投稿してなかった間にクリアファイル付き特典が出たり一挙放送が始まったりいろいろあって、新しくなのはに興味を持ってユーリを知って好きになってくれる人が増えるといいなぁと思ってます。
あれから数日。一応ここは魔法と関係の無い管理外世界ではあるが、なのはのように、稀に魔法の才能がある人が産まれるという例外もあるため、もしかしたら夜天の書がどこかで出てきたかもしれない。そう思い、図書館で過去に大きな事件があったかどうかを調べたが、どうやら夜天の書が関わっているようなことはなさそうだった。
「…本当に見つかりませんね…」
《すぐに見つかるとは思ってなかったけど…やっぱり、管理世界に行ったほうが情報が集まりやすいのかな…》
「けど、夜天の書は管理局の方でも有名な魔導書ですから、管理世界にはない気がするんですよね…」
《ああ…やっぱり、管理外世界で、なのはのように偶然魔法の才能に溢れた人が持ってたりするのかな…》
「そうですね…案外、現代の地球に居たりするかも知れませんね」
《それはない…とは言いきれないのが…》
《さて、そろそろお昼になることだし、切り上げて帰る?》
「はい、そうですね」
と、そんな会話をして、本を元の位置に戻し、係の人にお礼を言ってから図書館を出た。
「あれ、ユーリちゃん?」
「え?あ、はやて」
と、ちょうど出た時にはやてと会った。
「はやて、本を読みに来たんですか?」
「ううん、借りに来たんや。そろそろお昼やけど、材料が少しなかったから、お買い物ついでに借りていこうと思ってな。ユーリちゃんは今帰るとこなん?」
「はい。お昼ですから、そろそろ帰ろうかと」
「へー。あ、そや。よかったらうちで食べてく?材料は買ってあるし、ちょっと本借りてくるのを待ってもらうけど」
「え、いいんですか?」
「ええよー。お昼は皆帰ってくるのが遅くて一緒に来てくれるのが誰もおらんくて買い物は一人やったから、ちょう寂しいとこやったし、ユーリちゃんをうちに呼んだことなかったし、ええ機会やと思ってな」
「ありがとうございます。あ、それでしたら本を借りるのを手伝わせてください。高いところの本は取りづらいでしょうから」
「あ、ほんまか?助かるわー」
…ユーリ、だいぶ積極的になったな。嬉しいけど、外に出る機会が減って少し暇だ。体を借りる立場だから、文句は言えないけど。何か方法は無いのだろうか…
その後、帰り道で互いの家族の話をしながら歩き、昼食の準備中にユーリが少し手伝ったりした。
「…もうそろそろ出来上がるかな?」
「あ、でしたら私、お皿用意しますね」
「あー、せやったら、5人分用意してくれへんか?そろそろ家族も帰ってくる頃やし」
「分かりましたー」
そうユーリが返事し、棚から食器を取り出して机に置いている所で、
「ただいまー!」
と、元気な声が聞こえてきた。聞いた感じ、アリシアのような子の気がする。
「はやて!お昼もう出来て…る…」
「え……」
《…あれ?》
「もうそろそろ出来るよーって、どうしたんや、ヴィータ、ユーリちゃん。2人ともぼーっとして…」
確かにぼーっとしてるけど、仕方のないことだ。だって、目の前の少女からは、魔力反応がするから。
「…てめぇ、どこの魔道士だ?何の目的があってはやてに近付いたんだ?」
《君、魔道士…?何の目的があって、はやてに近付いた?》
「鉄槌の騎士…?」
「…んー?なんや知らん声が聞こえた気がするけど、なんか話噛み合ってない気がするんやけど…」
…ユーリが言った鉄槌の騎士って、夜天の騎士…ということは、夜天の書もここに…?
その後、ヴィータが他の騎士達を呼び出し、「てめーそこ動くんじゃねーぞ」とでも言うかのような目で睨み、実際に念話でそう言ってきた。そして烈火の将、湖の騎士、盾の守護獣が揃い、リビングのテーブルで話をすることにした。…何故か盾の守護獣は狼形態で、はやてはニコニコしながら昼食を並べていたが。
「あの、さ、はやて。あたしら、これから大事な話をするんだけど…」
「分かっとるよ。闇の書に関係することなんやろ?せやけど、今はお昼や。お昼ご飯も冷めるし、それやったら食べた後でもええやろ?」
「いえ、しかし主…」
「…食べましょう、シグナム、ヴィータちゃん。このまま話したら、ご飯がおいしくなくなるわよ」
「…そうだな。通信妨害もしている。そこの少女が実力行使に出ない限り、何も起きないだろう」
「シャマル、ザフィーラ…」
「なあシグナム、これってあたしらがおかしいのか?」
…どうでもいいけど、食べるなら食べるで早くしてくれないかな。食べれない身からすると美味しそうなご飯が並んでるのを眺めるだけなのは苦痛でしかないから。
「…ん、これ、うまいけどなんか違うな。はやて、作り方でも変えたの?」
「あ、それユーリちゃんが作ったんよ。おいしいやろ?」
「…うん…」
《さて、そろそろ話をしようか》
「ああ。あたしは鉄槌の騎士、ヴィータだ」
「烈火の将、シグナムだ」
「湖の騎士、シャマルです」
「盾の守護獣、ザフィーラ」
「紫天の盟主、ユーリ・エーベルヴァインです」
《永遠結晶、アーク。夜天の騎士達と会うのは初めてになる》
「…夜天の騎士?どういうことだ」
《…今から言う事は全部真実だ。証拠もあるし、管理局の無限書庫にいけば実際に見られる。君たちに関することで、大切な事だから、辛いだろうけど話すよ》
そして、闇の書が夜天の魔導書であること、改ざんされ、破壊を振りまく存在になっていること、完成させたらどうなるか、ということを話した。
「闇の書を完成させたら、はやてが死ぬ…?」
《少し時間の猶予はあるみたいだけど。記録によれば、管制人格が主を乗っ取り、暫くした後に暴走を初め、世界を自分も含めて滅ぼすらしい。そして、新しい主の元へ転生、完成して滅んで…これを繰り返してきた》
「…闇の書を完成させなかったら、主はどうなる?」
「おそらく、主の体を少しづつ蝕んで言って、死に至ると思います」
その言葉に、皆が息を飲んだ。はやても自分がどちらを選んでも死ぬ、と言われ、顔を青くしている。
「…じゃあ、どうすりゃいいんだよ!」
「…分かりません…1度封印に成功しても、自力で解いてまた暴走した、という例がありますから…」
《…一応、一つだけ手はあると言えば、ある》
「本当!アークくん、その手ってなんなの?」
「言ってくれ。我らはどうなっても構わん。主を助ける方法なのであれば、それでいい」
「あかん!そんなのあかん!」
《大丈夫。騎士達もはやても犠牲にならない。まあ方法なんだけど、プログラムの暴走を阻害するプログラムを上書きすれば行けると思う》
「え?」
《人為的な封印や破壊に反応して、暴走や転生をしてしまうなら、特化したプログラムに止めてもらうってこと。ただし、どうプログラムを入れるか、という問題が出てくるけど》
「じゃあ根本的な解決になんねーじゃんか」
だから一応と言ったのだが…
「…もしかしたら、紫天の書になら、なにか手段はあるかもしれませんけど…結局、夜天の書に封じられていて、手が出せないのが…」
「んー、せやったら、触れてみる?」
《…どういうこと?》
「せやから、夜天の書…今の闇の書に触れてみたらどうやってことや。もしかしたら、なんか起きるかもしれへんやろ?」
「いえ、主。さすがにそれは…」
「…いえ、やってみましょう。私もプログラム体ですから、もしかしたら何か起きるかもしれません」
確かに、今は出来ることが少ない以上、なんでもいいからやって見るのもいいかもしれない。
「ほんなら、いまからやろか。じゃあユーリちゃん。触れてみて」
「はい」
そうして、ユーリが闇の書に手を起き、
視界が急に暗闇に閉ざされた。
珍しくシリアスにしたけど、A'sなんて夜天の書が闇の書になる原因を取り除かないとどう足掻いてもシリアスになるからしょうがない。この作品の無印時代だってほのぼのにしたようにみえてジュエルシードが暴走して封印に失敗したら地球と地球周辺の次元世界が消滅してたし、完全ほのぼの出来るのはINNOCENTくらいだと思う。