらりと答える真姫。
そう提案するのはいいがここは音ノ木坂ではない。
凛「でも、どこで作るの?」
だからこそどこで作るのかというところが問題になってくる。
それはこの考えに至ったところで真っ先に出てくること。
真姫「そこなんだけど。風見学園の音楽室を使えないかしら? そこで作りたいんだけど」
もちろん考えてある。しかし断られたらかなり手詰まりである。
頼まれたさらは真っ先に許可を取ることにした。
さら「そこは立夏さんに確認してみます。まぁたぶん大丈夫ですけど」
スマホで立夏に連絡を取りながら話している。
大丈夫という根拠から気になったことを真姫はさらに聞いてみる。
真姫「軽音楽部とかってないの?」
音楽室を使う部活がないかどうかを確認する。
聞かれたさらはすぐに答える。
さら「ありますが、今はちょうど合宿に行っていて空いてるので問題はないです」
生徒会長が部活にいるからなのかそういった情報がさらのもとにもやってくるようだ。
大丈夫というさらの予測から先に行くことが思いついた凛は、
凛「じゃあ、先に音楽室に行って連絡が来るのを待つにゃ!」
すぐにその考えを言葉にして行動に移す。
さらを先頭にまきと凛は風見学園の音楽室に向かった。
音楽室を使う許可が下り、音楽室にたどり着いた真姫は、
真姫「許可を取ってもらったのに悪いんだけど、少し一人にしてくれるかしら」
集中するために1人にしてくれるように頼んだ。
もちろんその理由は聞かなくてもわかる。
さら「大丈夫ですよ。集中していいプレゼントを作ってください!」
だからさらは応援をして時間を長くとれるように早めに音楽室から出ていくことにした。
さらが分かっているということはもちろん凛にも理解はできる。
凛「じゃあ、さらちゃん少しお話してようか!」
この機会に凛はさらと深く話をしようと思い真姫に曲作りをゆっくりしてもらえるようにさらと同時に別室に向かった。
そんな2人を眺めつつ少し恥ずかしい気持ちをさらけ出しながら、
真姫「ありがとう」
2人に聞こえないくらいの声の大きさで感謝した。
そして真姫は誕生日プレゼントである作曲を始める。
???side
進路に悩んでいると音楽室のほうから心地のいい音楽が聞こえてきた。ピアノを弾いている少女を見ると私服でこの学校の生徒でないことはわかるが今はそんなことどうでもよかった。
そんなことをしていると少女のピアノを音楽室の外からきいている男性の構図が出来上がる。
音楽室の前でその音楽を聞いているとどうやら終わったようで音楽室の中を覗いてみる。するとその人物を目が合った。
目があった少女は見ていた人物に対して驚き、
真姫「誰!?」
っという感じで声を荒げる。
怒鳴られたことで少し罪悪感を感じた彼は、
???「急にごめん。俺の名前は
自己紹介をはじめ、勝手に聞いていたことを謝る。
謝られたことにより先ほどの怒りがなくなり、
真姫「……そう」
落ち着いて話をすることができそうになった。
きっかけができたことにより話を広げることにする達矢は、先ほどから思っていたことを聞いてみることにした。
達矢「きれいなピアノだったね。将来はピアニストになるの?」
きれいな旋律を奏でていた真姫のことを見てそんな風に思っていた。
しかし、その言葉はある意味真姫に対しての禁句でもあった。
真姫「いいえ……。医者になるわ。それに今はアイドルをやっているし」
いまだ、その先の未来に対しては決まっていないからなのか少し落ち込み気味に答える真姫。
達矢は最後の真姫の言葉からさらに気になることができた。
達矢「……? アイドル……? もしかして、μ'sの西木野真姫ちゃん!?」
それが見覚えのある顔だったからだ。
自分の素性を明らかにされたことで知っていたのかという風に思った。
真姫「知っていたの?」
気になったので真姫は達矢に聞いてみることにした。
先ほど思ったことを真姫に聞かれたので口にする。
達矢「似ているとは思ったけど本人だったとはね」
まさか本人がこの島にいるとは思わないため似ている人と完結付けたのだ。
アイドルということが知られ少し恥ずかしかったのか話題を変えに行く真姫は、
真姫「それにしても。夏休みに学校に残ってるなって部活か何か?」
なぜここにいるのか気になり聞いてみることにした。
不安な気持ちを少しでも軽くしたいと思った無意識の行動なのか今の自分の状態を真姫に話す達矢。
達矢「いや……。本校にあがって3年になってるのに進路が全く決まらないんだ……」
高校3年生になっていると就職にしろ進学にしろ夏休みが入る前に決まっていないとそろそろ焦り始める時間だ。
その話を聞くと相手が年上だったことに気が付く。
真姫「先輩だったの……。ごめんなさい」
真姫は一応達矢に対して謝ることにした。
学校が違うのに上下関係を正しくするのに達矢はそこまで気にしていなかった。
達矢「気にしなくていいよ。それに真姫ちゃんは将来が決まってるなんていいな~」
今将来に対して不安を抱いている達矢は道筋が決まっている真姫が輝いて見えていた。
もちろんその達矢の感情を理解はできるが真姫にとってはほかに感じるものがあった。
真姫「そんなことはないわよ。昔は本当にやりたかったことでも、今は違うことがやりたくなるなんてよくあることだわ」
今の真姫の心の底で眠っていた感情が呼び覚まされる。子供の時の夢が今も同じじゃないということと同じ。普通は変わっている。
その真姫の言葉から1つ予想できるものがある。
達矢「じゃあ、今はほかにやりたいことでも?」
ほかにやりたいことがあるといっているものだ。それは真姫の言葉から察することができる。
そしてその達矢の考えは正しかった。
真姫「……えぇ。今は音楽の道に進みたいと思ってるわ。できるとは思えていないけどね」
今は医学方面より音楽の道に進みたいと思っているから難しい顔で答える。
心からそう思っていると思った達矢はある覚悟を決める。
達矢「…………。いやきっと大丈夫だよ。それとありがとう」
今の話の流れでなぜ急に感謝をするとは思えない流れだが、それでも達矢は真姫に感謝をした。
達矢の先ほどの言葉は最初から最後まで真姫には疑問でしかなかった。
真姫「何を根拠にそんなこと言えるのよ。それにありがとうって?」
だからその真意に対し疑問をぶつけてみることにした。
真姫には聞かれたけどこれを答えるわけには達矢にはいかなかった。
達矢「真姫ちゃんのおかげで進路の方向が決まったよ。だからありがとう。それと根拠のほうは秘密。真姫ちゃんは何か作業中だったみたいだし俺はそろそろ行くよ」
今日初めて真姫のことを名前で呼んだ。そして今、真姫がやっていたことを察し足早に音楽室から出ていく。今決まった自分の進路を目指して行動することを誓い。
急に話を切り出ていった達矢を引き留めようとしたが、
真姫「待ちなさいよ! ってもう行っちゃってるし……。もぅ! 一体何なのよ!」
すでに達矢は音楽室から出ていき去った後だった。
side out
真姫side
達矢が去ってから少しもやもやしていたが時間とともにしょうがないと感じ吹っ切ることができ作業を再開していた。
真姫「これでみんなの分の曲はできたかしら」
全員分の曲が終わったことを確認し、さらたちに連絡する。
真姫の連絡を受け、さらと凛は再び音楽室にやって来た。
さら「曲のほうはできたんですか!?」
別れてから2時間ほどして全員分の作曲が終わったことを聞き驚いた。
今回真姫が行ったことは0からの作曲ではなかった。
真姫「えぇ、一からの作曲じゃなくて簡単に言うとメドレーみたいな感じで作っていたから」
クラシックで使われるような音楽をメドレーにしてその人に合うように作った。
もちろんこの短時間でそれができたことはすごいことだ。
凛「それでも、真姫ちゃんはすごいにゃ」
長い時間を共にしてきた凛も改めて真姫のすごさを感じていた。
凛が思ったことはさらも同じだった。
さら「そうですね。こんな短時間でそこまでできるんですから!」
興奮気味にさらは真姫のことをキラキラした目で見つめていた。
ここまで褒められると真姫は顔を赤くしながら胸を張って、
真姫「まぁ、私だからね。これくらいはできるわよ」
上気分で誕生日プレゼントの制作を終えた。
side out
海未side
誕生日プレゼントを買うべく、また空也と穂乃果を一緒に行動させるため別行動にすることにした海未とことりは小恋のことを家の前で待っていた。
小恋「お待たせ~。さて、行こう」
海未たちが待っていると小恋がやって来た。
あらかじめ小恋に早めに行動したいと伝えてあったのでさっそく買い物に行くことにする。
海未「よろしくお願いします。小恋さん」
歩きながら今日案内してくれることを感謝する海未。
それで話の流れから買い物に行く場所を聞くことにした小恋。
小恋「じゃあ最初はどこに行くの?」
教会に行くものを聞いていなかったためことりと海未に聞く。
買いに行く順番は小恋が来る前に決めていたためことりが即座に答える。
ことり「最初はことりの買いたいものがある服屋さんで」
時間がかかりそうだったから先に済ませておこうと2人で考えた結果ことりが先に買い物をすることにした。
言われた目的の品が自分の案内できるところだったことに少し安心する。
小恋「じゃあ私の行きつけの店に行こうか。それで海未ちゃんは?」
そしてあらかじめ次に行く場世についても聞いてみることにした。
海未は普段の落ち着いた雰囲気で答える。
海未「私は神社でお守りを買いたいです」
何をプレゼントしたいかを考えた時に海未はお守りを選ぶことにしていた。
海未の買いたいものもどこにあるのかをしっかりと理解していた。
小恋「じゃあ、海未ちゃんは胡ノ宮神社でいいかな?」
初詣とかでよく行っている神社をあげ目的地とした。
買い物に行く途中、少し小恋が気になったことがあり2人に聞いてみることにした。
小恋「それにしてもなんで空也に頼まなかったの? 2人とも」
幼馴染である空也に案内を頼まなかったことに疑問に思う。
その質問に少し悩み海未が答える。
海未「それは……。穂乃果のためです」
今はここにいないもう1人の幼馴染のためという。このことの真意は今はことりと海未の2人しか知らない。
海未の答えにここは一層疑問が増した。
小恋「穂乃果ちゃんの?」
穂乃果のためといわれても知らない小恋にとってはわからない。
海未の言葉の意味をこの3人の中で海未に同調できることりは補足としてこたえていく。
ことり「穂乃果ちゃん。空也君のことが好きなんです。それなのにいつまでたっても告白できなくて……、だからせめて一緒の時間を作ってあげようと思って」
穂乃果が好意を持っていることは昔からわかっていた。だから少しでも2人の時間を上げようと行動してた。
その答えを聞いた小恋は微笑む。
小恋「フフ。優しいんだね。だけど、空也と両思いだったなんてね」
空也の好きだといった人と穂乃果の好きな人物がこうして向かい合っているということを思いなんだか胸がときめいた。
海未はそんな2人をずっと見てきたためじれったくて仕方がなかった。
海未「そうなんですよね。あんなにお互いの気持ちをアピールしてるのに気が付かないなんて2人とも鈍感すぎです」
穂乃果は穂乃果でしっかりと恋する少女をしている。まぁ、今はスクールアイドルに集中しているためなのか少し抑えめになってはいるがそれでもはたから見たらわかりやすいなんてもんじゃないくらいのアピールはしていた。
海未の思っていることが分かる小恋はそれでも空也の事情を知ってから空也の考えていることがなんとなくわかっていた。
小恋「それでも、空也は気持ちを受け入れられない理由があるんだよ」
そのことを伝えようと話そうとする小恋。
ことりはつい最近空也が魔法使いであることを知ったため、
ことり「理由?」
おそらく魔法の事だろうと考えたことりはその理由について聞いてみる。
魔法のことだというのは正しかった。しかしここはそれほど魔法のことは詳しくないためうまくは説明できない。だから聞いたことを思い出してそのまま伝えることにした。
小恋「うん。私も詳しいわけじゃないんだけど、魔法使いにとって恋をすることは魔法を失うことなんだって。なんでも恋をすることは魔法使いにとっての最大の魔法だからだって」
空也が魔法使いであることを小恋たちに打ち明けた時に様々な補足で伝えたことはこうだった。"魔法の強さは想いの強さで決まるんだ。そこで想う対象が限られると魔法使いは魔法を失ってしまうんだ。そう考えると魔法使いってのも少し堅苦しかったりするかな。"
しかしその制限も海未にとって考えさせられるものであった。
海未「魔法を使えることは驚きましたがそんなことなら魔法を捨ててもいいんじゃないですか?」
魔法使いであることをこだわらなくてもいいと思えた。
それを聞いた小恋は魔法使いの空也を知っているため答える。
小恋「それじゃダメなんだよ。きっとこれから魔法が絶対に必要になることがあるんだよ」
そう。きっと絶対に必要になってしまう場面が出てくる。だから魔法使いであることにこだわらないといけない。
小恋の話を聞いたことりはあることが思いついた。
ことり「それってこの前の夢の話なんじゃ……」
それがあの夢。空也が見たであろう予知夢の悪夢。
その言葉を聞いた小恋は、
小恋「心当たりがあるんだ。それならだいじょうぶになるまで待ってあげてね」
自信が少し安心し、また2人を安心させるための言葉をかけた。
海未は小恋の言葉を聞いて、
海未「……しょうがないですね」
本当にしょうがないという感じだが微笑み空也にこれからを任せることにした。
そんな話をしていると次第に目的地に着く。
小恋「あ。着いたよことりちゃん」
通り過ぎることもなくちゃんと案内することができた。
先ほどまでに重苦しい話をしていたのだが、店の前に出ているコーディネートされた洋服を見たことりは、
ことり「あ! かわいいお洋服がいっぱ~い!」
そんな言葉を残し、一目散に店の中にことりが入っていく。そんなことりを微笑ましく見送った海未と小恋だった。
買い物袋を持って店からことりが出てくる。
ことり「これでみんな喜んでくれるかな~」
そういうことりの顔は満足していることがはたから見ればすぐにわかるものだった。
そして海未は小恋の持っている袋の数を見て驚く。
海未「多くないですか!? 一体何着買ったんですか!?」
両手に5つずつの袋を持っていた。今回の祝う人数は4人なのに対してだ。
海未にそう言われたことりは、袋を大きく見せびらかし、
ことり「えっと~。プレゼントするのを含めて10着くらいかな?」
買い物をしたものの量を海未に答える。
ことりの買った量を聞いて小恋は、そのあまりの量に海未同様驚く。
小恋「多いね~!? ……まぁ、これであとは海未ちゃんのかな?」
まぁ、これでことりの買い物は終わった。次は海未の番だ。
小恋の言葉を聞いた海未は、
海未「お願いします」
改めて案内してくれることをお願いした。
小恋の案内で胡ノ宮神社についた。
海未「いいところですね。高いところにあるから景色もいいですし」
周りにある海や桜の咲いている風景がはっきり見えて景色は良好だった。
神田明神以外の神社になかなかいかないことりは景色の良さから、
ことり「本当だね~。こんなところでも初詣してみたいね」
初詣の様子を想像してその様子を期待していた。
小恋はその様子を思い出しながら、
小恋「ここの初詣はかなり人が来るんだよ」
毎年来ている小恋は常に感じていることを話す。
それを聞いた海未はこの神社の様子から当然だと思い、
海未「そうなんですか。今度来てみたいですね」
そんなことを口にした。
海未と感じていることは同じだからか、
ことり「そうだね」
ことりも来てみたいと思っていたようだ。
神社を大きく見渡したため買い物のほうに移る。
小恋「それにここのお守りは結構効くみたいだからプレゼントにもいいと思うよ」
必勝祈願などのお守りを買ったことがある小恋はそのお守りの強さを知っていた。
風景を楽しんだ海未はここに言われ、
海未「そうですね。それじゃあ買ってきます」
さっそくプレゼントをする人に合うお守りを買いに行った。
海未がそれぞれに合うお守りを買い終わり戻って来た。
海未「結構種類があったんですね。迷ってしまいました」
海未はお守りの種類が多かったため迷った。
これで目的のものがすべて買い終わった。
小恋「それじゃあ最後にお参りしていこうか」
神社にきてまずやることを2人に提案する。
ことりも小恋と考えていることが同じなのか、お参りに行くことに賛成した。
ことり「そうだね。せっかく神社に来たんだもん。お参りしていかないと」
当然海未もお参りに行くことを賛成し、満場一致でお参りに行くことになった。
長かった…。新キャラも登場して準備もだんだんと進んでいってます。
意外と各キャラがプレゼントするものを決めるのが難しい…。次回はあと1組を描き準備編は終わります。
新しくお気に入り登録をしてくれたraitoningZさんRausさんありがとうございました!
次回『女神たちの誕生日~準備編③~』
それでは、次回もお楽しみに!
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