まあやる気振り絞って書けよって話になるんですけどね…
《ん……》
「あ、気がつきましたか?」
眠りから覚めるような感覚と一緒に、聞き慣れた声がする。
《あ、ユーリ。そうか、こっち側に戻ってきたんだ…》
「こちら側、ということは、つまり…」
《うん。マテリアルSって子に会ってきた》
「やっぱり…どうでした?何か言ってませんでした?」
《書の中から出たい、とは言ってた》
「そうですか…なら、早くなんとかしないとですね」
と、ユーリとSとの会話で少し話していると、
「ユーリ、アークくんは起きた?」
「あ、はやて。はい、起きましたよ」
はやてが声をかけてきた。どうやらまだはやての家にいたらしい。
《あれ、騎士達は?》
「自分たちの部屋におるよー。『何か思い出せるかもしれない』とか言ってうんうん唸っとる」
《そう…そうだ、二人共。ちょっと話したいことがあるんだ。どうせだし、騎士達も呼んで話そう》
「あ、わかったよー。ほんならみんなを連れてくるからちょう待っててなー」
《……ということになったんだけど》
「まあ、いいとは思うけどよ。その話に出てきた女の子は協力してくれんのか?」
《…ユーリ、ちょっと電話で聞いてみて》
「あ、分かりました」
『考えてなかったのか』
うるさい。
〈…あ、もしもし、ユーリ?どうしたの?〉
「あ、なのは。少し頼みたいことがあるんですけど、いいですか?」
〈いいよー〉
「…まだ要件言ってないんですけど……魔法関係のことですよ?」
〈え、そうなの?じゃあ、何処かで落ち着いて話す?〉
「あ、その事なんですけど、関係者がいまして…会っても大丈夫ですか?」
〈うん、大丈夫だよー。それで、私は何処に行けばいいの?あと、フェイトちゃんも呼んだ方がいいかな?〉
「…そうですね、フェイトも来てくれると助かります。場所は…」
《…ユーリ、あんなに恥ずかしがらずに話せるようになって…嬉しいなぁ…》
「お前は母親か何かか?」
「こんにちはー!」
「えと、こんにちはー」
「いらっしゃい。えっと、2人がなのはちゃんと、フェイトちゃん?」
「うん。そうだよー」
「はじめまして、はやて」
「…うーん」
「えっと…どうしたの、はやてちゃん」
「私たちの顔に何かついてるの?」
「あ、ううん。ただ、アークくんから《なのはの「まほう」の「ほう」は砲撃の「ほう」、フェイトの防護服はすごい肌を見せてる》って聞いてたから、なんやそんな人には見えんなーって」
「…アークちゃん?どういうこと?」
《嘘言ってないし、意味深な発言でもないけど》
「…私のバリアジャケットって、そんなに露出してるの…?」
「どうでもいいから、お前ら早く上がれよ…」
そして、シャマルがお菓子とお茶を入れてくれて(何故か騎士達は警戒していた)、なのは達に要件を伝えると
「うん、いいよ〜」
と軽く返事をしてくれた。
「えっと、なのはって言ったっけ。一応言っとくと、多少痛みがあるんだそ?ホントにいいのか?」
「心配してくれてありがとう、ヴィータちゃん。でも大丈夫。私が誰かの役に立てるなら、喜んで手伝うよ」
「私も同じ気持ちだよ。あ、母さんとアリシアにも連絡した方がいいかな?」
《うん、出来れば頼みたい。早ければ早いほどいいし》
「はい。確か、なのは達も『夏休み』が1ヶ月後にあるんですよね?」
「あ、うん」
《長期休暇、だったっけ。なら、それに間に合うように頑張らないと》
その後はフェイトがプレシア達に連絡し、プレシアがリンディに話し、そしてプレシアが管理局と取引をしてある程度の支援をして貰えるようにしてくれたらしい。…色々進めてた私達が言うのもなんだけど、少しは話して欲しかったな…。
そして、アースラでなのはとフェイト、アリシアとその他の協力者から魔力を蒐集させて貰い、残った数ページは魔力生命体から現地の生態系に影響を与えない程度に蒐集をさせてもらう、という方針になった。このペースなら、シュテルとの約束も早めに果たせそうだ。
してんいっかのえすえすもっとふえろ。