①ダンジョン見ぃっけ
白物家電…そう呼ばれる新時代の付喪神を従える魔導師の一人で僕が従えているのは冷蔵庫と電子レンジの二体で勿論僕の命令しか聞かない
そのお陰で戦闘能力の無い(低いってレベルじゃない)僕だけど僕をお荷物と言う人は居ない
日中は暑く夜寒い荒野をさ迷う僕達の生命線…冷たい飲み物と温かい食事を確保する事が可能なんだからさ
因みに冷蔵庫って言ったけどその保存容量は家電品レベルじゃなく業務用で自走式?だから運搬の必要もないから荷物も減らせる優れ物の僕はもってもて…
いや、男にモテても嬉しくないんだからね?間違ってももBLエンド目指したく無いからそんなフラグはたてないようにしてね?
フードで素顔を隠す素性の知れない一行の人数は十人で熱い陽射しから逃れるため洞窟を見付け休んでいる
冷たい飲み物が配られて一息を吐く一同に
「何食べるぅっ♪?」
洞窟に入ると同時にフードから素顔を晒して気の抜ける口調で問い掛ける…恐らくは最年少であろう少年の声に視線を向けるその他の者達に
「僕はあんまし食欲無いから冷やし中華かな?」
ヘラヘラと笑いながら言うその言葉に最年長…といっても未だ二十代半ばからいって後半くらいだろう一行のリーダーらしき青年が
「はぁ?んなもん肉だ、肉に決まってんるだろ!?」
そう答えると優に二メートルは超えるだろう巨漢の男も
「肉と米が有ればそれで良い…」
うっそりと答え浅黒い細身の男は
「激辛カレー、肉たっぷりなっ♪」
と言い
「あーっ…俺達は飲んでも良いんだろ?」
そう言ったのは見張り当番以外のアダルト組の三人の内の一人で見張りの三人が頷いて
「ビールで良いのか?」
そう最年長の男が聞くと
「あぁ、良く冷えてるのを頼むな…」
長い黒髪を頭頂部でまとめた女性も少年に言うと頷いて
「れーこさん、ビールを…」
そう告げると少年の目の前に現れたれーこさんらしき人物?が
『他のお二方もビールでよろしいのですか?』
そう問い掛けると二人も黙ってうなずいたので缶ビールを三本空中に表し三人が受け取ると
「サンキュー、ツマミ適当にヨロっ♪」
そう言って栓を開けて飲み始める三人だから
『うん、取り敢えずこれつまんでて』
そう言って大皿に盛られたはむやらチーズ等のオードブルセットを手渡すと嬉しそうに受け取った男は好走を崩しビール片手につまみ始めると
「あーっ、なんだよっ…アンタ等ばっかりずりぃぞっ!」
と、高校生トリオが唇を尖らせるから
「んじゃあ三人はアイスでも食べるか?」
そう言われて三人が期待の眼差しで最年少の少年を見ると
「ニートなだけで年は僕も高校生なんだけど?」
そう言ってカップアイスにスプーンを添えて三人に渡してから
「んで、何食べるの?」
改めてそう問い掛けると三人の内の二人少女は互いに顔を見合わせると
「カノン君のお任せ冷製パスタかな?」
と、答えると少年も
「僕もカノンに任せるよ」
そう答えたのでカノンと呼ばれた少年は三人の顔を見て
「そう、じゃあ僕も冷やし中華は止めてサラスパにする」
そう言ってコンビニのサラスパらしき物を四人前出して三人に渡し
「取り敢えずカツカレーで良い?」
肉派の三人に聞いたら
「俺のは激辛な」
「おれは特盛で頼む」
「俺も特盛でな」
と、答えたからご飯と豚カツを解凍しカレーを掛けて温めてる間にその他の料理を用意していたため三人の酒盛りははじまった
「で、この辺りにお宝の在処があるのは間違いないんだな?へっぽこさんよ」
激辛カレーを食べながらリーダーの長田さんに聞く香田さんは辛口と言うか毒舌家?
「うっさいね、男の癖にグチグチと…アンタの愚痴きいてたら酒が不味くなるから黙って飯を食ってなっ!」
そう言ってれーこさんに新しいビールを要求する酒井さん
三人の酒盛りは盛り上がり眠たい、寝たい人達に洞窟から放り出されました…僕も寝たいんですけど?
その翌日探索班と食料捕獲班の活躍でダンジョンの発見と当面の食料(無料)が確保できたんたんだ
②ダンジョン探索とレベリング
いよいよダンジョンの探索が始まったけどやはり簡単に通してくれるほど甘くなかった
入ってすぐの小ホールにところせましとひしめきあってる木人形達だけどはっきり言って弱い…邪魔くさいだけでそれでも皆それなりにレベルアップを果たしたんだ
一応僕も2に上がりナイフのスキルも上がったよ、四時間ちょっと掛かったけどね
小ホールを抜けると小川が流れていて長田さんが確かめたら飲めるとの事
なので時間も時間なのでお昼にすることになり冷凍のお好み焼きを解凍してメンバーに配り食べて貰った
念のためと小ホールを見たら木人形は再生してたから暫くはここでレベリングすることになった
木人形が時々落とすお宝も手に入るから皆で頑張ろうって決まった
さっき手に入れたのは投げナイフと木こりの斧に銅の剣と錫杖がひとつずつに木刀六本
それに香木が沢山手に入りそれを売っ手現金を手に入れ午後は長田さんが木こりの斧に盛田さんが錫杖で酒井さんが銅の剣を装備して挑んだから皆がレベルアップしてたから午前中より一時間早くクリア出来た
お宝は残念ながら木刀が十本でどうしようかと思って悩んでいけど変な九十九神がまた一人仲間になったんだ
その名もガレージで見た目と裏腹に結構な収納スペースだから今のところ不要な木刀をしまうことにしたんだ
勿論パーティーの賛同を得ての上だけで今回は香木も売らずにしまっておくことにした
残念ながらボクはレベルアップ出来なかったけどね
晩ご飯は勿論ボクが用意して食べてもらい不寝番以外の酒飲みさん達にはお酒を出したよ?
こうしてボク達の迷宮初日は終わった
二日目は先に進むことにして次の小ホールにはこん棒を持った木人形が百体待っていた…別に待っていてくれても嬉しく無いんですけどね
勿論楽々クリアして僕はレベル4でナイフのスキルも4アップと特殊能力と言うかスキル獲得と言うのかな?
ガレッジを使ってガレッジセールを開けるんだってさ
木刀やこん棒に香木…高く売れると良いな
ちなみに今回のお宝は勿論こん棒回収して他には石槍に銅の小太刀と投げナイフに香木で午後は皆と話し合った結果僕はパーティーを離脱してガレッジセールを開いて換金することにしたんだ
そしたら木刀は10本完売、こん棒12本と香木一キロ販売して順調なのかな?僕達のパーティー
皆順調にレベルアップして午後のお宝は
こん棒に木刀10本と香木だそうでガレージつれて回収に回ったよ
3日目は新たに三番目の小ホールに挑戦しましたが敵はネズミに似た魔物と言うか魔獣?でしたが結果はかなり足手まといでしたね…
うん、今後の身の振り方を考える必要ありかも?
お宝は木の盾、ハンドボーガン(手首固定タイプ)、投げナイフ、銅の大太刀、レイピアにお化けネズミ(仮名)の死体で僕はハンドボーガンを貰ったんだ
僕のレベルとナらイフスキルは6に上がりナイフの攻撃技のを獲得し午後は皆と離れてガレッジセールを…
で、当然皆は三番目のホールでレベリング…ますます僕は落ちこぼれていく
因みにお宝は木の盾10とお化けネズミの死体
4日目、四番目のホール突入…
このホールの敵はジャイアントバットで皆が空中からの攻撃に手こずるなか僕と美田くんは次々にジャイアントバットを撃墜して一気にレベルアップ
お宝は吸血のナイフ、しびれナイフ、皮のムチ、ジャイアントバットの死体
僕のレベルは12にアップでハンドボーガンのスキルは10にレベルアップし乱れ射ちを覚えた
今日の午後は
美田くんが同行してガレッジセールを開店して残りのメンバーは三番目のホールに戻ってレベリングすることにしたんだって
5日目、四番目のホール再び…
今日はいきなり乱れ射ちを発動して相手を撹乱してから攻撃開始したけどアッサリと全滅してくれましたから
昨日の午後のお宝と合わせてガレッジセールを開店して皆は四番目のホールでレベリングすることになった…
因み僕はレベル16に上がりハンドボーガンのスキルはレベルが19になりニードルシャワーと貫通を覚えたんだ
6日目、五番目のホールでここから魔物のレベルが大幅に上がるって聞いてるけどどれくらい強いんだろうか?そう思いながらホールに足を踏み入れたら…リビングデッド系?確かに今までの敵と比べ物にならない
これはまた…今の僕達にはかなりの強敵だよね?だから取り敢えず今日は僕が乱れ射ちを連続発動するけどそれでも苦戦は免れかれないよ…気を付けて
そう言って一斉に駆け出し向かって右手の敵に対し
ー乱れ射ちっ!ー
技を発動させ一息をついてから左手にボウガンを構えて
ー乱れ射ちっ!ー
そしてセンターに狙いをつけて
ー乱れ射ちっ!ー
三連発のの大半の敵に大ダメージを与え結構な数のリビングデッド行動不能にした…お陰で僕も暫く行動不能だけどね
武器わざは精神力?を消耗するみたいでなんかものすごく疲れるんだけど…
取り敢えず後方で援護射撃に専念することにして相手の隙を伺っているとレベルアップが始まったんだ
レベルが24に上がりボーガンのスキルは30にレベルアップして必殺技敵に刺さると高熱を発するナパームと特技として矢の軌道を帰る変えれる誘導を獲得したんだ
それに気付いた僕は誘導で仲間の間を縫って敵に当てていったからホール攻略が加速したてホッとしたけど甘かった
このエリアのボスがお出ましになったんだ
リビングデッド達とは明らかに違う迫力に皆はすっかり及び腰だから僕は
ー貫通っ!ー
ー貫通っ!ー
ー貫通っ!ー
ー貫通っ!ー
と、特技を4連発して矢を次々と突き刺して仲間を鼓舞した
でも、そうしながら僕は内心焦っていた…『貫通』が貫通しない程の装甲を持つ強敵なんだから焦らない方がおかしいんだけどそんなことはてもじゃないけど皆には言えないから余裕ぶってヘラヘラ笑って見せる
(しかし…実際の話しどうしたら良いのかさっぱりわからない…)
そう僕が迷ってると長田さんが
「代田くん左右のどちらかでいい膝を狙えないか?動きを封じてもらいたい」
そう指示してくれたから皆が牽制してくれるなか狙いを定め
ーナパームっ!ー
と、必殺の一射を放つと運良く近くに当たりナパームの特殊効果で膝上から焼き落として機動力を落としましたが…
「え、落ちただけ?」
「まだうごけるんだね」
そう僕と美田くんが呟くと
「大丈夫だよ、この可能性は考慮してあったから想定の範囲内と言うが一発で決めてくれたことの方がうれしい誤算なんだからねっ♪」
そう言って誉めてくれたけど確かに僕自身もビックリしてる…多分この驚異的な命中率こそが僕の特殊能力とゆーか生命線なんじゃないのかと思う
「機動力が落ち、動けるって言ってもバランスが悪くなってるから太刀筋が乱れてる」
って飯井さんが教えてくれたから気力の回復を待ちながら暫く様子を見ていたら徐々にダメージは与えててるけど決定打には程遠く未だに攻めあぐねていたから最後の気力のを振り絞って
ーナパームっ!ー
と放つと心臓部に突き刺さりその刺さった周囲を燃やし尽くすとようやく敵は活動を止めたけど僕も意識を飛ばしたんだ
長田31才♂リーダー、木こりの斧、木の盾
盛田27才♂錫杖、木の盾
酒田26才♂木の盾、吸血ナイフ
香田22才♂大学院生、石の槍、木の盾
財田17才♂高3銅の大太刀、木の盾
美田16才♂高2、男の娘、投げナイフ、木の盾
代田15才♂白物使い、元ニート、短剣、ハンドボーガン、木の盾
酒井29才♀、銅の剣、木の盾
土井21才♀大学三回生、レイピア、木の盾、皮のムチ
飯井17才♀高2銅の小太刀、木の盾、しびれナイフ
7日目、一日掛かりの戦いを辛くも勝利した僕達は今日一日は身体を休めることにしたと言って溜め息を吐いた長田さんはぼーっとしている僕を見ている
え?なんでそれがわかるんだって?それは今の僕がいわゆるところの幽体離脱状態にあるからなんだよね
でも大丈夫、れーこさんとオレンジの二人ががちゃんと仕事してくれてますから皆の食事心配はありませんから
そんなことを考えながら取り敢えず今何をすべきを考えていた…何度試しても身体に戻れないからなんだけどね
なのでどうしようもないことなんだから取り敢えず戻れるときを待ちながら今出来ることを探すことにしたんだ
でないと退屈で仕方ないんですよね…
そう思ってたら
「代田くん、ボケる君がいなくと退屈だから早く元気になってよ?」
何てこと言うから
ー知らなかった…美田くんってば僕の事をお笑い担当だって思ってたんだ…ー
って思わず呟いちゃうくらいに軽くショックですよ
そう言えば最終的にはレベルは、にボウガンをスキルは、になり特技は、を獲得しお宝は鉄の剣、鉄の小太刀銅の槍、鱗の盾にバックラーと皮鎧20個に新たな白物家電が僕の仲間になり僕のレベルは30になりスキルは40にレベルアップで特技針ネズミ(敵に刺さると矢から刺が飛び出し敵にダメージを与えかつ抜けなくする技)、ステルス(気配を消しかわしにくい矢になって敵を襲う攻撃技)を習得した
仲間になった白物家電はホットプレートなんだけど…うん、期待してるから頑張ってねっ!
8日目、僕だけは未だ今日明日
は身体を休めなさいと言われてガレッジセールを開く事になり皆は四番目のホールでレベリング
今の皆の目標は僕抜きで五番目のホールクリアなんだって
午後はさんがおやすみお休みしたんだって
9日目、今日は美田くんと飯井さんもお休みで午前中はガレッジセールで午後は三人でショッピング予定なんです…
が、とてつもなくイヤなな予感がするんですけど…と、ゆーかガレッジセールが終わったら帰りたくて仕方ありません
三人でランチタイムを過ごしたんですが美田くんと飯井さんのお喋りっていつも思うけどまるっきり女子トークで僕にはほとんどついていけませんから適当に聞き流し生返事するって僕の悪癖を利用されました…
女子?マジ怖いっすって今の僕は美田くん同様に男の娘と化してるのですから悪い予感はバッチリ当たりましたよ、賞品はおぞましくも僕の女装生写真…お祓いした方がよくね?ってこんな写真誰得ですか?
しかも僕達五人をナンパしてくるバカまで現れて全く見る目無いんだから困ります
僕の事を『可愛い』なんてつまらない冗談(お世辞)は全く笑えませんから返品しますねっ!なんだけどなんでこうなったの?
え?この格好でガレッジセールの営業したらって?お断りします
なんて日でしょうか?僕がひそかに期待していたけど飯井さんとのショッピングデートじゃなく美田くんからの腐界への誘いでした…イヤーっ!
10日目、いよいよ僕抜きで五番目のホール攻略の日で僕は念のためホール内で待機
確実にレベルアップしてる皆は危なげなくとまでは言えないけど前回より短い時間でクリア出来たから僕達は次のエリアに進みこの迷宮の第一のエリアは次の冒険者に解放されることになった
オリジナリティが出せるように頑張ってみました