となったので無い頭をフル回転させて書きました。短いけど頑張りました。
「……ん?」
気がつくと、謎の空間に立っていた。黒いもやのようなものが集まったような空間で、下を見るとずっとそれが続いているのに、自分は立っている。そんな奇妙な空間だった。
「確かユーリが夜天の書に触れて、それから…あれ?」
ユーリが書に触れたことは覚えてる。だけど、その後の記憶がない。どういうことだろう。
《ああ、目が覚めましたか》
後ろから声がしたので振り返ると、赤い光が浮いていた。
「…君は?」
《私ですか?私は、マテリアルSです。理のマテリアルでありマテリアルの頭脳…まあ、参謀のようなものですね》
「…要するに、すごく頭がいいってこと?」
《そういうことです。えっへん》
と、体があれば胸を張っているような声で答えてくれた。
「それで、ここは何処?こんなところは見たことないけど」
《ここは紫天の書の中。どういう訳かは分かりませんが、あなたは闇の書の内側にあるこの中に入ってきたようです》
…なんで?
「そういえば、ユーリはどうなったんだ。ユーリが触れたんだから、私じゃなくてユーリが入りそうだと思うんだけれど」
《…あなたが永遠結晶と同化しているのも原因の一つかもしれません。こちらからしたらぽっかり空いていた穴を埋める物が出てきた様なものですし》
あー、そういう事なのか。
「…そうだ。マテリアルSや、理のマテリアルってことは、他にもマテリアルはいるってこと?」
《はい。力のマテリアルのマテリアルL、そして闇統べる王、マテリアルDです》
「…ユーリが盟主なのに、王もいるのか」
《突っ込んだら負けです》
何に負けるんだ。
「…あ、そうだ。せっかく内側に入れたんだから、プログラム撃ち込まなきゃ」
《プログラム?》
「うん。夜天の書が闇の書と呼ばれてる原因…暴走した守護プログラムを妨害するプログラムを作ればいいって考えて、どうやって撃ち込もうって話になってた」
《なるほど。私で良ければ手伝いましょうか?》
「え、いいの?」
《ぶっちゃけちゃうと私…いえ、他のマテリアルも外に出たいんです。紫天の書の本来の目的はこの際どうでもいいです》
「あ、うん…」
《その変わり…と言ってはなんですが、優秀な魔導師の魔力を蒐集して貰えませんか?出来れば瞬間火力がずば抜けた魔導師を》
「…うん、分かった。心当たりあるし、声をかけてみるよ」
《ありがとうございます》
…なのはならたぶん来てくれる…よね?
「…こんなところ…かな?」
《はい。さすがに完全に止めるのは無理ですが、闇の書の主への蒐集妨害や、暴走の初動を遅らせることは出来ると思います》
「うん。あとはどう撃ち込むか、だけど…」
《でしたら、先程話した優秀な魔導師から魔力を蒐集させる際に、ついでに入れちゃってください。そうすれば自分から入れてくれると思います》
「なるほど。ありがとうシュテル」
《…シュテル?》
「君の名前。ベルカ語って、地球でいうドイツ語によく似てるんだ。そのドイツ語だと、Sternって書くけど、星って意味になるんだ。蒐集させてもらう子は「スターライトブレイカー」っていう名前だけでもおかしい魔法を使うけど、スターも星って意味なんだ。そこから星を使いたいなって思って…嫌だった?」
《いえ…シュテル…良い名です》
…どうやら、喜んでもらえたらしい。
と、様子を眺めていると、景色が白くなってきた。
《どうやら、ユーリが外で何かをしたようですね》
「…戻るのか」
《私の事ならお気になさらず。闇の書の問題が無事に解決すれば出られるはずなので》
「そうか…わかった。必ず無事に終わらせる。君たちを必ず外に出させる」
《まあ、気長に待ちます》
そこまで会話をして、視界が白に染まった。
ユーリちゃんの新衣装、露出増えてるけどそこ以上に何故か服の隙間から見える腕や足をみてえっちぃなと思いました。自分の意思が強くなってるみたいですし、すごい楽しみです(後書きのクセに本編と関係ない)