それでは、解決編です。
おやおや、もう君たちは答えが分かったのかい? それは凄い! せっかくだ、名前を教えてもらっても良いかい? なに、本名じゃなくって良いさ。ペンネームみたいに偽名みたいなもんさ。
そうか、教えてくれるか。ありがとう。Leo.さんに、ザインさん。sin0024さんに、音々さん。最後に永琳は俺の嫁さんかい。最後は何かあれだけど、約束だ。私がおごるとしよう。
マスター、この方たちに一杯を。 え? 酒は後で良いから、もっと詳しく話してくれ? 分かった、分かった。それじゃ、事件の事について説明しよう。
では、犯人が何をしたのかを説明しよう。
犯行時刻、店長は調理場でトロピカルジュースを作っていたんだ。おそらく長持ちするように冷凍庫に入れた果物を使ってね。まあ、そんな時にお金を貸していた店長の知人が現れてね。お金の返済をしてくれと言ったんだ。
しかし、お世辞にも流行っているとは到底言えない店では、払いたくとも払えない。払えない旨を告げた店長だが、犯人も譲らなかった。実際、返済期限はとっくの当に経っていたんだ。其れなのに払わない店長に殺意が湧いた犯人は、店長が後ろを向いた瞬間、咄嗟にシェイカーに入れるために半分に斬られた西瓜を手にとって殴ったんだ。
その時は凍っていて硬く、しかも重さもあるからその殴打の衝撃で頸椎が折れてね。其れで死んだのさ。
え? 床に転がっていた果物は何だったんだ? ああそれはね、殺害した犯人が動転してね。キッチンに並べられていた果物を地面に叩き付けたんだ。犯人曰く、どれが凶器かわからなくさせようという事だったらしいけど、逆に果物に付着した指紋が証拠になってね。それでお縄行きさ。
まあ、ヒントに関しても解説しよう。
一つ目のヒントは、冷凍庫が何で空いているかで、凶器の状態を示していたのさ。
二つ目は、普通に考えていては凶器にたどり着けないからね。誰だって、果物が凶器になるとは思わないだろう? 調理場なら、鍋とかそういったものこそが凶器と思ってしまう。それに、果物が怪しいと思ったとしても、それがまさか凍っているとは思わないだろうし、それをまさか凶器に出来るとは思わないだろう? だけど、なまでは柔らかくて砕けてしまうかもしれないけど、凍っていれば硬さも十分になる。そういう事さ。
三つ目は、夏の高い気温で凍っていた果物が溶けてしまったんだ。また、その際に砕け散って、散らばってしまった凍りついた果汁と果物も溶けて、元の状態に戻ってしまったんだ。その結果があの謎の果汁に、果物の山さ。
四つ目は最初に言った通りさ。私は料理には詳しくないが、それでも果物を冷凍なんてしない。おそらくはジュースに使うから問題ない、なんて考えていたんだろうね。それが原因で死んでしまったのは、ある意味自業自得さ。しかし、シャーベットならまだしも、何で果物なんかを冷凍したんだろうね? 今でも良く分からないよ。
まあ、この話は気が付ければ、深く考える必要のなかった事件だったってわけさ。
如何だい、話は面白かったかい? 簡単すぎてつまらなかった?
あははは! それはすまない。ではもしまた会ったら、今度は格段と難しい問題を出そうじゃないか。
では、マスター。また此処に来させてもらうよ。おっと、その前にきちんと彼らに勝利の美酒でもあげてやってくれ。ではまた会えたら会おう。
何か思いついたら、また書くかもしれません。その時はまたよろしくお願いします。