章ごとにキャラ紹介は追加していきます。
タイトルの通り、孫呉任官編に登場するキャラの紹介になります。
孫呉任官編
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姓名 凌操(りょうそう)
字 刀厘(とうりん)
真名 駆狼(くろう)
男性
プロローグから登場
本作品の主人公。
戦争への参加経験を持つ日本人。
青空道場を設立し、戦後の先の見えない暗い空気を払拭すべく尽力した。
九十歳まで生き、家族や友人知人に囲まれて死去。
何故か三国志の時代に転生。
天寿を全うしている為、基本的に落ち着いた性格。
しかし現代日本の倫理観も持っている為、その差異に苦しみ悩む事も多い。
老成している為、実年齢を誤魔化しているとよく言われる。
自他ともに認める子供好きであり、非常に面倒見が良い。
孫静と黄蓋、二人の女性を愛している自分に苦悩するが最終的に当人たちと拳を交えた話し合いを行い、二人を妻として娶る。
どちらが上でも下でもなく、『二人』を愛する事を誓っている。
武器:全身
道場を開いていたお蔭で、様々な格闘技の経験があり拳、蹴り、頭突きなどの他にも関節技などを使用する。
流派の名は『精心流(しょうじんりゅう)』、『昨日の己に克つ』という言葉を標題にしている立ち技、足技、関節技と様々な技をごちゃまぜにした実戦拳法。
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姓名 孫静(そんせい)
字 幼台(ようだい)
真名 陽菜(ひな)
女性
第二話から登場
前世での凌操の妻だった女性。
凌操よりも先にこの世を去ったのだが転生時期は同じだったらしく現世では同年代になっている。
前世では看護師をしており、彼とはその時の患者の一人として出会った。
彼女曰く一目惚れだったらしい。
誰もが羨むおしどり夫婦で、お互いがお互いを支えあっていた。
最後は凌操同様、家族や友人知人に囲まれて最愛の夫に手を握られながら死去。
三国志の時代では孫堅の妹として転生。
姉や友人に己の倫理観を少しずつ広め、現代日本寄りの常識を叩き込んでいる。
親兄弟や友人には度々、権力者としての自覚を持てと諭されているが一庶民としての前世での生活が災いして馬の耳に念仏状態である。
凌操と再会し、お互いの愛情を再確認。
転生した後もおしどり夫婦ぶりは健在。
さらに黄蓋を凌操を愛する同志として認め、彼を共有する器の広さを見せる。
武器:無し
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姓名 黄蓋(こうがい)
字 公覆(こうふく)
真名 祭 (さい)
女性
第一話から登場
凌操の隣村に住んでおり親同士の交友から韓当、程普、祖茂を含めた幼馴染。
異性として凌操の事を好いており、村が山賊に襲われた時にその事を自覚。
孫堅に見初められ建業に士官する折に告白するも前世の妻である陽菜を今でも愛している凌操に振られている。
しかし諦めるつもりなどなく、それ以降もアプローチを続行。
凌操と孫静が再会を果たした事で、一度は諦めようと思ったが当人の孫静に発破をかけられる形で想いを成就させる。
女性としてはかなり豪快な性格で自らを儂と呼称する人物だが、料理上手。
武器:弓
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姓名 祖茂(そもう)
字 大栄(だいえい)
真名 慎 (しん)
男性
第二話から登場
凌操とは韓当、程普、黄蓋を含めた幼馴染であり凌操と共に他三人のお目付け役である。
凌操を兄として慕っており、彼と肩を並べる事が出来るよう様々な修練に明け暮れている。
士官後は文官の仕事をする事が多くなり、周異や朱治といった建業の頭脳たちの補佐に回っている。
鍛錬は怠っていないが、今のところ部隊を持っていない。
朱治とは仕事を共にする中でお互いを異性として意識し合っているが、奥手な為になかなか進展せず周囲の方がやきもきしている。
物腰柔らかで気配りのできる優しい性格だが前述の通り奥手。
武器:双剣
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姓名 韓当(かんとう)
字 義公(ぎこう)
真名 塁 (るい)
女性
第一話から登場
凌操とは祖茂、程普、黄蓋を含めた幼馴染であり、トラブルメーカーその1である。
村に住んでいた頃から凌操に対して競争心を高く持っており、親友であると同時に好敵手だと認識している。
何故か動物に嫌われる為、士官後は馬の機動力を必要としない拠点防衛の要として部隊を率いている。
字が読めなかった事から書類仕事が苦手だったが、程普に教わりながら少しずつ仕事をこなせるようになっている。
周囲を明るくするムードメーカー。
程普とは村に住んでいた頃から無自覚に夫婦のような振る舞いをしていた。
仕官後は建業周辺の防衛隊に配属。
男気溢れるコミュニケーションによって隊員たちの気持ちをがっちり掴み、日々の調練と鍛錬に勤しんでいる。
士官してから凌操と孫静、黄蓋たちのやり取りを見ている為、少しずつ程普への感情を自覚してきている。
武器:大槌
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姓名 程普(ていふ)
字 徳謀(とくぼう)
真名 激 (げき)
男性
第二話から登場
凌操とは祖茂、韓当、黄蓋を含めた幼馴染であり、トラブルメーカーその2である。
同年代に比べてとても落ち着いた性格だった凌操を最初は頼りにしていたが、月日が流れると共に凌操に頼りにされるようになりたいと考えるようになった。
士官後は文字の読み書きや物事の考え方を建業の文官に教わりながら、武官文官両方の仕事を無理のない程度に兼務している。
やれる事はすべてやる、出来ない事は出来るようにするという意識の元に勉強を続ける建業随一の努力家。
物言いは少々荒いが、人を思いやる事が出来る熱血漢。
韓当とは村に住んでいた頃から無自覚に夫婦のような振る舞いをしていたが、建業に士官してから凌操と孫静、黄蓋たちのやり取りを見ている為、少しずつ韓当への感情を自覚してきている。
武器:拳、弓
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姓名 孫堅(そんけん)
字 文台(ぶんだい)
真名 蘭雪(らんしぇ)
女性
第二話から登場
新進気鋭の建業太守。
当時の建業太守が行っていた不正を見抜き、地方豪族をまとめ上げて反逆。
幸運も相まって太守の座を得た。
夫との間に孫策、孫権、孫向香の三人の子供を儲けているが死別している。
孫静の姉であり、自他ともに認める妹大事(シスコン)。
妹と親友の周異、昔から自分に付いてきてくれる宋謙たちと共に建業の発展と民の平和の為に尽力している。
しかし豪放磊落な性格な為に公私の区別がつけられない、仕事をさぼるなどの事で周異に説教される事も多い。
予知もかくやの類まれなる直感、その激しく猛々しい気性、人との間に垣根を作らない性格から領民にも慕われており、孫静と合わせて『建業の双虎』と言う異名で呼ばれている。
戦いの中で興奮すると理性の箍が外れて凶暴性が増し、敵と見なした者を問答無用で蹂躙する悪癖を持つ。
妹大事をこじらせ、仕官したばかりの凌操に重要な仕事を無茶振りする。
「さっさと功績上げて諸手を挙げて妹と結ばれろ」と言っているが、心中としては「これくらいこなせないやつに妹はやらん!」と思っている。
その複雑な胸中を知る周異は苦笑いしている。
武器:直剣
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姓名 周異(しゅうい)
字 公共(こうきょう)
真名 美命(びめい)
女性
孫堅が建業太守になる前、豪族であった頃からの親友。
現在は建業の政務を取り仕切る筆頭文官。
日々、破天荒な真似をする孫堅やその他の対応に追われる苦労人。
頭脳明晰であり冷静沈着、常に先を見据えて考えを巡らせる事が出来るまさに文官に相応しい能力を持っている。
孫堅同様、元豪族と言う事もあり荒事の心得も持っている。
夫との間に周瑜を儲けているが孫堅同様、当時の流行病で死別している。
夫との愛の結晶である娘の事をとても愛している。
しかし軍師や文官としての教育と普通の娘に施すような教育がごっちゃになってしまい精神的に歪な成長を遂げてしまった娘に罪悪感を抱いていた。
筆頭文官としての仕事が忙しかった事もあり、娘との間に妙な距離を置くようになってしまい、その事をずっと気にしていた。
凌操らの士官のお蔭で仕事の負担が分散されるようになり、加えて凌操と教育についての壮絶な舌戦を繰り広げた事で己の親としての在り方を見つめ直した。
今では誰がどう見ても仲の良い親子である。
武器:鞭
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姓名 朱治(しゅち)
字 君理(くんり)
真名 深冬(みふゆ)
女性
第八話から登場
建業太守孫堅の配下。
太守になる前から孫堅に仕えており、孫静、周異とも親しい間柄。
基本的におとなしい性格で突発的な事態に直面すると慌てる頼りない。
しかし戦場や公共の場では平時の態度が嘘のように沈着冷静になる。
公私を分けているというよりなんらかのスイッチによって切り替わる模様。
本人は自分の二重人格のような性質を自覚していない。
武官と文官を兼任していたが凌操たちの士官により武官の人員不足が解消されて来た為、現在は文官寄りの仕事を多くこなしている。
凌操たちが仕官してくれた事に周異と共にほっとしている。
孫策の奔放ぶりに振り回されてきたが現在はその被害が凌操たちに分散され、負担が減った事に内心で喜んでいる。
武芸よりも政治方面の素質があると評されているが、武芸についても平凡と言うわけではなく凌操らに比べ一歩劣る程度である。
祖茂と共に仕事をする事が多く、彼に惹かれている。
武器:剣
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姓名 孫策(そんさく)
字 伯符(はくふ)
真名 雪蓮(しぇれん)
女性
第八話から登場
孫堅の長女。
母親そっくりの自由奔放さを持った娘。
彼女の行動には時として孫堅すらも頭を抱える程。
家族や仲間を大切にし、周瑜とは無二の親友。
彼女の血を色濃く継いでおり、幼いながらも孫家特有の勘の鋭さを持っているが同時に悪癖の片鱗も見せている。
叔母に想い人がいて、それが自分が気に入っている凌操であった事実に驚きつつも凌操なら叔父になってもいいと認めている。
母親の凌操への無茶振りに呆れながら、自身は凌操に着々と懐いている。
模擬戦に付き合わせるもその度に軽くあしらわれてしまう事を悔しく思っており、今まで以上に鍛錬に打ち込んでいる。
武器:剣
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姓名 周瑜(しゅうゆ)
字 公瑾(こうきん)
真名 冥琳(めいりん)
女性
第八話から登場
周異の一人娘。
孫策同様、自身の母親そっくりの真面目な性格。
幼馴染であり無二の親友である孫策に毎日のように振り回されながらも母親の力になろうと勉強に励む健気な子供。
周異から既に国を支える為の教育を受けており彼女自身の持つ明晰な頭脳も相まって将来に期待されている。
しかし年相応の未成熟な子供の内面と教育内容の差に苦しんでいる。
凌操たちの任官後も内面の葛藤は変わらず苦しんでいた。
ただ凌操と激論を繰り広げた周異から歩み寄る形で子供らしくある事が出来るようになった。
自分と母親の仲を取り持ってくれた凌操に感謝しており、頼れる男性として懐くようになった。
母のように智に優れ、凌操のように柔軟な思考を持つ人物を目指し今日も勉学に励んでいる。
武器:鞭
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姓名 宋謙(そうけん)
字 無し
真名 豪人(ごうと)
男性
第十三話から登場
建業太守孫堅の配下にして孫家に仕える人間としては最古参の人間。
孫堅にとっては師のような存在で、彼女はもちろん周異たちからの信頼も厚い。
建業でもっとも指揮官としての経験が豊富で頼りになる存在である。
士官したての凌操たちにとっても良き先達としてしばらく世話を焼いていた。
字が無い為、姓名で呼ぶ者が多い。
現在は凌操の部隊で副隊長として彼を支えている。
既婚者で妻をとても愛しているが、子供には恵まれていない。
同隊の賀斉を娘のように思っており、夫婦揃って可愛がっている。
武器:大剣
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姓名 賀斉(がせい)
字 公苗(こうびょう)
真名 麟(りん)
女性
第十三話から登場
凌操隊に配属された女性兵士。
女性とは思えないほどの腕力を持て余し、畑仕事も満足に出来なかった。
役立たず扱いされていたところを周異に拾われ、兵士になる。
凌操の部隊に配属され彼に身体の使い方を一から丁寧に叩き込まれた事で、持て余していた腕力を使いこなせるようになった。
腕力だけならば建業で一、二を争うほど。
役立たず扱いされていた過去の経験からやや卑屈で内向的。
しかし凌操隊での経験を積むうちに少しずつではあるが自分に自信を持てるようになってきた。
そんな自分を拾い上げてくれた周異となにくれと世話を焼いてくれた宋謙、懇切丁寧に肉体の使い方を指導してくれた凌操の事を慕っている。
武器:棍棒
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姓名 甘寧(かんねい)
字 興覇(こうは)
真名 深桜(しんおう)
男性
第十五話から登場
長江周辺を縄張りにしている江賊にして義賊。
かつて劉表の元に仕えていたが、余りにも横暴な主と兵士たちの行いに激怒し、劉表に面と向かって啖呵を切った。
逆賊として処刑しようとした兵たちを全て返り討ちにして逃亡。
紆余曲折の果てに同じような境遇の仲間たちを集め、錦帆賊として立ち上がる事になった。
同じ境遇の仲間の最初の一人で後に妻になる想(おもえ)との間に甘卓を儲ける。
娘を溺愛しており、その成長を命続く限り見守りたいと思っている。
建業と協力関係を結ぶ切っ掛けとなった凌操を特に気に入っているが、娘に懐かれている事に嫉妬もしている。
武器:湾曲刀
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姓名 甘卓(かんたく)
字 無し
真名 思春
女性
第十五話から登場
甘寧の娘。
生まれた時から錦帆賊という環境に身を置いている船と共に育った少女。
それ故に身内以外には人見知りの毛があり、遭遇した凌操隊の人間とも中々打ち解ける事が出来なかった。
しかし接触する機会が多かった凌操に戦い方の指導を受ける程度に懐く。
その事に実の父親が内心で嫉妬している事には気付いていない。
凌操の助言を受けた結果、今まで勝てなかった父に迫る事が出来た事で彼の事を父に並ぶ凄い人物と認識し、親愛の念を抱くようになった。
仲間を守る為、父を守る為、今日も鍛錬に余念がない。
武器:湾曲刀
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姓名 荀彧(じゅんいく)
字 文若(ぶんじゃく)
真名 桂花(けいふぁ)
女性
第二十一話から登場
名門荀家の一員『荀毘(じゅんこん)』の一人娘。
荀毘の視察に好奇心から同行したところ、そこで意気投合した『戯志才(ぎしさい)』と名乗った少女と共に賊に拉致された。
奴隷商人の類であった賊たちと不自由な船での生活、次々と消えていく同じ境遇の女性、少女たちの姿がトラウマとなり、男性にとって特に顕著な対人恐怖症となってしまう。
凌操隊によって賊は討伐され、命は救われたものの当時は彼らに対してもトラウマの影響で怯え、話もままならない状況にあった。
凌操を始めとした者たちの可能な限りの介護によって、彼らに限定して心を開くようになる。
特に凌操に対しては尊敬と敬愛の入り混じった感情を抱いている。
武器:なし
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姓名 董襲(とうしゅう)
字 元代(げんだい)
真名 弧円(こえん)
女性
第二十二話から登場
凌操隊に配属された会稽群出身の女性兵士。
女性ながら極めて高い長身を持ち竹を割ったようなさっぱりした性格。
男女間の摩擦を率先して解決に乗り出す姉御肌で面倒見が良い。
凌操の事を実力、人柄ともに惚れ込み慕っている。
ただ蒋欽とは性格的に相性が悪いらしく仲が悪い。
武器:三節棍
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姓名 蒋欽(しょうきん)
字 公奕(こうえき)
真名 絃慈(げんじ)
男性
第二十二話から登場
一旗上げる為に弟ともども建業に仕官し、凌操隊に所属している男性。
間延びした口調と飄々とした姿勢を崩さず、しかし隠れて修練を重ねる努力家。
聡明である事は間違いないが、教養があるわけではなく実家はただの農家である。
腕っ節はそこまでではないが隊をまとめるなどの団体行動を指揮するのが上手く、ゆくゆくは独立した部隊を率いる事を期待されている。
武器:弓
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姓名 孫向(そんしょう)
字 香(こう)
真名 小蓮(しゃおれん)
女性
第二十六話から登場
孫三姉妹の末っ子。
その生まれ持った天真爛漫さで周囲を巻き込む少女。
勉強よりも運動、運動よりも悪戯が好きな女の子である。
幼さ故に楽しい事に目が無く、その無邪気さからくる我儘で周囲の人間を振り回している。
孫堅の娘としての義務感などはなく、周瑜や孫策に比べ、ただただ年相応に子供らしい子供である。
武器:弓
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姓名 孫権(そんけん)
字 仲謀(ちゅうぼう)
真名 蓮華(れんふぁ)
女性
第二十六話から登場
孫三姉妹の次女。
長女、三女と破天荒な姉妹に挟まれた為か、この年齢としては非常に生真面目かつ頑固な、有体に言えばお堅い性格の少女。
孫堅の性質を色濃く継いだ孫策に対して劣等感に近い物を抱いていた。
しかし凌操たちが仕官し、今まで出来なかった事を出来るようになろうと努力する姿に触発され、より様々な分野に手を伸ばし姉や妹には無い長所を持とうと前向きに考えるようになった。
以降、彼らに懐くようになる。
子供に対して世話を焼く性質の凌操には親愛の情を、常に努力をかかさない程普には親近感を抱き特に懐いている。
武器:直剣
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姓名 蒋一(しょういち)
字 公盛(こうせい)
真名 克巳(かつみ)
男性
第二十九話から登場
蒋欽の一つ下の弟。
弟だが体付きは彼の方が逞しく、年齢を逆に勘違いされる事も多い。
兄の飄々とした沈着冷静な性格とは真逆の熱い激情家。
凌操隊の一番槍としてその腕っ節を生かしている。
日々の街の見回りや調練の監督など率先して引き受ける為か、自隊のみならず街でもそれなりに顔が知られている。
武器:打棒
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姓名 荀毘(じゅんこん)
字 正文(せいぶん)
真名 立花(たちばな)
女性
第三十一話から登場
名門荀家当主を影に日向に支える貴族内での傑物。
荀彧の母親。
儚げな雰囲気のおしとやかな女性だが、聡明で思慮深くもある。
知れず策謀をめぐらせているためその本質は強かで頑固者。
荀家の勢力が二分されている状況、民を人と思わぬ貴族意識が蔓延している現状、十常侍や太守たちによる賄賂などの横行が罷り通る世の中をを心底憂いていおり、どうにか出来ないか日々、考えを巡らせている。
しかし桂花の前では只の母親である。
凌操を初めとした建業の者たちには娘を助けてもらった恩義を感じており、とても友好的。
武器:なし
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姓名 周洪(しゅうこう)
字 勇平(ゆうへい)
真名 修(しゅう)
男性
第三十二話から登場
荀家当主の荀爽に雇われている密偵。
狐目に何を考えているかわからない面差しの優男だが、しかしその実、大陸の腕利きですら気付かせないほどに優れた隠行の技を持っている。
一つ所に留まる事の無い流浪の民の出身で、妻が身ごもった事を切っ掛けに現在の大陸に腰を落ち着けた。
その独特の隠行は一族特有の物で非常に高度だが優れており、故に密偵としての腕前も破格である。
娘がおり、彼女にこの隠行を継がせている。
このような仕事をしている事からいずれ命を散らすだろう事を受け入れており、その後に残された娘が路頭に迷うような事がないよう我が子の士官先を探している。
第一候補はもちろん建業である。
武器:長刀
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姓名 朱儁(しゅしゅん)
字 公偉(こうい)
真名 不明
女性
第三十七話から登場
皇甫嵩、盧植と並んだ黄巾の乱の頃に漢王朝に仕えていた忠臣の一人。
孫堅に似た豪放磊落な性格ゆえか、彼女の事を気に入り太守に推薦し、召し出した張本人。
建業に何かを期待するような言動が多く、その男臭い笑みの裏で何を考えているかは窺い知れない。
他の女性武将と同様、既に四十歳を回っているにも関わらず若々しい。
武器:直剣
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姓名 盧植(盧植)
字 子幹(しかん)
真名 不明
男性
第三十八話から登場
皇甫嵩、朱儁と並んだ黄巾の乱の頃に漢王朝に仕えていた忠臣の一人。
この時代の人間としては異例なほどに背が高く、さらに寡黙なせいで傍にいるだけで独特の威圧感を与える。
錦帆賊討伐後、都を離れて幽州琢郡に異動し、かつてやっていた学舎を再開している。
武器:槍