やはり俺の彼女は可愛すぎる。   作:Never Say Never

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今回もほとんど修正なし。


修学旅行編 その2

side凛

八幡から聞くと(メールだけど)2日目も脈なしらしい。はぁ、嫌な予感がする。八幡に火の粉が降らなきゃいいけど…………

て、あれ?八幡?あの葉山とかいうやつと外出するみたい。

その時、一瞬八幡と目があう。私は変装しているが、向こうは私だと気付いたようだ。しかし、問題は八幡の目だ。なにか私には言えないような。そうなこと考えてる目だ。あの葉山とかいうやつは奉仕部にこの告白の依頼をした人らしいから、その依頼の関係だろうか。

私は真相を知るべきだと、あとをつけていく。あの依頼に関係しているのならば、八幡に聞いたところで、はぐらかされるかもしれない。そう考え雪乃と結衣を部屋に呼び出す。同時に奈緒と加蓮に事情を説明して、外に出る。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

side凛

どこまでいくのかな?

そんなことを考えていると、あるとりわけ人が通らなそうな場所で2人は止まった。そして何か話し始めたみたい。ちょうど隠れられるような茂みがあったのでそこに身を隠して、全部ではないが途切れ途切れの会話を聞く。

葉山「・・たのむ・・。・・・やり方・・・・最後の・・・・・。たのむ・・・・・」

八幡「アホか。なんで・・・・・・断ったんだよ。受けれ・・・・・」

葉山「確かに・・・・・は奉仕部の理念・・・・・・・・から聞いた。しかしこれは僕たちのグループ・・・・」

八幡「それはそっちの・・・・」

葉山「でも、・・・・・・・・・からも聞いてるのだろう?・・・・・は君・・・・できないから、このグループ・・・・。これは・・・・の自立・・・・・・・・」

八幡「………・・・・。受けてやる。これは・・・・・として受けるからな」

葉山「あとこの件は・・・・・・。・・・・から・・・・に伝わりかねないから」

八幡「うっせーな。わかったよ」

葉山「ありがとう。助かる。それじゃあ」

話は終わったみたいだ。先に葉山とかいうやつが走り去っていった。もちろん私には気づかない。さて、八幡もこっちに来る。ここで私は茂みから飛び出る。

凛「さて、八幡何してたのかな?」

八幡「り、凛・・・・!なぜここに?」

この時八幡の目を正面から見て確信した。八幡は私に何も話さず、私には言えないようなことをやろうとしてることに。

さて、八幡。何しようとしてるのかわからないけど、

お し お き か な ?

凛「八幡。私の部屋いこっか?」ニコニコ

八幡「いや、でもこれから凛「早く来て」ギロッ+ニコニコ

八幡「はい」

時間もないみたいだし急がなきゃ!

 

 

 

???(くくく。やっぱり姫菜から言っといてもらって、助かった。あのままじゃ、依頼を受けてもらえなかったからな。確かに翔が告白しても、メリットはある。でも、これは相手がどう思ってるかわからない場合だ。今回は結果が見えてる。これでは翔はフラれ姫菜と翔は今後ぎこちなくなり、グループは崩壊する。そして姫菜はあのグループが気に入ってるから壊したくない。ここまで言えばあいつはこの依頼を受けざるを得ない。そして翔が告白するまで時間がない。これであいつはおそらく嘘告白をするだろう。そうすれば、奉仕部の2人からは見放される。そうすればあいつに脅されている雪乃ちゃんと結衣は解放される。そして、やっと雪乃ちゃんは僕のものとなる。やっと雪乃ちゃんは本来いるべき場所に戻る)

???「待っててくれ。雪乃ちゃん。君をあいつから君を救ってあげる」

 

 

 

八幡「なんで、お前らがここにいるんだ?」

結衣「私はしぶりんに呼ばれてここにきたよ」

雪乃「私も凛に呼ばれてここに」

奈緒「凛。私たち外出てようか?」

加蓮「私と奈緒は状況あまりわからないから」

凛「いや2人ともいて?意見が多いに越したことはないから」

八幡「は?凛。何言って凛「正座」はい」

雪乃「で、凛どうしたの?」

凛「実はさっき、八幡があの葉山?とかいうやつと外の人目につかないようなところで、話してたんだよ。ちょうど行く前の八幡と目があってね?それで、嫌な予感がしてついて行ったら話し始めてさ」

結衣「それで?」

凛「会話は途切れ途切れでしか聞けなかったんだけど、その中から八幡だけが依頼を受けるような話をしてて、話が終わった後に八幡の前に出て目をみたら私に言えないようなことをやろうとしてるって思ったから、ここまで連れてきたの」

奈緒(いやいや、なんで目見ただけで何考えてるかわかんだよ)

結衣「へぇ。ヒッキー何考えてたのかな?」ハイライトオフ

雪乃「凛のいうの通り、話し合いが必要みたいね」ハイライトオフ

凛「さあ。早く話してよ。八幡」ハイライトオフ

加蓮(3人の目から光が消えてるよぉ。怖いよぉ!)

八幡「いや、でも」

凛「ダメ?八幡。私たちじゃダメ?」ウルウル

奈緒(うお!ヤンデレ凛からデレデレ凛が来た!これが卯月が言ってたデレ凛か。とんでもない破壊力だ)

八幡「………………………。はぁ。わかった。話す」

凛「ありがとう!八幡!!」ギュ

八幡「悪かったな凛」ギュ

結衣「話してよヒッキー」

雪乃「そ、そうよ。早く話して」

八幡「時間がない。話を要約すると、葉山からの依頼は戸部の告白の阻止。実は前にも海老名さんから同じ依頼を受けてたんだ。その時は断ったが。でさっき、葉山から同じ依頼を受けた」

結衣「じゃあなんで?」

雪乃「結衣。八幡続きを」

八幡「俺も最初は断った。戸部の時と同じ理由でな。だが、戸部の時はまだ海老名さんが戸部のことをどう思ってるか知らない。つまりメリットがある。しかし、海老名さんが断るとわかっていながら、告白するとどうなることが予想される。まず間違いなく、戸部と海老名さんの仲はギクシャクする。そして、あのグループの空気もギクシャクするだろう。海老名さんはあのグループを気に入ってるから、壊すわけにはいかない、とそう言ってきた。もちろん葉山もだが。それで仕方なく俺は依頼を受けた」

凛「…………八幡はどうするつもりだったの?」

八幡「……嘘の……告白を……するつもりだった。すまない。申し訳ない」

凛「そっか。私は八幡にとって、そこまで重要じゃなかったってことなの?」

八幡「違う!!絶対にそんなことはない」

凛「……………そっか。よかった」

八幡「許してくれるのか?」

凛「今の八幡の目をみたら大丈夫」ニコ

凛「けど、その葉山とかいうやつは許せないけどね」ゴゴゴゴゴゴゴ

結衣「ヒッキー。私たちじゃ頼りない?」

雪乃「私たちではダメかしら?」

八幡「違う。そんなことはない」

結衣「じゃあ、次からはこんなことしない?」

八幡「ああ」

雪乃「八幡。約束よ」

八幡「わかった」

凛「じゃあ、みんなでこの件の解決策を話し合おうか。6人もいるんだしね」

八幡「そうだな!」

結衣「うん!」

雪乃「もちろんよ」

奈緒「話聞いてるだけで、その葉山ってやつにイライラしてくるよ!」

加蓮「そうだね。頑張ろう!私たちを敵に回したことを後悔させてやる!」

 

 

 




そろそろワートリのクラスの方も投稿するかもです。

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